JPH04114766U - エンジンクランク角センサー付磁石発電機 - Google Patents

エンジンクランク角センサー付磁石発電機

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JPH04114766U
JPH04114766U JP2571291U JP2571291U JPH04114766U JP H04114766 U JPH04114766 U JP H04114766U JP 2571291 U JP2571291 U JP 2571291U JP 2571291 U JP2571291 U JP 2571291U JP H04114766 U JPH04114766 U JP H04114766U
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magnet
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sensor
magnetic
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英和 内山
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電用磁石の影響を受けることなく、かつ、
精度よくセンシング可能なホール素子による磁気方式の
エンジンクランク角センサー付磁石発電機を提供する。 【構成】 コア4の外周上に複数個の発電用磁石5が配
された回転子3と、この回転子3をその外側において囲
むように配置されて発電用磁石5の磁束に鎖交するステ
ータコイル8を有する固定子6を備え、回転子3の回転
軸2に非磁性材より成るプレート15が連結され、この
プレート15にセンサー用磁石12が配され、このセン
サー用磁石12の移動路近傍の固定子6側に発電用磁石
5の磁路と直交する方向にセンシング方向を有するホー
ル素子11が配され、このホール素子11のセンシング
面が発電用磁石5と反対方向のセンサー用磁束と対向さ
れ、ホール素子11の発電用磁石5側に磁気シールド板
16が設けられている。さらに、回転子3とプレート1
5に翼17、18が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンクランク角センサー付磁石発電機に関し、特に、オートバ イ等の二輪車に搭載するのに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
二輪車等の車両には一般に磁石発電機が搭載され、この磁石発電機はエンジン によって回転駆動される回転子に固装された発電用磁石により回転界磁が形成さ れるように構成されている。そこで、磁石発電機における回転子のエンジンとの 同期回転を利用し、当該エンジンにおいてのクランク角信号を得る場合がある。 すなわち、磁石発電機をジェネレータとして機能させるとともに、クランク角セ ンサーとして機能させる場合がある。
【0003】 従来、この後者の目的で、所謂電磁ピックアップ方式の点火信号発生装置(パ ルサ)が用いられている。ところが、この方式では信号精度および分解能が低く 、高精度な点火時期制御を行なおうとする場合にはクランク角センサーとしては 不充分な性能であった。
【0004】 そこで、精度および分解能を高めるために、光を用いたクランク角センサーが 採用されることがある。しかし、光学式センサーの場合、温度や汚れ等環境の制 約が大きく、二輪車用磁石発電機のようにクランクシャフトに直結された回転子 を有するものの場合においては、メンテナンスが面倒になる。そこで、精度、分 解能が高く、しかも、耐環境性に優れ、かつ、メンテナンスフリーの方式となる ホール素子を用いた磁気方式によるクランク角センサーが提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ホール素子による磁気方式のセンサーを単に採用した場合、発 電用磁石からの漏洩磁束の影響を受けて信号精度が低下する欠点がある。 また、発電用コイルの冷却が不充分であると、磁石発電機の性能が低下するば かりでなく、その熱によりホール素子の動作温度が高くなり、センサーの信号精 度も低下するという欠点がある。
【0006】 本考案の目的は、ホール素子による磁気方式のクランク角センサーを用いても 発電用磁石からの漏洩磁束の影響を受けることなくセンシングすることができる とともに、センサー部の冷却性能を高めることができるエンジンクランク角セン サー付磁石発電機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエンジンクランク角センサー付磁石発電機は、磁性体からなるコ アの外周上に複数個の発電用磁石が等間隔に配されて固定され、かつ、回転する 回転子と、この回転子をその外側において取り囲むように配され、回転子の発電 用磁石の磁束に鎖交するステータコイルを有する固定子とを備えており、前記回 転子と前記固定子との間にエンジンクランク角センサーが介設されているエンジ ンクランク角センサー付磁石発電機において、 前記回転子の回転軸に非磁性材から成るプレートが連結され、このプレートに センサー用磁石が配されており、このセンサー用磁石の移動路近傍には前記発電 用磁石の磁路と直交する方向にセンシング方向を有するホール素子が、そのセン シング面を発電用磁石とは反対方向のセンサー用磁石と対向させて配され、ホー ル素子の発電用磁石側にこの発電用磁石からの磁束を遮蔽する磁気シールド板が 設けられており、 さらに、前記回転子の少なくとも一方の軸方向端面に複数個の翼が周方向に間 隔をおいて円形環状に配されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
前記した手段によれば、ホール素子はそのセンシング面が発電用磁石の影響を 受けない直角する設置され、かつ、発電用磁石とは反対方向のセンサー用磁石と 対向して配されており、しかも、ホール素子の発電用磁石側にはこの発電用磁石 からの漏洩磁束を遮蔽する磁気シールド板が設けられているため、発電用磁石か らの漏洩磁束の影響を受けることなく、センサー用磁石の磁気にのみ感応したク ランク角信号を発生することができる。
【0009】 さらに、回転子に複数個の翼が周方向に間隔をおいて円形環状に配されている ので、回転子が回転するのに伴って、各翼間を空気が流れ、回転子および発電用 コイル、ホール素子等の回路部の冷却性能を高めることができる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例であるエンジンクランク角センサー付磁石発電機を示 す縦断面図、図2はその正面図、図3はその背面図、図4はその要部分解斜視図 である。
【0011】 本実施例において、この磁石発電機は、略円盤形状に形成されたフレーム1を 備えており、このフレーム1の中心には、エンジン(図示せず)によって直接ま たは間接的に回転駆動される軸2が支承されている。軸2の一端部には、回転界 磁を形成するための回転子3が固装されている。この回転子3は磁性体からなる コア4の外周上に複数の発電用磁石5を等しい位相差に配されているとともに、 相隣る磁石相互を非磁性体により隔絶され、かつ、固定的に保持されることによ り構成されている。各磁石5の相隣るものは互いに異なる磁極を形成され、その 磁束の方向が可及的にフレーム1の上面に平行となるように設定されている。ま た、各磁石5の外周側にはポールロータ5Aがそれぞれ当接されている。
【0012】 フレーム1上の回転子3の外方には、電力を発生するための固定子が設けられ ている。この固定子6は突極部を複数有するステータコア7を備えており、コア 7は回転子3に同心的に配され、かつ、各突極部が回転子3を中心にして放射形 状になるように配されて、フレーム1の上面に固定されている。コア7の突極部 にはステータコイル8がコイルボビン9に巻き付けられた状態において巻装され ている。このコイル8と発電用磁石5の磁束とは可及的に真正(直角)に鎖交す るように設定されている。したがって、ステータコア7の各突極部は磁極の異な る相隣る磁石5、5が対向した状態においてその磁石の磁路を形成するように構 成されている。
【0013】 この磁石発電機機にはエンジンクランク角センサー(以下、センサーという。 )10が設けられており、このセンサー10はクランク角信号を発生するための ホール素子11と、13個のパルサ用磁石12とを備えている。ホール素子11 は基板13上に実装されており、基板13はフレーム11に固定され樹脂モール ドされている。各センサー用磁石12は回転子3における軸2の一端部に連結さ れた円盤形状のプレート15に予め決められた間隔でそれぞれ埋設されている。 そして、ホール素子11はセンサー用磁石12の移動路近傍に配置され、かつ、 そのセンシング面が各センサー用磁石12と対向するように配置されている。
【0014】 さらに、ホール素子11の発電用磁石5側にはこの磁石5からの磁束を遮蔽す る目的で磁気シールド板16がフレーム11に配設されている。すなわち、ホー ル素子11は発電用磁石5の磁路と直交する方向にセンシング方向を有するよう に配置されており、かつ、発電用磁石5からの漏洩磁束をシールド板16が遮蔽 するように配置されている。
【0015】 回転子3における軸方向端面には、複数個の翼17が周方向に間隔をおいて円 形環状に配されている。同様に、プレート15の回転子3との対向面側にも複数 の翼18が、周方向に間隔をおいて円形環状に配されている。すなわち、回転子 3が回転した際に、各翼17間および翼18間を風が流れるように構成されてい る。
【0016】 次に作用を説明する。 エンジンにより回転子3が回転されると、発電用磁石5の回転界磁によりステ ータコア7、すなわち、ステータコイル8に鎖交する磁束が変化し、ステータコ イル8に電力が発生する。この電力がバッテリーに充電されたり、前照灯や他の 電装品に供給される。
【0017】 一方、回転子3の回転に伴ってプレート15が回転すると、ホール素子11が 13個のセンサー用磁石12と対向したときに、その磁気に感応し、クランク角 信号を発生する。このクランク角信号は、図示しない点火時期制御回路に送られ てそこで処理される。これにより、点火プラグからスパークが飛ばされ、エンジ ンにおける最適点火が実行される。
【0018】 このようなクランク角信号発生動作が行われているとき、発電用磁石5の漏洩 磁束はシールド板16によって遮蔽されているため、ホール素子11はその影響 を受けることなく、常に精度の高い信号を発生することになる。
【0019】 また、回転子3が回転する際には、各翼17間および翼18間に風が流れるた め、回転子3の冷却性能を高めることができるだけでなく、その風はステータコ イルや、ホール素子にも及びため、発電性能を向上させることができ、さらに、 センサー10のホール素子11およびセンサー用磁石12も冷却されるため、セ ンサー10の信号精度の低下も防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、発電用磁石の磁路と直交する方向にセ ンシング方向を有するホール素子をセンサー用磁石の移動路近傍に配置するとと もに、ホール素子の発電用磁石側に磁気シールド板を設けることにより、発電用 磁石から漏洩磁束の影響を受けることなく、精度の高いクランク角信号を得るこ とができる。
【0021】 また、回転子の少なくとも一方の軸方向端面に複数個の翼が周方向に配置され ているため、回転子および発電コイル、ホール素子等の冷却性能を高めることが でき、発電性能およびセンサー精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるエンジンクランク角セ
ンサー付磁石発電機の縦断面図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その背面図である。
【図4】その要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1…フレーム、2…回転軸、3…回転子、4…コア、5
…発電用磁石、6…固定子、7…ステータコア、8…ス
テータコイル、9…コイルボビン、10…エンジンクラ
ンク角センサー、11…ホール素子、12…パルサ用磁
石、13…基板、14…グロメット、15…プレート、
16…磁気シールド板、17、18…翼。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体からなるコアの外周上に複数個の
    発電用磁石が等間隔に配されて固定され、かつ、回転す
    る回転子と、この回転子をその外側において取り囲むよ
    うに配され、回転子の発電用磁石の磁束に鎖交するステ
    ータコイルを有する固定子とを備えており、前記回転子
    と前記固定子との間にエンジンクランク角センサーが介
    設されているエンジンクランク角センサー付磁石発電機
    において、前記回転子の回転軸に非磁性材から成るプレ
    ートが連結され、このプレートにセンサー用磁石が配さ
    れており、このセンサー用磁石の移動路近傍には前記発
    電用磁石の磁路と直交する方向にセンシング方向を有す
    るホール素子が、そのセンシング面を発電用磁石とは反
    対方向のセンサー用磁石と対向させて配され、ホール素
    子の発電用磁石側にこの発電用磁石からの磁束を遮蔽す
    る磁気シールド板が設けられており、さらに、前記回転
    子の少なくとも一方の軸方向端面に複数個の翼が周方向
    に間隔をおいて円形環状に配されていることを特徴とす
    るエンジンクランク角センサー付磁石発電機。
JP1991025712U 1991-03-25 1991-03-25 エンジンクランク角センサー付磁石発電機 Expired - Lifetime JP2542241Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62152358A (ja) * 1985-12-24 1987-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd モ−タ
JPH027597U (ja) * 1988-06-28 1990-01-18
JPH0232744A (ja) * 1988-07-20 1990-02-02 Sawafuji Electric Co Ltd 磁石発電機のフライホイール

Patent Citations (3)

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