JPH0411400B2 - - Google Patents

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JPH0411400B2
JPH0411400B2 JP58247624A JP24762483A JPH0411400B2 JP H0411400 B2 JPH0411400 B2 JP H0411400B2 JP 58247624 A JP58247624 A JP 58247624A JP 24762483 A JP24762483 A JP 24762483A JP H0411400 B2 JPH0411400 B2 JP H0411400B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリエチレン製、ポリ塩化ビニル製
などの中空薄肉瓶の表面に多色印刷転写する方法
に関するものである。
従来、ポリエチレン製、ポリ塩化ビニル製など
の中空薄肉瓶に多色印刷をする方法としては、ス
クリーン印刷、ドライオフセツト印刷、ワツクス
タイプの転写などの方法がある。
しかしながら、これらの印刷方法では、次のよ
うな問題点があつた。
スクリーン印刷によつてたとえば4色〜6色
印刷する場合は、2回〜3回に分けて印刷しな
ければならず、またインキの乾燥がおそいので
重ね印刷が難しく作業性が悪く、その上階調の
あるカラー分解の印刷が不適である。
ドライオフセツト印刷は、印刷設備が高価な
上、少量多品種に対応する事が困難で其の物性
面においても高度の物性には問題点がある。
ワツクスタイプの転写印刷の場合は、印刷表
面の硬度が低く摩擦に弱く表面ワツクスの耐熱
性が低く其の上ワツクス面にゴミの附着が起き
やすい欠点がある。
一方、このような方法とは別に、従来のポリエ
チレン用転写箔の場合には、転写時に加熱弾性体
の温度が180℃〜220℃ぐらいになるので、薄肉瓶
の場合、熱変形を起こし易く、不良品の割合が高
いという問題もあつた。
本発明は、このような背景に基づいて提案され
たもので、その目的とするところは、低温度での
転写を可能とすることによつて、ポリエチレン
製、ポリ塩化ビニル製などの中空薄肉瓶の熱変形
を防止でき、また生産性を向上させることのでき
る合成樹脂製薄肉瓶の加飾方法を提供しようとす
るものである。
かかる目的を達するために、本発明は、基本シ
ート上に剥離層を介して所望色数および模様の図
柄に形成した印刷層を有する転写箔を形成してお
き、この転写箔を薄肉瓶の表面に転写するに先立
ち、転写箔の転写すべき図柄部分に、薄肉瓶に対
し附着性のある二液反応型樹脂からなる接着層を
形成し、次いで、この接着層を乾燥して粘着性の
ある半硬化状態のときにこの接着層を薄肉瓶の加
飾すべき部分に加熱ローラにより低温で圧着せし
めることを特徴とするものである。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図ないし第3図は本発明の加飾方法の一実
施例を示すものである。図中符号1は基本シート
で、この基本シート1は剥離層2以下の各層を形
成するための支持体となるもので、たとえばポリ
エチレン、ポリプロピレン、セロハン、またはポ
リエステルフイルムなどが用いられる。ついで、
基本シート1上全面に剥離層2が形成される。こ
の剥離層2は、主に熱硬化型アクリル樹脂を適当
な有機溶剤に溶かして通常の塗布方法によつて形
成されたものであり、透明性のよいものが好まし
い。つぎに、剥離層2上に保護層3が設けられ
る。この保護層3は、被転写物(薄肉性)に転写
される図柄を保護する目的で設けられるもので、
たとえばアクリル、PVC等の熱可塑性コート剤
およびポリウレタン、アクリル等の熱硬化樹脂コ
ート剤が用いられ、剥離層2と同様、適当な有機
溶剤によつて溶解し、通常の方法で剥離層2上に
積層して乾燥される。そして、この保護層3上に
所望の色数および模様の図柄の印刷層4が形成さ
れて転写箔Aが構成される。この印刷層4は、二
液反応型ウレタン樹脂(アクリル変性)、アクリ
ル、PVCインキ等を通常の印刷法によつて成形
したものである。
ついで、このようにして形成した転写箔Aを薄
肉瓶の表面に転写する前に、この転写箔Aの転写
すべき図柄部分に、第2図に示すように、被転写
物に附着性のある印刷インキを塗布して接着層5
を設ける。この接着層5には、二液反応型ウレタ
ン樹脂(ポリエステル変性)、二液反応型エポキ
シ樹脂などが用いられる。たとえば、前者の二液
反応型ウレタン樹脂は、ポリエステル変性したウ
レタンを溶剤に数パーセント溶解してなる溶液に
硬化剤であるイソシアネートを数パーセント加え
て撹拌し両者を混ぜて反応硬化させる周知のもの
であり、これを転写箔Aの転写すべき図柄部分に
塗布することにより用いられる。なお、接着層5
は着色されても良く、透明あるいは不透明であつ
ても差しつかえない。特に、印刷法としてシルク
スクリーン印刷法を用いて図柄、文字を表す印刷
層4を肉盛のある立体感に富むものとすること
が、転写後の意匠効果を高める上で好ましい。
そして、最後に前記接着層5を乾燥させ、この
接着層5が粘着性のある半硬化状態のときに、第
3図に示すように、転写用の加熱ローラ11によ
り、接着層5側を、中空薄肉瓶10の加飾すべき
部分に低温(たとえば50℃〜80℃)で押圧する。
すると、接着層5は、薄肉瓶10の表面に接着さ
れ、転写箔Aは基本シート1と剥離層2との間で
剥離して剥離層2以下が薄肉瓶10の表面に転写
されるのである。なお、この薄肉瓶10は、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂により
形成されることは勿論である。
したがつて、本発明による加飾方法によれば、
50℃〜80℃という低温で合成樹脂製薄肉瓶10の
表面に多色印刷転写することが可能であるから、
瓶10の熱変形がなく、またそれだけ生産性も向
上することができる。
さらに、接着層5を構成する印刷インキの中に
含まれる溶剤は一般に印刷後気化するものである
が、上記実施例における接着層5を二液反応型樹
脂によつて形成し、この接着層5を乾燥して半硬
化状態にするので、接着層5内部にある溶剤の大
半を接着層5から気化させることができる。これ
により接着層5の内部凝集力が高まる結果、薄肉
瓶10に転写箔Aを圧着した後の接着層5に層割
れを生じさせない。したがつて、転写箔Aの圧着
後に基本シート1を容易かつ直ちに薄肉瓶10よ
り剥離することができる。その結果、転写箔Aの
図柄部分を薄肉瓶10に瞬時に転写可能とする。
したがつて、従来の室内乾燥などの方法に比べ作
業効率が格段に高まる。
また、接着層5を乾燥して半硬化状態にし、接
着層5中に含まれる溶剤の大半が転写前に気化す
るので、転写時には気泡発生の原因となる溶剤が
ほとんど接着層5中に残留しない。したがつて、
接着層5の内部に気泡が残留しないことから、転
写後に薄肉瓶10の加飾表面に気泡による凹凸が
形成されたり外から気泡が見えたりするような意
匠上の不具合がなくなる。
また、接着層5中に溶剤がわずかに残留してい
ても、加熱ローラ11により低温で圧着すること
によつて転写を行うため、溶剤は転写の際気化す
るまでに至らない。したがつて、接着層5中には
気泡が発生しない。また、薄肉瓶10に転写箔A
を圧着させる際、薄肉瓶10と転写箔Aとの間に
転写箔Aの進行方向に空気が抱き込まれる可能性
が残るが、この場合であつても加熱ローラ11の
圧着により空気が転写箔Aの進行方向と反対側に
押し出される。その結果、薄肉瓶10と転写後の
図柄部分との間に空気が抱き込まれるおそれがな
い。したがつて、転写の際に、薄肉瓶10と転写
される図柄部分との間における気泡の発生・残留
ばかりでなく空気の抱き込みをも防止し得て、薄
肉瓶10の加飾面に美麗な加飾を施すことができ
る。
なお、印刷層4は通常の常乾タイプも使用出来
るが物性を向上させる為には二液反応タイプがの
ぞましく実施例の場合には出来上がり製品は耐
熱、耐油等その他の物性も良好であつた。
第4図は、本発明の加飾方法の他の実施例を示
すもので、第1図ないし第3図に示したものと同
一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。図中符号Aは転写箔で、基本シート上に順次
剥離層2、保護層3、印刷層4が積層されて構成
されている。中空薄肉瓶10の加飾すべき表面に
接着層5が設けられる。この接着層5は、被転写
物に附着性のある印刷インキを用いて、先の実施
例で述べた手段により形成したものである。この
接着層5を設けたのち、この接着層5が粘着性の
ある半硬化状態のときに、転写箔Aの印刷層4が
形成された面を被転写物(薄肉瓶10)に当て
る。ついで、基本シート1の裏面より加熱ローラ
などを用いて低温(50〜80℃)で押圧したのち基
体シート1を引きはがす。
この転写操作によつて、保護層3上に形成され
た印刷層4は、印刷層4の下に積層されている保
護層3、剥離層2と一緒に印刷層4の図柄どう
り、基体シート1から引き剥され、薄肉瓶10の
表面に転写される。
したがつて、この実施例による加飾方法も前述
した実施例と同様に、低温で多色印刷転写可能で
あるので、薄肉瓶を熱変形させることなく、生産
性を向上できる。さらには前記実施例で説明した
各種効果も同様に奏する。
以上説明したように、本発明の加飾方法によれ
ば、以下の効果を奏する。
(イ) 低温で合成樹脂製薄肉瓶の表面に多色印刷転
写することが可能であるから、薄肉瓶の熱変形
を防止でき、生産性を向上できる。
(ロ) 接着層を二液反応型樹脂から形成し、この接
着層を乾燥して半硬化状態にしたので、接着層
内部にある溶剤の大半を接着層から気化させる
ことができる。これにより、接着層の内部凝集
力が高まる結果、薄肉瓶に転写箔を圧着した後
接着層に層割れを生じさせない。したがつて、
基体シートを圧着後容易かつ直ちに薄肉瓶より
剥離することができる。その結果、転写箔の図
柄部分を薄肉瓶に瞬時に転写可能とし、従来に
比べ作業効率を格段に高めることができる。
(ハ) 接着層を乾燥して半硬化状態にし、接着層中
に含まれる溶剤の大半を転写前に気化させるこ
とができるので、気泡発生の原因となる溶剤が
ほとんど接着層中に残留しない。したがつて、
接着層の内部に気泡が残留しないことから、意
匠上の不具合をなくすことができる。
(ニ) 接着層中に溶剤がわずかに残留していても、
加熱ローラにより低温で圧着することによつて
転写を行うため、溶剤は転写の際気化するまで
に至らしめず、接着層中に気泡が発生しない。
また、転写の際に薄肉瓶と転写箔との間に空気
が抱き込まれる可能性が残るが、加熱ローラの
圧着により空気が外に押し出されるため、薄肉
瓶と転写後の図柄部分との間に空気が抱き込ま
れるおそれがない。したがつて、転写の際に、
薄肉瓶と転写される図柄部分との間における気
泡の発生・残留ばかりでなく空気の抱き込みを
も防止し得て、美麗な加飾を施すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の加飾方法の一
実施例の工程を示すもので、第1図および第2図
は断面図、第3図は加熱ローラによつて転写箔を
押圧する状態を示す概略説明図、第4図は本発明
の加飾方法の他の実施例の工程を示す断面図であ
る。 A……転写箔、1……基体シート、2……剥離
層、3……保護層、4……印刷層、5……接着
層、10……中空薄肉瓶、11……加熱ローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂製薄肉瓶に多色印刷転写をする方法
    において、基体シート1上に剥離層2を介して所
    望色数および模様の図柄に形成した印刷層4を有
    する転写箔Aを形成しておき、この転写箔Aを薄
    肉瓶10の表面に転写するに先立ち、転写箔Aの
    転写すべき図柄部分に、薄肉瓶に対し附着性のあ
    る二液反応型樹脂からなる接着層5を形成し、次
    いで、この接着層5を乾燥して粘着性のある半硬
    化状態のときにこの接着層を薄肉瓶の加飾すべき
    部分に加熱ローラ11により低温で圧着せしめる
    ことを特徴とする合成樹脂製薄肉瓶の加飾方法。 2 合成樹脂製薄肉瓶に多色印刷転写をする方法
    において、基体シート1上に剥離層2を介して所
    望色数および模様の図柄に形成した印刷層4を有
    する転写箔Aを形成しておき、この転写箔Aを薄
    肉瓶10の表面に転写するに先立ち、薄肉瓶の加
    飾すべき表面に、薄肉瓶に対し附着性のある二液
    反応型樹脂からなる接着層5を形成し、次いで、
    この接着層5を乾燥して粘着性のある半硬化状態
    のときに前記転写箔Aの印刷層4を該接着層5に
    加熱ローラ11により低温で圧着せしめることを
    特徴とする合成樹脂製薄肉瓶の加飾方法。
JP24762483A 1983-12-29 1983-12-29 合成樹脂製薄肉瓶の加飾方法 Granted JPS60143950A (ja)

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JPS60143950A JPS60143950A (ja) 1985-07-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146762A (en) * 1977-05-27 1978-12-20 Toppan Printing Co Ltd Production of polyester decorative material

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146762A (en) * 1977-05-27 1978-12-20 Toppan Printing Co Ltd Production of polyester decorative material

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JPS60143950A (ja) 1985-07-30

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