JPH04112842A - フロンの脱塩素方法 - Google Patents

フロンの脱塩素方法

Info

Publication number
JPH04112842A
JPH04112842A JP22971790A JP22971790A JPH04112842A JP H04112842 A JPH04112842 A JP H04112842A JP 22971790 A JP22971790 A JP 22971790A JP 22971790 A JP22971790 A JP 22971790A JP H04112842 A JPH04112842 A JP H04112842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorocarbon
line
solution
light
dissolved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22971790A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Saikai
西海 英雄
Koichi Sato
耕一 佐藤
Katsuhiko Takeuchi
武内 勝彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Engineering Corp
Original Assignee
Toyo Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Engineering Corp filed Critical Toyo Engineering Corp
Priority to JP22971790A priority Critical patent/JPH04112842A/ja
Publication of JPH04112842A publication Critical patent/JPH04112842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明はフロンの脱塩素方法に関し、詳しくはフロンを
脱塩素した無公害のフロン誘導体を提供するものである
〔従来の技術とその課題〕
フロンは、不燃且つ安定であり、生物に対し無害である
等の多くの特長を持ち、冷媒、半導体の洗浄及びウレタ
ンなどの発泡剤等として工業的に広く使用されている。
しかしながら、近年、炭素に結合した塩素を有するフロ
ンはオゾン層破壊の原因′#Jfとしてその製造及び使
用が規制されつつある。
そこで、オゾン層破壊に対する無公害化を図るべく、フ
ロンの脱塩素化が試みられているが、現在までのところ
比較的実施が容易で確実な方法は知られていない。
〔課題を解決するための手段] 本発明者等は、かかる課題に鑑み、比較的簡便な方法で
フロンの脱塩素化を図るべく鋭意検討を重ねた結果、本
発明に到達した。
即ち、本発明は 炭素に結合した塩素を有するフロンを、アルカリ金属が
化合物の形で溶解している低級アルキルアルコールに溶
解させ、これに光を照射することを特徴とするフロンの
脱塩素方法である。
本発明でいうフロンとは、一般に Cm ・Ht ・CI−・Fll(2に+2=l+m+
n)で表示される塩化フッ化炭化水素であり、フロン−
11(R−11) 、フロン−12(R−12) 、フ
ロン−13(R−13)、フロン−21(R−21) 
、フロン−22(R−22)、フロン−113(R−1
13) 、フロン−114(R−114)等の市販され
ているものを全て含む。
本発明で使用するアルカリ金属としては、Na、K 、
 Li等が挙げられ、Naか代表的である。これらは化
合物の形で低級アルキルアルコールに溶解させておく。
又、本発明で使用する低級アルキルアルコールとしては
、メタノール、エタノール、各種プロパツール、各種ブ
タノール、エチレングリコール、プロピレングリコール
等、常態でi状のアルカンモノオール又はジオールが挙
げられ、メタノールが代表的である。これらはアルカリ
金属アルコラードとしてアルカリ金属を溶解する。アル
カンジオールのアルコラードはモノアルコラードでもジ
アルコラートでもよ(、またアルコラードの原料となっ
たアルコールとこれを溶解するアルコールとは、前者の
後者に対する溶液が出来さえすれば必ずしも一致する必
要はないが、一致するものを含む混合物であるか、一致
しているのが代表的である。一方、アルカリ金属を過剰
のアルコールと反応させれば所望の溶液が得られ、且つ
一般にアルコラードのアルコールへの溶解度が高いこと
から、一致しているものが好ましい。
アルコラードのアルコールへの溶解量は多い方がよく、
従って飽和濃度付近であるのが最も好ましいが、必要に
応じて飽和濃度の好ましくは0.7倍以上、より好まし
くは0.9倍以上、特に好ましくは0.95倍以上とす
ればよい。
フロンのアルコラード溶液への溶解量は飽和濃度以下の
任意の濃度が採用できるが、本発明の処理を実施できる
装置の効率を考慮するとなるべく高い即ち飽和量付近が
最も望ましい。しかし、含フロン排ガス処理の場合灯に
は希薄でもやむを得ない。
溶媒側アルコールへの他の溶媒の混入は本発明の目的を
損なわない範囲で可能である。但し、水の混入はフロン
の溶解度を下げ、本発明方法の効率を下げるので一般に
好ましくない。尚、例えばナトリウムメチラートのメタ
ノール溶液に水を加えるとナトリウムメチラートは水の
量に応じて水酸化ナトリウム(水溶a、)となり、その
ふんだけメタノールが生成し、水の看に従って、水酸化
ナトリウムの水溶液とナトリウムメチラートのメタノー
ル溶液の混合物又は前者水溶液とメタノールの混合物に
なる。一方、水酸化ナトリウムのメタノール等による溶
液も本発明に適する。
本発明方法では、上記溶液に光を照射することによりフ
ロンの脱塩素化反応が行われる。しかも反応は下記に示
すように連鎖反応で速やかに加熱の必要な(進行するこ
とが特徴である。
CI  +  GHzOH−〉 CHzOH+  HC
lHCl  + CH,0−・Na” −−→ NaC
1↓ +CH30R22とCH,ONaとの反応で生成
する物質CHiOCHh    分子量: 82.05
光の照射装置としては、中高圧水銀灯、低圧水銀灯等を
用いればよく、通常、190〜370nm程度の波長の
光で反応は進む。
本発明方法を実施すると、通常、脱塩素の結果、塩化ア
ルカリ例えばNaC1が析出し、フロンとアルコラード
が消費される。従って、効果的に反応を継続させる為に
は、所望濃度のアルコラード溶液にフロンを所望濃度溶
解させてからこれに光を照射し、生成した塩化アルカリ
を除去後、この液のアルコラード濃度を所望値にし、以
下溶液をリサイクルすることなどが推奨される。
このリサイクルの例を第1図に基づき説明する。この例
はフロンを含む原料として液状のもCI−+ CHiO
−・Na″″−−一→ CHxO−+ NaC1↓のや
高濃度フロンガスを供給する場合に適する。
第1図において、フロンを含む原料1はライン2から導
入され、ライン3からのリサイクルフロンと合流し、フ
ロン溶解槽4にてライン5からのアルコラードのアルコ
ール溶液と合流しこの間に溶液中に溶解される。フロン
が溶解した溶液はライン6から光照射槽7に流入し、こ
こで光源8からの光を受は脱塩素され塩化アルカリを生
じ、ストレーナ9で塩化アルカリ等の固形分を除去され
、ポンプ10からライン11経由でアルコラード生成溶
解槽13に送られる。12は放出部分のためのバイパス
である。溶解槽13では所要分の例えば金属ナトリウム
とメタノールが加えられ、アルコラードの生成と溶解が
行われる。得られた液はポンプ14によりライン5から
フロン溶解槽4に送られる。槽4.7.13には必要に
応じバッフル、充填材料、攪拌装置等が設けられてもよ
いが、本図は原理を示す略図ゆえ図示は省略した。又、
光源8は勿論、槽7中にあってもよい。
尚、フロン以外の原料成分の蓄積が生じる場合、例えば
ライン3などからのパージが必要なこともある。
第2図はR−12、R−22等のガス状のフロン、中で
も他の気体中に含まれたフロンの処理に適する方式の例
である。含フロンガス100は処理槽44中を上昇しラ
イン5からの処理液と向流し、該処理液が含フロンガス
中のフロンを溶解して流下し、光源8からの光で分解さ
れる。脱フロンされたガスはライン30から放出される
。ライン11から途中のセパレータ99で塩化ナトリウ
ムなどの固形分等が除去された液は、処理液調整槽13
中でアルカノールとアルカリ金属等処理液原料を加えら
れ所定の調整がなされてからライン5より再び処理槽に
循環される。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 (1)  R−12(ガス)を28%ナトリウムメチラ
ート2001に900++l/minの/lJt量で1
0分間流して飽和させた後、100−高圧水銀灯で10
分間光照射したところ、液は白濁し塩化ナトリウムの生
成を見た。排気ガスをサンプリングしたところ、R22
および脱塩素の結果生成したエーテル(H3C・0・C
HFz)を得た。又、塩化ナトリウムの生成量から、脱
塩素量はメチラート液へのR−12の飽和量に相当する
24.5i +mol と認められた。
(2)  (1)で使用した28%ナトリウムメチラー
トの代わりに、該ナトリウムメチラートが含んでいたと
等しいナトリウムを含むように調整した水酸化ナトリウ
ム水溶液50n+1とメタノール150m1の混合液を
用いた他は(1)と同様の処理を行った。
反応終了後の液中の塩化ナトリウム量から、脱塩素量は
上記混合液へのR−12の飽和量に相当する6、Oa+
 molであった。尚、この例では塩化ナトリウムの析
出は見られなかった。
実施例2 (1)  1.5gのR−113を28%ナトリウムメ
チラート200 mlに溶かし100W高圧水銀灯で1
0分間光照射したところ、液は白濁2し塩化ナトリウム
の生成を見た。
(2)  1.5gのR−113を、logの水酸化ナ
トリウムを含有するメタノール200m lに溶かし1
00W高圧水銀灯で10分間光照射したところ、液は白
濁し塩化ナトリウムの生成を見た。
実施例3 実施例1と同様の方法で、R−11、R−12、R−1
13、R−114、R−123についてナトリウムメチ
ラートのメタノール溶液、水酸化ナトリウムのメタノー
ル溶液を用い、高圧水銀灯を照射したところ、再溶液と
も実施例1と同様の脱塩素効果が認められた。又、R−
141b、 R−142bについてもナトリウムメチラ
ートのメタノール溶液と低圧水銀灯により脱塩素効果が
認められた。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明によれば簡単な
操作でフロンの脱塩素を行うことができ無公害化が図れ
る。本発明により得られた塩素を含まないフロン誘導体
は、従来、冷媒等に使用されていた炭素に結合した塩素
を有するフロンと同様な用途に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明方法に用いられる装置の概略図
である。 フロンを含む原料 フロン溶解槽 光照射槽 光源 ストレーナ ポンプ アルコラード生成溶解槽 含フロンガス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭素に結合した塩素を有するフロンを、アルカリ金
    属が化合物の形で溶解している低級アルキルアルコール
    に溶解させ、これに光を照射することを特徴とするフロ
    ンの脱塩素方法。
JP22971790A 1990-08-31 1990-08-31 フロンの脱塩素方法 Pending JPH04112842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22971790A JPH04112842A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 フロンの脱塩素方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22971790A JPH04112842A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 フロンの脱塩素方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04112842A true JPH04112842A (ja) 1992-04-14

Family

ID=16896602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22971790A Pending JPH04112842A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 フロンの脱塩素方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04112842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160713A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Sanwa Yuka Kogyo Kk ハイドロフルオロカーボン類の合成方法とそれらの回収方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941344A (ja) * 1972-08-18 1974-04-18
JPS6346178A (ja) * 1986-07-02 1988-02-27 ジエネサーチ・プロプライアタリー・リミテツド ハロゲン化有機化合物の分解方法
JPH01156934A (ja) * 1987-09-22 1989-06-20 Daikin Ind Ltd ハロゲン化アルカンの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941344A (ja) * 1972-08-18 1974-04-18
JPS6346178A (ja) * 1986-07-02 1988-02-27 ジエネサーチ・プロプライアタリー・リミテツド ハロゲン化有機化合物の分解方法
JPH01156934A (ja) * 1987-09-22 1989-06-20 Daikin Ind Ltd ハロゲン化アルカンの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160713A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Sanwa Yuka Kogyo Kk ハイドロフルオロカーボン類の合成方法とそれらの回収方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hirai et al. Decomposition of chlorofluorocarbons and hydrofluorocarbons in water by ultrasonic irradiation
CN101151088A (zh) 氧同位素的浓缩方法及浓缩装置
JPH04112842A (ja) フロンの脱塩素方法
US5340555A (en) Process for treating halogenated hydrocarbon containing-gas, an apparatus therefor and an agent for decomposing halogenated hydrocarbon
US20030124042A1 (en) Method for separating each substance from mixed gas containing plural substances and apparatus thereof
CN1795154A (zh) 减少氟化烃中酸性杂质的方法
AU705724B2 (en) Methods for purifying refrigerants with aqueous solutions of bases
TW202114939A (zh) 鹵化羰基之製造方法
AU4686796A (en) Elimination of cyanides in the dehalogenation of halofluorocarbons
JP2617144B2 (ja) ハロゲン化有機化合物のプラズマ分解処理方法
JP3216868B2 (ja) ハロゲン化物ガスの分解方法
KR101773577B1 (ko) 폐냉매 분해가스로부터 불화물 회수방법
EP3802919A1 (en) Industrial process for the production of a koh-based product substantially free from chlorate ions
KR100285073B1 (ko) 디플루오로메틸 메틸에테르의 기상클로린화반응
US5198593A (en) Process for purification of ethylene compound having fluorine-containing organic group
JP2002136867A (ja) 吸着材の再生処理方法及びその装置
WO2022044613A1 (ja) ハロン精製方法
KR20210079564A (ko) 폐냉매를 이용한 알루미늄 브레이징용 플럭스의 제조방법
JPH0679653B2 (ja) ハロゲン化炭化水素の分解方法及び該方法に使用するハロゲン化炭化水素分解剤
JP4477708B2 (ja) ハロゲン化物の処理方法及び処理装置
JP3441119B2 (ja) 含ハロゲン有機化合物の分解方法
JPH04260485A (ja) 廃電気製品の最終処理方法
SU361984A1 (ru) СПОСОБ ОЧИСТКИ СТОЧНЫХ вод, ЗАГРЯЗНЕННЫХ ФТОРОРГАНИЧЕСКИМИ СОЕДИНЕНИЯМИ
JPH09225294A (ja) 含ハロゲン有機化合物の分解方法
JP2006231220A (ja) フロン類分解装置