JPH04260485A - 廃電気製品の最終処理方法 - Google Patents

廃電気製品の最終処理方法

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Publication number
JPH04260485A
JPH04260485A JP3023267A JP2326791A JPH04260485A JP H04260485 A JPH04260485 A JP H04260485A JP 3023267 A JP3023267 A JP 3023267A JP 2326791 A JP2326791 A JP 2326791A JP H04260485 A JPH04260485 A JP H04260485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chlorofluorocarbon
solvent
ultraviolet rays
reaction
waste electrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3023267A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Koyama
小山 昌夫
Kazuo Suzuki
一雄 鈴木
Yoshio Suzuki
美穂 鈴木
Akira Okada
章 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3023267A priority Critical patent/JPH04260485A/ja
Publication of JPH04260485A publication Critical patent/JPH04260485A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用冷蔵庫、空調機な
ど大型製品の最終廃棄処理の方法に関し、特に冷媒、断
熱材形成用発泡剤として使用されているクロロフロロカ
ーボン系材料(CFC−11,22など)の無害化処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フロンガスで代表されるクロロフ
ロロカーボン系材料が大気中に放出されて成層圏まで拡
散し、強力な紫外線照射により塩素ラジカルが形成され
、上空30〜40kmの高度に存在するオゾン層と接触
してオゾン層を破壊するという事実が実験的にも確認さ
れ、環境問題として注目されている。この問題に対する
地球規模での対策として、日本では消費量が最大である
洗浄用フロン(CFC−113など)の使用規制と西暦
2000年に向けての全廃計画が実行されつつある。
【0003】一方、規制以前に製造されたフロンを冷媒
、断熱材発泡用として内蔵する電気製品の耐久寿命後の
廃棄物最終処理技術は未だ確立されていない。現状では
、これら大型電気製品は、地方自治体の焼却処理場で焼
却するか、又は単純に圧縮減容化することにより最終処
理されている。このため、廃電気製品の最終処理時に発
生するフロンガスが環境問題の一因となっている。した
がって、廃電気製品に内蔵されるフロンガスを無害化し
、環境汚染を防止することができる新しい処理技術が要
望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、廃電
気製品に内蔵されるクロロフロロカーボン系材料を無害
化し、環境汚染を防止することができる最終処理方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】本発明の廃電気製
品の最終処理方法は、廃電気製品からクロロフロロカー
ボン系材料を蒸発させる工程と、クロロフロロカーボン
系材料を溶剤に溶解させる工程と、得られた溶液に紫外
線を照射し、クロロフロロカーボン系材料の分子間化学
結合を分断させる工程とを具備したことを特徴とするも
のである。
【0006】本発明においては、まず廃電気製品からク
ロロフロロカーボン系材料を蒸発させる。この工程は、
廃電気製品又はその部品を、加熱する、減圧にするか又
は両者を併用することにより行われる。
【0007】次に、廃電気製品から蒸発したクロロフロ
ロカーボン系材料を溶剤に溶解させる。この溶剤として
は、アルコールで代表されるヒドロキシ化合物にアルカ
リ金属又はアルカリ土類金属(元素周期律表のI族又は
II族)を添加したものが好ましい。このような溶剤中
にはアルコラートなどが生成している。
【0008】次いで、得られた溶液に紫外線を照射し、
クロロフロロカーボン系材料の分子間化学結合を分断さ
せる。この際、波長が190〜399nmの領域の紫外
線が使用される。紫外線を照射することにより、溶液中
のクロロフロロカーボン系材料の分子間化学結合が分断
され、フッ素ラジカル、塩素ラジカルが発生する。溶剤
として例えばアルコールにアルカリ金属又はアルカリ土
類金属を添加したものを用いた場合、溶剤中のアルコラ
ートとフッ素ラジカル、塩素ラジカルとが瞬時に反応し
、金属塩が生成する。この結果、クロロフロロカーボン
系材料を無害化することができ、有害ガスの発生を防止
することができる。
【0009】本発明においては、更に反応生成物、使用
後の溶剤を再生利用することが好ましい。反応生成物の
再生利用を考慮した場合、クロロフロロカーボン系材料
を溶解させる溶剤として、アルコールにNa、Kなどの
アルカリ金属を添加したものよりも、Ca、Mgなどの
アルカリ土類金属を添加したものを用いることが好まし
い。これは、反応生成物としてアルカリ土類金属塩例え
ばCaF2 を生成させるようにすれば、溶解度が低い
ため分離が容易である上、ホタル石からフッ素を製造す
る工程と同様の工程でフッ素を回収することができる。 また、溶剤は固形分を分離した後、蒸留することにより
容易に回収することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 [実施例1]
【0011】図1は廃電気製品の最終処理装置の一例を
示す構成図である。図1に示されるように、被処理物1
は加熱容器2内に収容される。加熱容器2の外周には加
熱器3が設けられている。加熱容器2内で発生した気体
は、配管4を通して反応容器5内の溶剤6中に導入され
る。反応容器5には溶剤6に紫外線を照射するための光
源7が設けられている。また、反応容器5の底部にはバ
ルブ8及び反応生成物排出口9が、反応容器4の上部に
は気体排出口10が設けられている。
【0012】図1の装置を用い、溶剤6としてエタノー
ル10lに金属ナトリウム200gを添加したものを反
応容器5内に注入した。加熱容器2内に被処理物1とし
て冷蔵庫の壁内部の発泡断熱材5kgを入れ、150℃
まで加熱した。発生した気体を溶剤6中に導入して溶解
させた。光源7として1kWの高圧紫外線ランプ5灯か
ら紫外線を照射して3時間反応させた。この結果、断熱
材中のクロロフロロカーボンは、反応容器5中のエタノ
ールに溶解し、紫外線照射により分解した。分解により
生成した塩素及びフッ素はナトリウムと反応して塩にな
った。 [実施例2]
【0013】図1と同一の装置において、溶剤6として
メタノール5lに金属カルシウム100gを添加したも
のを用い、かつ光源7として低圧紫外線ランプを用いた
以外は、実施例1と同様にして断熱材の処理を行った。 この結果、クロロフロロカーボンの分解により生成した
塩素及びフッ素はカルシウムと反応して塩になった。塩
化カルシウムはアルコール及び水への溶解性が高く、フ
ッ化カルシウムは溶解性が低いため、反応液中の沈殿に
はフッ化カルシウムが多く含まれる。この沈殿を回収し
て水への溶解度差を利用してフッ素を多く含む塩を取り
出し、フッ素を回収する工程へ移した。 [実施例3]
【0014】図2は廃電気製品の最終処理装置の他の例
を示す構成図である。図2に示されるように、加熱容器
2で発生した気体を反応容器5内の溶剤6中に導入する
配管4の途中には、気体ポンプ11及び圧力計12が設
けられ、加熱容器2の内部が減圧されるようになってい
る。気体ポンプ11は無油タイプであり、吸引した気体
はポンプの排出口から排出され、反応容器5内の溶剤6
中に導入される。その他の構成は図1と同様である。
【0015】図2の装置を用い、実施例1と同様にして
冷蔵庫の壁内部の発泡断熱材の処理を行った。この場合
、加熱容器2が気体ポンプ11により減圧されているた
め、発泡断熱材に含まれるクロロフロロカーボンを10
0℃以下で蒸発させることができた。 [実施例4]
【0016】図3は廃電気製品の最終処理装置の更に他
の例を示す構成図である。図3に示されるように、加熱
容器2内に被処理物1が収容される。加熱容器2の外周
には加熱器3が設けられている。加熱容器2内で発生し
た気体は、配管4を通して気体ポンプ11により気体吸
収器13に導入される。気体吸収器13の上部に設けら
れたシャワーノズル14から溶剤6が噴射され、加熱容
器2内で発生した気体が吸収される。この溶液17は液
体ポンプ15により反応容器4へ送られ、シャワーノズ
ル16から噴射され、同時に光源7から紫外線の照射を
受ける。反応液は固液分離器18へ送られ、固体と液体
とに分離される。沈殿した固体はバルブ19を通して固
体排出口20から排出される。一方、液体は蒸留器21
へ送られ、加熱器22により加熱される。回収された溶
剤は溶剤排出口23から排出され、再び金属が添加され
て気体吸収器13へ戻される。また、廃液はバルブ24
を通して廃液排出口25から排出される。
【0017】図3の装置を用い、被処理物1として冷蔵
庫を加熱容器2内において加熱・減圧下で解体し、冷媒
及び断熱材中のクロロフロロカーボンを蒸発させた。気
体吸収器13においてシャワーノズル14から金属カリ
ウムを含むエタノールを噴射させ、クロロフロロカーボ
ンを吸収させた。この溶液17をシャワーノズル17か
ら反応容器4内へ噴射させながら、光源7の低圧水銀ラ
ンプから紫外線を照射した。反応液を固液分離器18で
固体と液体とに分離し、沈殿を除去した。液体を蒸留器
21で蒸留して回収し、再び金属カリウムを添加して気
体吸収器13へ戻した。この場合、連続的に分解反応を
起こさせ、かつ溶剤のアルコールを回収しながら、クロ
ロフロロカーボンを処理することができる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の方法を用い
れば、廃電気製品に内蔵されるクロロフロロカーボン系
材料を無害化し、環境汚染を防止することができる。ま
た、フッ素、溶剤などを回収再利用することにより、省
資源を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1において用いられた廃電気製
品の最終処理装置の構成図。
【図2】本発明の実施例3において用いられた廃電気製
品の最終処理装置の構成図。
【図3】本発明の実施例4において用いられた廃電気製
品の最終処理装置の構成図。
【符号の説明】
1…被処理物、2…加熱容器、3…加熱器、4…配管、
5…反応容器、6…溶剤、7…光源、8…バルブ、9…
反応生成物排出口、10…気体排出口、11…気体ポン
プ、12…圧力計、13…気体吸収器、14…シャワー
ノズル、15…液体ポンプ、16…シャワーノズル、1
7…溶液、18…固液分離器、19…バルブ、20…固
体排出口、21…蒸留器、22…加熱器、23…溶剤排
出口、24…バルブ、25…廃液排出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  廃電気製品からクロロフロロカーボン
    系材料を蒸発させる工程と、クロロフロロカーボン系材
    料を溶剤に溶解させる工程と、得られた溶液に紫外線を
    照射し、クロロフロロカーボン系材料の分子間化学結合
    を分断させる工程とを具備したことを特徴とする廃電気
    製品の最終処理方法。
JP3023267A 1991-02-18 1991-02-18 廃電気製品の最終処理方法 Pending JPH04260485A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109735810A (zh) * 2019-02-14 2019-05-10 东莞市日信真空科技有限公司 一种通过二次物理沉积处理高尔夫球杆的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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