JPH07178313A - ハロンまたはハロン−含有フルオロカーボンまたはクロロフルオロカーボンの処理方法 - Google Patents
ハロンまたはハロン−含有フルオロカーボンまたはクロロフルオロカーボンの処理方法Info
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- JPH07178313A JPH07178313A JP17128994A JP17128994A JPH07178313A JP H07178313 A JPH07178313 A JP H07178313A JP 17128994 A JP17128994 A JP 17128994A JP 17128994 A JP17128994 A JP 17128994A JP H07178313 A JPH07178313 A JP H07178313A
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
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- B01D53/68—Halogens or halogen compounds
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-
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- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハロンを処理し、それと同時に再使用可能な
生成物、例えば臭素元素、弗化カリウムおよび塩化水素
を以下に回収できる臭素を含有する濃縮ブライン溶液を
得ることができる方法を提供する。 【構成】 ハロンまたはハロン−含有FCまたはCFC
を水素源の存在下に熱分解または光化学分解し、HF、
HBr、CO2 、水および場合によりHClを含有する
製造されたガスを5〜50℃に冷却し、そしてガススク
ラバーカラム中で、得られたガスからのハロゲン化水素
をスクラビング液中に吸収させ、そして塩基で中和し、
そしてガス中に含まれる臭素元素および塩素元素を還元
剤で対応する塩に還元するハロンまたはハロン−含有F
CまたはCFCの処理方法。
生成物、例えば臭素元素、弗化カリウムおよび塩化水素
を以下に回収できる臭素を含有する濃縮ブライン溶液を
得ることができる方法を提供する。 【構成】 ハロンまたはハロン−含有FCまたはCFC
を水素源の存在下に熱分解または光化学分解し、HF、
HBr、CO2 、水および場合によりHClを含有する
製造されたガスを5〜50℃に冷却し、そしてガススク
ラバーカラム中で、得られたガスからのハロゲン化水素
をスクラビング液中に吸収させ、そして塩基で中和し、
そしてガス中に含まれる臭素元素および塩素元素を還元
剤で対応する塩に還元するハロンまたはハロン−含有F
CまたはCFCの処理方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロモフルオロカーボ
ンまたはブロモクロロフルオロカーボン(以下ハロンと
いう)またはこれとフルオロカーボン(FC)またはク
ロロフルオロカーボン(CFC)との混合物の処理方法
に関する。
ンまたはブロモクロロフルオロカーボン(以下ハロンと
いう)またはこれとフルオロカーボン(FC)またはク
ロロフルオロカーボン(CFC)との混合物の処理方法
に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】本発明
の目的は、ハロンを処理し、それと同時に再使用可能な
生成物、例えば臭素元素、弗化カリウムおよび塩化水素
を以後に回収できる臭素含有濃縮ブライン溶液を得るこ
とである。ハロン−含有消化剤の製造者が廃棄処分問題
を抱えているが、これらの要求に合致し、そして例えば
ハロンの熱分解において生成する極めて腐蝕性の高い生
成物を相互に分離する問題を解決する方法は、未だ知ら
れていない。
の目的は、ハロンを処理し、それと同時に再使用可能な
生成物、例えば臭素元素、弗化カリウムおよび塩化水素
を以後に回収できる臭素含有濃縮ブライン溶液を得るこ
とである。ハロン−含有消化剤の製造者が廃棄処分問題
を抱えているが、これらの要求に合致し、そして例えば
ハロンの熱分解において生成する極めて腐蝕性の高い生
成物を相互に分離する問題を解決する方法は、未だ知ら
れていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、ハロ
ン、ハロン−含有FCまたはハロン−含有CFCを、例
えば酸水素炎により熱分解し、生成したガス流を冷却
し、分解により製造されたHFおよびHBrおよびガス
流から製造されたHCl(ブロモクロロフルオロカーボ
ンまたはクロロフルオロカーボンと混合したハロンを使
用した場合)をガススクラバー塔中で吸収し、そして生
成した酸を塩基で中和することによって上記目的が達成
されることを見出した。必要により、還元剤も添加して
熱分解により製造された塩素元素または臭素元素を対応
する塩に還元する。
ン、ハロン−含有FCまたはハロン−含有CFCを、例
えば酸水素炎により熱分解し、生成したガス流を冷却
し、分解により製造されたHFおよびHBrおよびガス
流から製造されたHCl(ブロモクロロフルオロカーボ
ンまたはクロロフルオロカーボンと混合したハロンを使
用した場合)をガススクラバー塔中で吸収し、そして生
成した酸を塩基で中和することによって上記目的が達成
されることを見出した。必要により、還元剤も添加して
熱分解により製造された塩素元素または臭素元素を対応
する塩に還元する。
【0004】従って、本発明は、ハロン(ブロモフルオ
ロカーボンまたはブロモクロロフルオロカーボン)また
はこれとフルオロカーボン(FC)またはクロロフルオ
ロカーボン(CFC)との混合物の処理方法であって、 a) ハロンまたはこれとFCまたはCFCとの混合物
を水素源の存在下に熱分解または光化学分解し、 b) a)で生成されたHF、HBr、CO2 、水およ
び場合によりHClを含有する段階ガスを5〜50℃に
冷却し、そして c) ガススクラバー塔中で、段階b)で得られたガス
からのハロゲン化水素をスクラビング液中に吸収させ、
そして塩基で中和し、そしてガス中に含まれる臭素元素
および塩素元素を還元剤で対応する塩に還元し、スクラ
ビング液およびガスをガススクラバー塔の中央部に供給
し、そして塩基および場合により還元剤をガススクラバ
ー塔の頂部に導入し、そしてハロゲン化水素物不含のガ
スをガススクラバー塔の頂部から抜き取り、そしてブラ
イン溶液をガススクラバー塔の底部で抜き取る方法に関
する。
ロカーボンまたはブロモクロロフルオロカーボン)また
はこれとフルオロカーボン(FC)またはクロロフルオ
ロカーボン(CFC)との混合物の処理方法であって、 a) ハロンまたはこれとFCまたはCFCとの混合物
を水素源の存在下に熱分解または光化学分解し、 b) a)で生成されたHF、HBr、CO2 、水およ
び場合によりHClを含有する段階ガスを5〜50℃に
冷却し、そして c) ガススクラバー塔中で、段階b)で得られたガス
からのハロゲン化水素をスクラビング液中に吸収させ、
そして塩基で中和し、そしてガス中に含まれる臭素元素
および塩素元素を還元剤で対応する塩に還元し、スクラ
ビング液およびガスをガススクラバー塔の中央部に供給
し、そして塩基および場合により還元剤をガススクラバ
ー塔の頂部に導入し、そしてハロゲン化水素物不含のガ
スをガススクラバー塔の頂部から抜き取り、そしてブラ
イン溶液をガススクラバー塔の底部で抜き取る方法に関
する。
【0005】本発明により処理されるハロン(ブロモフ
ルオロカーボンまたはブロモクロロフルオロカーボン)
は、一般に1〜3個の炭素原子を有している。これらの
ハロンは完全にまたは部分的に水素化されていてもよ
い。
ルオロカーボンまたはブロモクロロフルオロカーボン)
は、一般に1〜3個の炭素原子を有している。これらの
ハロンは完全にまたは部分的に水素化されていてもよ
い。
【0006】ハロンは、単独で存在してもまたは互いに
混合されてあるいはFCまたはCFCあるいはこれらの
両方と混合されていてもよい。段階a)における水素源
は水素そのものであるかあるいは炭化水素であるのが好
ましい。ヨーロッパ特許出願公開第0 212 410
号明細書に記載されたようなクラッキング反応器中で熱
分解を行うのが好ましい。
混合されてあるいはFCまたはCFCあるいはこれらの
両方と混合されていてもよい。段階a)における水素源
は水素そのものであるかあるいは炭化水素であるのが好
ましい。ヨーロッパ特許出願公開第0 212 410
号明細書に記載されたようなクラッキング反応器中で熱
分解を行うのが好ましい。
【0007】段階b)において、HF、HBr、CO2
および水(またはクロロフルオロカーボンまたはブロモ
クロロフルオロカーボンを使用する場合にはHCl)を
含有する段階a)で製造されたガスを5〜50℃、好ま
しくは5〜30℃に冷却する。
および水(またはクロロフルオロカーボンまたはブロモ
クロロフルオロカーボンを使用する場合にはHCl)を
含有する段階a)で製造されたガスを5〜50℃、好ま
しくは5〜30℃に冷却する。
【0008】段階c)で使用するガススクラバー塔は2
段階塔であることが好ましく、その際にガススクラビン
グ液および段階a)で製造されたガスを第1段階で頂部
に供給し、そして塩基および場合により還元剤を第2段
階で頂部から導入する。ガススクラバー塔は、等温また
は断熱下に、常圧、減圧または加圧下に操作できる。好
ましい操作方法は、断熱、特に常温下でのものである。
段階塔であることが好ましく、その際にガススクラビン
グ液および段階a)で製造されたガスを第1段階で頂部
に供給し、そして塩基および場合により還元剤を第2段
階で頂部から導入する。ガススクラバー塔は、等温また
は断熱下に、常圧、減圧または加圧下に操作できる。好
ましい操作方法は、断熱、特に常温下でのものである。
【0009】最初の段階の底部を離れるブライン溶液が
pH5〜8.4、好ましくはpH6〜6.5を有し、そ
して20〜50重量%、好ましくは30〜40重量%の
塩含有率を有するように段階c)で使用するガススクラ
バー塔を操作するのが好ましい。
pH5〜8.4、好ましくはpH6〜6.5を有し、そ
して20〜50重量%、好ましくは30〜40重量%の
塩含有率を有するように段階c)で使用するガススクラ
バー塔を操作するのが好ましい。
【0010】段階c)で使用されるスクラビング液は
水、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類水酸化物、ア
ルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ
金属重炭酸塩またはアルカリ土類金属重炭酸塩希薄溶液
またはガススクラバー塔の底部で離れるブライン溶液の
組成と同様な組成を有する希薄ブライン溶液であること
ができる。
水、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類水酸化物、ア
ルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ
金属重炭酸塩またはアルカリ土類金属重炭酸塩希薄溶液
またはガススクラバー塔の底部で離れるブライン溶液の
組成と同様な組成を有する希薄ブライン溶液であること
ができる。
【0011】好適な還元剤は、アルカリ金属蟻酸塩、ア
ルカリ金属亜硫酸水素塩、ヒドラジンまたは二酸化硫黄
ガスの水溶液、好ましくは蟻酸ナトリウムまたはカリウ
ムの水溶液である。段階a)で製造されたガスが実際に
Br2 および/またはCl2を含有している場合にだけ
還元剤を添加する必要がり、これらの含有は分析により
容易に確立できる。
ルカリ金属亜硫酸水素塩、ヒドラジンまたは二酸化硫黄
ガスの水溶液、好ましくは蟻酸ナトリウムまたはカリウ
ムの水溶液である。段階a)で製造されたガスが実際に
Br2 および/またはCl2を含有している場合にだけ
還元剤を添加する必要がり、これらの含有は分析により
容易に確立できる。
【0012】使用できる塩基は、アルカリ金属またはア
ルカリ土類水酸化物、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属炭酸塩または重炭酸塩であり、好ましくは水酸化ナ
トリウムまたは水酸化カリウムあるいは炭酸ナトリウム
または炭酸カリウムである。
ルカリ土類水酸化物、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属炭酸塩または重炭酸塩であり、好ましくは水酸化ナ
トリウムまたは水酸化カリウムあるいは炭酸ナトリウム
または炭酸カリウムである。
【0013】
【実施例】本発明を以下の実施例および図1により詳細
に説明する。 例1 段階a)による分解を頂部端において電気点火バーナー
(2)が取り付けられているダイアボン(登録商標名:
Diabon) 管(1)(長さ=800mm、直径=48m
m)中で行った。毎時100gのハロン/CFC混合物
(40重量%のジクロロジフルオロメタン、R12、5
0重量%のトリクロロフルオロメタン、R11、10重
量%のトリフルオロブロモメタン、ハロン13B1)を
酸水素炎(毎時35リットルのH2 、毎時10.5リッ
トルのO2 )により分解した。ダイアボン管(1)の底
部端に、熱い分解ガスを室温に冷却するダイアボンプレ
ート熱交換器(3)(長さ=400mm)を取り付け
た。次いで、冷却したガスを配管(4)を介して、2段
階スクラバーの第1段階の役割を果たす塔(5)(長さ
=400mm;直径=100mm;側部供給パイプおよ
び充填用としての4mmPPラッシヒリングを有するP
TFE−ライニングされた鋼製塔)に通過させた。実験
の始めに、配管(6)を介してポンプ(7)により水を
循環させた(毎時約2000ml)。塔(5)に、第2
段階として第2の塔(8)(長さ=1000mm;直径
=50mm;側部供給パイプおよび充填用としての4m
mPPラッシヒリングを有するPTFE−ライニングさ
れた鋼製塔)を取り付けた。30重量%のKOH水溶液
(毎時約300ml)を、配管(10)を介して貯槽
(9)から塔(8)の頂部にそして10重量%の蟻酸カ
リウム水溶液(毎時約30ml)を配管(12)および
(10)を介して貯槽(11)から配量添加した。配量
添加法は、pHおよび電気ポテンシャル(塔(8)の出
口で測定)により制御した。100gのハロン/CFC
混合物が通過した際に、塔(5)の底部の一部(毎時約
330ml)の導管(13)を介する貯槽(14)への
連続的排出を開始した。溶出ブライン溶液は、約30〜
35重量%の塩含有率を有していた。臭素元素および塩
素元素および次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、亜臭素酸塩
および亜塩素酸塩は分析により検出できなかった。炭酸
塩および炭酸水素塩の割合は6.5のブライン溶液のp
Hで0.1重量%未満であった。CO2 がライン(1
5)を介してカラム(8)の頂部で飛散した。
に説明する。 例1 段階a)による分解を頂部端において電気点火バーナー
(2)が取り付けられているダイアボン(登録商標名:
Diabon) 管(1)(長さ=800mm、直径=48m
m)中で行った。毎時100gのハロン/CFC混合物
(40重量%のジクロロジフルオロメタン、R12、5
0重量%のトリクロロフルオロメタン、R11、10重
量%のトリフルオロブロモメタン、ハロン13B1)を
酸水素炎(毎時35リットルのH2 、毎時10.5リッ
トルのO2 )により分解した。ダイアボン管(1)の底
部端に、熱い分解ガスを室温に冷却するダイアボンプレ
ート熱交換器(3)(長さ=400mm)を取り付け
た。次いで、冷却したガスを配管(4)を介して、2段
階スクラバーの第1段階の役割を果たす塔(5)(長さ
=400mm;直径=100mm;側部供給パイプおよ
び充填用としての4mmPPラッシヒリングを有するP
TFE−ライニングされた鋼製塔)に通過させた。実験
の始めに、配管(6)を介してポンプ(7)により水を
循環させた(毎時約2000ml)。塔(5)に、第2
段階として第2の塔(8)(長さ=1000mm;直径
=50mm;側部供給パイプおよび充填用としての4m
mPPラッシヒリングを有するPTFE−ライニングさ
れた鋼製塔)を取り付けた。30重量%のKOH水溶液
(毎時約300ml)を、配管(10)を介して貯槽
(9)から塔(8)の頂部にそして10重量%の蟻酸カ
リウム水溶液(毎時約30ml)を配管(12)および
(10)を介して貯槽(11)から配量添加した。配量
添加法は、pHおよび電気ポテンシャル(塔(8)の出
口で測定)により制御した。100gのハロン/CFC
混合物が通過した際に、塔(5)の底部の一部(毎時約
330ml)の導管(13)を介する貯槽(14)への
連続的排出を開始した。溶出ブライン溶液は、約30〜
35重量%の塩含有率を有していた。臭素元素および塩
素元素および次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、亜臭素酸塩
および亜塩素酸塩は分析により検出できなかった。炭酸
塩および炭酸水素塩の割合は6.5のブライン溶液のp
Hで0.1重量%未満であった。CO2 がライン(1
5)を介してカラム(8)の頂部で飛散した。
【図1】図1は、本発明方法を行うための装置の概略図
である。
である。
1・・・・ 分解管 2・・・・ 電気点火バーナー 3・・・・ 熱交換器 4,6、10,12,13,15・・・・ 導管 5,8・・・・ ガススクラバー塔 7・・・・ ポンプ 9,11,14・・・・ 貯槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リユーデイゲル・ウアルツ ドイツ連邦共和国、65799 ケルクハイム、 インターブルクストラーセ、6 (72)発明者 ウオルフ−デイートマール・カウフマン ドイツ連邦共和国、61476 クロンベルク、 グアイタストラーセ、12
Claims (7)
- 【請求項1】 ハロン(ブロモフルオロカーボンまたは
ブロモクロロフルオロカーボン)またはこれとフルオロ
カーボン(FC)またはクロロフルオロカーボン(CF
C)との混合物の処理方法であって、 a) ハロンまたはこれとFCまたはCFCとの混合物
を水素源の存在下に熱分解または光化学分解し、 b) a)で生成されたHF、HBr、CO2 、水およ
び場合によりHClを含有する段階ガスを5〜50℃に
冷却し、そして c) ガススクラバー塔中で、段階b)で得られたガス
からのハロゲン化水素をスクラビング液中に吸収させ、
そして塩基で中和し、そしてガス中に含まれる臭素元素
および塩素元素を還元剤で対応する塩に還元し、スクラ
ビング液およびガスをガススクラバー塔の中央部に供給
し、そして塩基および場合により還元剤をガススクラバ
ー塔の頂部に導入し、そしてハロゲン化水素物不含のガ
スをガススクラバー塔の頂部から抜き取り、そしてブラ
イン溶液をガススクラバー塔の底部で抜き取る、上記方
法。 - 【請求項2】 ハロンが1〜3個の炭素原子を有する請
求項1の方法。 - 【請求項3】 FCまたはCFCが1〜6個の炭素原子
を有する請求項1または2の方法。 - 【請求項4】 段階c)で使用するガススクラバー塔を
断熱下に操作する請求項1〜3のいずれか一つの方法。 - 【請求項5】 段階c)で使用する最初の段階の底部か
ら抜き取られるブライン溶液がpH5〜8.4を有する
ようにガススクラバー塔を操作する請求項1〜4のいず
れか一つの方法。 - 【請求項6】 段階c)で使用する最初の段階の底部か
ら抜き取られるブライン溶液が30〜40重量%の塩含
有率を有するようにガススクラバー塔を操作する請求項
1〜4のいずれか一つの方法。 - 【請求項7】 段階c)で使用するガススクラバー塔が
2段階塔であり、そしてスクラビング液および段階a)
で得られたガスを第1段階の頂部に導入し、そして塩基
および場合により還元剤を第2段階の頂部から導入する
請求項1〜6のいずれか一つの方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4324908:6 | 1993-07-24 | ||
DE19934324908 DE4324908A1 (de) | 1993-07-24 | 1993-07-24 | Verfahren zur Entsorgung von Halonen oder halonhaltigen Fluorkohlenwasserstoffen oder Fluorchlorkohlenwasserstoffen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07178313A true JPH07178313A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=6493637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17128994A Pending JPH07178313A (ja) | 1993-07-24 | 1994-07-22 | ハロンまたはハロン−含有フルオロカーボンまたはクロロフルオロカーボンの処理方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0636388A1 (ja) |
JP (1) | JPH07178313A (ja) |
CA (1) | CA2128659A1 (ja) |
DE (1) | DE4324908A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022044613A1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 昭和電工株式会社 | ハロン精製方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5705140A (en) * | 1995-07-18 | 1998-01-06 | Transformation Technologies, Ltd. | Process for the transformation of halogenated refrigerant gases |
US20010009652A1 (en) * | 1998-05-28 | 2001-07-26 | Jose I. Arno | Apparatus and method for point-of-use abatement of fluorocompounds |
CN100551467C (zh) | 2002-03-28 | 2009-10-21 | 兴研株式会社 | 有机化合物的分解装置 |
EP2686611B1 (de) * | 2011-03-14 | 2015-09-30 | URT Umwelt- und Recyclingtechnik GmbH | Verfahren und anlagen zur behandlung von kältemittel und/oder treibmittel aufweisenden fluiden |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4982039A (en) * | 1987-09-03 | 1991-01-01 | University Of Southern California | Conversion of halogenated toxic substances |
US5457267A (en) * | 1992-03-28 | 1995-10-10 | Hoechst Aktiengesellschaft | Process for disposing of halons or halon-containing fluorocarbons or chlorofluorocarbons |
-
1993
- 1993-07-24 DE DE19934324908 patent/DE4324908A1/de not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-07-11 EP EP94110731A patent/EP0636388A1/de not_active Withdrawn
- 1994-07-22 CA CA 2128659 patent/CA2128659A1/en not_active Abandoned
- 1994-07-22 JP JP17128994A patent/JPH07178313A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022044613A1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 昭和電工株式会社 | ハロン精製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0636388A1 (de) | 1995-02-01 |
DE4324908A1 (de) | 1995-01-26 |
CA2128659A1 (en) | 1995-01-25 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050628 |