JPH04112190A - 旋回式クレーン - Google Patents

旋回式クレーン

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JPH04112190A
JPH04112190A JP40529890A JP40529890A JPH04112190A JP H04112190 A JPH04112190 A JP H04112190A JP 40529890 A JP40529890 A JP 40529890A JP 40529890 A JP40529890 A JP 40529890A JP H04112190 A JPH04112190 A JP H04112190A
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JP
Japan
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boom
load
sheave
rope
pin
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JP40529890A
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English (en)
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Hideaki Yoshimatsu
英昭 吉松
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[000月
【産業上の利用分野] 本発明は鉛直線に対する旋回方向および旋回半径方向の
巻上ロープの振れ角、またはロープ張力(吊り上げ荷重
)を検出する装置を備えた旋回式クレーンに関するもの
である。 [0002] 【従来の技術】 旋回式クレーンにおいては、旋回、ブーム俯仰、走行等
の各動作の加速または減速時に吊荷(空荷の場合には吊
り具)の振れが生じ、この所謂荷振れがクレーン停止時
まで残る場合がある。 とくに、所定の三位置間でクレーン動作が自動的に行な
われる自動運転時に荷振れが残ると、吊荷を所定位置に
正確に下せなかったり、吊荷が周囲の物や人に当ったり
する等の問題が生じる。 [0003] また、吊荷を地面から吊り上げる瞬間の所謂地切り時に
おいても、吊荷がブーム先端の鉛直下方にないことによ
り、地切り後に荷振れが生じる場合がある。 [0004] そこで、このような荷振れを防止するためのクレーン制
御が必要となり、その前提として、鉛直線に対する吊荷
の振れ角、すなわち巻上ロープの振れ角を検出すること
が必要となる。 [0005] 一方、旋回式クレーンにおいては、過負荷防止等のため
に吊り上げ荷重を把握する必要があり、そのためにロー
プ張力を検出することが必要となる。 [0006] 従来、上記巻上ロープの振れ角を検出する手段として、
特開昭60−157497号公報に示されているように
、巻上ロープが通されるメインシーブの支持ピン(メイ
ンシーブピン)に歪ゲージ等の荷重センサを組込み、巻
上ロープの張力によってこのメインシーブピンに作用す
る剪断力を、この荷重センサにより、ピン細心と直角な
異なる二方向(たとえば水平方向と鉛直方向)の成分に
分解して検出し、この検出値からロープの振れ角を演算
するものが公知となっている。 一方、ロープ張力を検出する手段として、たとえば特開
昭60−6592号公報に示されているように、メイン
シーブピンのボスに作用する荷重からロープ張力を割り
出すようにしたものが公知となっている。 [0007]
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のロープ振れ角検出手段による
と、メインシーブピンの中間部1点に作用する直角二方
向の剪断荷重からロープの振れ角を求めるため鉛直線に
対する前後方向のロープ振れ角は検出できるものの、左
右方向のロープの振れに対しては検出不能であった。 このため、前後方向だけでなく左右方向の荷振れが重要
な問題となる旋回式クレーンにおいては実効が薄いもの
となっていた。 [0008] また、クレーンにおいては、通常、ブームの先端部に、
−本のメインシーブピンに並んで支持された複数枚のメ
インシーブと、巻上ロープをこのメインシーブに向けて
ガイドする一枚のアイドラシーブとが設けられ、ブーム
長さ(ブーム強度に基づく定格荷重)や荷の重量に応じ
て巻上ロープの掛は数が種々変更される。たとえば、1
50トンの荷を吊る場合にはロープを14本掛けとして
ロープ張力を小さくし、11トンの荷に対してはロープ
を1本掛けとして吊り上げ速度を高めるといった方法が
とられる。 この場合、荷重センサは、通常、最大荷重(上記の例で
いえば150トン)に合った能力のものが用いられるこ
とになるため、荷が軽量の場合には検出精度が悪くなる
。 [000”il また、ロープ掛は数によって使用されるメインシーブの
枚数と位置が変化し、これによってメインシーブピンに
対する荷重の作用位置も変化する。従って、ピンの曲げ
荷重が変化するため、これがピンの剪断荷重の検出に影
響を与える結果益々、検出精度が悪くなる。 [0010] これらの点で、従来の手段によると、ロープの振れ角お
よびロープ張力を正確に検出できないという問題があり
、この点の対策が望まれていた。 [0011] そこで本発明は、巻上ロープの前後および左右方向(旋
回半径方向および旋回方向)の振れ角、またはロープ張
力を正確に検出することができる旋回式クレーンを提供
するものである。 [0012]
【課題を解決するための手段】
本発明は、ブームの先端部に、一乃至複数枚のメインシ
ーブと、巻上ロープをこのメインシーブに向けてガイド
するアイドラシーブとが設けられた旋回式クレーンにお
いて、上記メインシーブを回転自在に支持するメインシ
ーブピンの両端支持荷重をそれぞれシーブピン軸心と直
角な二方向の荷重に分解して検出する荷重センサと、ブ
ームの仰角を検出するブーム角度センサと、これら各セ
ンサの検出値から鉛直線に対する巻上ロープの旋回方向
および旋回半径方向の振れ角を演算する演算器とを具備
してなるものである(請求項1)。 [0013] 請求項2の発明は、ブームの先端部に、複数枚のメイン
シーブと、巻上ロープをこのメインシーブに向けてガイ
ドするアイドラシーブとが設けられたクレーンにおいて
、上記各メインシーブのうち上記アイドラシーブから出
た巻上ロープが最初に通されるメインシーブを回転自在
に支持する第1メインシーブピンと、他のメインシーブ
を回転自在に支持する第2メインシ、−ブピンとを互い
に独立して設け、かつ、上記第1メインシーブピンの両
端支持荷重をそれぞれシーブピン軸心と直角な二方向の
荷重に分解して検出する荷重センサと、ブームの仰角を
検出するブーム角度センサと、これら各センサの検出値
から鉛直線に対する巻上ロープの旋回方向および旋回半
径方向の振れ角を演算する演算器とを具備してなるもの
である。 [0014] 請求項3の発明は、請求項2の構成において、演算器が
、荷重センサおよびブ−ム角度センサの検出値から巻上
ロープの張力を演算するものである。 [0015] 請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の構成において
、センサとして、荷重センサおよびブーム角度センサに
加えて、荷重センサが設けられたメインシーブピンの水
平線に対する傾斜角を検出するピン傾斜センサを設けた
ものである。 [0016]
【作用】
このように、シーブピンの両端においてそれぞれ直角二
方向に作用する荷重を検出するため、ロープの旋回半径
方向の振れ角に加えて旋回方向の振れ角をも求めること
が可能となる。 [0017] 一方、複数枚のメインシーブを備え、吊り上げ荷重やブ
ーム長さに応じて巻上ロープを掛は変えるクレーンにお
いて、請求項2のように、ロープ掛は数に関係なくガイ
ドシーブのつぎに巻上ロープが通される第1メインシー
ブを他のメインシーブとは独立して第1メインシーブピ
ンで支持し、この第1メインシーブピンの両端支持荷重
を検出する構成とすると、ロープの掛は変えによるピン
荷重の変化の幅が従来装置の場合よりも狭くなる。 すなわち、最大ピン荷重と最小ピン荷重の差が小さくな
り、それだけ荷重センサがカバーすべき検出荷重範囲が
狭くなるため、ロープの振れ角の検出精度が向上する(
軽量の吊り荷に対しても正確にロープの振れ角を検出す
ることができる。 また、請求項3の構成によると、請
求項2の場合と同じ理由により、ロープ張力の検出精度
を高めることができる。 [0018] さらに、請求項4の構成によると、荷重センサが設けら
れたシーブピンの傾きをロープの振れ角等の検出に加味
するため、検出精度が一層高いものとなる。 [0019]
【実施例】
本発明の実施例を図によって説明する。 図10に本発明の適用対象である旋回式クレーンの一例
としてのホイールクレ−ンの概略構成を示している。 [0020] 同図において、1は下部走行体、2はアウトリガ装置、
3は上部旋回体、4はブームで、このブーム4の先端部
にアイドラシーブ5およびメインシーブ6が設けられて
いる。 [0021] 吊荷7を巻上げる巻上ロープ8は、上部旋回体3に搭載
されたウィンチ9からガイドシーブ10を介して引出さ
れ、アイドラシーブ5に通された後、メインシーブ6と
フックシーブ11との間に掛は渡されて吊荷7を吊持す
る。 [0022] なお、図では巻上ロープ8をメインシーブ6とフックシ
ーブ11との間に複数回掛は回す複数本掛は方式の場合
を示しているが、単索・高速吊り作業を行なう場合には
、巻上ロープ8がメインシーブ6を通って単索用フック
に止め付けられる1本掛は方式がとられる。 [0023] また、複数本掛は方式をとる場合、巻上ロープ8の端末
は、偶数本掛は方式にあってはブーム先端部に、奇数本
掛は方式にあってはフック12にそれぞれ止め付けられ
る。 [0024] つぎに、各実施例においてロープ振れ角およびロープ張
力(吊り上げ荷重)を検出するための構成を説明する。 [0025] 第1実施例(図1〜図5参照) この第1実施例では、メインシーブ6が1枚だけ設けら
れた一本掛は方式をとるクレーンへを例にとっている。 図2および図3において、13はこのメインシーブ6を
回転自在に支持するメインシーブピンで、軸方向および
回転方向に固定された状態でブーム先端部に設けられて
いる。 このメインシーブピン13は、ピン本体14の軸方向の
両端部内方に、それぞれ第1および第2両画重センサ1
5a、15bおよび16a、16bが設けられた所謂ピ
ン型ロードセルとして構成され(ピン型ロードセルの詳
細についてはたとえば特開昭60−55237号公報参
照) 巻上ロープ8およびメインシーブ6を介してシー
ブピン13の両端に作用するシーブピン軸心と直角な二
方向の荷重がこれら左右両側の第1および第2荷重セン
サ15a、15b、16a、16bによって検出される
。 すなわち、第1荷重センサ15a、15bは、ブーム軸
心Aと平行なX方向の荷重を、第2荷重センサ16a、
16bは、このX方向と直角で力りシーブピン軸心と直
角なY方向の荷重を、それぞれメインシーブピン13の
両端で検出する[0026] なお、説明をわかり易くするために、アイドラシーブ5
はメインシーブ6と同一径で、カリ、ブーム軸線Aと直
角方向においてメインシーブ6の真上にあるものとする
。すなわち、X、Y平面上にてアイドラシーブ5の軸心
はY軸上にあるものとする。 また、ブーム先端部の側面にはブーム4の仰角(対水平
角度)θを検出するブーム角度センサ18が設けられて
いる。 [0027] これら左右両側の第1および第2各荷重センサ15a、
15b、16a、16bとブーム角度センサ18とによ
る検出値は、上部旋回体等に設置された第1図に示す演
算器19に入力され、この演算器19で巻上ロープ8の
旋回方向および旋回半径方向の振れ角とロープ張力が演
算される。 [0028] この点の作用を図4,5を用いて詳述する。 両図において、θはブーム仰角、αはロープ8の旋回方
向振れ角、βは同旋回半径方向振れ角、RIX、 R2
Xはシーブピン両端でのX方向荷重、RIY、 R2Y
は同Y方向荷重、R3はシーブピン軸(Z)方向に作用
する横荷重、aはアイドラおよびメイン両シーブ5,6
のシーブ半径、bはメインシーブピン11の軸方向中心
から両端支持点までの距離、Wは吊り荷重である。 [0029) 両図の状Jl’jす(、゛、荷]IFハヘ7が作り−t
J I−、ている場合に、”i::; Iy−3るX、
Y両方向の力(7′)釣り占°゛いを考えると、 X方向は、 [0O30]
【数1】 RIX−f−R2X=W−cosa   sin (θ
・〜 β)Y方向は、 [0031]
【数2】 R,IY +−R,2Y−ハ■・ CO3α   CO
8(θ−β)  −、−WZ力方向、 [00321
【数3] R3=W−sinα となる。 巨)033] ま/、二、口・−プ8の旋回半径方向J′ユよび旋回方
向の振れによ、−X)で影響を受ける゛(、−メントの
釣り合いを考えるど、 X軸まわりのモ・−メントは2、 [0034] 【数4】 b −R1¥= b −R2Y +a  5in(θ−β) −W−sinαY軸まわり
のモ・−メンI・は、 [00353
【数5] b −R1X@a−eos (θ−β)−W−sjnα
b−R2X Z軸まわりのモーメントは、 a−W=a−W となる。 ここで、αは実際問題として最大で0.0871ラジア
ンなので、 Sinα=α、CO3(X = 1 また、 RX=RIX+R2X:X方向の合剪断力RY=RIY
+R2Y:Y方向の合剪断力MY=b (RIX−R2
X)  :Y軸回りのモーメントMX=b (RIY−
R2Y)  : X軸回りのモーメントとおき、数1〜
数5を整理すると、 [0036] (=5゜ )程度と小 【数6】 W−8in(θ−β)=RX [0037]
【数7】 W−cos(θ−β)−W=RY [0038]
【数8】 W・α=R3 [0039]
【数9】 aoW・α・5in(θ−β) =MX[0040]
【数10】 a−W・αC08(θ−β)=−MY となる。 [0041] そして、数6および数7から [0042]
【数1月 [0043] となる。ここで、 また、数6から [0044] R2=RX2+RY2 [0045] となり、さらに、数9と数10より [0046] [0047] が得られる。 [0048] このうち、RIX、 R2X、 RIY、 R2Yは荷
貢センサ15a、15b、16a、16bによって、ま
たθはブーム角度センサ18によってそれぞれ検出され
るため、この検出値から、RX、RY、R,MX、MY
が演算器19での計算によって求められる。 [0049] 従って、数11により吊り荷重(ロープ張力)Wカ瓢数
11を数12に代入して旋回半径方向の振れ角βが、数
11によって旋回方向の振れ角αが、また数11と数1
3を数8に代入して、ブーム4にかかる横曲げ力R3が
それぞれ求められる。 [0050] ところで、吊荷が旋回方向に振れると、ブーム4に捩り
がかかってブーム4が変形するため、シーブピン11が
水平状態から左右方向に傾く。 また、−図8に示すアウトリガ装置2によって機体を持
上げて設置する場合に、機体の水平度が正確に出ていな
い場合がある。この場合には、シーブピン11が最初か
ら傾いていることになる。 [0051] そこで、ブーム角度センサ18とともに、メインシーブ
ピン11(ブーム4)の傾きを検出するセンサをブーム
先端部に設け、このセンサの検出値を加味してロープ振
れ角等を求めるようにしてもよい。 [0052] すなわち、ブーム先端でのブーム角度をθ、シーブピン
11のY−Z面での傾きをγとすると、シーブピン軸を
含む鉛直面内でのシーブピン11の傾き角χは、 γ =γcosθ となり、このときのロープ8の旋回方向振れ角α およ
び旋回半径方向振れ角β′ は、 [0053] 【数14】 α =α−χCO8θ [0054]
【数15】 [0055] となる。 [0056] なお、傾斜センサの形式によってγ =γCOSθを直
接計測できる場合には、α =α−χ として計算でき
る。 [0057] こうすることにより、ロープ8の振れ角およびロープ張
力の検出精度を高めることができる。 [0058] 第2実施例(図6および図7参照) 図6および図7図には、巻上ロープ8がメインシーブ6
とフックシーブ11との間に二往復して掛は回される4
本掛は方式をとるクレーンを示している。 [0059] なお、説明をわかり易くするために、アイドラシーブ5
、メインシーブ6、フックシーブ11はすべて同一径(
寸法a)とし、かつ、2枚ずつのメインシーブ6および
フックシーブ11はいずれも左右対称に配置されている
ものとする。また、ここでは、メインシーブピン11の
傾きはないものとしている。 [0060] 図中、Lはメインシーブ中心からフックシーブ中心まで
の鉛直距離、Cはメインシーブ6.6間距離である。 [0061] ここで、αおよびβは小、L>>a、L>>b、L>>
cであるから、各ロープの振れ角がともにα、βとして
扱うことができる。 [0062] そして、前記した1本掛は方式の場合と同様に、x、y
、z方向の力の釣り合い、およびX軸、Y軸、Z軸まわ
りのモーメントの釣り合いから方程式をたて、αは小さ
いとして解くと、下記式が得られる。 [0063]
【数16】 [0064] [0065]
【数18】 [0066]
【数19】 R3=IWα 従って、吊り荷重4W、旋回方向振れ角α、旋回半径方
向振れ角β、ブーム4にかかる横荷重4Wα(=R3+
Wα)が、各センサ15a、15b、16a。 16b、18の検出値から演算器19で計算によって求
められる。 第3実施例(図8および図9参照) 第3実施例においては、複数枚(図では三枚の場合を例
示している、以下この例で説明する)のメインシーブの
うち、アイドラシーブ5から出た巻上ロープ8が最初に
通される一端側のメインシーブ(以下、第1メインシー
ブという)6aと、他の二枚のメインシーブ(以下、第
2メインシーブという)6b、6bとを、同軸上におい
て互いに独立して設けた第1および第2両メインシーブ
ピン13a、13bによって別々に支持し、第1メイン
シーブピン13aを、第1および第2両画重センサ15
a、16aおよび15b、16bを備えたピン型ロード
セルとして構成している。 [0067] なお、この実施例では、アイドラシーブ5とメインシー
ブ6a、6bをブーム軸線Aと直角な線上に配置せずに
、この直角線に対して成る角度θ1をもって配置してい
る。こうすれば、ブーム角度が小さくなっても(たとえ
ばOo)第1メインシーブピン13aに反力が作用する
ため、小ブーム角度での荷重検出の感度が良いものとな
る。 [0068] また、この構成におけるロープ振れ角およびロープ張力
の演算方法は基本的に第1実施例の場合と同じであるた
めここではその説明を省略する。 [0069] この第3実施例の構成によると、ブーム長さや吊り上げ
荷重に応じて巻上ロープ8を掛は変えるクレーンにおい
て、ロープ8の掛は変えによっても、吊り上げ荷重の作
用位置は第1メインシーブピン13aから変動しないた
め、荷重センサ15a、16aおよび15b、16bに
よる剪断荷重の検出にピン曲げ荷重が影響を及ぼすおそ
れがなくなる。 [0070] また、ロープ8の掛は変えによるピン荷重の変動幅が、
第2実施例の構成の場合と比較して小さくなるため、荷
重センサ15a、16aおよび15b、16bがカバー
すべき検出荷重範囲が狭くなる。このため、軽量の吊り
荷に対しても感度の良い検出作用を確保することができ
る。 [00713 上記二点により、ロープ振れ角およびロープ張力の検出
精度が良いものとなる。 その他の実施例 (1)上記各実施例では、ブーム仰角を検出するブーム
角度センサ18をブーム先端部に設けたが、このブーム
仰角をブーム基部に設けたブーム角度センサで検出する
ようにしてもよい。 [0072] ただし、上記実施例によると、直接、ブーム先端部での
ブーム仰角を検出するため、ブーム4のたわみを考慮す
る必要がなくなる分、検出精度が良いものどなる。 [0073] (2)上記各実施例では、メインシーブピン13または
13aの両端支持荷重をそれぞれシーブピン軸心と直角
な二方向の成分に分解して検出する荷重センサとしてピ
ン型ロードセルを用いたが、同様の検出機能を有する他
の荷重センサを用いてもよい。 [0074] たとえば、ピン型ロードセルとして米国特許第3695
096号に示されたものを使用することができる。また
、他の例として、光学式6軸カセンサを用いることがで
きる。この場合には、センサ外輪がブームに固定、内輪
がメインシーブピンに挿入され、メインシーブピンにか
かった力がラジアル、スラストともにメインシーブピン
を介してセンサ内輪に伝達され、検出される。 [0075]
【発明の効果】
上記のように請求項1の発明によるときは、巻上ロープ
およびメインシーブを介して荷重を支持するメインシー
ブピンの両端支持荷重を、それぞれ荷重センサによりシ
ーブピン軸心と直角な二方向の荷重に分解して検出する
とともに、ブームの仰角をブーム角度センサによって検
出し、演算器により、これら検出値から鉛直線に対する
巻上ロープの振れ角を演算する構成としたから、ロープ
の旋回半径方向と旋回方向の双方の振れ角を検出するこ
とができる。 このため、旋回式クレーンにおいて、この検出されたロ
ープの振れ角に基づいて旋回方向および旋回半径方向ρ
振れ止め制御を行な2うことか可能となる。 [0076] 一方1.:請求項2の発明によると、吊り上げ荷重やブ
ーム長さに応じて巻上ロープを複数枚のメインシーブ間
で掛は変えるクレーンにおいて、ロープ掛は数に関係な
くガイドシーブのつぎに巻上ロープが通される第1メイ
ンシーブを他のメインシーブとは独立して第1メインシ
ーブピンで支持し、この第1メインシーブピンの両端支
持荷重を検出す、る構成としたから、ワープの掛は変え
によっても、吊り上げ荷重の作用位置が第1メインシー
ブピンから変動しない。このため、荷重センサによる剪
断荷重の検出にピン曲げ荷重が影響を及ぼすおそれがな
くなる。 [0077] 加えて、ロープの掛は変えによるピン荷重の変化の幅が
従来装置の場合よりも狭くなる。すなわち、最大ピン荷
重と最小ピン荷重の差が外さくなり、それだけ荷重セン
サがカバーすべき検出荷重範囲が狭くなるため、ロープ
の振れ角の検出精度が向上する(軽量の吊り荷に対して
も正確にロープの振れ角を検出することができる。 この二点により、ロープ振れ角の検出精度が従来よりも
遥かに良いものとなる。 また、請求項3の発明による
と、請求項2の発明と同じ理由によってロープ張力の検
出精度を大幅に向上させることができる。 [0078] さらに、請求項4の発明によると、荷重センサが設けら
れたメインシーブピンの水平線に対する傾きをロープの
振れ角等の検出に加味するため、検出精度が一層高いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかる旋回式クレーンにおけるロ
ープの振れ角およびロープ張力の検出装置のブロック構
成図である。
【図2】 同装置を構成するセンサが設けられたブーム先端部の側
面図である。
【図3】 図2のイーイ線拡大断面図である。
【図4】 同装置によるロープの振れ角検出作用を説明するための
側面図である。
【図5】 同じくロープ振れ角検出作用を説明するための正面図で
ある。
【図6】 本発明の第2実施例におけるロープ振れ角およびロープ
張力の検出作用を説明するための側面図である。
【図7】 同じくロープ振れ角およびロープ張力の検出作用を説明
するための正面図である。
【図8】 本発明の第3実施例を示すブーム先端部の側面図である
【図9】 図8のローロ線拡大断面図である。
【図101 本発明の対象である旋回式クレーンの一例としてのホイ
ールクレーンの一般的構成を示す概略側面図である。 【符号の説明】 4 ブーム 6 ブームメインシーブ 6a、6b  ブームメインシーブ 8 巻上ロープ 13 メインシーブピン 13a、13b  メインシーブピン 15a、15b、16a、16b  メインシーブピン
の両端支持荷重を検出する荷重センサ 18 ブーム角度センサ 19 演算器
【書類名】
【国司 図面 【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】 【図101

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームの先端部に、一乃至複数枚のメイン
    シーブと、巻上ロープをこのメインシーブに向けてガイ
    ドするアイドラシーブとが設けられた旋回式クレーンに
    おいて、上記メインシーブを回転自在に支持するメイン
    シーブピンの両端支持荷重をそれぞれシーブピン軸心と
    直角な二方向の荷重に分解して検出する荷重センサと、
    ブームの仰角を検出するブーム角度センサと、これら各
    センサの検出値から鉛直線に対する巻上ロープの旋回方
    向および旋回半径方向の振れ角を演算する演算器とを具
    備してなることを特徴とする旋回式クレーン。
  2. 【請求項2】ブームの先端部に、複数枚のメインシーブ
    と、巻上ロープをこのメインシーブに向けてガイドする
    アイドラシーブとが設けられたクレーンにおいて、上記
    各メインシーブのうち上記アイドラシーブから出た巻上
    ロープが最初に通されるメインシーブを回転自在に支持
    する第1メインシーブピンと、他のメインシーブを回転
    自在に支持する第2メインシーブピンとを互いに独立し
    て設け、かつ、上記第1メインシーブピンの両端支持荷
    重をそれぞれシーブピン軸心と直角な二方向の荷重に分
    解して検出する荷重センサと、ブームの仰角を検出する
    ブーム角度センサと、これら各センサの検出値から鉛直
    線に対する巻上ロープの旋回方向および旋回半径方向の
    振れ角を演算する演算器とを具備してなることを特徴と
    する旋回式クレーン。
  3. 【請求項3】演算器が、荷重センサおよびブーム角度セ
    ンサの検出値から巻上ロープの張力を演算するものであ
    ることを特徴とする請求項2記載の旋回式クレーン。
  4. 【請求項4】センサとして、荷重センサおよびブーム角
    度センサに加えて、荷重センサが設けられたメインシー
    ブピンの水平線に対する傾斜角を検出するピン傾斜セン
    サを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の旋回式クレーン。
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