JPH04111475U - 粘着層を有する帳票 - Google Patents

粘着層を有する帳票

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JPH04111475U
JPH04111475U JP2282391U JP2282391U JPH04111475U JP H04111475 U JPH04111475 U JP H04111475U JP 2282391 U JP2282391 U JP 2282391U JP 2282391 U JP2282391 U JP 2282391U JP H04111475 U JPH04111475 U JP H04111475U
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adhesive
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Application number
JP2282391U
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Inventor
雄二 清水
Original Assignee
大日本印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字内容を毀損することなく剥離できるとと
もに、不用意な剥離を起こすことをなくす。 【構成】 基材11に加圧により密着する粘着層12を
設け、その基材に圧着時の幅方向が全幅よりも短い部分
13を設け、その部分を密着時の強粘着部分とした。ま
た、短い部分の境界線付近に、強粘着部分を切除する切
取線s1 を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シークレット葉書用等として使用する粘着層を有する帳票に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金融機関や官庁からの通知等で親展性のあるものには、封書が使用され ていた。このような封筒には、メールフォーム自体を折りたたんで、周囲を封緘 し封筒にして送る3つ折りメールフォームが現在主流となっている。しかし、3 つ折りメールフォームは、周縁部のみ感圧接着剤でシールするため、郵便法での 扱いは「封筒」であり、「葉書」に比べて郵便料金が高い。一方、年金の支払い 通知や税金の未払い金の督促状等は、「葉書」で通知される場合が多く、プライ バシーを守れないという苦情が多かった。
【0003】 この問題を解決するために、実開平1−166561号では、「1対の透明な フィルムを互いに剥離可能に圧着したフィルム積層体と、そのフィルム積層体を 対向する被シール面間に接着挟持する折り畳み可能なカード基材とからなるシー ル付葉書」が提案されている。このとき、カード基材は、往復葉書のように2つ 折りする場合と、Z状に3つ折りする場合がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記いずれの場合でも、フィルム積層体を挟み込んで全面接着させる ため、その作業に手間がかかるうえ、一般的なシーラが使用できず、設備の大幅 な変更が必要となってしまう。
【0005】 本件出願人は、前述の問題を解決するために、「基材の密着予定面のほぼ全面 に加圧により粘着する弱粘着剤層を形成し、前記弱粘着剤層の表面に印字層を形 成し、前記基材を折り返しまたは積層して、対向する面の前記弱粘着剤層同士を 密着し、前記印字層を隠ぺいしたのちに、前記弱粘着剤層間から剥離する」全面 密着型の帳票をすでに提案している。
【0006】 この帳票では、基材と粘着層との密着力が強すぎると、剥離時(開封時)に印 字内容を毀損する可能性があり、逆に、密着力が弱いと郵送途中等に不用意に剥 離してしまう可能性があった。
【0007】 本考案の目的は、前述の課題を解決し、印字内容を毀損することなく剥離でき るとともに、不用意な剥離を起こすことのない粘着層を有する帳票を提供するこ とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案による粘着層を有する帳票は、基材の密着 予定面のほぼ全面に加圧により粘着する粘着層を形成し、折り返しまたは積層し て、前記基材と前記粘着層または前記粘着層同士を密着させたのち、その密着面 を剥離する粘着層を有する帳票であって、前記基材に圧着時の幅方向が全幅より も短い部分を設け、その部分を密着時の強粘着部分とした構成とすることができ る。
【0009】 この場合に、前記短い部分の境界線付近に、前記強粘着部分を切除する切取線 を形成した構成することができる。
【0010】
【作用】
本考案によれば、幅方向が全幅よりも短い部分が設けてあるので、シーラで圧 着する際に被圧着物に作用する圧着力は一定であるので、その短い部分に加わる 圧力が大きくなり、それに伴って粘着力が高まる。また、切取線により強粘着部 分を切除できるので、剥離もしやすい。
【0011】
【実施例】 以下、図面等を参照して、実施例につき、本考案を詳細に説明する。図1〜図 3は、本考案による粘着層を有する帳票の第1の実施例を示した図であって、図 1は断面図、図2は平面図、図3は密着させる状態を示した斜視図である。
【0012】 この帳票1は、図1に示すように、基材11の片面に、粘着層12が形成され ている。基材11は、通常は、白色の上質紙が用いられるが、コロナ処理やマッ ト処理などにより表面をザラザラにしておけば、PET,PE,PP,塩化ビニ ル等の合成樹脂フィルム等を使用することもできる。
【0013】 粘着層12は、樹脂分としてSBR(スチレン・ブタジエン・ゴム)、揮発分 として水、顔料分としてマイクロシリカ等を主成分とする粘着剤を使用すること ができる。なお、粘着剤同士の密着性を向上させるために、微量のNR(天然ゴ ム)や、PMMA(ポリメチルメタクリレート)などを添加してもよい。また、 樹脂分よりも紫外線の吸収がよいアンモニアなどのアルカリ成分を添加して、紫 外線による劣化を防止することができる。さらに、微量の酢酸ビニルを加えても よい。印字適性を向上させるための添加物は、マイクロシリカの他に、各種のデ ィスパージョンや非金属粉等を使用してもよい。
【0014】 この実施例では、前記各成分を次のような割合で混合して使用した。 SBR 20〜25部 水 65〜70部 マイクロシリカ 10部 NR 微 量 PMMA 微 量
【0015】 ここで、本考案の帳票の平面的な形態について説明する。この実施例では、図 2に示すように、連続用紙の形態をしており、左右のマージナル部qが設けられ ている。マージナル部qには、プリンタのピントラクタで送るためのパンチ孔r が形成されており、印字後には、縦ミシン目pによってそのマージナル部qを切 除することができる。
【0016】 この連続用紙は、所定の間隔で単位長さに切り取る横ミシン目s形成されてい る。この横ミシン目sの上側には、その横ミシン目sと平行に、全幅の略半分の 幅の切込みtが形成されてる。また、連続用紙の略中央には、2つ折りするため の縦ミシン目uが形成されている。
【0017】 次に、この帳票1の使用方法を細部の構成とともに説明する。図2に示した連 続用紙に、NIP等のプリンタを用いて、金融商品の満期通知等の秘密情報を印 字する。こののち、連続用紙の左右の縦ミシン目pからマージナル部qを切り取 るとともに、横ミシン目sを切り取って、枚葉の帳票1とする。
【0018】 さらに、図3に示すように、縦ミシン目uから粘着層12が内側になるように 折り返すと、切込みtのあった部分が、全幅よりも短い部分13となる。また、 短い部分13の内側には、横ミシン目sの一部が、開封ミシン目s1 として残さ れている。
【0019】 次いで、シーラのロール間を通して、全面密着させる。このとき、シーラのロ ール間ギャップは、幅方向に一定に保たれており、圧着のために基材11を2枚 重ねた厚さよりも狭くなっている。
【0020】 ここで、シーラのロール間ギャップは幅方向に一定であり、ロール間を通過す る帳票1に加わる圧力は、その幅によって変化する。また、基材11に粘着層1 2が均一に塗布されていれば、加わる圧力によって粘着力が変化する。
【0021】 従って、ロール間に帳票1を通すと、帳票1が全幅の部分で、再剥離が可能な 粘着力になるようにロール間ギャップを設定すれば、短い部分13が通過すると きには圧力が高くなり、それに伴って粘着力が強くなる。このため、短い部分1 3が強粘着部となり、郵送途中等に不用意に開封してしまうことがない。
【0022】 具体的には、葉書サイズのNIP用上質紙に、SBRを主体とした粘着剤を約 2g/m2 で塗布した粘着層12を形成した帳票の場合に、ロール間ギャップが 約80μmのシーラを通過させると、全幅部分では粘着層が再剥離可能(界面破 壊や極小部分の凝集破壊)であったが、短い部分13では、基材11が破壊した (材料破壊)。
【0023】 この状態で帳票1を郵送すれば、郵便料金が葉書扱いとなる。受取人は、開封 ミシン目s1 を切り取ることにより、短い部分13を切除すれば、粘着層12の 間から秘密情報を毀損することなく開くことができ、その秘密情報を読むことが できる。
【0024】 図4〜図8は、本考案による粘着層を有する帳票の第2〜第6の実施例を示し た図である。なお、前述した第1の実施例と同様な機能を果たす部分には、同一 の符合を付してある。
【0025】 第2の実施例の帳票1Aは、短い部分13を第1の実施例の帳票1と対称の位 置に設けたものである。また、第3の実施例の帳票Bは、横ミシン目s(図2参 照)をθだけ傾けて形成したものである。これらは、形状が簡単であるので、連 続用紙で印字するのに適した形態である。
【0026】 第4の実施例の帳票1Cは、折り返したときの向かい合うコーナー部に短い部 分13を設けたものであり、第5の帳票1Dは、さらに、4つのコーナー部に短 い部分13を設けたものである。
【0027】 第6の実施例の帳票1Eは、基材11の片面に粘着層12Aを形成したもので ある。この粘着層12Aは、樹脂分として、NR(天然ゴム)とSBR(スチレ ン・ブタジエン・ゴム)を主体としたものであり、基材11と粘着層12Aとの 間で再剥離可能に粘着し、粘着層12A同士では、再剥離不能に接着する性質が あり、具体的には、各成分を次のような割合で混合したものを使用できる。 NR 15〜20部 SBR 10〜15部 マイクロシリカ 5〜10部 高分子樹脂 5〜15部 水 65〜40部 PMMA 微 量 このような粘着剤を塗布して粘着層12Aを形成した帳票も、前述した形態にし て同様に使用することができる。
【0028】 以上説明した実施例に限定されず、種々の変形や変更ができ、それらも本考案 の範囲内である。この帳票は、2つ折りの葉書に限らず、2つ折り以上の形態で あってもよいし、折り返して使用する形態でなく、積み重ねて使用するものであ ってもよい。
【0029】 また、帳票に情報を印字するときの形態は、連続用紙でも、単票用紙でもよい し、プリンタもNIPに限らずドットインパクトプリンタなどを使用してもよい 。また、帳票には、秘密を要しない情報などを適宜印刷しておくことができる。
【0030】
【考案の効果】
以上詳しく説明したように、本考案によれば、基材の幅方向が短い部分を設け てあるので、シーラに通したときに、その部分に加わる圧力が高くなり、それに 伴って、粘着力が高くなる。従って、その短い部分が強粘着部となり、不用意な 剥離を起こすことはない。
【0031】 また、強粘着部を設けるために、粘着剤を部分的に厚くしたり、部分的に強粘 着剤を塗布する必要がないので、この帳票を積み重ねておいた場合にも、ブロッ キングを起こす心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による粘着層を有する帳票の第1の実施
例を示した断面図である。
【図2】本考案による粘着層を有する帳票の第1の実施
例を示した平面図である。
【図3】本考案による粘着層を有する帳票の第1の実施
例を密着させる状態を説明する斜視図である。
【図4】本考案による粘着層を有する帳票の第2の実施
例を示した図である。
【図5】本考案による粘着層を有する帳票の第3の実施
例を示した図である。
【図6】本考案による粘着層を有する帳票の第4の実施
例を示した図である。
【図7】本考案による粘着層を有する帳票の第5の実施
例を示した図である。
【図8】本考案による粘着層を有する帳票の第6の実施
例を示した断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 帳票 11 基材 12,12A 粘着層 13 短い部分 t 切込み

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の密着予定面のほぼ全面に加圧によ
    り粘着する粘着層を形成し、折り返しまたは積層して、
    前記基材と前記粘着層または前記粘着層同士を密着させ
    たのち、その密着面を剥離する粘着層を有する帳票であ
    って、前記基材に圧着時の幅方向が全幅よりも短い部分
    を設け、その部分を密着時の強粘着部分としたことを特
    徴とする粘着層を有する帳票。
  2. 【請求項2】 前記短い部分の境界線付近に、前記強粘
    着部分を切除する切取線を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の粘着層を有する帳票。
JP2282391U 1991-03-15 1991-03-15 粘着層を有する帳票 Pending JPH04111475U (ja)

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