JPH04111121U - パネルスイツチ - Google Patents
パネルスイツチInfo
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- JPH04111121U JPH04111121U JP1339391U JP1339391U JPH04111121U JP H04111121 U JPH04111121 U JP H04111121U JP 1339391 U JP1339391 U JP 1339391U JP 1339391 U JP1339391 U JP 1339391U JP H04111121 U JPH04111121 U JP H04111121U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案はOA機器や映像,音響機器等のデー
タ入力装置に用いるパネルスイッチのスイッチング寿命
の向上を図ったものである。 【構成】 プリント基板21とこの上にテープ23によ
ってダイヤフラム22を装着してスイッチ部を形成し、
ボタン27のロッドとこのスイッチ部の間にダンパー2
4を設けた高分子フィルム25を介在させ、ボタン27
の押圧により発生するスイッチ部への衝撃を緩和するも
のである。
タ入力装置に用いるパネルスイッチのスイッチング寿命
の向上を図ったものである。 【構成】 プリント基板21とこの上にテープ23によ
ってダイヤフラム22を装着してスイッチ部を形成し、
ボタン27のロッドとこのスイッチ部の間にダンパー2
4を設けた高分子フィルム25を介在させ、ボタン27
の押圧により発生するスイッチ部への衝撃を緩和するも
のである。
Description
【0001】
本考案はOA機器,映像・音響機器のデータ入力装置に用いるパネルスイッチ
のスイッチング寿命を向上させる構造に関するものである。
【0002】
従来のパネルスイッチの接点構造を図7〜図9に示す。同図によると、プリン
ト基板1の上にダイヤフラム2をテープ3で貼り付けることにより、スイッチユ
ニット4を構成し、この上にヒンジ部5によりボタン6と連結部7を一体構成し
た連結ボタン8を、ボタン開口部9を有するケース10により挟み込み、ネジ1
1によりスイッチユニット4とケース10を固定してパネルスイッチを構成して
いた。
【0003】
図8は上記スイッチ構造の詳細図であり、プリント基板1上に導電体で形成さ
れた馬蹄形接点12と、その内側に隣接するように形成した円形接点13と、こ
の上にステンレスやばね用燐青銅等のばね性を有する金属で形成された略皿状の
ダイヤフラム2を50〜100ミクロンの厚さのポリエステルに粘着剤を片面に
塗布したテープ3を用いて馬蹄形接点12と同心円上に、かつ、接触するように
貼り合わせ、その上に、ダイヤフラム2の中心部をボタン6の操作により上下す
るロッド14を配置して構成されているものであった。
【0004】
次に動作を説明すると、図8(a)の状態でボタン6を押下することによりロ
ッド14がダイヤフラム2を押し下げ図8(b)に示すようにダイヤフラム2が
反転し、ダイヤフラム2と円形接点13が接触することにより、馬蹄形接点12
と円形接点13が電気的に導通しスイッチのスイッチングが行われる。また、ボ
タン6の押下力を除くと、ダイヤフラム2の戻り力により、基の状態に復帰する
ものである。
【0005】
しかしながら上記のような構成では、ボタン6に加わった衝撃がロッド14を
介して直接ダイヤフラムに加わるため、例えば、直径7mmのダイヤフラムでは約
20万回程度の寿命であり、これ以上の寿命を達成するには大きな径のダイヤフ
ラムが必要であり、スイッチ構成面積を大きくする必要があった。
【0006】
本考案は、かかる点に鑑み、長寿命のパネルスイッチを提供することを目的と
するものである。
【0007】
本考案は、上記課題を解決するために、プッシュスイッチ部とボタンの操作に
よりプッシュスイッチ部を押圧するロッドとの間にダンパーを介在させたもので
ある。
【0008】
本考案は、上記構成により、ボタンからの衝撃力をダンパーで緩和し、ダイヤ
フラムの長寿命化を図るものである。
【0009】
以下本考案のパネルスイッチの実施例を図1〜図2により説明する。
【0010】
同図によると、プリント基板21の上にダイヤフラム22をテープ23で貼り
付けることにより、スイッチ部を構成し、この上に、シリコンゴム等の緩衝材を
50〜300ミクロンの厚みに印刷してダンパー24を形成した50〜100ミ
クロンの厚みのポリエステル等の高分子フィルム25を配置し、この上に、ヒン
ジ部26によりボタン27と連結部28を一体構成した連結ボタン29を、ボタ
ン開口部30を有するケース31により挟み込み、ネジ32によりプリント基板
21とケース31を固定してパネルスイッチを構成している。
【0011】
図2によりスイッチ構造の詳細を説明すると、スイッチはプリント基板21上
に導電体で形成された馬蹄形接点33と、その内側に隣接するように形成した円
形接点34と、この上に、ステンレスやばね用燐青銅等のばね性を有する金属で
形成された、略皿状のダイヤフラム22を、50〜100ミクロンの厚さのポリ
エステルに粘着剤を片面に塗布したテープ23を用いて馬蹄形接点33と同円心
上に、かつ、接触するように貼り合わせ、その上に、硬度が30〜80度のシリ
コンゴム等の各種ゴムや、発泡材料によりダンパー24を形成した50〜100
ミクロンの厚みのポルエステル等の高分子フィルム25を配置し、その上に、ダ
イヤフラム22の中心部とダンパー24を介して対向するように、ボタン27の
操作により上下するロッド35を配置して構成したものである。
【0012】
次に動作について説明すると、ボタン27を押下することにより、ロッド35
が高分子フィルム25とダンパー24を介してダイヤフラム22を押し下げ、ダ
イヤフラム22が反転し、ダイヤフラム22と円形接点34が接触することによ
り、馬蹄形接点33と円形接点34が電気的に導通しスイッチのスイッチングが
行われる。このときダンパー24によりボタン27からの衝撃力が緩和される。
次に、ボタン27の押下力を除くと、ダイヤフラム22の戻り力により、基の状
態に復帰する。
【0013】
図3,図4は本考案の他の実施例であり、ダンパー46をダイヤフラムを貼り
付けるテープの下に構成したものである。即ち、絶縁基板41上に構成した馬蹄
形接点42とその内側に隣接する略円形状の接点43上にばね性を有する金属で
形成されたダイヤフラム44を片面に粘着剤45が施され、かつ、その面にダン
パーシート46を貼り付けた高分子材料よりなるテープ47を用いて馬蹄形接点
42と同心上に、かつ、接触するように貼り合わせてスイッチを構成し、この上
にボタン48からのロッド49を配設してパネルスイッチを構成したものである
。
【0014】
図5は本考案の他の実施例で、図4とダンパーシートの位置とスイッチの構造
が異なるものであり、メンブレンスイッチ51の上にダイヤフラム52を配設し
、テープ53でこれを固定し、かつ、ダンパー54をテープ53の上に印刷によ
り形成したものである。
【0015】
図6も本考案のパネルスイッチの他の実施例で絶縁基板61上に構成した、馬
蹄形接点62とその内側に隣接する略円形状の接点63上に、ばね性を有する金
属で形成されたダイヤフラム64を、片面に粘着剤65が施されたシリコンゴム
やウレタンゴム等のダンパー材料よりなるテープ66を用いて馬蹄形接点62と
同心上に、かつ、接触するように貼り合わせてスイッチを構成し、この上にボタ
ン67からのロッド68を配設してパネルスイッチを構成したものである。
【0016】
以上のようにダイヤフラムを有するプッシュスイッチ部と、ボタンの操作によ
り上記プッシュスイッチ部を押圧するロッドとこのロッドと上記プッシュスイッ
チ部間にダンパーを介在させたことにより、ボタンからの衝撃力をダンパーで緩
和し、ダイヤフラムの寿命を延ばすことができ、長寿命のパネルスイッチを提供
することができるものである。
【図1】本考案のパネルスイッチの一実施例を示す分解
斜視図
斜視図
【図2】同要部側断面図
【図3】本考案のパネルスイッチの他の実施例の要部分
解斜視図
解斜視図
【図4】同要部側断面図
【図5】同他の実施例の要部側断面図
【図6】同他の実施例の要部側断面図
【図7】従来のパネルスイッチの分解斜視図
【図8】(a)同側断面図
(b)同スイッチング状態を説明する側断面図
21 プリント基板
22 ダイヤフラム
23 テープ
24 ダンパー
25 高分子フィルム
27 ボタン
Claims (4)
- 【請求項1】少なくともダイヤフラムを有するプッシュ
スイッチ部と、ボタンの操作により上記プッシュスイッ
チ部を押圧するロッドと、上記プッシュスイッチ部と上
記ロッドとの間にダンパーを配置したことを特徴とする
パネルスイッチ。 - 【請求項2】プリント基板上にプッシュスイッチを配置
し、これと、ボタンの操作によりプッシュスイッチに応
力を伝達するロッドとの間に、高分子フィルムにゴムを
印刷して形成されたダンパーを挟み込んで構成したこと
を特徴とするパネルスイッチ。 - 【請求項3】絶縁基板または絶縁シート上に構成した、
馬蹄形接点とその内側に隣接する略円形状の接点上に、
ばね性を有する金属で形成されたダイヤフラムを、片面
に粘着剤が施され、かつ、表または裏面にダンパーシー
トを貼り付けるか、または、印刷によりダンパーを形成
した高分子材料よりなるテープを用いて馬蹄形接点と同
心上に、かつ、接触するように貼り合わせてスイッチを
構成し、この上にボタンからのロッドを配置したパネル
スイッチ。 - 【請求項4】メンブレンスイッチと、ダイヤフラムと、
片面に粘着剤が施されたシリコンゴムやウレタンゴム等
のダンパー材料よりなり上記ダイヤフラムを上記メンブ
レンスイッチ上に装着したパネルスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339391U JPH04111121U (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | パネルスイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339391U JPH04111121U (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | パネルスイツチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111121U true JPH04111121U (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=31901415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1339391U Pending JPH04111121U (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | パネルスイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04111121U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016081651A (ja) * | 2014-10-14 | 2016-05-16 | 富士通株式会社 | キースイッチ構造及び携帯端末装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5411480A (en) * | 1977-06-29 | 1979-01-27 | Oki Electric Ind Co Ltd | Pushbutton switch |
JPS56138900A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-29 | Shimadzu Corp | X-ray equipment |
JPS57194967A (en) * | 1981-05-15 | 1982-11-30 | Shinetsu Polymer Co | Vessel for evaporating volatile liquefied substance |
JPS6019371A (ja) * | 1983-07-13 | 1985-01-31 | Dainippon Printing Co Ltd | ビデオ画像の製版システムにおけるフレ−ム検索装置 |
JPH02126524A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パネルスイッチおよびその製造法 |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP1339391U patent/JPH04111121U/ja active Pending
Patent Citations (5)
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