JPH04111107U - 同軸ケーブル - Google Patents

同軸ケーブル

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JPH04111107U
JPH04111107U JP2089691U JP2089691U JPH04111107U JP H04111107 U JPH04111107 U JP H04111107U JP 2089691 U JP2089691 U JP 2089691U JP 2089691 U JP2089691 U JP 2089691U JP H04111107 U JPH04111107 U JP H04111107U
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JP
Japan
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tube
conductor
coaxial cable
tubes
outer conductor
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Application number
JP2089691U
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English (en)
Inventor
正利 加藤
Original Assignee
株式会社潤工社
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Publication date
Application filed by 株式会社潤工社 filed Critical 株式会社潤工社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】実効誘電率の小さな絶縁構造を用いた同軸ケー
ブルにおいて、内部導体と外部導体の間隔を使用状態に
よらずに常に一定に保ち、インピーダンス不均等の発生
をなくす。 【構成】内側チューブ10Aと外側チューブ10Bと
を、両チューブ10A、10B間に空間11を確保した
状態で同軸的に配置し、両チューブ10A、10Bを、
両チューブ間に配した連結壁10Cで連結する。連結壁
10Cは、円周方向に等配して3つ設けられ、各々は長
手方向に連続している。そして、このように構成した絶
縁チューブ10の外周に外部導体3を設け、また内側チ
ューブ10Aの内部に内部導体1を挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、実効誘電率の小さな絶縁構造を採用した同軸ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実効誘電率の小さな絶縁構造を採用した同軸ケーブルとして、図3〜図 5に示す例がある。図3に示すものはPE(ポリエチレン)で形成した円板1を 内部導体2に一定間隔で装着し、外部導体3との間に空間を確保したもの。図4 に示すものは複数の突起4a付きPE製テープ4を内部導体2に螺旋状に巻き付 け、それにより放射状に配列される突起4aの内周端で内部導体2を支持すると 共に、同テープ4の外周に外部導体3を配設したもの。図5に示すものはPE製 パイプ5の内部に内部導体1を挿入し、同パイプ5を一定間隔で絞ってその絞り 部5aの内周で内部導体2を支持し、パイプ5の外周に外部導体3を配したもの である。いずれも、絶縁部に占める空気の割合が大きいので、絶縁部の実効誘電 率が小さい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図3に示すものや図5に示すものは、いずれも一定間隔毎に内部導 体1と外部導体3間の距離を規定する手段(円板2、絞り部5a)を設けている ので、規定箇所間においては内部導体1、外部導体3間の距離が変化しやすい。 特に、ケーブル湾曲部などではそれが顕著に発生しやすく、インピーダンス不均 等を招いて伝送性能が悪化するという問題を有している。また、図4に示すもの はテープ4を螺旋巻きしている上、テープ4に設けた突起4aの内周で単に内部 導体1を保持しているので、内部導体4の保持が不安定となりやすく、またケー ブル湾曲部などでテープのずれを起こしやすい。したがって、上記と同様インピ ーダンス不均等を生じやすいという問題を有している。
【0004】 本考案は、上記事情を考慮し、使用状態に拘わらず、内部導体と外部導体の間 隔を一定に保持し得、それにより伝送特性の向上を図った同軸ケーブルを提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の同軸ケーブルは、外部導体と内部導体とを実効誘電率の小さい絶縁チ ューブで絶縁してなるものにおいて、上記絶縁チューブを、両者の間に空間が確 保された状態で同軸的に配設された内側チューブ及び外側チューブと、これら両 チューブ間に円周方向に等配して配設され上記内側チューブと外側チューブとを 連結する、各々長手方向に連続した少なくとも3つの連結壁と、から構成し、上 記外側チューブの外周に上記外部導体を設けると共に上記内側チューブの内周に 上記内部導体を挿入したことを特徴としている。
【0006】
【作用】
内側チューブと外側チューブが、円周方向に等配された少なくとも3つの連結 壁で連結されていることにより、両チューブ間の距離が長手方向にわたって常に 一定に保持される。したがって、内側チューブ内に挿入された内部導体と外側チ ューブの外周に配設された外部導体との間隔が、使用状態によらずに常に一定に 保持される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。 図1は実施例の同軸ケーブルの内部構造を示すもので、この図において1は内 部導体、3は外部導体、10は絶縁チューブである。
【0008】 絶縁チューブ10は、PE(ポリエチレン)製の一体成形品であり、同軸的に 配された内側チューブ10A、外側チューブ10Bを有している。両チューブ1 0A、10B間には一定の間隔が保持されており、その状態で両チューブ10A 、10Bは、両チューブ10A、10B間に配された連結壁10Cにより連結さ れている。連結壁10Cは、円周方向に等配して3つ設けられており、各々は長 手方向に連続している。そして、これにより内部に空間11を有した実効誘電率 の小さな絶縁チューブ10を得、さらに外側チューブ10Aの外周に外部導体3 を設けると共に内側チューブ10Bの内周に内部導体1を挿入することにより、 実施例の同軸ケーブルを得ている。
【0009】 このように構成された同軸ケーブルにおいては、内側チューブ10Aと外側チ ューブ10Bとの間隔が長手方向にわたって常に一定に保たれる。したがって、 ケーブル湾曲部などにおいても、内部導体1と外部導体3の間隔が常に一定に保 持され、インピーダンス不均等な箇所を発生しない。
【0010】 また、この同軸ケーブルを製造する場合は、3つ穴用のダイスの中心に穴をあ け、内部導体をその穴の中心に流しながら絶縁チューブを押し出し成形すればよ く、製造簡単である。
【0011】 なお、連結壁10Cの数は、3つ以上であれば4つでも5つでも構わない。た だし実効誘電率を小さく保つ上では、図2の絶縁チューブ10’のように4つ程 度が好ましい。また、外部導体3としては、図1のように編組式のものに限定さ れず、金属箔もしくは複数の金属線を螺旋状に巻いて構成したものを用いても勿 論よい。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の同軸ケーブルによれば、内部導体と外部導体と の距離が、使用状態に拘わらず、ケーブルの長手方向にわたって常に一定に保た れる。したがって、湾曲部などでインピーダンス不均等になり伝送性能を悪化す るようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の同軸ケーブルの内部構造を
示す図である。
【図2】本考案の他の実施例の絶縁チューブの正面図で
ある。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】他の従来例を示す図である。
【図5】さらに他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 内部導体 3 外部導体 10,10’ 絶縁チューブ 10A 内側チューブ 10B 外側チューブ 10C 連結壁 11 空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部導体と内部導体とを実効誘電率の小
    さな絶縁チューブで絶縁してなる同軸ケーブルにおい
    て、上記絶縁チューブを、両者の間に空間が確保された
    状態で同軸的に配設された内側チューブ及び外側チュー
    ブと、これら両チューブ間に円周方向に等配して配設さ
    れ上記内側チューブと外側チューブとを連結する、各々
    長手方向に連続した少なくとも3つの連結壁と、から構
    成し、上記外側チューブの外周に上記外部導体を設ける
    と共に上記内側チューブの内周に上記内部導体を挿入し
    たことを特徴とする同軸ケーブル。
JP2089691U 1991-03-08 1991-03-08 同軸ケーブル Pending JPH04111107U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003249129A (ja) * 2001-12-19 2003-09-05 Ube Nitto Kasei Co Ltd 細径同軸ケーブルおよびその製造方法
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