JP3098444B2 - 被覆電線用の端末キャップ - Google Patents

被覆電線用の端末キャップ

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JP3098444B2 JP09050866A JP5086697A JP3098444B2 JP 3098444 B2 JP3098444 B2 JP 3098444B2 JP 09050866 A JP09050866 A JP 09050866A JP 5086697 A JP5086697 A JP 5086697A JP 3098444 B2 JP3098444 B2 JP 3098444B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,保管中(輸送中
も含む)の被覆電線の端末の防水処理に用いる被覆電線
用の端末キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】工場で製造された被覆電線は,ドラムに
巻き付けたドラム巻きの状態で,あるいは芯材なしに環
状に巻いたのち円周方向の複数箇所をバンド締めした束
巻きの状態で出荷され,倉庫等に保管され,さらに施工
現場に搬送される。この間の被覆電線の端末は単に切断
した状態で導体が覗いており,そのままでは被覆内部に
水が浸入して電線が劣化するので,防水処理が必要であ
る。前記被覆電線の防水処理方法として従来は,図6に
示すように,ポリ塩化ビニルやゴム等からなる単なる有
底円筒体である端末キャップ1を被覆電線2の端末に被
せ,端末キャップ1の開口端の近傍をビニルテープ3で
巻いて,端末キャップ1を被覆電線2に固定し,かつ端
末キャップ1と被覆電線2の外周との間の隙間を塞いで
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防水処理方
法では,ビニルテープ3を巻付ける作業が煩雑であり,
また,端末キャップ1とビニルテープ3との2種のもの
が必要であるという点でも煩雑である。また,端末キャ
ップ1は被覆電線2の外径に合う内径のものを用いる必
要があるので,被覆電線2の外径の種類に合わせて多種
類用意しておく必要があり,この点でも煩雑である。
【0004】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,被覆電線の防水処理の作業性を改善す
るとともに,被覆電線の外径の種類に対してある程度兼
用可能な被覆電線用の端末キャップを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の被覆電線用の端末キャップは,保管中の被覆電線
の端末に装着する被覆電線用の端末キャップであって、
弾性を有するゴムまたはプラスチックからなり,有底円
筒体の内周面に,筒心軸線方向に間隔を置いて複数のリ
ング状の突起部を形成するとともに,各リング状の突起
部の内径を奥側のものほど順次小としたことを特徴とす
る。
【0006】請求項2は,請求項1の被覆電線用の端末
キャップにおいて,有底円筒体が,奥側がすぼまるテー
パ状の有底円筒体であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図5を参照して説明する。図1は本発明の端末キャッ
プの一実施例を示す断面図,図2は図1の右側面図であ
る。この端末キャップ11は,軟質のポリ塩化ビニル等
の弾性を有するプラスチックからなり,長手方向の全体
が同じ外径の有底円筒体12の内周面に,筒心軸線方向
に間隔を置いて例えば3つのリング状の突起部13を形
成している。そして,各リング状の突起部13の高さを
奥側(図1で左方)のものほど順次高くすることで,各
リング状の突起部13の内径を奥側のものほど順次小と
している。すなわち,各突起部13の内径を奥側から順
にd1 ,d2 ,d3 とすれば, d1 〈d2 〈d3 である。
【0008】上記の端末キャップ11で被覆電線の防水
処理を行う場合,図3に示すように,被覆電線2の端末
に単に端末キャップ11を被せるだけでよい。すなわ
ち,電線外径に応じていずれかの突起部13が被覆電線
2の外周に密着するので,水の浸入は防止される。そし
て,突起部13が弾性変形を伴って被覆電線2の外周に
密着するので,その摩擦抵抗により端末キャップ11が
被覆電線2の外周に固定され,抜け落ちは防止される。
なお,図3では一番奥の突起部13のみが密着している
が,2つ以上の突起部13が弾性変形の度合いが異なる
状態で被覆電線2の外周に密着する場合も考えられる。
この場合は,一層防水効果が高い。また,端末キャップ
11は一層堅固に固定される。また,図3では一番奥の
突起部13が密着した状態であるが,被覆電線2の外径
がある範囲内でさらに大きい場合は,開口側の他の突起
部13が密着して,同じ作用をする。このように,ある
範囲の外径の被覆電線に対しては,1つの端末キャップ
11を兼用可能である。しかし,この端末キャップ11
の突起部13の内径範囲を越えた外径の被覆電線に対し
ては,異なるサイズの端末キャップを用意する。
【0009】図4,図5に本発明の他の実施例を示す。
この端末キャップ21は,有底円筒体22が長手方向の
全体に同じ外径ではなく,奥側がすぼまるテーパ状(す
なわち中空の円錐状)をなしている。各突起部23の高
さ自体は同じであるが,有底円筒体22がテーパ状をな
しているので,図1の場合と同様に,各突起部23の内
径は奥側のものほど順次小となる。
【0010】この端末キャップ21を被覆電線2の端末
に装着する要領は前述と同様であり,前記と同様に被覆
電線2の端末からの水の浸入を防止できる。この実施例
の端末キャップ21は,外周面が円錐面状をなしている
ので,被覆電線2の端末に押し込む際に力を入れ易く,
被覆電線2の端末に装着する操作が容易である。
【0011】なお,図4のように有底円筒体をテーパ状
にした場合に,さらに,突起部23の高さを奥側のもの
程高くすることも可能である。また,本発明の端末キャ
ップに用いるプラスチック材料は,ポリ塩化ビニルに限
らず,突起部が弾性変形で被覆電線の外周に密着できる
程度の弾性を持つものであればよい。また,突起部の数
は2つ以上であれば,任意である。
【0012】
【発明の効果】本発明の被覆電線用の端末キャップによ
れば,有底円筒体の内面に,筒心軸線方向に間隔を置い
て複数のリング状の突起部を形成するとともに,各リン
グ状の突起部の内径を奥側のものほど順次小としたの
で,この端末キャップを被覆電線の端末に被せるだけ
で,被覆電線の端末の防水処理を図ることができ,防水
処理の作業性が著しく改善される。また,ビニルテープ
が不要となり,使用する資材としては端末キャップの1
種類のみで済むので,この点でも防水処理の作業性が改
善され,かつ,資材の管理も簡略化される。
【0013】また,複数のリング状の突起部の内径は奥
側のものほど小とされているので,緊密に嵌合して防水
作用をする内径の異なる突起部が複数あることになり,
被覆電線の外径の大小にある程度対応することができ,
被覆電線の外径の種類に対してある程度兼用可能とな
り,この点でも資材の種類を少なくすることができ,資
材の管理が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の被覆電線用の端末キャップ
の断面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の端末キャップを被覆電線の端末に被せた
状態の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の被覆電線用の端末キャッ
プの断面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】従来の端末キャップを用いて防水処理を施した
被覆電線の端末の部分断面図である。
【符号の説明】
2 被覆電線 11,21 端末キャップ 12,22 有底円筒体 13,23 突起部 d1 ,d2 ,d3 突起部の内径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−129918(JP,A) 実開 昭49−88299(JP,U) 実開 昭64−10920(JP,U) 実公 昭48−15322(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 17/56 H02G 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保管中の被覆電線の端末に装着する被覆
    電線用の端末キャップであって、弾性を有するゴムまた
    はプラスチックからなり、有底円筒体の内周面に、筒心
    軸線方向に間隔を置いて複数のリング状の突起部を形成
    するとともに、各リング状の突起部の内径を奥側のもの
    ほど順次小としたことを特徴とする被覆電線用の端末キ
    ャップ。
  2. 【請求項2】 前記有底円筒体が、奥側がすぼまるテー
    パ状の有底円筒体であることを特徴とする請求項1記載
    の被覆電線用の端末キャップ。
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