JPS6322724Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322724Y2 JPS6322724Y2 JP1987025049U JP2504987U JPS6322724Y2 JP S6322724 Y2 JPS6322724 Y2 JP S6322724Y2 JP 1987025049 U JP1987025049 U JP 1987025049U JP 2504987 U JP2504987 U JP 2504987U JP S6322724 Y2 JPS6322724 Y2 JP S6322724Y2
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- JP
- Japan
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- coaxial cable
- conductor
- outer conductor
- bent
- cable
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- Expired
Links
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Landscapes
- Waveguides (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、半田等導電性固化部材によつて、
曲がり部分の外部導体を固定した可撓性のある同
軸ケーブルに関し、特に高周波信号の電気特性を
劣化させることなく伝送することのできる可撓性
同軸ケーブルの曲がり接続部に関するものであ
る。
曲がり部分の外部導体を固定した可撓性のある同
軸ケーブルに関し、特に高周波信号の電気特性を
劣化させることなく伝送することのできる可撓性
同軸ケーブルの曲がり接続部に関するものであ
る。
高周波領域、例えば1GHz〜40GHzのマイクロ
波領域の電磁波の伝送に使用されている同軸ケー
ブルは、可撓性のあるものと、可撓性のないもの
に大別される。可撓性のある同軸ケーブルは、中
心導体、絶縁体、外部導体(遮断層)および外部
被覆から構成されており、そして殊に良好な高周
波特性を要求される場合には、低誘電率の絶縁
体、高導電性の導電材料と安定な外部導体の構
成、例えば二重編組、金属箔テープ巻付あるいは
これらの組み合わせ構造が採用されている。一
方、可撓性のない同軸ケーブルは、リジツトある
いはセミリジツト同軸ケーブルと呼ばれ、やはり
良質の導体と絶縁体で構成され、その外部導体が
金属管(主に銅管)からなつている。
波領域の電磁波の伝送に使用されている同軸ケー
ブルは、可撓性のあるものと、可撓性のないもの
に大別される。可撓性のある同軸ケーブルは、中
心導体、絶縁体、外部導体(遮断層)および外部
被覆から構成されており、そして殊に良好な高周
波特性を要求される場合には、低誘電率の絶縁
体、高導電性の導電材料と安定な外部導体の構
成、例えば二重編組、金属箔テープ巻付あるいは
これらの組み合わせ構造が採用されている。一
方、可撓性のない同軸ケーブルは、リジツトある
いはセミリジツト同軸ケーブルと呼ばれ、やはり
良質の導体と絶縁体で構成され、その外部導体が
金属管(主に銅管)からなつている。
これらの同軸ケーブルを使用する場合には、配
線位置やスペースの関係で、直線上ばかりでな
く、所定の位置で、所定の角度に曲げなければな
らない。しかし、高周波用同軸ケーブルを曲げて
使用すると、機械的および電気的特性において
種々の問題が発生する。それらの問題は、可撓性
のある同軸ケーブルとセミリジツトケーブルでは
略相反する関係になる。即ち前者は可撓性である
から曲げ易くはあるけれども、曲げられた状態が
固定されないため、外部導体の個々の位置が変化
し、その部分の電気特性が不安定である。例えば
90゜以下の小さな角度に小さな曲げ半径で曲げら
れた場合、外部導体が変形ないし変位して特性イ
ンピーダンス値が変わるため、その部分で信号の
反射が起り、しかも経時的にも変化する。特に、
誘電体が弗素樹脂である場合は、摩擦係数が小さ
く外部導体が滑りやすくその傾向が高く、多孔質
弗素樹脂を用いた場合はなおさらである。従つ
て、ケーブルをコネクタ付近で小さな曲げ半径で
曲げなければならない場合等は、通常、ケーブル
は曲げず、曲りのあるコネクタ(ライトアングル
コネクタ)を使用する。またケーブルの中間部で
小さな曲げ半径で曲げる必要のある場合は、2本
のケーブルを所望の曲りのあるアダプタを介して
接続して目的を達していた。しかし、曲りのある
コネクタは曲りのないものよりも高価であるばか
りでなく、電気的特性も良くない。
線位置やスペースの関係で、直線上ばかりでな
く、所定の位置で、所定の角度に曲げなければな
らない。しかし、高周波用同軸ケーブルを曲げて
使用すると、機械的および電気的特性において
種々の問題が発生する。それらの問題は、可撓性
のある同軸ケーブルとセミリジツトケーブルでは
略相反する関係になる。即ち前者は可撓性である
から曲げ易くはあるけれども、曲げられた状態が
固定されないため、外部導体の個々の位置が変化
し、その部分の電気特性が不安定である。例えば
90゜以下の小さな角度に小さな曲げ半径で曲げら
れた場合、外部導体が変形ないし変位して特性イ
ンピーダンス値が変わるため、その部分で信号の
反射が起り、しかも経時的にも変化する。特に、
誘電体が弗素樹脂である場合は、摩擦係数が小さ
く外部導体が滑りやすくその傾向が高く、多孔質
弗素樹脂を用いた場合はなおさらである。従つ
て、ケーブルをコネクタ付近で小さな曲げ半径で
曲げなければならない場合等は、通常、ケーブル
は曲げず、曲りのあるコネクタ(ライトアングル
コネクタ)を使用する。またケーブルの中間部で
小さな曲げ半径で曲げる必要のある場合は、2本
のケーブルを所望の曲りのあるアダプタを介して
接続して目的を達していた。しかし、曲りのある
コネクタは曲りのないものよりも高価であるばか
りでなく、電気的特性も良くない。
そこでこの考案は、中心導体と線状導体からな
る外部導体との間に弗素樹脂からなる誘電体を用
いた同軸ケーブルの曲がり部分に頻発する電気的
不都合を除去し、可撓性同軸ケーブルを経済的に
接続しようとするものである。
る外部導体との間に弗素樹脂からなる誘電体を用
いた同軸ケーブルの曲がり部分に頻発する電気的
不都合を除去し、可撓性同軸ケーブルを経済的に
接続しようとするものである。
このためこの考案によれば、中心導体と、この
中心導体の外周部に配した複数の線状導体からな
る外部導体と、これら両導体間に配した弗素樹脂
からなる誘電体とを有する可撓性同軸ケーブル
と、このケーブル端部に取り付けられるコネクタ
とを備え、前記同軸ケーブルの曲がり部分とコネ
クタとの間の外部導体を導電部材で固定したこと
を特徴とする可撓性同軸ケーブルの曲がり接続部
を構成する。
中心導体の外周部に配した複数の線状導体からな
る外部導体と、これら両導体間に配した弗素樹脂
からなる誘電体とを有する可撓性同軸ケーブル
と、このケーブル端部に取り付けられるコネクタ
とを備え、前記同軸ケーブルの曲がり部分とコネ
クタとの間の外部導体を導電部材で固定したこと
を特徴とする可撓性同軸ケーブルの曲がり接続部
を構成する。
この考案によれば、同軸ケーブルの曲り部分の
外部導体の個々の線状導体は導電部材によつて固
定されるので、同軸ケーブルに引張り力や押圧力
或いは振動力が加わつても、曲がり部分の複数の
線状導体の個々は位置を変えることが無く、従つ
て、中心導体と外部導体との位置関係は一定であ
り、特性インピーダンスの変化変動を生ずること
が無いばかりか、導体の移動による静電雑音も生
ずることが無くなる。
外部導体の個々の線状導体は導電部材によつて固
定されるので、同軸ケーブルに引張り力や押圧力
或いは振動力が加わつても、曲がり部分の複数の
線状導体の個々は位置を変えることが無く、従つ
て、中心導体と外部導体との位置関係は一定であ
り、特性インピーダンスの変化変動を生ずること
が無いばかりか、導体の移動による静電雑音も生
ずることが無くなる。
また、接続部に曲がりコネクタを用いる必要が
無く経済的となる。
無く経済的となる。
第1図はこの考案による可撓性同軸ケーブルの
曲がり接続部の側面図、第2図及び第3図は異な
る同軸ケーブルの横断面図、第4図はコネクタ接
続図である。
曲がり接続部の側面図、第2図及び第3図は異な
る同軸ケーブルの横断面図、第4図はコネクタ接
続図である。
第1図において、同軸ケーブル1の曲り部分2
の外部被覆3を除去し、この部分に導電部材4を
施してコネクタ5と一体にした例が示されてい
る。ここで用いられる同軸ケーブル1は、例えば
第2図に示すように、中心導体6を包囲する弗素
樹脂からなる誘電体7の外周に複数の線状導体か
らなる一層の外部導体8を配し、その外周に外部
被覆3を施したもの、或いは第3図に示すよう
に、誘電体7の外周に二層の線状導体層8a,8
bを設けた外部導体8を有するもの等である。
の外部被覆3を除去し、この部分に導電部材4を
施してコネクタ5と一体にした例が示されてい
る。ここで用いられる同軸ケーブル1は、例えば
第2図に示すように、中心導体6を包囲する弗素
樹脂からなる誘電体7の外周に複数の線状導体か
らなる一層の外部導体8を配し、その外周に外部
被覆3を施したもの、或いは第3図に示すよう
に、誘電体7の外周に二層の線状導体層8a,8
bを設けた外部導体8を有するもの等である。
このような同軸ケーブル1は、第4図に示すよ
うに端部において外部被覆3を除去し、先端にお
いて中心導体6を突出させてコネクタ5の中心導
体接続ピンとなされている。又、外部導体8の先
端部には接続スリーブ9が導電接続され、この接
続スリーブ9は、コネクタ5の接続ナツト10の
内空に止め環11を介して係止されたシエル12
の内側に嵌め込まれ半田13によつて固定されて
導電接続されている。
うに端部において外部被覆3を除去し、先端にお
いて中心導体6を突出させてコネクタ5の中心導
体接続ピンとなされている。又、外部導体8の先
端部には接続スリーブ9が導電接続され、この接
続スリーブ9は、コネクタ5の接続ナツト10の
内空に止め環11を介して係止されたシエル12
の内側に嵌め込まれ半田13によつて固定されて
導電接続されている。
かくして、端部において外部導体8が裸出され
た同軸ケーブル1は、この外部導体裸出部で曲げ
られ、この部分が導電部材4によつて固定されて
第1図に示す曲がり接続部分となされる。
た同軸ケーブル1は、この外部導体裸出部で曲げ
られ、この部分が導電部材4によつて固定されて
第1図に示す曲がり接続部分となされる。
ここで、外部導体8を裸出させてから導電部材
を施す例を示したが、ケーブルの曲げ部分におい
て外部被覆3の内部に導電部材を注入(圧入)し
て固定しても良い。
を施す例を示したが、ケーブルの曲げ部分におい
て外部被覆3の内部に導電部材を注入(圧入)し
て固定しても良い。
この考案のように、同軸ケーブル1に複数の線
状導体を編組するか横巻きして設けた外部導体を
固定しない場合は、曲り部分においてケーブル1
が左側に引かれると編組の場合は曲りの外周部に
おいて何本かの線状導体が突張つて円筒状外部導
体を楕円状に変形してしまい不都合を生じ、又、
横巻き外部導体の場合は線状導体の何本かが半径
を縮小するように作用して不都合を生じる。
状導体を編組するか横巻きして設けた外部導体を
固定しない場合は、曲り部分においてケーブル1
が左側に引かれると編組の場合は曲りの外周部に
おいて何本かの線状導体が突張つて円筒状外部導
体を楕円状に変形してしまい不都合を生じ、又、
横巻き外部導体の場合は線状導体の何本かが半径
を縮小するように作用して不都合を生じる。
所がこの考案においては、曲がり部分2の外部
導体8は導電部材によつて固定されるため、その
ような不都合が生じないばかりか、導電部材4に
よつて中心導体6と外部導体8との相対関係が一
定に保たれるため、特性変化が生じなくなり、特
殊な金具類を使う必要も無くなる。
導体8は導電部材によつて固定されるため、その
ような不都合が生じないばかりか、導電部材4に
よつて中心導体6と外部導体8との相対関係が一
定に保たれるため、特性変化が生じなくなり、特
殊な金具類を使う必要も無くなる。
以上の通りこの考案によれば、ケーブルの曲が
り部分とコネクタの間の外部導体を導電部材によ
つて固定した同軸ケーブルと、このケーブル端部
に取り付けられるコネクタとを備えた可撓性同軸
ケーブルの曲がり接続部を構成するので、外部導
体がいたずらに移動したり、縮径することが無く
なり電気特性の変動が阻止でき、しかも高価な部
品を用いる必要が無く、他の部分は可撓性に富む
ので取り扱い易いため限られた空間などでの可撓
性同軸ケーブルの接続部の取り付けを任意の曲げ
配置として容易に行えるものであり、実用上の効
果大なるものがある。
り部分とコネクタの間の外部導体を導電部材によ
つて固定した同軸ケーブルと、このケーブル端部
に取り付けられるコネクタとを備えた可撓性同軸
ケーブルの曲がり接続部を構成するので、外部導
体がいたずらに移動したり、縮径することが無く
なり電気特性の変動が阻止でき、しかも高価な部
品を用いる必要が無く、他の部分は可撓性に富む
ので取り扱い易いため限られた空間などでの可撓
性同軸ケーブルの接続部の取り付けを任意の曲げ
配置として容易に行えるものであり、実用上の効
果大なるものがある。
また、外部導体は導電部材によつて埋めつくさ
れるためシールド効果が著しく向上する。
れるためシールド効果が著しく向上する。
第1図はこの考案の一実施例を示す可撓性同軸
ケーブルの曲がり接続部分の側面図、第2図及び
第3図は同軸ケーブルの横断面図、第4図はケー
ブルのコネクタ接続の説明図である。 1:同軸ケーブル、2:曲り部分、4:導電部
材、6:中心導体、7:誘電体、8:外部導体。
ケーブルの曲がり接続部分の側面図、第2図及び
第3図は同軸ケーブルの横断面図、第4図はケー
ブルのコネクタ接続の説明図である。 1:同軸ケーブル、2:曲り部分、4:導電部
材、6:中心導体、7:誘電体、8:外部導体。
Claims (1)
- 中心導体と、この中心導体の外周部に配した複
数の線状導体からなる外部導体と、これら両導体
間に配した弗素樹脂からなる誘電体とを有する可
撓性同軸ケーブルと、このケーブル端部に取り付
けられるコネクタとを備え、前記同軸ケーブルの
曲がり部分とコネクタとの間の外部導体を導電部
材で固定したことを特徴とする可撓性同軸ケーブ
ルの曲がり接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987025049U JPS6322724Y2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987025049U JPS6322724Y2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181008U JPS62181008U (ja) | 1987-11-17 |
JPS6322724Y2 true JPS6322724Y2 (ja) | 1988-06-22 |
Family
ID=30824837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987025049U Expired JPS6322724Y2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6322724Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267585A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Yazaki Corp | シールド電線の処理構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533761A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Curved helical waveguide |
-
1987
- 1987-02-23 JP JP1987025049U patent/JPS6322724Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533761A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Curved helical waveguide |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62181008U (ja) | 1987-11-17 |
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