JPH0411083Y2 - - Google Patents

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JPH0411083Y2
JPH0411083Y2 JP1987121320U JP12132087U JPH0411083Y2 JP H0411083 Y2 JPH0411083 Y2 JP H0411083Y2 JP 1987121320 U JP1987121320 U JP 1987121320U JP 12132087 U JP12132087 U JP 12132087U JP H0411083 Y2 JPH0411083 Y2 JP H0411083Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は浴室ユニツト体、洗面ユニツト体等の
2つのユニツト体からなる大型ユニツトルームに
関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、浴室ユニツト、洗面ユニツト体等の2つ
のユニツト体を接続して構成される大型ユニツト
ルームにおいて、各々のユニツト体の床面を構成
する床パンをドア部材で接続したものとして実開
昭51−9542号公報のものが既に知られている。こ
の先行例は両室の連通部が丁度ドア部材全長と等
しいことから、そのドア部材が両室の間仕切壁と
して使用するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記両室の境界部全長が長く、ドア
部材だけでは両室を間仕切れない場合は、そのド
ア部材に連接して壁体を、床パン他半分の境界部
上に各々立設して間仕切壁を構成し、また水栓金
具への給水管、給湯管は室壁に取着して、同水栓
金具に接続するのが一般的である。
しかし、上記間仕切壁の他半部を構成する壁体
が仕切機能以外には何の利用もされない有効利用
上の問題や、給水管、給湯管と水栓金具との接続
を間仕切壁(ドア部材と壁体)の施工と別作業で
行わねばならず、施工作業が複雑化する問題、更
には給水管、給湯管の給水管、給湯管を室壁に取
着させる場合に、建築躯体内の集合本管から枝分
かれするその給水管、給湯管を室壁にいつたん沿
わす構造となり、建築躯体と室壁との管に配管用
のスペースを確保する必要上、内部スペースを広
くできなくなる有効スペース上の問題等を有して
いる。
本考案は上記従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、水栓金具への配管の接
続作業が間仕切作業時に行うことができ、且つ水
栓金具への配管を室壁に沿わなさいで済むように
して内部スペースの拡張を図ることができる間仕
切壁を備えた大型ユニツトルームを提供すること
にある。
〔目的を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に講じた技術的手段は隣
接する浴室ユニツト体と洗面ユニツト体の床パン
相互を、ドア部材と、そのドア部材に連接され、
仕切台及びその仕切台上部と天井との間に立設し
た仕切体からなる仕切用壁体とで接続し、該仕切
台を、側面を器具取付面、内部を配管収容スペー
スとする下面を開放した内部中空上に形成し、該
配管収容スペースを床パン相互の端部間に形成さ
れた配管取入口に臨ませたことを要旨とする。
言作用〕 上記技術的手段によれば、予め水栓金具(湯水
混合栓を含む)を仕切台に取着すると共に配管収
容スペース内にその水栓金具に連絡する連絡配管
を配管しておき、現場においてドア部材に連接し
て両床パンに跨つて跨着し、建築躯体内の集合本
管から枝分かれした配管取入口から突出状に配管
されている給水管、給湯管にその連絡配管を配管
収容スペース内で接続することによつて浴室、洗
面ユニツト体両者の接続及び間仕切と配管施工を
同時に終了させることができる。給水管、給湯管
は両床パン端部間に形成された配管取入口を経由
して両室を仕切る仕切用壁体内で、水栓金具に連
絡した連絡配管と接続される。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので、下記の利
点がある。
(1) ドア部材と、仕切台及び仕切体からなる仕切
用壁体とを両ユニツト体の床パンに跨着すると
同時に水栓金具(例えば浴槽用)への給水、給
湯管の接続が行える。
従つて、両室の接続及び間仕切ならびに水栓
金具への配管の接続が同じ箇所で同時に行うこ
とができ、作業性の大幅な簡略化に寄与するこ
とができる。
(2) 両床パンに跨着した仕切台が、両床パン端部
に形成された配管取入口に連通する配管収容ス
ペースを内部に有する下面開放状に形成され、
給水管、給湯管を室壁に沿わすことなく水栓金
具と接続し、建築躯体と室壁との間に配管用の
スペースを確保する必要がなくなるから、その
分内部スペースを拡張でき、ユニツトルームの
欠点である狭小化を防止することができる。
(3) 無論、平常時はドア部材と、仕切台及び仕切
体からなる仕切用壁体とで完全に仕切られる
為、浴室の湿気が洗面室に流入せず、洗面室を
湿つぽくしない。
〔実施例〕
図中、Aは大型ユニツトルームを示している。
この大型ユニツトルームAは、浴室ユニツト体
a1と、この浴室ユニツト体a1に隣接して配設
した洗面ユニツト体a2とからなつている。
浴室ユニツト体a1は洗面ユニツト体a2に相
対する一辺を除いて他3辺に水平な壁載せ面1と
垂直な壁添接面2を連接することによつて形成し
た床パンa1−1のその壁載せ面1上に壁パネル
3を立設して洗面ユニツト体a2に相対する一辺
を除いて側壁a1−2で囲み、この側壁a1−2
を天井パネルa1−3で被蓋すると共に、床パン
a1−1一半部に和風浴槽a1−4を設置し、他
半部を洗い場a1−5としたものである。
洗面ユニツト体a2は浴室ユニツト体a1と相
対する一辺を除いて浴室ユニツト体a1と同様に
壁載せ面4と垂直な壁添接面5を周縁に連接する
ことによつて形成した床パンa2−1のその壁載
せ面4上に壁パネル6を立設して浴室ユニツト体
a1に相対する一辺を除いて側壁a2−2で囲
み、この側壁a2−2を天井パネルa2−3で被
蓋すると共に、内部に洗面器付カウンターa2−
4、便器a2−5等の諸設備が配備されている。
この浴室ユニツト体a1と洗面ユニツト体a2
は、仕切構成体Bで接続され、大型ユニツトルー
ムAを構成している。
仕切構成体Bは両ユニツト体a1,a2への出
入り用のドア部材b1と、仕切り用壁体b2とか
らなつている。
ドア部材b1は、浴室ユニツト体a1及び洗面
ユニツト体a2を構成する床パンa1−1,a2
−1夫々の近接する残り一辺に夫々壁載せ面1,
4のみを水平に延設し、この両壁載せ面1,4に
わたつて所望長さの靴摺りb1−1を接続し、こ
の靴摺りb1−1上においてドア枠b1−2を、
両ユニツト体a1,a2の側壁a1−2,a2−
2相互の接続部100、両ユニツト体a1,a2
の天井パネルa1−3,a2−3相互の接続部1
00に夫々接続するか或いは近傍に接続し、この
ドア枠b1−2内に所望な材料で成形した面材b
1−3を嵌合保持することによつて形成されてい
る。
仕切用壁体b2は、内部を和風浴槽a1−4で
使用される湯水混合栓7等の連絡配管27,27
の配管収容スペースCとする腰程度の高さを有す
る仕切台b2′と、その仕切台b2′と天井パネル
a1−3,a2−3の境界部との間に接続される
仕切体b2″とからなつている。仕切台b2′は第
4図で示すように前記ドア部材b1で接続される
壁載せ面1部分に連続する浴室ユニツト体a1側
の壁載せ面1部分を切欠して配管取入口8を形成
し、その配管取入口8を跨ぐように両床パンa1
−1,a2−1にわたつて接続されている。
この配管取入口8は、上記のようにドア部材b
1で接続される壁載せ面1部分に連続する浴室ユ
ニツト体a1側の床パンa1−1縁部分を略長方
形に切欠し、その切欠縁に壁載せ面1を水平に設
けることによつて形成されている。
仕切台b2′はドア部材b1に隣接する両床パ
ンa1−1,a2−1の壁載せ面1,4上に下枠
材10,10を固定し、この下枠材10,10間
を連結枠材11……で連結すると共に、所望箇所
に立枠材12……を立設し、更にこの立枠材12
……を上枠杆13……で連結して内部を配管収容
スペースCとする枠組体14を構築し、この枠組
体14の上面を天板15で、大型ユニツトルーム
A内に露出する側面を数枚の側板16で、夫々被
蓋することによつて形成されている。
この仕切台b2′はその高さを和風浴槽a1−
4上縁レベルよりも高くして、その浴槽a1−4
上縁レベルよりも高い側板16部分を器具取付面
22としてその部分に湯水混合栓7が取付けら
れ、また、洗面ユニツト体a2に臨むその側板1
6をも器具取付面22として脱着可能とし内部配
管のメンテナンスが行なえるようになつている。
この仕切台b2′には予め配管取入口8に臨む
ように配管されている水回り管(給水、給湯管)
26,26に接続する為の給水、給湯用の接続管
(連絡配管)27,27をその配管収容スペース
C内に装備しておき、床パンa1−1,a2−1
に接続する際に点検口23を利用して配管取入口
8に面する水周り管26,26と、上記接続管2
7,27とを接続することによつて配管施工が終
了するようになつている。
尚、24は洗面ユニツト体a2の器具取付面2
2に脱着可能とする紙巻器である。
仕切体b2″は、上記仕切台b2′の天板15に
おいて浴室ユニツト体a1と洗面ユニツト体a2
との側壁a1−2,a2−2相互の接続部100
及び天井パネルa1−3,a2−3相互の接続部
100に連続する部分に凹溝17を凹設し、この
凹溝17及び上記両接続部100,100に形成
される凹条部18内にシリコンコーキング材19
を充填して緩衝性を付与した状態で面材b2″−
1を嵌合することによつて形成されている。
尚20は、和風浴槽a1−4上の側壁a1−2
に設けられたシヤワーハンガーで、和風浴槽a1
−4でありながら洋風浴槽と同様の使い方をも可
能にしており、21は洗面ユニツト体a2への出
入りドアである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案大型ユニツトルームの実施例を示
し、第1図は横断平面図、第2図は2−2拡大断
面図、第3図は3−3拡大断面図、第4図は4−
4断面図である。 尚図中、A……大型ユニツトルーム、a1……
浴室ユニツト体、a2……浴室ユニツト体、a1
−1,a2−1……床パン、b1……ドア部材、
22……器具取付面、C……配管収容スペース、
b2′……仕切台、b2″……仕切体、b2……仕
切用壁体、8……配管取入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣接する浴室ユニツト体と洗面ユニツト体の床
    パン相互を、ドア部材と、そのドア部材に連接さ
    れ、仕切台及びその仕切台上部と天井との間に立
    設した仕切体からなる仕切用壁体とで接続し、該
    仕切台を、側面を器具取付面、内部を配管収容ス
    ペースとする下面を開放した内部中空状に形成
    し、該配管収容スペースを床パン相互の端部間に
    形成された配管取入口に臨ませたことを特徴とす
    る大型ユニツトルーム。
JP1987121320U 1987-08-06 1987-08-06 Expired JPH0411083Y2 (ja)

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JP1987121320U JPH0411083Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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JPS6426466U JPS6426466U (ja) 1989-02-15
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