JPH0676708B2 - 設備配管組込み式間仕切り - Google Patents

設備配管組込み式間仕切り

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JPH0676708B2
JPH0676708B2 JP60278042A JP27804285A JPH0676708B2 JP H0676708 B2 JPH0676708 B2 JP H0676708B2 JP 60278042 A JP60278042 A JP 60278042A JP 27804285 A JP27804285 A JP 27804285A JP H0676708 B2 JPH0676708 B2 JP H0676708B2
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JP
Japan
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zone
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JP60278042A
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貞樹 八木
滋亀 田川
裕明 松井
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、集合住宅などの住戸内に設けられる設備配
管組込み式間仕切りに関する。
《従来の技術》 マンションなどの集合住宅で居住空間を仕切る場合に
は、通常は作業現場において軽量鉄骨材や木材および石
膏ボードなどの素材を切断し、これらの単体あるいは組
合せからなる間仕切りまたは収納兼用間仕切りを間取設
計に応じて配置し、建物内部に永久固定していた。
また、この種の集合住宅で配管を行なう場合には、従来
ではコンクリート内部に埋設したり天井面側では間仕切
りの上部に配管スペース用の下り壁を永久固定方式で設
け、該下り壁内に配管するようにしていた。
《発明が解決しようとする問題点》 前記永久固定方式では、例えば間取り変更を行なう場合
に、間仕切りの撤去などにより天井面側では一部配管が
露出して見栄えを悪くするため、新たに設けた間仕切り
に沿って配管を引き回して再度下り壁を作ったり、ある
いはコンクリートの一部を破壊する必要も生じていた。
これに対し、床および天井を二重とし、その間のスペー
ス内に配管を行なう方式もあるが、この場合には二重と
なった分階層高が大きくなり、躯体コストも上昇する。
また、このようにしても間取り変更を見込んだ作りとは
なっておらず、その改装には多大な労力,費用および期
間が必要となっていた。
この発明は以上の問題に鑑みてなされたものであって、
居住空間内の間取り変更を行なう場合に、スムーズに間
仕切りを移動でき、また間仕切りの移動に応じた配管変
更を床および天井を二重にしなくても容易に行なえるよ
うにすることを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 前記の目的を達成するため、この発明は、建物内の床ま
たは天井の一方または双方が直仕上げの場所において、
必要箇所に間仕切りを設け、該間仕切り内の頂部または
底部の一方または双方の空間を配管スペースとし、前記
間仕切りは、頂部または底部の一方または双方に配管通
し用の凹部を形成した複数の仕切パネルと、該仕切パネ
ルに取り外し可能に配置された壁面構成パネルとからな
ることを特徴とする。
《実施例》 以下、この発明の好適な実施例を図面を用いて詳細に説
明する。
第1図および第2図は、この発明を適用した集合住宅に
おける住戸内の間取りの一例を示すものである。
図において、壁部および柱で囲われた住戸内は北側から
順に東西の洋室(A),(B)の区画ゾーン(1)、玄
関(C)、浴室(D)、便所(E)、洗面脱衣所(F)
の水廻りの区画ゾーン(2)、台所(G)、およびこれ
に連続する南東側の居間兼食堂(H)の区画ゾーン
(3)、区画ゾーン(3)と平行に配置された南西側の
2間続きの和室(I),(J)の区画ゾーン(4)とか
らなっており、このうち水廻りの区画ゾーン(2)は二
重天井および二重床となっている。
そして、北側の外壁には共通配管の引込と給湯設備の設
置を兼ねたスペース(S)が確保され、ここより前述の
各居室スペース内に配管がなされる。
そして、前記洋室(A),(B)は奥行約1/3間の間仕
切りM1によって東西に仕切られ、この間仕切りM1の下面
に沿って配管が引き廻され、ゾーン(2)の二重床スペ
ースを通じて台所(G)および浴室(D),便所
(E),洗面脱衣所(F)にそれぞれ分岐配管してい
る。
また、間仕切りM1の上面は排気ダクトの設備スペースで
あり、北側外壁に開口する排気ダクトは間仕切りM1の上
面に沿って引き廻され、ゾーン(2)の浴室(D),便
所(E),洗面脱衣所(F)に分岐配管している。
さらに和室(I),(J)の中央側は、南北に沿って奥
行約1/4間の間仕切りM2によって他室と仕切られ、この
間仕切りM2の上部に沿って台所(G)の上部に設けられ
た排気ファン装置に連通する排気ダクトが配管され、南
側外壁より外部に引き出されている。
次に、北側の洋室(A),(B)を仕切る前述の間仕切
りM1の具体例について、第3図,第4図を用いて説明す
る。
図において1は床、2は前述のゾーン(2)に形成され
た内装天井、3は前述の建物の北側外壁、4は洋室
(A),(B)とゾーン(2)とを仕切る仕切壁、5は
外壁3上に一体的に設けられた梁である。
以上によって囲まれた室内の天井2の下面には前述の換
気用配管6が設置され、梁5を通じて外部に導出してい
る。また、床1上には外壁3の外部に設けられた設備機
器7に接続された給水,給湯などの複数の配管8が平行
して設置されている。
各配管6,8を中心として仕切パネル9および後述の各種
壁面構成パネルの組合せからなる前述の間仕切りM1が設
けられ、該間仕切りM1によって居住空間を2部屋に区画
している。
すなわち、各配管6,8に直交して床1と直接天井面を構
成するスラブ2a間には複数の仕切パネル9が適当間隔、
例えば半間毎に配列されている。仕切パネル9はその上
部と下部に各配管6,8を挿通するための管通し用凹部10
が形成されているとともに、頂部および底部の前記凹部
10の両脇にはアジャスタ11がそれぞれ設けられている。
このアジャスタ11は仕切パネル9に対しネジ込み式とな
っており、その上下端に形成されたパッド11aをスラブ2
aおよび床1に当接することによって、各仕切パネル9
を床1とスラブ2a間に取り外し可能に圧接固定してい
る。
さらに、各仕切パネル9間の上部に天板12がかけ渡され
ており、この天板12は点検用として任意に取り外し可能
となっている。
また、各仕切パネル9間の下面側には底板13がかけ渡さ
れ、配管8の上面を覆っており、底板13も同様に点検用
として任意に取り外し可能となっている。さらに底板13
の下部および天板12の上部における開口面を幅木15によ
り覆っている。
そして、仕切パネル9間の室内側開口面の背面および一
部前面には前述の壁面パネルを構成する背面板すなわち
膜板14が嵌め付けられており、その対向面に位置する洋
室(A)の壁面としている。これに対し、仕切パネル9
間の一部前面開口は収納庫としているが、その前面開口
における底板13,天板12,膜板14および仕切パネル9によ
って囲われた空間の前面開口には同じく壁面パネルを構
成する扉16を配置し、その前面開口を開閉自在に覆って
いる。
なお、天板12の下部には中段棚12aを配置し、扉16の高
さを中段棚12aと底板13間を覆う高さとし、中段棚12aと
天板12間を上部扉16aで開閉自在に覆うようにすれば収
納を合理的に行うことができる。
さらに、このようにして構成される収納庫の内部には棚
板18などを配置したり、前面開口部を剥き出しのままと
し、これを飾棚や設備機器19の収納スペースとしても利
用できるようになっている。
そして、これら壁面パネルを構成する各部材および棚板
18はユニット式に取り外し可能となっており、配置変更
によって種々の形態の収納家具が実現できることにな
る。
例えば膜板14の配置の一部を、第3図に示すように、前
後逆にすることによって各仕切パネル9によって区画さ
れる毎に各洋室(A),(B)に収納部を作ることがで
きたり、あるいは仕切パネル9と建物外壁3間に囲まれ
た空間内を中間パネル20によって奥行方向に2分割し、
両側の洋室(A),(B)を飾棚や設備機器設置スペー
スとして利用できる。次に第5図,第6図は前記第1
図,第2図に示す住戸と全く同一形状および同一床面積
で間取り変更を行なった場合の実施例を示す。
図においてゾーン(1)の洋室(A),(B)は1部屋
に改装され、またゾーン(3)とゾーン(4)の南側部
屋の居間兼食堂(HJ)も1部屋に改装されている。
この場合洋室(A,B)の間仕切りM1は、前記スペース
(S)から予備配管されている北側壁面の隅部に寄せら
れ、この間仕切りM1の上下を配管および排気ダクトが引
き廻され、前記ゾーン(2)に接続される。
またゾーン(3),(4)のもとあった南西側居室
(J)の間仕切りM2は撤去され、居間兼用食堂(HJ)の
壁面に固定されている。また台所(G)と居間兼食堂
(HJ)間は間仕切りM2が増設され、その上部を台所
(G)に通ずる排気ダクトの新たな通路としている。
つまり、本実施例では間仕切りM1,M2および配管の移動
あるいは増設のみの作業により間取り変更を行なうこと
ができ、単に撤去した部分での天井面の塗り替えや床面
の貼り替えを行なうことで改装が完成する。
次に第7図は、この発明を収納家具兼用間仕切りに適用
した場合の第2実施例を示すものである。
図における各仕切りパネル30は台輪31上に着脱可能に取
付けられるものである。台輪31の仕切パネル30に対する
接合部31aには、これの長手方向を貫通する床面側の配
管8を挿通するための管通し用凹部32が形成されている
とともに、その両側部には仕切パネル30の下端に挿通す
るピン33を一体に突設している。
また、仕切パネル30の頂部中央には天井面側の配管6を
挿通するための凹部34が形成されているとともに、その
両側部にはアジャスタ35が一体に設けられている。な
お、台輪31の下部にもアジャスタ35が設けられており、
台輪31を床面上に設置し、その凹部を貫通して配管8を
設置し、次いで各仕切パネル30をピン33を介して台輪31
上に設置し、しかる後アジャスタ35を調整して床面と天
井間に圧接すれば仕切パネル30の配置を完成することが
できる。その後、前述の第1実施例と同じく天板12,底
板13で配管6,8を覆い、膜板14,扉16,中間パネル20等の
壁面構成部材および棚板18等を仕様に応じて組付ければ
収納家具兼用間仕切りを完成できる。
なお、以上の各実施例では、この発明の間仕切り兼用の
収納家具に適用した場合を示したが、仕切パネル9の幅
を小さくすれば、パネル9間に壁面パネルを取付けて単
なる間仕切りとすることもできることは勿論である。
また、アジャスタも必ずしも必要でなく、ランナーを介
してパネル9の上下面を固定できる。
《発明の効果》 以上各実施例で説明したように、この発明にあっては、
間取り変更に応じて仕切パネルを天井および床面から取
り外して移動させることができ、これに応じた配管類の
移動が容易にできるため、この種の改装工事において間
仕切りや配管を取り壊すことがなく、しかもその撤去お
よび再組立工事や配管も簡単に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はこの発明を適用した集合住宅における
住戸内の間取りの一例を示す斜視図、第3図は組立状態
を示す斜視図、第4図は間仕切りの側断面図、第5図,
第6図は第1,2図における間取り変更の実施例を示す斜
視図、第7図は間仕切りの他の実施例を示す分解斜視図
である。 1……床、2……内装天井 2a……スラブ、6,8……配管 9,30……仕切パネル 10,32,34……凹部 11,35……アジャスタ 14,16,20……壁面パネル(14……膜板,16……扉,20……
中間パネル) M1,M2……間仕切り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内の床または天井の一方または双方が
    直仕上げの場所において、必要箇所に間仕切りを設け、
    該間仕切り内の頂部または底部の一方または双方の空間
    を配管スペースとし、前記間仕切りは、頂部または底部
    の一方または双方に配管通し用の凹部を形成した複数の
    仕切パネルと、該仕切パネルに取り外し可能に配置され
    た壁面構成パネルとからなることを特徴とする設備配管
    組込み式間仕切り。
JP60278042A 1985-12-12 1985-12-12 設備配管組込み式間仕切り Expired - Lifetime JPH0676708B2 (ja)

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JP60278042A JPH0676708B2 (ja) 1985-12-12 1985-12-12 設備配管組込み式間仕切り

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JPS62137340A JPS62137340A (ja) 1987-06-20
JPH0676708B2 true JPH0676708B2 (ja) 1994-09-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011074743A (ja) * 2009-10-02 2011-04-14 Toyo Shutter Co Ltd 点検扉の施工方法

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