JPH04110641U - 車両用電動格納式アウトサイドミラ−の駆動装置 - Google Patents

車両用電動格納式アウトサイドミラ−の駆動装置

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JPH04110641U
JPH04110641U JP2127491U JP2127491U JPH04110641U JP H04110641 U JPH04110641 U JP H04110641U JP 2127491 U JP2127491 U JP 2127491U JP 2127491 U JP2127491 U JP 2127491U JP H04110641 U JPH04110641 U JP H04110641U
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正己 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動モ−タ−の電源回路の遮断スイッチを切
るタイミングがセット直前からセット位置までと広く設
定でき、また、ガタツキが有ることにより組み立て時に
ギャの歯が合いずらい場合、駆動ギャを回転させ合わす
ことができ、組立性も向上する車両用電動格納式アウト
サイドミラ−の駆動装置を提供することを目的にする。 【構成】 ステ−の格納位置からの復帰時に、セット直
前で駆動モ−タ−86の電源回路の遮断が行われこの駆
動モ−タ−86が停止するが、この場合に、ボ−ル42
がボ−ル嵌合凹部38に落ち込もうとする力が働き、従
動ギャ35、中間ギャ24、25及び駆動ギャ23を回
転させようとする。しかし、減速機構20の駆動ギャ2
3を出力軸22に対して所定回転可能にして取り付ける
ことにより、従動ギャ35、中間ギャ24、25及び駆
動ギャ23を回転させ支持軸4の係合部を上側ブラケッ
ト48の係合部に噛み合い固定させるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用電動格納式アウトサイドミラ−の駆動装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の駆動装置は、図25に示すようにハウジング81aとカバ−8 1とから成る装置本体82を備えており、この装置本体82内にはドライブ組立 体83と支持軸組立体84とスイッチ機構85とが設けてあり、ドライブ組立体 83は駆動モ−タ−86の出力側に遊星歯車減速機87を設け、遊星歯車減速機 87の出力軸88に第1のクラッチ機構89を設けたものである。このクラッチ 機構89は出力軸88に固定されたクラッチ板90を備えており、このクラッチ 板90には係合突起92が設けてあり、また、出力軸88にはギヤ91が回転可 能に設けてあって、このギヤ91には係合凹部93が設けてあって、ギヤ91は スプリング94により押圧されていて係合突起92が係合凹部93に係合し両者 が結合されている。
【0003】 また、支持軸組立体84は支持軸95を備えており、この支持力軸95の下側 にはクラッチ機構96が設けてある。このクラッチ機構96はブラケット97と クラッチ板98とを備えており、ブラケット97の上面部には円周を三等分した 位置に凹部99が形成してある。また、クラッチ板98の下面には円周を三等分 した位置にボ−ル嵌合凹部100が形成してあり、クラッチ板98にはギヤ10 1が形成してある。ブラケット97はその取付脚部で装置本体82に取り付けて あり、クラッチ板98のボ−ル嵌合凹部100に回転可能に嵌合したボ−ル10 3がブラケット97のボ−ル嵌合凹部99に挿入しており、ギヤ101はギヤ9 1に噛み合っている。そして、クラッチ板98はスプリング104によりばね受 部材105およびスラストベアリング106を介して押圧されている。
【0004】 そして、駆動モ−タ−86を駆動すると、この駆動モ−タ−86の出力軸88 が所定回転した後に、ギヤ91が回転し、ギヤ101を介して支持軸95が回転 する。この回転によりクラッチ機構96のボ−ル103がブラケット97のボ− ル嵌合凹部99を脱出し、支持軸95が上昇してフランジ109の係合凹部が上 側ブラケット108の係合突起より外れ、支持軸95が回転してステ−114が 回動し、このステ−114に固定されたアウトサイドミラ−が格納される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例にあっては、格納時には、クラッチ板98が回転しボ− ル103がボ−ル嵌合凹部99を外れ、支持軸95がスプリング104に抗して 持ち上がり、支持軸95のフランジ109の係合凹部が、上側ブラケット108 の係合突起から外れて格納位置までクラッチ板98が回転する。復帰時は、クラ ッチ板98が格納時とは逆方向に回転し、セット直前で駆動モ−タ−86の電源 回路の遮断がスイッチ機構85により行われ、この駆動モ−タ−86が停止する が、この場合に、ボ−ル103がボ−ル嵌合凹部99に落ち込もうとする力が働 き、ギャ101及びギャ91を回転させようとする。しかし、ギャ91は出力軸 88に対して固定してあるために、ギャ101及びギャ91が回転しない。
【0006】 このために、駆動モ−タ−86の電源回路の遮断スイッチを切るタイミングが 広く設定できず、また、ガタツキがないので組み立て時にギャの歯が合いずらく 、組立性が良くないという問題点があった。
【0007】 本考案は、上記の問題点を解消するものであり、駆動モ−タ−の電源回路の遮 断スイッチを切るタイミングがセット直前からセット位置までと広く設定でき、 また、ガタツキが有ることにより組み立て時にギャの歯が合いずらい場合、駆動 ギャを回転させ合わすことができ、組立性も向上する車両用電動格納式アウトサ イドミラ−の駆動装置を提供することを目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために、本考案は、装置本体内に、ドライブ組立体と支 持軸組立体とを設け、ドライブ組立体を、駆動モ−タ−の出力側に減速機構を設 け、この減速機構の駆動ギャを出力軸に対して所定回転可能にして取り付けて構 成し、支持軸組立体を、ステ−に連結された支持軸とこの支持軸を装置本体に係 止する係止機構とスプリングに抗して支持軸を持ち上げて係止機構による係止を 解除するクラッチ機構とこのクラッチ機構の支持軸側の部材に固定された従動ギ ヤとで構成し、係止機構を、支持軸のフランジの下面部に形成した複数の係合部 に、上側ブラケットの上面部に形成した複数の係合部を係脱可能に係合させ且つ これらの係合部の一方を係合凹部に他方を係合突起にして構成し、且つクラッチ 機構を、装置本体の固定した下側ブラケットの上面部に凹部を複数形成すると共 に、支持軸に固定されたクラッチ板の下面に複数のボ−ル嵌合凹部を形成し、ボ −ル嵌合凹部に回転可能に嵌合したボ−ルを凹部に挿入して構成し、ドライブ組 立体と支持軸組立体との間に、従動ギヤに噛み合う中間ギヤと駆動ギヤに噛み合 う中間ギヤとで成る減速機構を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
かかる構成により、格納時には、クラッチ板が回転しボ−ルがボ−ル嵌合凹部 を外れ、支持軸がスプリングに抗して持ち上がり、支持軸の係合部が、上側ブラ ケットの係合部から外れて格納位置までクラッチ板が回転する。復帰時は、クラ ッチ板が格納時とは逆方向に回転し、セット直前で駆動モ−タ−の電源回路の遮 断が行われこの駆動モ−タ−が停止するが、この場合に、ボ−ルがボ−ル嵌合凹 部に落ち込もうとする力が働き、従動ギャ、中間ギャ及び駆動ギャを回転させよ うとする。しかし、減速機構の駆動ギャを出力軸に対して所定回転可能にして取 り付けてあるために、従動ギャ、中間ギャ及び駆動ギャが回転し支持軸の係合部 が上側ブラケットの係合部に噛み合い固定される。
【0010】 このために、駆動モ−タ−の電源回路の遮断スイッチを切るタイミングがセッ ト直前からセット位置までと広く設定でき、また、ガタツキが有ることにより組 み立て時にギャの歯が合いずらい場合、駆動ギャを回転させ合わすことができ、 組立性も向上する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は車両におけるアウトサイドミラ−の配置説明図、図2は本考案に係わる 、車両用電動格納式アウトサイドミラ−の駆動装置の縦断面図である。
【0013】 アウトサイドミラ−1はステ−2に保持されており、ステ−2の下端部は車体 側に固定された駆動装置3の支持軸4に取り付けられていて、この駆動装置3の 駆動によりステ−2を回転してアウトサイドミラ−1を格納するようにしてある 。
【0014】 駆動装置3は、図2に示すようにハウシング5とカバ−10とより成る装置本 体11を備えており、カバ−10はハウジング5の開口部12を覆うものであり 、スクリュ−13により、ハウジング5に固着されている。そして、装置本体1 1内はドライブ組立体収容部6と支持軸組立体収容部7と両収容部6、7に連な るギヤ組立体収容部8とが形成されていて、ドライブ組立体収容部6と支持軸組 立体収容部7と間には隔壁9が設けてある。カバ−10にはドライブ組立体収容 部6内に位置させて軸支承穴14が、支持軸組立体収容部7内に位置させて軸支 承穴15がそれぞれ形成してあり、また、隔壁9の端面とこの端面に対抗するカ バ−10に面部にそれぞれ軸穴16、17が形成してある。また、装置本体11 には支持軸組立体収容部7に抜ける支承孔18が設けてある。また、図6に示す ようにハウジング5の上面には支承孔18の周部に位置させて平面円弧状のスト ッパ−57が突設してある。また、ハウジング5の支持軸組立体収容部7の上部 には図9に示すようにスイッチ取付部71が形成してあり、このスイッチ取付部 71の下端部には三箇所にわたって取付脚挿入部72が形成してあり、これらの 取付脚挿入部72の底には突起73が突設してある。また、スイッチ取付部71 の下面部にはワッシャ係止部71aが突設してある。
【0015】 前記ドライブ組立体収容部6内には駆動モ−タ−19とこの駆動モ−タ−19 の出力側に設けられた減速機構20とを含むドライブ組立体21が収容固定して あり、減速機構20の出力軸22は軸支承穴14にブッシュ22bを介して支承 されている。そして、この出力軸22のギヤ取付部22aは図7に示すように断 面半円形状を成しており、このギヤ取付部22aに取り付けられる駆動ギヤ23 の孔部23aは円ではなく約230度の角度を有する孔である。この駆動ギヤ2 3は、その孔部23aにギヤ取付部22aを挿入して出力軸22に取り付けられ ており、駆動ギヤ23は出力軸22に対して約230度回転自在になっている。
【0016】 前記ギヤ組立体収容部8内には、大径の中間ギヤ24と小径の中間ギヤ25と を同軸に形成して成るギヤ組立体である減速機構26が支承軸27により回転可 能に支承されて設けてあり、この支承軸27はその両端部が軸穴19、17に挿 入固定されている。そして、中間ギヤ24は駆動ギヤ23に噛み合っている。
【0017】 支持軸組立体収容部7内には、クラッチ機構28とスプリング29とスイッチ 機構30と支持軸4とを備えた支持軸組立体32が収容してある。 すなわち、 クラッチ機構28は、下側ブラケット33とクラッチ板34とを備えており、ブ ラケット33は、図10乃至図13に示すように円板状のブラケット本体36を 備えており、このブラケット本体36の周部には取付脚部37が形成してあり、 ブラケット本体36の上面部には円周を三等分した位置に凹部38が形成してあ る。これらの凹部38は中央が平らな底面部38aの両端に逆向きの斜面38b 、38cを形成したものである。
【0018】 また、クラッチ板34はその中央に出力軸孔39を有し、このクラッチ板34 の下面には円周を三等分した位置にボ−ル嵌合凹部40が形成してある。また、 クラッチ板34には従動ギヤ35が固着してある。
【0019】 そして、ブラケット33はその取付脚部37でカバ−にスクリュ−41で取り 付けてあり、クラッチ板34のボ−ル嵌合凹部40に回転可能に嵌合したボ−ル 42がブラケット33の凹部38に挿入しており、従動ギヤ35は中間ギヤ25 に噛み合っている。
【0020】 前記支持軸4は図14乃至図16に示すようにその上端部にフランジ43を備 えている。このフランジ43の下面部には円周を三等分した位置に係合部である 係合凹部44が形成してあり、支持軸4の下面部には中央側に平面扇状の支持軸 側ストッパ−47が形成してあり、この支持軸側ストッパ−47の角度は90度 にしてある。また、支持軸4の中間部には平坦面45が形成してあり、さらに、 フランジ43の中心部にはステ−係合穴46が形成してある。
【0021】 また、上側ブラケット48を図17乃至図20に示す。この上側ブラケット4 8は円板状のブラケット本体49を備えており、このブラケット本体49には円 形状凹部50が形成してあり、円形状凹部50の周部には円周を三等分した位置 にスクリュ−挿入部51が形成してあり、これらのスクリュ−挿入部51には孔 52が形成してある。また、円形状凹部50には中心部に孔53と、この孔53 の中心Oを中心とした一対の円弧状孔54とが形成してある。この円弧状孔54 は140度の開き角度を有している。また、ブラケット本体49の下面部には円 周を三等分した位置に係合部である係合突起55が形成してある。
【0022】 そして、上側ブラケット48は、スクリュ−挿入部51の孔52を用いてスク リュ−56でハウジング5の上面に固着されており、この場合、ハウジング5の 上面に突設された固定側ストッパ−57が上側ブラケット48の右側の円弧状孔 54を貫通して円形状凹部50内に突入している。
【0023】 また、支持軸4は上側ブラケット48の孔53、ハウジング5の支承孔18に 設けたブッシュ58を貫通していて、この支持軸4の下端部は前記クラッチ板3 4の出力軸孔39に挿入してあり、クラッチ板34より下方に突出した部分にE リング58が嵌めてある。支持軸4のフランジ43は上側ブラケット48に重ね られており、支持軸側ストッパ−47は上側ブラケット48の円形状凹部50内 に挿入してあり、また、係合突起55が係合凹部44に係合していて、これらで 係止機構80を構成している。前記支承孔18に支承された軸部4aはOリング 59により液密になされている。
【0024】 また、支持軸4のフランジ43には図21乃至図23に示すフランジカバ−6 0が装着してある。このフランジカバ−60の上面部60aには円周を三等分し た位置に孔61が設けてあり、これらの孔61の周縁上部には環状突起62が形 成してある。そして、フランジカバ−60の周部60bは、上側ブラケット48 の周部のOリング挿入部63とハウジング5の上面が成すOリング挿入凹部64 に挿入されたOリング65を押さえていて、ハウジング5と上側ブラケット48 との間の液密を保持している。
【0025】 前記スイッチ機構30は図9に示すようにスイッチ組立体66を備えており、 このスイッチ組立体66は内側スイッチ部67の回転により外部スイッチ部68 とのパタ−ン接触によりオン、オフを行うものであり、外部スイッチ部68には 周部に複数の取付脚部69が形成してあり、これらの取付脚部69には孔70が 形成してある。
【0026】 そして、スイッチ組立体66は、その内側スイッチ部67の孔67aに支持軸 4の中間部が挿通係合された状態で、その取付脚部69をハウジング5のスイッ チ取付部71の下端部の取付脚挿入部72に挿入されており、取付脚部69の孔 70に取付脚挿入部72に設けた突起73を挿入してハウジング5に取り付けて ある。
【0027】 そして、スイッチ組立体66の外部スイッチ部68にワッシャ74を介してス ラストワッシャ75が当接しており、このスラストワッシャ75と従動ギヤ35 との間にスプリング29が介在させてある。なお、ワッシャ74は、その係止孔 74aに、スイッチ取付部71の下面部のワッシャ係止部71aが挿通係止され ている。
【0028】 前記フランジカバ−60の上面部にはステ−2の下端部に取り付けられたベ− ス部材75Aが固着してある。
【0029】 すなわち、前記支持軸4のフランジ43の上面には植込ボルト76が植え込ん であり、これらの植込ボルト76はフランジカバ−60の孔61より上方に突出 していて、フランジカバ−60上にベ−ス部材75Aをのせて植込ボルト76を ベ−ス部材75Aに設けた孔77に挿入し、ナット部材78の締め付けによりベ −ス部材75が支持軸4に取り付けてある。この場合、ベ−ス部材75でフラン ジカバ−60に形成した環状突起62を潰して防水が図られている。
【0030】 次に、アウトサイドミラ−の格納を説明する。 駆動モ−タ−19を駆動する と、出力軸22が所定回転した後に、駆動ギヤ23が回転し、中間ギヤ24、2 5を介して従動ギヤ35が回転して、クラッチ板34および支持軸4が一定角度 回転する。
【0031】 この回転によりクラッチ機構28のボ−ル42が図24に示すように下側ブラ ケット33の嵌合凹部38を脱出して、この板側ブラケット33の面部33a上 を転動する。これと同時に、支持軸4がスプリング29に抗して持ち上げられて 係止突起55が係止凹部44より脱出し、支持軸4が回転してステ−2が回動す る。そして格納位置の手前でボ−ル42が凹部38の斜面38bを下るために支 持軸4が下降して係止突起55がフランジ43の係合凹部44に係合して格納位 置で停止する。
【0032】 復帰時は、クラッチ板34が格納時とは逆方向に回転し、セット直前で駆動モ −タ−19の電源回路の遮断が行われこの駆動モ−タ−19が停止するが、この 場合に、ボ−ル42がボ−ル嵌合凹部38に落ち込もうとする力が働き、従動ギ ャ35、中間ギャ24、25及び駆動ギャ23を回転させようとする。しかし、 減速機構20の駆動ギャ23が出力軸22に対して所定回転可能にして取り付け てあるために、従動ギャ35、中間ギャ24、25及び駆動ギャ23が回転し支 持軸4の係合凹部44が上側ブラケットの係合突起55に噛み合い固定される。
【0033】 このために、駆動モ−タ−119の電源回路の遮断スイッチを切るタイミング がセット直前からセット位置までと広く設定でき、また、ガタツキが有ることに より組み立て時にギャの歯が合いずらい場合、駆動ギャを回転させ合わすことが でき、組立性も向上する。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、装置本体内に、ドライブ組立体と支持軸組立 体とを設け、ドライブ組立体を、駆動モ−タ−の出力側に減速機構を設け、この 減速機構の駆動ギャを出力軸に対して所定回転可能にして取り付けて構成し、支 持軸組立体を、ステ−に連結された支持軸とこの支持軸を装置本体に係止する係 止機構とスプリングに抗して支持軸を持ち上げて係止機構による係止を解除する クラッチ機構とこのクラッチ機構の支持軸側の部材に固定された従動ギヤとで構 成し、係止機構を、支持軸のフランジの下面部に形成した複数の係合部に、上側 ブラケットの上面部に形成した複数の係合部を係脱可能に係合させ且つこれらの 係合部の一方を係合凹部に他方を係合突起にして構成し、且つクラッチ機構を、 装置本体の固定した下側ブラケットの上面部に凹部を複数形成すると共に、支持 軸に固定されたクラッチ板の下面に複数のボ−ル嵌合凹部を形成し、ボ−ル嵌合 凹部に回転可能に嵌合したボ−ルを凹部に挿入して構成し、ドライブ組立体と支 持軸組立体との間に、従動ギヤに噛み合う中間ギヤと駆動ギヤに噛み合う中間ギ ヤとで成る減速機構を設けたので、格納時には、クラッチ板が回転しボ−ルがボ −ル嵌合凹部を外れ、支持軸がスプリングに抗して持ち上がり、支持軸の係合部 が、上側ブラケットの係合部から外れて格納位置までクラッチ板が回転する。復 帰時は、クラッチ板が格納時とは逆方向に回転し、セット直前で駆動モ−タ−の 電源回路の遮断が行われこの駆動モ−タ−が停止するが、この場合に、ボ−ルが ボ−ル嵌合凹部に落ち込もうとする力が働き、従動ギャ、中間ギャ及び駆動ギャ を回転させようとする。しかし、減速機構の駆動ギャを出力軸に対して所定回転 可能にして取り付けてあるために、従動ギャ、中間ギャ及び駆動ギャが回転し支 持軸の係合部が上側ブラケットの係合部に噛み合い固定される。
【0035】 このために、駆動モ−タ−の電源回路の遮断スイッチを切るタイミングがセッ ト直前からセット位置までと広く設定でき、また、ガタツキが有ることにより組 み立て時にギャの歯が合いずらい場合、駆動ギャを回転させ合わすことができ、 組立性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両におけるアウトサイドミラ−の配置説明図
である。
【図2】本考案に係わる車両用電動格納式アウトサイド
ミラ−の駆動装置の縦断面図である。
【図3】同駆動装置におけるギヤ列の説明図である。
【図4】同駆動装置の平面図である。
【図5】同駆動装置の一部省略した斜視図である。
【図6】同駆動装置におけるハウジングの縦断面図であ
る。
【図7】同駆動装置におけるギヤ列の一部断面した平面
図である。
【図8】同駆動装置におけるストッパ−機構の分解斜視
図である。
【図9】同駆動装置におけるスイッチ組立体の分解斜視
図である。
【図10】同駆動装置における下側ブラケットの平面図
である。
【図11】同下側ブラケットの断面図である。
【図12】図11A方向からの矢視図である。
【図13】図11B方向からの矢視図である。
【図14】支持軸の正面図である。
【図15】同支持軸の平面図である。
【図16】同支持軸の底面図である。
【図17】上側ブラケットの平面図である。
【図18】同上側ブラケットの断面図である。
【図19】同上側ブラケットの底面図である。
【図20】図17C方向の矢視図である。
【図21】フランジカバ−の平面図である。
【図22】同フランジカバ−の断面図である。
【図23】図22D部の拡大図である。
【図24】クラッチ機構と係止機構との関係を説明する
説明図である。
【図25】従来の車両用電動格納式アウトサイドミラ−
の駆動装置の縦断面図である。
【符号の説明】
4 支持軸 11 装置本体 21 ドライブ組立体 28 クラッチ機構 32 支持軸組立体 33 下側ブラケット 34 クラッチ板 38 凹部 40 ボ−ル嵌合凹部 42 ボ−ル 80 係止機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内に、ドライブ組立体と支持軸
    組立体とを設け、ドライブ組立体を、駆動モ−タ−の出
    力側に減速機構を設け、この減速機構の駆動ギャを出力
    軸に対して所定回転可能にして取り付けて構成し、支持
    軸組立体を、ステ−に連結された支持軸とこの支持軸を
    装置本体に係止する係止機構とスプリングに抗して支持
    軸を持ち上げて係止機構による係止を解除するクラッチ
    機構とこのクラッチ機構の支持軸側の部材に固定された
    従動ギヤとで構成し、係止機構を、支持軸のフランジの
    下面部に形成した複数の係合部に、上側ブラケットの上
    面部に形成した複数の係合部を係脱可能に係合させ且つ
    これらの係合部の一方を係合凹部に他方を係合突起にし
    て構成し、且つクラッチ機構を、装置本体の固定した下
    側ブラケットの上面部に凹部を複数形成すると共に、支
    持軸に固定されたクラッチ板の下面に複数のボ−ル嵌合
    凹部を形成し、ボ−ル嵌合凹部に回転可能に嵌合したボ
    −ルを凹部に挿入して構成し、ドライブ組立体と支持軸
    組立体との間に、従動ギヤに噛み合う中間ギヤと駆動ギ
    ヤに噛み合う中間ギヤとで成る減速機構を設けたことを
    特徴とする車両用電動格納式アウトサイドミラ−の駆動
    装置。
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