JPH0565681U - 車両用格納式アウトサイドミラー - Google Patents

車両用格納式アウトサイドミラー

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JPH0565681U
JPH0565681U JP681592U JP681592U JPH0565681U JP H0565681 U JPH0565681 U JP H0565681U JP 681592 U JP681592 U JP 681592U JP 681592 U JP681592 U JP 681592U JP H0565681 U JPH0565681 U JP H0565681U
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JP
Japan
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support shaft
mirror
outside mirror
vehicle
ball
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Pending
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JP681592U
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Inventor
義典 山内
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、上記の問題点を解消するものであ
り、格納時においてアウトサイドミラーはのガタツキを
無くすることができる車両用格納式アウトサイドミラー
を提供することを目的とするものである。 【構成】 上下に向けて延びるミラーの支持軸43を昇
降可能且つ回転可能に装置本体42に保持させ、支持軸
43を装置本体42と支持軸43との間に介装したスプ
リング53で下方に付勢すると共に、ミラーの格納位置
において支持軸4のフランジ46の下面46aに保持さ
せたボール50が装置本体42側の上面42bの係合凹
部48内に移動させられた際に前記面46a,42b同
士が当接し得る寸法に前記ボール50及び係合凹部48
を設定した車両用格納式アウトサイドミラーとしたこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両用格納式アウトサイドミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用アウトサイドミラーとしては、例えば図7に示すように ハウジング1とカバー2とから成る装置本体3を備えているものがある。この装 置本体3内には、ドライブ組立体4と支持軸組立体5とスイッチ機構6とが設け られている。
【0003】 ドライブ組立体4は、駆動モーター7の出力側に遊星歯車減速機構8と、遊星 歯車減速機構8の出力軸9に固定されたクラッチ板10を備えている。このクラ ッチ板10には係合突起11が設けられ、出力軸9にはギヤ12が回転可能に設 けられ、このギヤ12には係合凹部13が設けられている。また、ギヤ12をス プリング14によりクラッチ板10に対して押圧させることにより、係合突起1 1が係合凹部13に係合させられて、クラッチ板10とギヤ12とが結合されて いる。
【0004】 また、支持軸組立体5は支持軸14を備えており、この支持軸14の下側に はミラー使用位置における位置決機構15が設けられている。
【0005】 位置決機構15はブラケット16と従動板17とを備えており、ブラケット1 6の上面部には円周を三等分した位置に凹部18が形成されている。また、従動 板17の下面には円周を三等分した位置にボール嵌合凹部19が形成され、従動 板17にはギヤ20が形成されている。
【0006】 ブラケット16は装置本体3のカバー2に固定され、従動板17のボール嵌合 凹部19にはボール22が回転可能に嵌合されている。また、ボール22はブラ ケット16の凹部18に挿入されていると共に、ギヤ20はギヤ12に噛合させ られている。しかも、従動板17には、ばね受部材23およびスラストベアリン グ24を介してスプリング25のバネ力が作用している。このバネ力により、従 動板17はブラケット16側に押圧されている。
【0007】 また、支持軸組立体6の上部にはミラー使用位置においてミラーの回動を規制 させる係止機構26が設けてある。
【0008】 この係止機構26は図8に示すように装置本体3の上面部に固定された上側ブ ラケット27を備えている。この上側ブラケット27の下面部には円周を三等分 した位置に係合部である係合突起28が形成してある。また、支持軸14は、そ の上端部にフランジ29を備えている。このフランジ29の下面部には円周を三 等分した位置に係合凹部30が形成され、この係合凹部30には係合突起28が 係合させられている。
【0009】 この様な構成において、アウトサイドミラーを車体側面より外側に位置させた 状態を使用状態とし、アウトサイドミラーを車体の側面より内側に位置させた状 態を格納状態とし、これらの状態の位置をそれぞれ使用位置及び格納位置とする と共に、格納位置から使用位置側にアウトサイドミラーを移動させる場合の駆動 モーター7の作動方向を正転方向として、上記駆動装置の作動を説明する。
【0010】 アウトサイドミラーが使用位置に位置させられている状態では、係止機構26 の係合突起28が係合凹部30に係合させられている。このアウトサイドミラー を使用状態から格納する場合には、駆動モーター7を逆転作動させて、出力軸9 を逆回転させる。
【0011】 この際、この出力軸9の回転は、クラッチ板10を介してギヤ12に伝達され てギヤ12が回転する。このギヤ12の回転がギヤ20に伝達され、このギヤ2 0の回転により位置決機構15のボール22がブラケット16の嵌合凹部30を 脱出する。これに伴い、支持軸14が上昇させられて、係合凹部30が係合突起 28より外れる。この際、支持軸14は後述する遊びAのために、回転せずに停 止している。
【0012】 この後、ギヤ20の後述する係合面20bに支持軸14の係合面14bが係合 して、ギヤ20の回転が支持軸14に伝達され、支持軸14が回転させられ、ス テー31が支持軸14と一体に回動して、このステー31に固定されたアウトサ イドミラーが格納位置に移動させられる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この様な格納位置では、フランジ29とブラケット27とがボール により離されていて、支持軸14がボールの作用により回動し易い状態となって いる。これに加えて、ギヤ12,20の組立に際しての寸法誤差を吸収すると共 に、駆動モータ7の作動初期にかかる負荷を軽減させるために、図9に示した様 に230度程度の扇形状の軸挿通孔20aをギヤ20に設け、この軸挿通孔20 aに支持軸14の半円柱状の軸部14aを挿通して、軸部14aの平坦な係合面 14bと軸挿通孔20aの係合面20b,20cとの一方との間に周方向への遊 びAを設けている。
【0014】 これらの結果、格納位置にアウトサイドミラーが移動して、駆動モーター7の 回動規制力がある程度作用していても、支持軸14は軸線回り(周方向)に遊び Aの範囲で容易に回動可能(遊びがある状態)となっているため、車両の停車中 におけるミラー格納時に風力等がアウトサイドミラーに作用した場合、このアウ トサイドミラーが支持軸14の軸線回りに容易に往復回動させられる(ガタ付く )という問題点があった。
【0015】 また、この様な構成において電動駆動装置を省略した構成も考えられるが、こ の場合にも格納位置においてボールがフランジ29の上面に乗り上げた状態とな って、支持軸14が回動し易い状態となると共に、この支持軸14の回動を規制 する手段がないため、格納位置にアウトサイドミラーが移動していても、アウト サイドミラーが風力等で容易にガタ付くという問題点があった。
【0016】 本考案は、上記の問題点を解消するものであり、格納時においてアウトサイド ミラーが風力等で容易にガタ付くことのない車両用格納式アウトサイドミラーを 提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案は、上下に向けて延びるミラー支持軸を 昇降可能且つ回転可能に装置本体に保持させ、前記ミラー支持軸を装置本体とミ ラー支持軸との間に介装した付勢手段で下方に付勢し、下方を向く位置決面と該 位置決面に対向する位置決面を前記ミラー支持軸と装置本体に夫々設け、且つ前 記ミラー支持軸の回転時に前記位置決面の一方上を転動させるボールを他方の位 置決面に保持させると共に、前記ミラー支持軸の回転に伴って前記ミラー支持軸 のミラーを格納位置と使用位置に切り換える様にした車両用格納式アウトサイド ミラーであって、 前記格納位置において前記ボールを係合させると共に前記両位置決面を当接さ せる係合凹部を前記両位置決面の他方に設けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】
この構成によれば、前記係合突起と係合凹部とが係合する前記格納位置におい ては、前記両位置決面同士が接触して、この両位置決面間に摩擦固定力が発生す ることになり、ミラー支持軸の回動方向へのガタ付が除去される。
【0019】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
【0020】 図4において、40は自動車の車体、41は車体41の前側側部に取り付けら れたサイドミラー装置である。このサイドミラー装置41は、車体40に固定し た筺体状の装置本体42と、図1に示すように装置本体42に装着された支持軸 43(ミラー支持軸)と、支持軸43と一体に設けられたステー44と、ステー 44の先端部に装着されたアウトサイドミラー45を有する。
【0021】 このステー44と支持軸43との間には、図1,図2に示した如く装置本体4 2の上壁42a上に位置してフランジ46が一体に形成されている。この上壁4 2aの上面42b(位置決面)とフランジ46の下面46a(位置決面)は近接 して対向させられている。尚、上壁42aには軸挿通孔42cが形成され、この 軸挿通孔42cには支持軸43が上下動可能且つ水平回転可能に装置本体42に 挿通されている。
【0022】 この上壁42aの上面(位置決面)42bには、図1,図3に示した如く円周 を二等分した位置にV字状の係合凹部47が形成されていると共に、係合凹部4 7,47の間に位置させて係合凹部48,48が形成されている。また、フラン ジ46には、円周を二等分した位置(180度の間隔をおいた位置)において下 面46aに開口する保持穴49が形成されている。この保持穴49には、ボール 50が回転自在に保持されている。
【0023】 しかも、係合凹部47,48及び上記保持穴49,ボール50等の寸法は、ボ ール50が係合凹部47に係合しているときは、図1の(イ)の如くフランジ4 6の下面46aと上壁42aの上面42bとが接触しないように設定されている 。
【0024】 また、係合凹部47,48及び上記保持穴49,ボール50等の寸法は、ボー ル50が係合凹部48に係合しているときは、図1の(ハ)の如くフランジ46 の下面46aと上壁42aの上面42bとが接触する様に設定されている。即ち 、ボール50が係合凹部48に係合しているときは、ボール50が係合凹部48 側に移動して、係合凹部48とボール50との間に隙間51が形成されると共に 、フランジ46の下面46aと上壁42aの上面42bとが接触する様になって いる。
【0025】 更に、支持軸43の下端部にはEリング52が取り付けられ、このEリング5 2と装置本体42の上壁42aとの間には支持軸43を下方に付勢するスプリン グ53(付勢手段)が介装されている。
【0026】 次に、この様な構成の駆動装置によるアウトサイドミラーの格納について説明 する。
【0027】 ここで、アウトサイドミラーを車体側面より外側に位置させた状態を使用状態 とし、アウトサイドミラーを車体の側面より内側に位置させた状態を格納状態と し、これらの状態の位置をそれぞれ使用位置(イ)及び格納位置(ハ)とすると 共に、格納位置から使用位置側にアウトサイドミラーを手動で移動させる場合に ついて説明する。
【0028】 格納時には、図4のステー44を掴んで使用位置(イ)から格納位置(ハ)ま で回転操作する。この回転操作によりボール50は、図1の(イ)の係合凹部4 7内に係合している状態から(ロ)に示すように上壁42aに脱出して、この上 壁42a上を転動した後、(ハ)の係合凹部48内に入り込むことになる。
【0029】 この使用位置(イ)では「フランジ46の下面46aが上壁42a上面42b に接触しないため、ボール50と係合凹部47による回転方向への保持力は小さ く」、格納位置(ハ)では「フランジ46の下面46aが上壁42aの上面42 bと接触するため、支持軸43の回動方向への保持力が大きい」状態となる。こ の結果、セット位置すなわち使用位置と格納位置を明確に区別できる。
【0030】 以上説明した実施例では、係合凹部47,48を装置本体42の上壁42aに 一体に形成した例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば 、図5,図6に示した様に、装置本体42とは別体のブラケット60に係合凹部 47,48を設けて、このブラケット60をボルト61で装置本体42の上壁4 2aに固定した構成としてもよい。
【0031】 また、以上説明した実施例では、この考案を手動格納式のアウトサイドミラー に適用した例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、この考案は 電動格納式のアウトサイドミラーに適用することもできる。
【0032】
【効果】
この様な構成によれば、前記係合突起と係合凹部とが係合する前記格納位置に おいては、前記両位置決面同士が当接して、この両位置決面間に摩擦固定力が発 生することになり、格納位置におけるミラー支持軸の回動方向への遊びをなくす ことができるので、格納位置において風力等がアウトサイドミラーに作用しても 、アウトサイドミラーのガタ付を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ),(ロ),(ハ)は、この考案に係る手
動式のサイドミラー装置の要部作動説明図である。
【図2】図1に示した支持軸,フランジ等の部分斜視図
である。
【図3】図1の装置本体の斜視図である。
【図4】図1〜図3に示したサイドミラー装置の車両へ
の取付状態をを示す斜視図である。
【図5】この考案に係るアウトサイドミラーの他の実施
例を示す要部断面図である。
【図6】図5に示した装置本体とブラケットとの関係を
示す斜視図である。
【図7】従来の車両用電動格納式アウトサイドミラーの
駆動装置の縦断面図である。
【図8】駆動装置のクラッチ機構と係止機構との関係を
説明する説明図である。
【図9】図7の支持軸と従動ギヤとの関係を説明する説
明図である。
【符号の説明】
42…装置本体 42a…上壁 42b…上面(位置決面) 43…支持軸(ミラー支持軸) 46…フランジ 46a…下面(位置決面) 47,48…係合凹部 50…ボール 53…スプリング(付勢手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に向けて延びるミラー支持軸を昇降
    可能且つ回転可能に装置本体に保持させ、前記ミラー支
    持軸を装置本体とミラー支持軸との間に介装した付勢手
    段で下方に付勢し、下方を向く位置決面と該位置決面に
    対向する位置決面を前記ミラー支持軸と装置本体に夫々
    設け、且つ前記ミラー支持軸の回転時に前記位置決面の
    一方上を転動させるボールを他方の位置決面に保持させ
    ると共に、前記ミラー支持軸の回転に伴って前記ミラー
    支持軸のミラーを格納位置と使用位置に切り換える様に
    した車両用格納式アウトサイドミラーであって、前記格
    納位置において前記ボールを係合させると共に前記両位
    置決面を当接させる係合凹部を前記両位置決面の他方に
    設けたことを特徴とする車両用格納式アウトサイドミラ
    ー。
JP681592U 1992-02-19 1992-02-19 車両用格納式アウトサイドミラー Pending JPH0565681U (ja)

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