JPH0636987U - 自動車用ドアミラーの節度機構 - Google Patents

自動車用ドアミラーの節度機構

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JPH0636987U
JPH0636987U JP7317492U JP7317492U JPH0636987U JP H0636987 U JPH0636987 U JP H0636987U JP 7317492 U JP7317492 U JP 7317492U JP 7317492 U JP7317492 U JP 7317492U JP H0636987 U JPH0636987 U JP H0636987U
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JP
Japan
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mirror
mirror housing
cylindrical surface
moderation
leaf spring
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Pending
Application number
JP7317492U
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English (en)
Inventor
和浩 瀑布川
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーベースに対して回動可能にミラーハウ
ジングを支承した自動車用ドアミラーにおける節度機構
を改良して、騒音の発生を防止する。 【構成】 ミラーハウジングに対して、その回動中心軸
Zと同心に、円柱面を有する部材11を固定し、上記部
材11の円柱面に係合凹部11aを設ける。一方、スプ
リングホルダ12はミラーベースに固定されていて板バ
ネ13を保持している。上記板バネ13が係合凹部11
aに係脱して節度機能を果たす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車体(ドアー部分)に固定して用いられるミラーベースに 対してミラーハウジングを回動可能に支承した自動車用ドアミラーにおいて、上 記ミラーハウジングの回動に節度を与えて、所定値以内の外力を受けても該ミラ ーハウジングが回動せず、所定値を越える外力を与えると回動せしめ得るように する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドアミラーは自動車の車体から側方に突出せしめて用いられるので、狭い所を 通るとき(例えば車庫入れの際)には邪魔になる。また、万一走行中に外部障害 物と衝突する虞れも無しとしない。そこで、ドアミラーのミラーハウジングをミ ラーベースに対して回動可能に支承する構造が用いられる。上記の回動は手動で 行われるものもあり、電動で行われるものも有るが、いずれの場合にもドアミラ ーのミラーハウジングを使用状態の位置に回動させた姿勢を弾性的に支持して、 回動に節度を与える必要が有る。すなわち、 自動車の走行に伴う風圧を受けても、これに耐えて静止(回動しないこと)し ている必要が有り、電動力もしくは手動操作力を加えて回動せしめるとき、過大 な抵抗を示さずに回動することも必要である。
【0003】 図3は従来例の節度機構を備えた自動車用ドアミラーの支持構造を示す断面図 であって、本例は電動によって格納・繰出しができるようになっている例である 。ミラーハウジング1は、ミラーベース2に対して枢支軸3によって回動可能に 支持されている。そして、モータ4の回転出力は減速歯車群5およびクラッチ機 構6を介してミラーベース2に伝動される。該ミラーベース2は車体に固定され ていて回らないので、上記回転駆動力の反力によってミラーハウジング1が回動 せしめられる。 上記の回動に節度を与えるため、ミラーハウジング1にボール・スプリング8 が設けられるとともに、ミラーベース2には上記ボール・スプリング8のボール が転動する軌道としての円弧溝2aが設けられている。図4(A)は上記円弧溝 2aの平面図であって、比較的幅の狭い円弧状の案内溝部2a1が設けられると ともに、この案内溝上の複数個所に係合凹部2a2が形成されている。 前記のボール・スプリング8が上記の係合凹部2a2に係合した状態を図4( B)に示す。このボール・スプリング8は、スプリング8bがボール8aを押し つける構造のもので、前述のミラーハウジングに組み込まれているので、該ミラ ーハウジングが風圧による回動力を受けても回動しない。そして、電動もしくは 手動で操作力を受けたり、ミラーハウジングが外部障害物に衝突して回動力を受 けたりすると、ボール8aが係合凹部2a2から離脱して回動を許容する。 操作力を受けてミラーハウジングが回動せしめられたときは、ある一つの係合 凹部2a2から離脱したボール8aが案内溝部2a1に沿って転動し、他の係合凹 部2a2と係合して、その姿勢を保つ。また、外部衝撃力を受けた場合は、ボー ル8aが係合凹部2a2から離脱し、ミラーハウジングの回動を許容して緩衝機 能を果たす。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図3,図4に示したようにボール・スプリングと係合凹部とによってミラーハ ウジングの回動に節度を与える従来技術においては、図3から容易に理解される ように、ボール・スプリング8が円弧溝2aに沿って転動しつつ係合凹部(図4 (B)参照)に落ち込んだり、案内溝部に乗り上げたりする際、ミラーベース2 に対してミラーハウジング1が上下動して大きい音響を発する。また、ミラーベ ース2とミラーハウジング1との間に塵埃が侵入しないようにシールしようとし ても、ミラーハウジング1が上下動するのでシールすることが困難である。 本考案は上述の事情に鑑みて為されたものであって、ミラーハウジングを上下 動させることなく、大きい音響を発しない、ドアミラーの節度機構を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的達成のため本考案の機構は、ミラーベースに対してミラーハウジング が回動可能に支持されている自動車用ドアミラーにおいて、 上記のミラーハウジングには、回転軸と同心の円柱面が設けられるとともに、 該円柱面に係合凹部が形成されており、かつ、上記ミラーベースに対して板バネ 状の部材が取り付けられていて、前記のミラーハウジングと共に円柱面が回動す るに伴って、上記の板バネ状部材が該円柱面の係合凹部に係合・離脱して、上記 ミラーハウジングの回動に節度を与えるようになっていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記の手段によれば、回転軸と同心の円柱面に向けて板バネが摺触する形とな るので、該板バネは円柱面を押し上げる作用をしない。このためミラーハウジン グが上下動せしめられることが無い。また、円柱面の係合凹部に対して板バネが 係合・離脱するので、ボールの場合のような騒音を発しない。
【0007】
【実施例】
図1および図2は本考案の1実施例を示し、図1は平面断面図、図2は斜視図 である。詳しくは、図1(B)はミラーハウジングが使用状態もしくは格納状態 で回動を係止されている状態を描き、図1(A)は回動しつつある途中の状態を 描いてある。図示の11はミラーハウジングに一体成形された円柱面を有する部 材である。図示の点Oはミラーハウジングの回動の中心であり、図示の線Z−Z は回転の中心線である。上記円柱面を有する部材11の円柱面に、複数の係合凹 部11aが形成されている。 一方、12はミラーベースに一体的に連設されたスプリングホルダであって、 複数個の板バネ13を支持している。上記の板バネ13は、図1(A)の状態で は円柱面を有する部材11の円柱面に押し付けられて摺触しており、図1(B) の状態(図2も同様)では係合凹部11aに係合している。この図1(B)の状 態において、使用状態の姿勢のミラーハウジング(車体側方に突出)が風圧を受 けて回動しようとしても、その程度の回動力では板バネ13による節度力に打ち 勝つことができず、回動を係止された状態を維持する。手動もしくは電動で回動 力を受けたとき、該回動力が節度力を越えると板バネ13が係合凹部11aから 離脱せしめられて円柱面に乗り上げて、円柱面を有する部材11がミラーハウジ ングと共に回動し、図1(A)の状態になる。所定角度だけ回動すると、板バネ 13が係合凹部11aに係合し、節度作用によりミラーハウジングの回動を係止 する。上記の作用から容易に理解し得るように、上述の作動においてミラーハウ ジングに連設された円柱面を有する部材11は別段の押し上げ力や押し下げ力を 受けないので、上下動を伴わずに回動する。このため、回動に伴って騒音を発し ない。 騒音を生じない理由は、a.ミラーハウジングが上下動しないこと、およびb .ボールと係合凹部との係脱に比して、板バネと係合凹部との係脱は静粛に行わ れること、による。さらに、ミラーハウジングが上下動しないので、該ミラーハ ウジングとミラーベースとの間の防塵シールが容易である。
【0008】
【考案の効果】
以上に説明したごとく、本考案に係るドアミラーの節度機構によれば、ミラー ハウジングの回動に伴って該ミラーハウジングが上下動すること無く、騒音を発 生する虞れが無い。また、ミラーハウジングが上下動しないので該ミラーハウジ ングとミラーベースとの間隙寸法が変化せず、双方の部材間のシール(防塵・防 水)が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る節度機構の1実施例を示し、
(A)はミラーハウジングが回動しつつある状態を描い
た断面図、(B)はミラーハウジングが停止した状態の
断面図である。
【図2】上記実施例のミラーハウジング節度機構の1実
施例における要部の模式的な斜視図である。
【図3】従来例の節度機構を備えた自動車用ドアミラー
の電動式駆動部を示す断面図である。
【図4】上記従来例の節度機構を示し、(A)は平面
図、(B)は係止部材の断面図である。
【符号の説明】
1…ミラーハウジング、2…ミラーベース、2a…円弧
溝、2a1…案内溝部、2a2…係合凹部、8…ボールス
プリング、11…円柱面を有する部材、11a…係合凹
部、12…スプリングホルダ、13…板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーベースに対してミラーハウジング
    が回動可能に支持されている自動車用ドアミラーにおい
    て、 上記のミラーハウジングには、回転軸と同心の円柱面が
    設けられるとともに、該円柱面に係合凹部が形成されて
    おり、かつ、上記ミラーベースに対して板バネ状の部材
    が取り付けられていて、前記のミラーハウジングと共に
    円柱面が回動するに伴って、上記の板バネ状部材が該円
    柱面の係合凹部に係合・離脱して、上記ミラーハウジン
    グの回動に節度を与えるようになっていることを特徴と
    する、自動車用ドアミラーの節度機構。
JP7317492U 1992-10-20 1992-10-20 自動車用ドアミラーの節度機構 Pending JPH0636987U (ja)

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JP7317492U JPH0636987U (ja) 1992-10-20 1992-10-20 自動車用ドアミラーの節度機構

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JP7317492U JPH0636987U (ja) 1992-10-20 1992-10-20 自動車用ドアミラーの節度機構

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JPH0636987U true JPH0636987U (ja) 1994-05-17

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ID=13510519

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022208A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Tokai Rika Co Ltd 電動ドアミラー装置
JP2007022215A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Tokai Rika Co Ltd 電動ドアミラー装置
KR20130001841U (ko) * 2011-09-08 2013-03-18 대우조선해양 주식회사 천정 크레인용 리프팅 장치
KR101491178B1 (ko) * 2009-11-30 2015-02-09 현대자동차주식회사 차량용 사이드미러 홀더
JP2016104621A (ja) * 2014-11-14 2016-06-09 フィコ ミロース, エセ.ア. 自動車用バックミラーアセンブリ
JP2020124958A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 市光工業株式会社 電動格納式車両用周辺視認装置

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