JPH04110490A - ぶりきの製造方法 - Google Patents

ぶりきの製造方法

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JPH04110490A
JPH04110490A JP22719290A JP22719290A JPH04110490A JP H04110490 A JPH04110490 A JP H04110490A JP 22719290 A JP22719290 A JP 22719290A JP 22719290 A JP22719290 A JP 22719290A JP H04110490 A JPH04110490 A JP H04110490A
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陽俊 山下
Takeji Kondo
近藤 桓次
Katsuto Kawamura
勝人 河村
Fumio Kokado
古角 文雄
Kenji Kurihara
栗原 研二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン型電気錫めっきラインに、161プ
るさっきの製造方法に関する。
〈従来の技術〉 ぶりきの耐蝕性とTe3 (Tin  Crystal
Size)との関係は一般に認められており、Te3が
粗粒であるほうが而」蝕性に優れているといわれている
。 これに関して、リフロークエンチ時の溶融錫の冷却
速度を小さくする方法が知られている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前述のりフロー、クエンヂ時の溶融錫の冷却速
度を小さ(する方法を用いても、ハロゲン型電気錫めっ
きラインでは、先めっき面のTe3が後めっき面のそれ
より細粒化しやすいという問題があった。
また、後めっき面のプレークーコンダククロール交換直
後においては、先めっき面でも後めっき面と同等の良好
なTe3が得られる場合があり、このコンダククロール
の摩耗状態が先めっき面のTe3に影響を及ぼずことが
指摘されていたが、必ずしも再現性は高くなく、先めっ
き面のTe3を細粒化させるメカニズムについて十分に
説明できるものではなかった。
本発明は、前記問題点を解決し、先めっき面の良好なT
e3を得ることができるぶりきの製造方法を提供するこ
とを目的としている。
く課題を解決するだめの手段〉 リフロー、クエンチ後の先めっき面について錫結晶核の
中心を観察したところ、第3図のように成因直前に溶融
錫中のガスか抜りた跡のようなものが数多くみられた。
  しかし、後めっき面に関してはこれらはほとんどみ
られなかっノこ。
そこで溶融錫中に含まれるガスは、フラックスと酸化錫
の反応によって生じる昇華性の生成物と考えた。
つぎに、ブレーク−通過直後の電着用を観察したところ
、後めっき面は電着用が押しつぶされた状態であった。
 これは摩耗したコンダククロールどストリップのスリ
ップによるものと考 え ブこ 。
以上のことから、電着用が押しつぶされて無数のマイク
ロクラックが生成した先めっき面でフラックスどの反応
生成物かトラップされ、これがリフロー時に昇華し、結
晶核になり、Te3か細粒化するものと考え、本発明を
完成させた。
すなわぢ、上記目的を達成するために本発明によれば、
ス)・リップの片面ずつを別々にめっきし、フラックス
を塗布した後、リフローおよびクエンチする電気錫めっ
きラインにおいて、前記フラックス塗布に続いて、少な
くとも前記ストリップの先めっき面を全幅にわたり均一
に洗)争した後リフローおよびクエンチすることを特徴
とするぶりきの製造方法が提供される。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。 第1図は、本
発明の1例を示すフローの概要図である。
ストリップ1は、まず先めっき面ブjノーター2でその
片面に所定の電気錫めっきが施され、続いて後めっき面
ブレーク−3で他の片面に所定の電気錫めっきが施され
る。
つぎに、フラックス処理・洗浄設備4に搬送され、ここ
でフラックスを塗布した後、少なくとも前記ス)・リッ
プの先めっき面を洗浄する。
フラックスは、電着用表層の酸化物を溶解し、後工程の
りフロー時に溶融錫の流動性を向上させ、平滑な光沢面
を得るためのものであるから、前記フラックス塗布はぶ
りきの製造上どうしても必要なプロセスである。
そこで、ストリップをフラックスに浸漬し、表層の酸化
物を溶解した後、マイクロクラック間にトラップされた
反応生成物を除去するために、先めっき面を温水洗する
第2図は、本発明におけるフラックス処理・洗ン争を実
施する設備の1例を示すフロー図である。 錫めっきさ
れたストリップ」はフラックスタンク5で所定量のフラ
ックスが塗布される。
フラックスどしては、N +−1、Cf:2、HC4を
挙げることができる。 塗布条件は限定しないか、例え
ばN+1.Cfl (’ 0 、5 g/12 )水溶
液中に005〜2秒浸漬することにより錫酸化物が溶解
し、フラックスが塗布される。 本発明においてフラッ
クス塗布は浸漬に限るものではない。 また、片面塗布
でもよい。
つぎに、温水洗設備6で少なくとも前記ストリップの先
めっき面を洗浄してマイクロクラック間にトラップされ
た反応生成物を除去する。 これにより、後工程のりフ
ロー時にガスが抜けることによる結晶核が発生すること
なく、先めっき面の良好な゛「O8が得られる。
前記洗ン争方法としては限定しないが、温水スプレー7
などを用いることができる。
この場合、温水がストリップの幅方向全域にわたりむら
なくかかっていることが必要である。 スプレーの目詰
まりなどにより一部温水洗が不十分な場合1:]、その
部分でTe3が細粒化する現象がみられる。
また、洗浄効果を高めるために、使用する水は60°C
以」二の温水を用いるのが好ましい。
第2図に示すように、ストリップ]の両面を洗浄する場
合は、錫目イ月量に対してフラックス濃度が高いときに
発生しゃすいフラックス汚れの発生を防止できる。 8
はリンガロール、9はドライヤーである。
適宜のドライヤー9で水分を除去、乾燥した後、リフロ
ー1046よひクエンチ1]により電着錫を溶融、凝固
させ所望の良好なTe3を両面に有するぶりきを得るこ
とができる。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1) 第1図および第2図に示すフローにより、ス)・リップ
(厚さ0.32mm、幅780mmの冷延11il様)
を下記条件で電気錫めっきした。
ストリップのラインスピード: 250mpm 先めっき面および後めっき面プレーターのめっき条件: 目側り潰 片面11 、 2g/m2 電流密度 40 A/drn’ フラックス塗花・NH,C,f2 (0、5g/、C)
水溶液に2秒浸漬 温水スプレー ストリップ全幅にs o ’cの温水を10℃/分スプ
レー リフロー (クエンチ) 合金すずが1.og/m’(片面)生成できるのを目標
として、280°Cに4〜5秒保って後、s o ’c
の温水に浸漬してクエンチした。
比較のため、温水スプレー7を停止したほかは実施例1
と同様にしでぶつきを製造した(比較例)。
実施例1と比較例の先めっき面の結晶構造を観察したと
ころ、温水洗浄した実施例1は第5図に示すように比較
例(第4図)に(らべ優れたTe3を示した。
〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように構成されているので、フ
ラックス浸漬後先めっき面を温水洗することにより、後
めっき面と同等のTe3を得ることができる。
また、後めっき面も温水洗することにより、錫目付量に
対してフラックス濃度が高いときに発生しやすいフラッ
クス汚れを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のフローの概要を示すライン図である
。 第2図は、本発明の1例を示すフラックス処理周辺のフ
ロー図である。 第3図、第4図おにび第5図は、結晶の構造を示す図面
代用写真である。 第3図は、従来のクエンチ後の先め
っき面(倍率1.500) 、第4図および第5図il
l、それぞれ温水洗なしの場合と温水洗ありの場合の先
めっき面(倍率0.5)を示す。 符号の説明 l・・・ス1へリップ、 2・・・先めっき面ブレーク− 3・・・後めっき面プレーター 4・・・フラックス処理・洗浄設備、 5・・・フラックスタンク、 6・・・温水洗設備、 7・・・温水スプレー 8・・・リンガロール、 9・・・ドライヤー ]0・・・リフロー 11・・・クエンヂ FIG、1 FIG、2 ン ↓10490 (4) 工 0/″辺 ■

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ストリップの片面ずつを別々にめっきし、フラッ
    クスを塗布した後、リフローおよびクエンチする電気錫
    めっきラインにおいて、前記フラックス塗布に続いて、
    少なくとも前記ストリップの先めっき面を全幅にわたり
    均一に洗浄した後リフローおよびクエンチすることを特
    徴とするぶりきの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112430794A (zh) * 2020-10-31 2021-03-02 张家港扬子江冷轧板有限公司 一种提高镀锡板表面耐蚀性的自软熔装置及方法
CN118704059A (zh) * 2024-08-30 2024-09-27 江阴海富钢铁集团有限公司 一种镀锡带的成产设备

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