JPH04110454A - 成形性に優れた高光沢チタン箔の製造方法 - Google Patents
成形性に優れた高光沢チタン箔の製造方法Info
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- JPH04110454A JPH04110454A JP23033090A JP23033090A JPH04110454A JP H04110454 A JPH04110454 A JP H04110454A JP 23033090 A JP23033090 A JP 23033090A JP 23033090 A JP23033090 A JP 23033090A JP H04110454 A JPH04110454 A JP H04110454A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/40—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling foils which present special problems, e.g. because of thinness
-
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〉
この発明は、優れた成形性並びに表面光沢を有していて
スピーカー用振動板としても十分に満足できるチタン箔
の工業的に安定した製造方法に関するものである。
スピーカー用振動板としても十分に満足できるチタン箔
の工業的に安定した製造方法に関するものである。
〈従来技術〉
近年、音質、外観、耐久性能等の面からスピカー用振動
板にチタン箔を適用する例が増えつつあるが、従来、ス
ピーカー用振動板に供されるチタン箔は、チタン材を冷
間圧延して50μm厚以下に仕上げ、続いて巻取ったコ
イルを真空中にてハツチ焼鈍する方法で製造されるのが
一般的であった。この場合、“焼鈍温度”は、使用する
炉修に測定のバラツキがあって真の温度を捕らえにくい
ことから、製品の結晶粒度で焼鈍1品度を推定すること
が行われており、結晶粒度が△S T MtJo、で1
2.0〜14.0の範囲に入ってさえいれば最大限の性
能が得られるものと考えられ、それに従った操業が行わ
れてきた。
板にチタン箔を適用する例が増えつつあるが、従来、ス
ピーカー用振動板に供されるチタン箔は、チタン材を冷
間圧延して50μm厚以下に仕上げ、続いて巻取ったコ
イルを真空中にてハツチ焼鈍する方法で製造されるのが
一般的であった。この場合、“焼鈍温度”は、使用する
炉修に測定のバラツキがあって真の温度を捕らえにくい
ことから、製品の結晶粒度で焼鈍1品度を推定すること
が行われており、結晶粒度が△S T MtJo、で1
2.0〜14.0の範囲に入ってさえいれば最大限の性
能が得られるものと考えられ、それに従った操業が行わ
れてきた。
ところが、最近、スピーカーにはデザイン面でもこれま
でにない斬新さが求められるようになり、スピーカー素
材の成形条件(形状、プレス深さ等)にも−段と厳しい
要求がなされるよ・うになってきたごともあって、チタ
ン箔のプレス成形時Q、二割れを生しる率が高まったと
の指摘が出始めている。
でにない斬新さが求められるようになり、スピーカー素
材の成形条件(形状、プレス深さ等)にも−段と厳しい
要求がなされるよ・うになってきたごともあって、チタ
ン箔のプレス成形時Q、二割れを生しる率が高まったと
の指摘が出始めている。
また、チタンは摩擦係数が高いことから焼付を生じやす
く、そのため背’hm鋼やステンレス鋼1に比べて冷間
圧延が難しいが、これを克服して表面光沢度の高いチタ
ン箔を安定に製造する技術についても未だ十分とは言え
なかった。
く、そのため背’hm鋼やステンレス鋼1に比べて冷間
圧延が難しいが、これを克服して表面光沢度の高いチタ
ン箔を安定に製造する技術についても未だ十分とは言え
なかった。
このようなことから、本発明が目的としたのは、複雑形
状へのプレス成形が十分に可能である“硬れた成形性”
を侃えると共に、外観が重視されるスピーカー用振動板
としても十分満足できる“′高い表面光沢度′°を有し
たチタン箔の工業的に安定した量産手段を確立すること
であった。
状へのプレス成形が十分に可能である“硬れた成形性”
を侃えると共に、外観が重視されるスピーカー用振動板
としても十分満足できる“′高い表面光沢度′°を有し
たチタン箔の工業的に安定した量産手段を確立すること
であった。
く課題を解決するための手段〉
そこで、本発明者等は上記課題を解決すべく様々な観点
に立って鋭意研究を重ねた結果、次のような知見を得る
ことができた。
に立って鋭意研究を重ねた結果、次のような知見を得る
ことができた。
(a] チタン箔の成形性ばエリクセン値により評価
できるが、このチタン箔の成形性には焼鈍条件(焼鈍温
度−結晶粒度)が影響することもさることながら仕上冷
間圧下率も大きな影響を与えており、エリクセン値の良
好な高成形性チタン箔を安定に製造するには最適焼鈍条
件と最適仕上冷間圧下率とを絹み合わせるごとか極めて
重要である。
できるが、このチタン箔の成形性には焼鈍条件(焼鈍温
度−結晶粒度)が影響することもさることながら仕上冷
間圧下率も大きな影響を与えており、エリクセン値の良
好な高成形性チタン箔を安定に製造するには最適焼鈍条
件と最適仕上冷間圧下率とを絹み合わせるごとか極めて
重要である。
(b) 一方、チタン箔の表面光沢度は圧延の際に使
用するロールの表面粗度を細かくするほど良好となるが
、ロールの表面粗度を細かくすると圧延中にテレスコー
プ(巻取るコイルがタゲノコ状に巻き崩れる現象)の発
生頻度が多くなって作業性を著しく損なう弊害を生じる
。ところが、上手パス(上流側のパス)には表面粗度の
比較的利いロルを用い、それ以外の最終2バスで表面粗
度の細かいロールを使用して仕」二冷間圧延を実施する
と、上手に表面粗度の粗いロールが存在することからテ
レスコープの発生が効果的に抑制される1、3Eかりか
、最終2パスに設置された表面粗度の細かいロールによ
ってチタン箔の表面光沢度も十分に高い値が確保される
こととなり、高光沢チタン箔の安定した生産が可能とな
る。
用するロールの表面粗度を細かくするほど良好となるが
、ロールの表面粗度を細かくすると圧延中にテレスコー
プ(巻取るコイルがタゲノコ状に巻き崩れる現象)の発
生頻度が多くなって作業性を著しく損なう弊害を生じる
。ところが、上手パス(上流側のパス)には表面粗度の
比較的利いロルを用い、それ以外の最終2バスで表面粗
度の細かいロールを使用して仕」二冷間圧延を実施する
と、上手に表面粗度の粗いロールが存在することからテ
レスコープの発生が効果的に抑制される1、3Eかりか
、最終2パスに設置された表面粗度の細かいロールによ
ってチタン箔の表面光沢度も十分に高い値が確保される
こととなり、高光沢チタン箔の安定した生産が可能とな
る。
tc+ また、冷間仕上圧延されたチタン箔を連続光
輝焼鈍炉で静ガス雰囲気中にて焼鈍するとコイル長手方
向の品質均一・化がなされるが、このような処理が施さ
れたチタン箔表面には、通常、数十人程度の酸化皮膜が
存在している。この数十人程度の酸化皮膜は圧延時の焼
伺防止に有効であるとされていたことから、冷間圧延に
先立つ軟化焼鈍の際に焼鈍炉の露点を調整して被圧延チ
タン材表面に30〜50人程度の酸化皮膜を積極的に形
成させることが行われてきた。ところが、この酸化皮膜
が最終焼鈍後のチタン表面に残存すると、酸化皮膜自身
は硬くて脆いためプレス成形時にプレス割れの起点とな
り、プレス成形の不良率を上げる原因となる。しかるに
、仕上冷間圧延において上述の如き″ロール表面粗度が
比較的利いロールでのパス工程”を取り入れた場合には
、圧延中に酸化皮膜のニア:’I離が推進されて圧延後
の皮膜厚さが30人来満となり、プレスの不良率が激′
残するよ・うになるばかりか、圧延時の焼伺増大を招く
ごともない。
輝焼鈍炉で静ガス雰囲気中にて焼鈍するとコイル長手方
向の品質均一・化がなされるが、このような処理が施さ
れたチタン箔表面には、通常、数十人程度の酸化皮膜が
存在している。この数十人程度の酸化皮膜は圧延時の焼
伺防止に有効であるとされていたことから、冷間圧延に
先立つ軟化焼鈍の際に焼鈍炉の露点を調整して被圧延チ
タン材表面に30〜50人程度の酸化皮膜を積極的に形
成させることが行われてきた。ところが、この酸化皮膜
が最終焼鈍後のチタン表面に残存すると、酸化皮膜自身
は硬くて脆いためプレス成形時にプレス割れの起点とな
り、プレス成形の不良率を上げる原因となる。しかるに
、仕上冷間圧延において上述の如き″ロール表面粗度が
比較的利いロールでのパス工程”を取り入れた場合には
、圧延中に酸化皮膜のニア:’I離が推進されて圧延後
の皮膜厚さが30人来満となり、プレスの不良率が激′
残するよ・うになるばかりか、圧延時の焼伺増大を招く
ごともない。
(d) 更に、−ヒ記圧延二ロ程において圧延油とし
て粘度:]、0cst以下と言う低粘度のものを適用す
ると、チタン箔の表面光沢度は一段と向」二する。
て粘度:]、0cst以下と言う低粘度のものを適用す
ると、チタン箔の表面光沢度は一段と向」二する。
本発明は、」1記知見事項等に基づいてなされたもので
、 「圧延によりチタン箔を製造する650際し、仕」−冷
間圧延工程の上手パス(最終2パスを除いた上流側のパ
ス)で表面粗度がRmax : 0.Tocm以上のロ
ルを、そして最終2パスで表面粗度がRmax : 0
.5μm以下のロールをそれぞれ用いると共に、1,0
csl以下の粘度を有する低粘度圧延油を使用し圧下率
:50〜70%で仕上圧延を行った後、ASTMNo、
で12.0〜14.0の結晶粒度が得られる焼かし温度
にて焼鈍することにより、成形性に優れた高光沢チタン
箔を安定して量産し得るようにした点」に大きな特徴を
有している。
、 「圧延によりチタン箔を製造する650際し、仕」−冷
間圧延工程の上手パス(最終2パスを除いた上流側のパ
ス)で表面粗度がRmax : 0.Tocm以上のロ
ルを、そして最終2パスで表面粗度がRmax : 0
.5μm以下のロールをそれぞれ用いると共に、1,0
csl以下の粘度を有する低粘度圧延油を使用し圧下率
:50〜70%で仕上圧延を行った後、ASTMNo、
で12.0〜14.0の結晶粒度が得られる焼かし温度
にて焼鈍することにより、成形性に優れた高光沢チタン
箔を安定して量産し得るようにした点」に大きな特徴を
有している。
ごこて、本発明において仕−[二冷間圧延ロールの表面
粗度、仕」−冷間圧延圧下率、圧延油の粘度並びに焼鈍
条件を前記の如(に限定したのは次の理由による。
粗度、仕」−冷間圧延圧下率、圧延油の粘度並びに焼鈍
条件を前記の如(に限定したのは次の理由による。
a)圧延ロールの表面粗度
鴨
1;
使用するロールの表面粗度を細かくするほど箔表面の光
沢度は良好となるが、逆に圧延中にテレスコープの発生
頻度が多くなる。しかし、」−手パスにはテレスコープ
の発生しにくい表面ネ■度の相いロールを用い、最終2
パスで表面粗度の細かいロールを使用するごとにより、
テレスコープの発生なく表面光沢の良好なチタン箔の製
造が可能となる。この場合、最終2パスで使用するロー
ルの表面ネ■[度がRmax : 0.5μ口1を一1
二回ると、チタン箔に例えばスピーカー用振動板等とし
て十分に満足できる高光沢度が得られない。また、−L
手パスで表面壮1度の相いロールを用いるとテレスコー
プの発生が抑えられることは上述した通りであるが、こ
れに力■1え、ロール表面粗度の粗いし1−ルでのバス
工程を取り入れたことにより圧延中に酸化皮膜のヱ]j
離が推進されプレス成形の不良率が極力低減される。た
だ、この粗面ロールの効果は、ロールの表面+n度がF
il max : 0.8μ【nを下回ると不十分とな
る。
沢度は良好となるが、逆に圧延中にテレスコープの発生
頻度が多くなる。しかし、」−手パスにはテレスコープ
の発生しにくい表面ネ■度の相いロールを用い、最終2
パスで表面粗度の細かいロールを使用するごとにより、
テレスコープの発生なく表面光沢の良好なチタン箔の製
造が可能となる。この場合、最終2パスで使用するロー
ルの表面ネ■[度がRmax : 0.5μ口1を一1
二回ると、チタン箔に例えばスピーカー用振動板等とし
て十分に満足できる高光沢度が得られない。また、−L
手パスで表面壮1度の相いロールを用いるとテレスコー
プの発生が抑えられることは上述した通りであるが、こ
れに力■1え、ロール表面粗度の粗いし1−ルでのバス
工程を取り入れたことにより圧延中に酸化皮膜のヱ]j
離が推進されプレス成形の不良率が極力低減される。た
だ、この粗面ロールの効果は、ロールの表面+n度がF
il max : 0.8μ【nを下回ると不十分とな
る。
なお、第1図はJISI種チタン板を表面才■度の異な
るじ;−ル(Rmax:1+1m、 RmXlx:0
.:bun)を用い圧下率:65%で冷間圧延して0
、025 valJtに仕」こげ結晶粒度がA、 S
T MNo、で13.7となる条件(推定焼鈍温度二6
40°C)で連続光輝焼鈍したチタン箔について表面光
沢度を比較したグラフであるが、この第1図からも、使
用するロールの表面粗度の細かい方が箔の表面光沢度は
高くなることを確認できる。
るじ;−ル(Rmax:1+1m、 RmXlx:0
.:bun)を用い圧下率:65%で冷間圧延して0
、025 valJtに仕」こげ結晶粒度がA、 S
T MNo、で13.7となる条件(推定焼鈍温度二6
40°C)で連続光輝焼鈍したチタン箔について表面光
沢度を比較したグラフであるが、この第1図からも、使
用するロールの表面粗度の細かい方が箔の表面光沢度は
高くなることを確認できる。
また、第2図は、表面粗度の粗いロールを用いて、J
I S 1種チタン板を圧下率;58%で冷間圧延して
0.025nn厚に仕上げ、連続光輝焼鈍にて結晶粒度
をA S T M No、 : 12.O〜11.Oに
調整したチタン箔について、その表面に残留した酸化皮
膜の厚さとプレス成形不良率との関係を調査したグラフ
であるが、ごの第2図からは、表面粗度の社1いロール
によって酸化皮膜の剥離が推進されるほどプレス成形不
良率が下がり、特に圧延後の酸化皮膜厚さが30人未満
になるとプレス成形の不良が殆んど発生しなくなるごと
が分かる。
I S 1種チタン板を圧下率;58%で冷間圧延して
0.025nn厚に仕上げ、連続光輝焼鈍にて結晶粒度
をA S T M No、 : 12.O〜11.Oに
調整したチタン箔について、その表面に残留した酸化皮
膜の厚さとプレス成形不良率との関係を調査したグラフ
であるが、ごの第2図からは、表面粗度の社1いロール
によって酸化皮膜の剥離が推進されるほどプレス成形不
良率が下がり、特に圧延後の酸化皮膜厚さが30人未満
になるとプレス成形の不良が殆んど発生しなくなるごと
が分かる。
b)冷間圧延圧下率
仕上冷間圧延圧下率が50%を下回っても70%を上回
っても得られるチタン箔のエレクセン値が低下j−1例
えばスピーカー用振動板等の如き苛l!i′i!iなプ
レス成形を要する製品の安定製造が叶わなくなる。
っても得られるチタン箔のエレクセン値が低下j−1例
えばスピーカー用振動板等の如き苛l!i′i!iなプ
レス成形を要する製品の安定製造が叶わなくなる。
第3図は、J I S ]種チタン板を種々圧下率で冷
間圧延1〜て0.025酊厚にイーl上げ、結晶粒度が
△S TMllo、で13.7となる条件(推定焼鈍温
度:640’c)で連続光輝焼鈍したチタン箔について
エリクセン値を比較したグラフであるが、この第3図か
らも、圧下率が50〜70%の範囲で良好なエリクセン
値を確保できることが確認できる。
間圧延1〜て0.025酊厚にイーl上げ、結晶粒度が
△S TMllo、で13.7となる条件(推定焼鈍温
度:640’c)で連続光輝焼鈍したチタン箔について
エリクセン値を比較したグラフであるが、この第3図か
らも、圧下率が50〜70%の範囲で良好なエリクセン
値を確保できることが確認できる。
C)圧延油の粘度
チタン箔の仕」1冷間圧延でば、粘度:10csl、以
下の低粘度の圧延油を用いると非常に良好な表面光沢を
確保できるが、圧延油の粘度が ]Qcstを超えて高
くなると所望の高光沢が確保できなくなる。
下の低粘度の圧延油を用いると非常に良好な表面光沢を
確保できるが、圧延油の粘度が ]Qcstを超えて高
くなると所望の高光沢が確保できなくなる。
第4図には、J i S 1種チタン板を圧下率;58
%で冷間圧延して(最終2パスは表面粗度がRmax+
0.3+tm)厚さ+0.025nnに仕上げ、結晶粒
度がA、 STMNo、で12.5となる条件(推定焼
鈍温度:680°0)で連続光輝焼鈍したチタン箔につ
いての、使用圧延油の粘度と表面光沢度との関係を調査
した結果が示されているが、この第4図からも、 10
cst以下の低粘度の圧延油を用いることによって良好
な表面光沢が確保されることを確認できる。
%で冷間圧延して(最終2パスは表面粗度がRmax+
0.3+tm)厚さ+0.025nnに仕上げ、結晶粒
度がA、 STMNo、で12.5となる条件(推定焼
鈍温度:680°0)で連続光輝焼鈍したチタン箔につ
いての、使用圧延油の粘度と表面光沢度との関係を調査
した結果が示されているが、この第4図からも、 10
cst以下の低粘度の圧延油を用いることによって良好
な表面光沢が確保されることを確認できる。
d)焼鈍条件
冷間圧延されたチタン箔は一般的な連続光輝焼鈍炉を用
いて焼鈍されるが、良好なエリクセン値を確保するため
にはこの際の焼鈍温度も極めて重要な因子となる。ただ
、先にもjホべたよ・うに、焼鈍温度は使用する炉修に
測定バラツキが出がらであることから真の焼鈍温度の把
握がtlt L、い−1−1製品の結晶粒度と適切に対
応することから、製品の結晶粒度で焼鈍条件を設定j−
だ方力<l′l屑育な操業につながる。そして、本発明
においても、結晶粒度がA、 S T M No、で1
2.0を下回ったり、逆に14.○を上回った場合には
所望のエリクセン値を確保することができない。
いて焼鈍されるが、良好なエリクセン値を確保するため
にはこの際の焼鈍温度も極めて重要な因子となる。ただ
、先にもjホべたよ・うに、焼鈍温度は使用する炉修に
測定バラツキが出がらであることから真の焼鈍温度の把
握がtlt L、い−1−1製品の結晶粒度と適切に対
応することから、製品の結晶粒度で焼鈍条件を設定j−
だ方力<l′l屑育な操業につながる。そして、本発明
においても、結晶粒度がA、 S T M No、で1
2.0を下回ったり、逆に14.○を上回った場合には
所望のエリクセン値を確保することができない。
なお、第5図は、J I 31種チタン板を圧下率;5
2%で冷間圧延して0.025mm厚に仕」二げた後連
続光輝焼鈍したチタン箔の“焼鈍温度とエリクセン値と
の関係”を、また第6図は同様チタン箔のパ結晶粒度と
エリクセン値との関係°′をそれぞれ示しているが、こ
の第5図と第6図からもエリクセン値に対しては焼鈍温
度と結晶粒度が良く対応して影響していることが分かる
。そして、第6図に示される結果からは、焼鈍条件をチ
タン箔の結晶粒度がASTMNo、で12.0〜14.
0となるように設定すると良好なエリクセン値が確保さ
れるごとも確認できる。
2%で冷間圧延して0.025mm厚に仕」二げた後連
続光輝焼鈍したチタン箔の“焼鈍温度とエリクセン値と
の関係”を、また第6図は同様チタン箔のパ結晶粒度と
エリクセン値との関係°′をそれぞれ示しているが、こ
の第5図と第6図からもエリクセン値に対しては焼鈍温
度と結晶粒度が良く対応して影響していることが分かる
。そして、第6図に示される結果からは、焼鈍条件をチ
タン箔の結晶粒度がASTMNo、で12.0〜14.
0となるように設定すると良好なエリクセン値が確保さ
れるごとも確認できる。
続いて、本発明の効果を実施例によって更に具体的に説
明する。
明する。
〈実施例〉
まず1.J I 31種チタン板を準備し、これに第1
表で示す条件の仕上冷間圧延及び連続光輝焼鈍を施して
0.025111厚のチタン箔を製造した。
表で示す条件の仕上冷間圧延及び連続光輝焼鈍を施して
0.025111厚のチタン箔を製造した。
次に、このようにして得られたチタン箔について“表面
光沢度”及び“エリクセン値”を調査したが、その結果
を第1表に併せて示した。
光沢度”及び“エリクセン値”を調査したが、その結果
を第1表に併せて示した。
] ]
なお、表面光沢度は入射角60°での測定値であり、ま
たエリクセン値は基本的には、JISZ2247に規定
された試験方法に準じて測定された。
たエリクセン値は基本的には、JISZ2247に規定
された試験方法に準じて測定された。
ただ、エリクセン僅の測定に当ってはダイスとしわ押え
との間に試験片の厚さに相当するクリアランスのみを設
け、グラファイトグリースは使用しな か っ ノこ。
との間に試験片の厚さに相当するクリアランスのみを設
け、グラファイトグリースは使用しな か っ ノこ。
第1表に示される結果からも、本発明で規定する条件に
従えば、優れた表面光沢とエリクセン値を有1〜、スピ
ーカー用振動板と(−でも十分に満足できるチタン箔を
製造できることが分かる。
従えば、優れた表面光沢とエリクセン値を有1〜、スピ
ーカー用振動板と(−でも十分に満足できるチタン箔を
製造できることが分かる。
く効果の総括〉
以」二に説明した如く、この発明によれば、優れた成形
性と高光沢度を有したチタン箔を工業的に安定して量産
するごとが可能となるなど、産業」1有用な効果がもた
らされる。
性と高光沢度を有したチタン箔を工業的に安定して量産
するごとが可能となるなど、産業」1有用な効果がもた
らされる。
である。
第2図は、チタン箔の酸化皮膜厚さとプレス成形不良率
との関係を示すグラフである。
との関係を示すグラフである。
第3図ば1.冷間圧延圧下率と得られるチークン箔のエ
リクセン値との関係を示すグラフである。
リクセン値との関係を示すグラフである。
第4図は、圧延油の粘度と得られるチタン箔の表面光沢
度との関係を示すグラフである。
度との関係を示すグラフである。
第5図は、焼鈍温度と得られるチタンg(1のエリクセ
ン値との関係を示すグラフである。
ン値との関係を示すグラフである。
第6図は、チタン箔の結晶粒度とエリクセン(iI′i
との関係を示すグラフである。
との関係を示すグラフである。
出願人 日本ステン1ノス株入会社
代皿人 弁理士 今 井 毅
第1図は、ロールの表面相変及び圧下率と得られるチタ
ン箔の表面光沢度との関係を示すグラフ酸化度膜厚(人
) 第5 図 冷間圧延圧下率 (%) 第4 図 圧延油粘度 (cst、)
ン箔の表面光沢度との関係を示すグラフ酸化度膜厚(人
) 第5 図 冷間圧延圧下率 (%) 第4 図 圧延油粘度 (cst、)
Claims (1)
- 圧延によるチタン箔の製造に際して、仕上冷間圧延工程
の上手パスでは表面粗度がRmax:0.8μm以上の
ロールを、また最終2パスでは表面粗度がRmax:0
.5μm以下のロールをそれぞれ用いると共に、粘度が
10cst以下の低粘度圧延油を使用し圧下率:50〜
70%で仕上圧延を行った後、ASTMNo.で12.
0〜14.0の結晶粒度が得られる焼鈍温度にて焼鈍す
ることを特徴とする、成形性に優れた高光沢チタン箔の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2230330A JP2616181B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 成形性に優れた高光沢チタン箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2230330A JP2616181B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 成形性に優れた高光沢チタン箔の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04110454A true JPH04110454A (ja) | 1992-04-10 |
JP2616181B2 JP2616181B2 (ja) | 1997-06-04 |
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ID=16906149
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JP2230330A Expired - Fee Related JP2616181B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 成形性に優れた高光沢チタン箔の製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2616181B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006291362A (ja) * | 2006-08-04 | 2006-10-26 | Kobe Steel Ltd | プレス成形性及び表面光沢に優れたチタン板 |
CN103084389A (zh) * | 2012-11-06 | 2013-05-08 | 陈建兴 | 冷轧钛箔材工艺 |
WO2013073002A1 (ja) | 2011-11-15 | 2013-05-23 | 古河電気工業株式会社 | 超電導線材用基板、超電導線材用基板の製造方法及び超電導線材 |
JP2013226574A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Kobe Steel Ltd | チタン薄板の圧延方法 |
CN113578959A (zh) * | 2021-06-27 | 2021-11-02 | 中国科学院金属研究所 | 一种细晶ta15钛合金箔材的制备方法 |
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JPH01201451A (ja) * | 1988-02-08 | 1989-08-14 | Kobe Steel Ltd | Ti薄板の製造方法 |
JPH02179199A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-12 | Nippon Stainless Steel Co Ltd | スピーカ用着色チタン振動板の製法 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP2230330A patent/JP2616181B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9378869B2 (en) | 2011-11-15 | 2016-06-28 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Superconductive wire material substrate, manufacturing method thereof and superconductive wire material |
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