JPH02137601A - 鮮映性と加工性に優れた鋼板及びその製造方法 - Google Patents
鮮映性と加工性に優れた鋼板及びその製造方法Info
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- JPH02137601A JPH02137601A JP28822188A JP28822188A JPH02137601A JP H02137601 A JPH02137601 A JP H02137601A JP 28822188 A JP28822188 A JP 28822188A JP 28822188 A JP28822188 A JP 28822188A JP H02137601 A JPH02137601 A JP H02137601A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は鮮映性と加工性に優れ、特に、プレス成形を受
けて使用され、塗装仕上げ後の美麗さが必要とされる塗
装用鋼板であって、しかも防錆性能その他の総合的特性
の優れた鋼板およびその製造方法に関するものである。
けて使用され、塗装仕上げ後の美麗さが必要とされる塗
装用鋼板であって、しかも防錆性能その他の総合的特性
の優れた鋼板およびその製造方法に関するものである。
(従来の技術)
自動車外板や家電製品等に広く使用されている冷延鋼板
は、プレス加工等による成形のために優れた加工性を必
要とする。更に、上記のような用途向けには鋼板外見の
美麗さも重要な要素である。
は、プレス加工等による成形のために優れた加工性を必
要とする。更に、上記のような用途向けには鋼板外見の
美麗さも重要な要素である。
通常、冷延鋼板はめっき、塗装などの表面処理を施して
使用されるが、下地の鋼板の表面状態が塗装の後の美し
さに大きく影響することは周知である。近年、商品の差
別化が、商品の機能面からだけでなくデザインや色彩等
の面からも強調されるようになり、前記のような用途に
用いられる鋼板にも鮮映性ということが問題にされるよ
うになってきた。この鮮映性というのは、必ずしも定量
化された概念ではないが、文字どおり「物が鮮やかに映
える性質」であり、更には「写像に歪みやぼけがないこ
と」、[写像に曇りがなく光沢があること」である。
使用されるが、下地の鋼板の表面状態が塗装の後の美し
さに大きく影響することは周知である。近年、商品の差
別化が、商品の機能面からだけでなくデザインや色彩等
の面からも強調されるようになり、前記のような用途に
用いられる鋼板にも鮮映性ということが問題にされるよ
うになってきた。この鮮映性というのは、必ずしも定量
化された概念ではないが、文字どおり「物が鮮やかに映
える性質」であり、更には「写像に歪みやぼけがないこ
と」、[写像に曇りがなく光沢があること」である。
従来から冷延鋼板には平滑な表面を持つブライト仕上げ
鋼板と、微小な凹凸のある表面を持つダル仕上げ綱板と
がある。前者は塗装後の表面光沢がよく、鮮映性という
点からは望ましい。しかし、一方では塗料の密着性に劣
り、潤滑油ののりが悪いためにプレス加工性に問題があ
り、更に、輸送や加工の過程でスリップしてすり疵が発
生し、それが目立ち易いというような難点がある。その
ため、自動車外板等のプレス加工を行って使用するもの
としては、表面に微小な凹凸のあるいわゆるダル鋼板が
使用されている。
鋼板と、微小な凹凸のある表面を持つダル仕上げ綱板と
がある。前者は塗装後の表面光沢がよく、鮮映性という
点からは望ましい。しかし、一方では塗料の密着性に劣
り、潤滑油ののりが悪いためにプレス加工性に問題があ
り、更に、輸送や加工の過程でスリップしてすり疵が発
生し、それが目立ち易いというような難点がある。その
ため、自動車外板等のプレス加工を行って使用するもの
としては、表面に微小な凹凸のあるいわゆるダル鋼板が
使用されている。
ダル鋼板は表面の微小な凹部に潤滑油が溜り、油膜切れ
が起こりにくいため、深絞り等のプレス加工性が良い。
が起こりにくいため、深絞り等のプレス加工性が良い。
しかし、ブライト鋼板とは逆に、鮮映性という点では問
題がある。即ち、ダル鋼板では、塗装の後でも下地鋼板
の凹凸の影響によって写像にゆがみが生じ、また光線の
乱反射のために光沢が失われる。
題がある。即ち、ダル鋼板では、塗装の後でも下地鋼板
の凹凸の影響によって写像にゆがみが生じ、また光線の
乱反射のために光沢が失われる。
上記のとおり、冷延鋼板のひとつの表面に鮮映性とプレ
ス加工性とを兼備させることは通常極めて困難である。
ス加工性とを兼備させることは通常極めて困難である。
しかし、最近になって、例えば特公昭62−11922
号公報等に開示されるロールのレーザー加工技術が開発
され、その技術で製造されたロール(レーザーダルロー
ルと呼ばれることがある)で圧延することによって、鋼
板表面の微小凹凸の形状、分布が制御できるようになっ
た。そして、このレーザーダルロールを用いて圧延する
加工性に優れかつ鮮映性も高い鋼板の製造方法について
も、例えば、特開昭62−168602号公報等の提案
がなされている。
号公報等に開示されるロールのレーザー加工技術が開発
され、その技術で製造されたロール(レーザーダルロー
ルと呼ばれることがある)で圧延することによって、鋼
板表面の微小凹凸の形状、分布が制御できるようになっ
た。そして、このレーザーダルロールを用いて圧延する
加工性に優れかつ鮮映性も高い鋼板の製造方法について
も、例えば、特開昭62−168602号公報等の提案
がなされている。
しかしながら、上記のレーザーダルロールの技術によっ
ても、加工性と鮮映性の中の片方を重視すれば、どうし
ても片方がおろそかになる。また、従来のレーザーダル
鋼板(レーザーダルロールで圧延して製造した鋼板)に
は、下記のような難点がある。
ても、加工性と鮮映性の中の片方を重視すれば、どうし
ても片方がおろそかになる。また、従来のレーザーダル
鋼板(レーザーダルロールで圧延して製造した鋼板)に
は、下記のような難点がある。
その一つは、錆が発生しやすいことである。従来のショ
ツトブラスト加工ロールで圧延した全面ダル綱板(いわ
ゆるショットダル鋼板)は、鋼板全表面の凹凸に防錆油
が保持されるので錆び難い。
ツトブラスト加工ロールで圧延した全面ダル綱板(いわ
ゆるショットダル鋼板)は、鋼板全表面の凹凸に防錆油
が保持されるので錆び難い。
しかし、レーザーダル綱板はダル凹凸部以外は平滑(フ
ラット)であるため、防錆油の保持性に劣り、錆が発生
しやすい。
ラット)であるため、防錆油の保持性に劣り、錆が発生
しやすい。
その二は、鋼板がスリップしやすいことである。
即ち、レーザーダル綱板はショットダル鋼板に較べて滑
らかであり、搬送時にスリップしやすい。
らかであり、搬送時にスリップしやすい。
これは作業上危険なだけでなく、鋼板表面にスリップ班
がつき、しかもその疵が目立ちやすくて製品価値を落と
してしまう。
がつき、しかもその疵が目立ちやすくて製品価値を落と
してしまう。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、鮮映性とプレス加工性とが共に優れ、しかも
防錆性、耐スリップ性にも優れた鋼板の開発を課題とし
てなされたもので、かかる鋼板とその製造方法を提供す
ることを目的とする。
防錆性、耐スリップ性にも優れた鋼板の開発を課題とし
てなされたもので、かかる鋼板とその製造方法を提供す
ることを目的とする。
(11題を解決するための手段)
本発明者らは、先に鋼板表面のフラット比(F)を特定
することによって優れた鮮映性と加工性とを兼備させた
鋼板について特許出願をした(特開昭63−14071
4号)。その後、更に研究を進めた結果、上記のフラッ
ト比に加えて、平坦部の粗さを特定の範囲に制御するこ
とによって、前記の目的が総合的に達成されることを知
った。かかる知見に基づく本発明は、下記の■と■をそ
の要旨とする。
することによって優れた鮮映性と加工性とを兼備させた
鋼板について特許出願をした(特開昭63−14071
4号)。その後、更に研究を進めた結果、上記のフラッ
ト比に加えて、平坦部の粗さを特定の範囲に制御するこ
とによって、前記の目的が総合的に達成されることを知
った。かかる知見に基づく本発明は、下記の■と■をそ
の要旨とする。
■ 表裏面に微小凹凸模様を有する鋼板において、前記
凹凸の最大高さRw+axが3.0μm未満の比較的平
坦な部分の面積Aと該部分以外の面積Bを用いて表すフ
ラット比F= (A/ (A+B)〕が、0.55≦F
≦0.95であり、かつ、A部分の中心線平均粗さRa
が0.1〜0.5μ鞘であることを特徴とする鮮映性と
加工性に優れた鋼板。
凹凸の最大高さRw+axが3.0μm未満の比較的平
坦な部分の面積Aと該部分以外の面積Bを用いて表すフ
ラット比F= (A/ (A+B)〕が、0.55≦F
≦0.95であり、かつ、A部分の中心線平均粗さRa
が0.1〜0.5μ鞘であることを特徴とする鮮映性と
加工性に優れた鋼板。
■ 表面に、凹凸の最大高さRmaxが7.0μm未満
の比較的平坦な部分の面積A°と該部分以外の面積B゛
を用いて表すフラット比F’= (A’/ (A’+B
’)〕が0.20≦F′≦0.90であり、かつ、A’
部分の中心線平均粗さRaが0.2〜1.0μmである
微小凹凸を有するロールを用いて圧延し、この微小凹凸
を鋼板の表面に転写することを特徴とする上記■の鋼板
の製造方法。
の比較的平坦な部分の面積A°と該部分以外の面積B゛
を用いて表すフラット比F’= (A’/ (A’+B
’)〕が0.20≦F′≦0.90であり、かつ、A’
部分の中心線平均粗さRaが0.2〜1.0μmである
微小凹凸を有するロールを用いて圧延し、この微小凹凸
を鋼板の表面に転写することを特徴とする上記■の鋼板
の製造方法。
第1図は、上記本発明の鋼板の表面の局部拡大図で、(
イ)が平面図、 (ロ)が(イ)のB−1i断面図であ
る。
イ)が平面図、 (ロ)が(イ)のB−1i断面図であ
る。
本発明鋼板において、面積Aを占めるのは、Rmaxが
3.0μm未満の比較的平坦な部分である。
3.0μm未満の比較的平坦な部分である。
この部分は鋼板の鮮映性を担う。面積Bを占めるのは、
Aの部分以外の凹凸のある部分である。この部分は、油
溜まり、或いは金属粉のトラップサイトとなって、主に
鋼板の加工性の向上に寄与する。即ち、Aの部分とBの
部分とはそれぞれ異なる役割を分担するのであり、それ
ぞれが板の全面積に占める割合によって、板の特性が変
化する。
Aの部分以外の凹凸のある部分である。この部分は、油
溜まり、或いは金属粉のトラップサイトとなって、主に
鋼板の加工性の向上に寄与する。即ち、Aの部分とBの
部分とはそれぞれ異なる役割を分担するのであり、それ
ぞれが板の全面積に占める割合によって、板の特性が変
化する。
本発明者は、多数の試験結果から、鮮映性と加工性が共
に優れたA(!:Bとの比率の範囲を確認した。
に優れたA(!:Bとの比率の範囲を確認した。
これが、フラット比(F) =0.55〜0.95の範
囲である。Fが0.55未満では、加工性はよいが鮮映
性が劣る。一方、・Fが0.95を超えると鮮映性はよ
いが加工性に劣る。
囲である。Fが0.55未満では、加工性はよいが鮮映
性が劣る。一方、・Fが0.95を超えると鮮映性はよ
いが加工性に劣る。
本発明の鋼板のもう一つの特徴は、上記の比較的平坦な
部分Aにも、ある程度の粗さを持たせたことである。従
来のいわゆるレーザーダル鋼板は、微小凹凸のある部分
以外の平坦部は、ブライト仕上のままであり、その粗さ
はおよそRa0.05μm程度である。鮮映性を確保す
るためには、上記のように平坦部(A)の割合を0.5
5以上にしなければならない。そうすると、油保持性に
乏しい平坦部が大部分を占めることになって、前記のよ
うに防錆性に問題が生じ、またスリップの問題が発生す
る。しかし、本発明鋼板のように、平坦部にもRa=0
.1〜0.5μ竹という適度の粗さを持たせれば、これ
らの問題は全て解決される。このRaが0.1μmより
小さい□と、その効果が期待できず、一方このRaが0
.5μmを超えると、平坦部の粗さが鮮映性に影響して
それを悪化させる。
部分Aにも、ある程度の粗さを持たせたことである。従
来のいわゆるレーザーダル鋼板は、微小凹凸のある部分
以外の平坦部は、ブライト仕上のままであり、その粗さ
はおよそRa0.05μm程度である。鮮映性を確保す
るためには、上記のように平坦部(A)の割合を0.5
5以上にしなければならない。そうすると、油保持性に
乏しい平坦部が大部分を占めることになって、前記のよ
うに防錆性に問題が生じ、またスリップの問題が発生す
る。しかし、本発明鋼板のように、平坦部にもRa=0
.1〜0.5μ竹という適度の粗さを持たせれば、これ
らの問題は全て解決される。このRaが0.1μmより
小さい□と、その効果が期待できず、一方このRaが0
.5μmを超えると、平坦部の粗さが鮮映性に影響して
それを悪化させる。
第二の発明は、上記の鋼板を製造する方法の発明である
。
。
本発明の鋼板は、表面に適当な凹凸加工を施したロール
(ダルロール)で圧延(例えば調質圧延)を行うことに
よって製造する。このときのロール表面の条件が、「凹
凸の最大高さRmaxが7.0μm未満の比較的平坦な
部分の面積A°と該部分以外の面積B゛を用いて表すフ
ラット比F’= (A”/(A’+B’)〕が0.20
≦F′≦0.90であり、かつ、A゛部分中心線平均粗
さRaが0.2〜1.0μ竹である微小凹凸を有するこ
と」である。
(ダルロール)で圧延(例えば調質圧延)を行うことに
よって製造する。このときのロール表面の条件が、「凹
凸の最大高さRmaxが7.0μm未満の比較的平坦な
部分の面積A°と該部分以外の面積B゛を用いて表すフ
ラット比F’= (A”/(A’+B’)〕が0.20
≦F′≦0.90であり、かつ、A゛部分中心線平均粗
さRaが0.2〜1.0μ竹である微小凹凸を有するこ
と」である。
圧延の際に、ロール表面の凹凸が鋼板表面に転写されて
、前記鋼板表面のフラット比(F)とRaとが得られる
のであるから、ロール表面のフラット比(F゛)は、転
写率を考慮して定めなければならない。
、前記鋼板表面のフラット比(F)とRaとが得られる
のであるから、ロール表面のフラット比(F゛)は、転
写率を考慮して定めなければならない。
第2図は、圧延の際のロールと鋼板の接触状態を模式的
断面図で示したものである。ロール(上側)の凹凸は、
鋼板(下側)表面に食い込むが、凹凸は必ずしも完全に
鋼板に転写されるのではなく、転写率は100%より小
さくなり、しかも、ロールでは非平坦部であるB”の中
央部は、第2図に示すように鋼板表面に接しないため、
鋼板側では平坦部になる。従って、ロールの平坦部を表
すRIllaχの上限は7.0μmと大きくし、フラッ
ト比(F゛)は、鋼板のそれより小さい0.20〜0.
90の範囲にしなければならない。
断面図で示したものである。ロール(上側)の凹凸は、
鋼板(下側)表面に食い込むが、凹凸は必ずしも完全に
鋼板に転写されるのではなく、転写率は100%より小
さくなり、しかも、ロールでは非平坦部であるB”の中
央部は、第2図に示すように鋼板表面に接しないため、
鋼板側では平坦部になる。従って、ロールの平坦部を表
すRIllaχの上限は7.0μmと大きくし、フラッ
ト比(F゛)は、鋼板のそれより小さい0.20〜0.
90の範囲にしなければならない。
また、ロールの平坦部(Ao)のRa鵜、幾らか大きめ
の0.2〜1.0μmにしておく必要がある。
の0.2〜1.0μmにしておく必要がある。
上記本発明の方法において使用するロールは、次のよう
にして製造するのがよい。
にして製造するのがよい。
先ず、ブライト仕上のロールに、例えば、レーザービー
ム、電子ビームなどの高エネルギー密度ビームを照射し
てRw+ax7.0μm以上の凹凸を付ける。次に、例
えば、通常のクロムめっき液中で電解エツチングを行う
。このエツチングの条件(例えば処理時間)を調整する
ことによって、平坦部にRa=0.2〜1.0μ−の粗
さを容易に付与することができる。ロールはこのままで
も圧延に使用することができるが、エツチングを行った
同じ液中で、電極を反転して(ロールを陰極にして)、
クロムめっきすることにより耐摩耗性に優れ使用寿命の
長いロールにすることができる。クロムめっきを施して
も、ロール表面全面の微細な凹凸形状はほぼそのまま維
持されるから、このロールで鋼板を圧延することにより
、本発明の鋼板が得られる。
ム、電子ビームなどの高エネルギー密度ビームを照射し
てRw+ax7.0μm以上の凹凸を付ける。次に、例
えば、通常のクロムめっき液中で電解エツチングを行う
。このエツチングの条件(例えば処理時間)を調整する
ことによって、平坦部にRa=0.2〜1.0μ−の粗
さを容易に付与することができる。ロールはこのままで
も圧延に使用することができるが、エツチングを行った
同じ液中で、電極を反転して(ロールを陰極にして)、
クロムめっきすることにより耐摩耗性に優れ使用寿命の
長いロールにすることができる。クロムめっきを施して
も、ロール表面全面の微細な凹凸形状はほぼそのまま維
持されるから、このロールで鋼板を圧延することにより
、本発明の鋼板が得られる。
(実施例)
JIS、5PCC相当の冷延鋼板(板厚0.8mm、幅
100100Oを供試材として、その表面に下記の条件
で凹凸加工を施した。
100100Oを供試材として、その表面に下記の条件
で凹凸加工を施した。
、圧延用ロールの調整:
鍛鋼ロール(0,8C3Cr、 600mmφX 17
30mm l! )の表面にレーザービームを照射する
ことによって、フラット比(F゛)が0.20〜0.9
5の範囲のものを数種作製し、各々のロールをクロムめ
っき液(Crys225 g/ l 、 If□504
2.3 g/ l 、温度50′C)中で電解エツチン
グ(3〇八へdm”、 12分)し、同波でクロムめっ
き(30^/dI112で10μM厚にめっき)した。
30mm l! )の表面にレーザービームを照射する
ことによって、フラット比(F゛)が0.20〜0.9
5の範囲のものを数種作製し、各々のロールをクロムめ
っき液(Crys225 g/ l 、 If□504
2.3 g/ l 、温度50′C)中で電解エツチン
グ(3〇八へdm”、 12分)し、同波でクロムめっ
き(30^/dI112で10μM厚にめっき)した。
その結果、Rmaxが7.0μm未満の平坦部分は、R
a=4μmの均一な粗さになった。
a=4μmの均一な粗さになった。
ii、圧延条件:
上記のロールを用いて、上記の冷延鋼板を伸び率0.8
%で調質圧延を行った。
%で調質圧延を行った。
iii 、鋼板の表面性状:
得られた鋼板の表面のフラット比(F)と、加工性、鮮
映性、防錆性および耐スリップ性の評価結果を次頁の表
に示す。
映性、防錆性および耐スリップ性の評価結果を次頁の表
に示す。
比較例は、鍛鋼ロールにレーザービームを照射したまま
のロールで圧延したもので、鋼板のRmaxが0.3μ
m未満の平坦部分のRaは0.05μmである。
のロールで圧延したもので、鋼板のRmaxが0.3μ
m未満の平坦部分のRaは0.05μmである。
これに対して本発明例の鋼板は、同じ部分のRaが0.
25μmであった。
25μmであった。
評価方法は下記のとおりである。
■プレス加工性
型かじり試験機により、50 X 200mmの試験片
のダイス側に市販防錆油を塗布してプレス。型かじりの
ない面積の比率で評価。80%以上をプレス加工性良好
とする。
のダイス側に市販防錆油を塗布してプレス。型かじりの
ない面積の比率で評価。80%以上をプレス加工性良好
とする。
■鮮映性
試験片の表面にカチオン電着プライマー土中塗+上塗の
自動車外板用3コート被1(80μm厚)を施し、PG
D(Portable Gloss Ditinctn
ess MeLer。
自動車外板用3コート被1(80μm厚)を施し、PG
D(Portable Gloss Ditinctn
ess MeLer。
携帯用鮮明度光沢度計)により測定。
PGD O,6以上を鮮映性良好と評価。
■防錆性
試験片の表面に市販防錆油を塗布し、大気中に垂直に吊
るし放置した。1ケ月経過しても錆発生がなければ良好
と評価。
るし放置した。1ケ月経過しても錆発生がなければ良好
と評価。
■耐スリップ性
試験片をテーブルローラー上で移送中にローラーを急に
停止し、試験片の停止距離により評価。
停止し、試験片の停止距離により評価。
停止距離1m以内を良好と評価。
表の結果に見られるとおり、本発明の鋼板はプレス加工
性及び塗装後の鮮映性に優れるだけでな■ く、防錆性および耐スリップ性にも問題がない。
性及び塗装後の鮮映性に優れるだけでな■ く、防錆性および耐スリップ性にも問題がない。
(発明の効果)
本発明の鋼板は、実施例にも示したとおり、プレス加工
および塗装を施して使用する外装用の鋼板に要求される
全ての性能を備えている。また、この鋼板を製造する本
発明の方法は量産に適し、特に圧延用ロールとしてクロ
ムめっきロールを用いればその耐久性も高く、鋼板の製
造コストを低減することができる。
および塗装を施して使用する外装用の鋼板に要求される
全ての性能を備えている。また、この鋼板を製造する本
発明の方法は量産に適し、特に圧延用ロールとしてクロ
ムめっきロールを用いればその耐久性も高く、鋼板の製
造コストを低減することができる。
第1図は、上記本発明の鋼板の表面の局部拡大図で、(
イ)が平面図、(ロ)が(イ)のローB断面図である。 第2図は、圧延の際のロールと鋼板の接触状態を示す模
式的断面図である。
イ)が平面図、(ロ)が(イ)のローB断面図である。 第2図は、圧延の際のロールと鋼板の接触状態を示す模
式的断面図である。
Claims (2)
- (1)表裏面に微小凹凸模様を有する鋼板において、前
記凹凸の最大高さRmaxが3.0μm未満の比較的平
坦な部分の面積Aと該部分以外の面積Bを用いて表すフ
ラット比F=〔A/(A+B)〕が、0.55≦F≦0
.95であり、かつ、A部分の中心線平均粗さRaが0
.1〜0.5μmであることを特徴とする鮮映性と加工
性に優れた鋼板。 - (2)表面に、凹凸の最大高さRmaxが7.0μm未
満の比較的平坦な部分の面積A′と該部分以外の面積B
′を用いて表すフラット比F′=〔A′/(A′+B′
)〕が0.20≦F′≦0.90であり、かつ、A′部
分の中心線平均粗さRaが0.2〜1.0μmである微
小凹凸を有するロールを用いて圧延し、この微小凹凸を
鋼板の表面に転写することを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28822188A JPH02137601A (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 鮮映性と加工性に優れた鋼板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28822188A JPH02137601A (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 鮮映性と加工性に優れた鋼板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02137601A true JPH02137601A (ja) | 1990-05-25 |
Family
ID=17727390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28822188A Pending JPH02137601A (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 鮮映性と加工性に優れた鋼板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02137601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5552235A (en) * | 1995-03-23 | 1996-09-03 | Bethlehem Steel Corporation | Embossed cold rolled steel with improved corrosion resistance, paintability, and appearance |
EP0761324A1 (de) * | 1995-08-10 | 1997-03-12 | Thyssen Stahl Aktiengesellschaft | Feinblech, Walzwerkswalze für die Feinblechherstellung, Verfahren zur Oberflächenstrukturierung der Walzwerkswalze und ihre Verwendung |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63140714A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鮮映性と加工性にすぐれた鋼板及び製造方法 |
JPS63203725A (ja) * | 1987-02-19 | 1988-08-23 | Kawasaki Steel Corp | ブライト鋼板及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP28822188A patent/JPH02137601A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63140714A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鮮映性と加工性にすぐれた鋼板及び製造方法 |
JPS63203725A (ja) * | 1987-02-19 | 1988-08-23 | Kawasaki Steel Corp | ブライト鋼板及びその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0761324A1 (de) * | 1995-08-10 | 1997-03-12 | Thyssen Stahl Aktiengesellschaft | Feinblech, Walzwerkswalze für die Feinblechherstellung, Verfahren zur Oberflächenstrukturierung der Walzwerkswalze und ihre Verwendung |
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