JPS63203725A - ブライト鋼板及びその製造方法 - Google Patents

ブライト鋼板及びその製造方法

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JPS63203725A
JPS63203725A JP62036519A JP3651987A JPS63203725A JP S63203725 A JPS63203725 A JP S63203725A JP 62036519 A JP62036519 A JP 62036519A JP 3651987 A JP3651987 A JP 3651987A JP S63203725 A JPS63203725 A JP S63203725A
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steel sheet
bright
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roll
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Yokichi Wakui
和久井 庸吉
Yuji Shimoyama
下山 雄二
Takeo Onishi
大西 建男
Fumio Kokado
古角 文雄
Hideo Kukuminato
久々湊 英雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ブライト鋼板のうち、特に缶用材料に供さ
れるブライト鋼板及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、缶類は用途別に食缶、一般缶、18I!缶、ベ
ール缶、ドラム缶、エアゾール缶等に分類でき、製造方
法からは半田鏝、接着缶、溶接缶。
DI缶、絞り缶等に分けられる。電力、構造的にはツー
ピース缶、スリーピース缶に分類でき、広義に解釈すれ
ば上記DI缶、絞り缶はツーピース缶に、半田鏝、接着
缶、溶接缶はスリーピース缶に対応する。
ところで、これらの缶用に供される鋼板には、錫をめっ
きしたぶりき鋼板やクロムをめっきしたティンフリー鋼
板等があるが、これらは冷間圧延された鋼板を焼鈍した
後、調質圧延を施し、次いで錫やクロム等をめっきする
ことにより製造される。
また、上記の調質圧延においては板面(綱板表面)の粗
度調整が行われるが、これは大別して光沢仕上げ肌(以
下、ブライトと称する)と、梨地仕上げ肌(以下、ダル
と称する)の2種類がある。
これらは調質圧延用ワークロールとして、研磨仕上げし
たブライドロールを用いるか、ショツトブラスト加工あ
るいは放電加工したダルロールを用いるかによって調整
される。一般に、このようにして形成された鋼板の表面
粗度は、ブライトの場合0.05〜0.30 μmRa
、ダルの場合0.8〜2゜0μmRaである。
以上のようにして得られたブライト鋼板は、錫やクロム
等のめっきを施され、ブライトめっき鋼板としてスリー
ピース缶用材料に使用され、一方、ダル鋼板は同様にめ
っきを施されダルめつき鋼板としてツーピース缶材料に
向けられる。
ところが、上述したような鋼板の製造工程、あるいは出
荷工程、ユーザーにおける製缶工程等において、ブライ
ト鋼板やブライトめっき鋼板にあってはすり疵や圧着疵
が発生し易いという問題がある。すなわち、製造工程や
製缶工程において多数のロールが使用され、また巻取機
や巻戻機による巻取り1巻戻し等の工程も経る関係上、
鋼板にはこれらの装置においてロール摩耗、張力変動等
によるすり疵が生じ易(、また巻取機1巻戻機では圧着
疵が生じることがあり、さらに巻取られたタイトコイル
や積重ねられたシート(鋼板)の運搬中に鋼板の自重や
振動によっても圧着疵が発生し易く、これらの疵は特に
ブライトめっき鋼板に多く見られる。
これに対し、ダル鋼板やダルめっき鋼板にあっては、そ
の表面粗度が大きいためにすり疵、圧着疵は発生しに(
く、また発生したとしても目立ちにくい。
そこで、このようなこれまでブライト材の有したような
問題を解決するものとして、例えば特開昭55−421
47号公報に開示された冷延鋼板がある。これはダルロ
ールとスムースロール(ブライドロール)とを一対に構
成して鋼板を圧延することにより、鋼板の片面をダルに
、多面をブライトに仕上げるもので、これにより鋼板同
士等の接触面積を小さくして前記底の発生を防止できる
としている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ブライト材の有したような欠点を解決す
るものとしての上記冷延鋼板には、以下のようないくつ
かの問題がある。すなわち、片面と他面とで粗度に差が
あるため、例えばスリーピース缶の場合、缶表面を印刷
等のために鏡面仕上げ面とすれば缶の内側は梨地面とな
り耐蝕性等の点で好ましくない、などのように缶材料と
しての用途が限定される。また上記冷延鋼板にめっきを
施すと、粗度差による表面積の大小からめっき膜厚が表
裏面で差が生じ、膜厚の小さい方の面では耐蝕性の点で
問題となる。さらにこの冷延鋼板の片面はブライトであ
ることから、ブライト面には依然として疵が生じ易いと
いう性質が残り、従ってこの生じ易い疵の発生を防ぐた
めには、前記の製造工程等において常に表面と裏面とを
明確に区別して工程管理を行わなければならないといっ
た煩雑さを伴い、生産性の著しい阻害要因となる。
この発明は、このような従来の問題点にかんがみてなさ
れたものであって、所定の表面粗度としたブライドロー
ルに高密度エネルギ源を用いて所定形状めクレータを形
成した後に、このワークロールで調質圧延を行うことに
より、上記問題点を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、表面粗度Raが0.40μm以下の平滑部
と断面形状が台形もしくは凪弧状で且つ高さが5μm乃
至50μmの多数の突起とからなり、これらの突起の径
をD(μm)+相隣る突起の間隔をSm(μm)とする
とき、S m / Dの値がl≦S m / D≦5で
あるような表面形状を有するブライト鋼板としたもので
あり、さらにこの冷延鋼板を得るために、冷間圧延及び
焼鈍を施した冷延鋼板にざらに調質圧延を施すことによ
りブライト鋼板を製造するブライト鋼板の製造方法にお
いて、研磨加工により表面粗度Raが0.35μm以下
となるブライト仕上げを施したワークロールの表面に高
密度エネルギ源を用いて多数のクレータを規則的に形成
する際に、該クレータの深さが5μm乃至50umで相
隣るクレータの間隔をSm(μm)、各クレータの径を
D(μm)とするときSm/Dの値が1≦Sm/D≦5
であるような穿孔加工を行い、しかる後にこのワークロ
ールを用いて冷間圧延及び焼鈍後の冷延鋼板に調質圧延
を施すようにしたブライト鋼板の製造方法としたもので
ある。
〔作用〕
レーザビームのような高密度エネルギ源を用いてその表
面に多数のクレータを規則的に穿孔加工したブライドロ
ールにより冷延鋼板を圧延して、規則正しく配列され且
つ高さが所定の範囲にある前記クレータに対応した突起
を有するブライト鋼板を得る。従ってこのブライト鋼板
の表面には平坦部が多く且つ上記の突起が規則正しく並
んでいるので、従来のブライト鋼板と同等程度の光沢度
を得ることができる。しかも上述のごとく鋼板の表面に
は表裏両面とも突起が形成されているので、製造工程等
においてすり疵、圧着底等の発生を防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面を参照しつつ説明する。第1〜9図
は本発明に係る実施例を説明するための図面である。
先ず、本発明に係るブライト鋼板を製造するための調質
圧延用ワークロールの表面粗度形成方法について述べる
表面を研磨加工により平滑に仕上げられたワークロール
表面に、例えばレーザビーム、プラズマビーム、電子ビ
ームなどのような高密度エネルギ源を、上記ロールを定
速度で回転させながら、パルス状に照射してロール表面
を規則的に連続した点状に溶融するごとく穿孔加工を施
す。第1. 2図はそれぞれこの点状に溶融されたロー
ル表面の拡大断面図及び拡大平面図である。図において
1はロール3表面に点状に溶融して形成されたクレータ
であり、このクレータlの周囲には溶融したロール母材
金属がロール表面よりも盛り上がってフランジ2が形成
される。また隣合うクレータ1゜1のフランジ2,2の
間の部分は、もとのロール3の研磨面のままである平滑
部4である。ここで、隣合うクレータ1の相互間の間隔
は、ロール3の回転方向にはロール3の回転速度と関連
づけてレーザーパルスの周波数を制御することにより、
またロール3の軸方向に対してはロール3が1回転する
毎にレーザーの照射位置をロール3の軸方向へ移動させ
るピッチを制御することによって調節可能である。また
、クレータ1の大きさはレーザーパルスの照射時間及び
レーザー出力等を変えることにより制御できる。
このようにして形成されたワークロールを、上下一対と
して調質圧延機に組込んで冷延鋼板に調質圧延を施す場
合の作用について以下説明する。
この調質圧延過程における鋼板表面の挙動を微視的に拡
大すると、第3図に示すように、ロール3の表面のクレ
ータ1の周囲のほぼ均一な高さを有するフランジ2が、
鋼板5の表面に強い圧力で押圧され、これによりロール
3の材質より軟質な鋼板5の表面近傍で材料の局所的塑
性流動が生じ、ロール3のクレータ1の内側へ矢印で示
すように綱板5の金属が流れ込んで粗面が形成される。
すなわち、クレータ1内へ流れ込んだ金属は鋼板5表面
の山頂部6となり、ロール3の平滑面はそのまま鋼板5
表面の平滑部7となって山頂部6はこの平滑部7より高
くなる。従って調質圧延後の鋼板5の表面における微視
的形状は、第4図にその断面で示すように、山頂部6を
有する山部8と、その周囲をとり囲むように形成された
連続溝状の谷部9と、隣合う山部8の間であって且つ谷
部9の外側にその谷部9の底よりも高(且つ山頂部6よ
り低く形成された平滑部7とによって構成されることに
なる。
なお、上記説明において、連続溝状の谷部9は円環状を
なしているが、この発明はこの円環状に限ることはなく
、この円環状の一部が欠如した1個または2個以上の円
弧によって形成されたものであってもよい、さらに、あ
るいはパルスビームの照射エネルギを高めたり、アシス
トガスの流量等を多くしてロール母材の金属を飛散させ
てフランジ2、すなわち鋼板5の谷部9を完全に無くす
ようにしてもよい、また図示の例では、鋼板5の山部8
の断面形状は台形状となっているが、調質圧延時の圧延
荷重を大きくして山部8をさらに高くして円弧状として
もよい。
いずれにしても、本発明においては、谷部9を含んだ山
部8を突起と称し、またフランジ2を含んだクレータ1
をクレータと称する。
次に、表面粗度に関する数値的限定の理由について説明
する。すでに問題点を解決するための手段の項で述べた
如く、ロール3の平滑部4の表面粗度を0.35μmR
a以下とし、鋼板5の平滑部7のそれは0.40μmR
a以下としたのは、板面(鋼板表面)粗度が0.40μ
mRaを超えると、後述のように突起11(第4図)を
考慮した場合にブライト鋼板に要求される光沢を得るこ
とができず、またこの板面粗度の上限値を得られるロー
ル表面粗度は0.35μmRaであるためである。
一方、ロール表面粗度の下限値については特に規定しな
いが、現在のロール研磨技術で達成できる表面粗度Ra
は0.02μmであり、これにより調質圧延を施したと
きに得られる鋼板5の平滑部7の表面粗度は0.05μ
mRaである。
また、鋼板5の突起11の高さ及びロール3のクレータ
1の深さはそれぞれ平滑部7.4からの高さ及び深さで
あって、これらをそれぞれ5〜50μmの範囲内とする
。いま、第5図に示すようにロール3表面に形成された
フランジ2の外径をD(μm)、クレータ1の深さをH
(μm)とすると、レーザーパルスビームによる穿孔加
工時の径りと深さHの関係は第6図に示すようになる。
すなわち、径りを大きくすれば深さHも増加するが、特
に径りが300μmを超えると深さHは急 、激に増加
する。従って径りが300μmを超えると調質圧延時の
転写率にもよるが、通常のロールの圧延荷重においても
不必要に突起の高さが大きくなってしまい、このことは
ロールが摩耗した場合のロール再生加工の際に研磨式が
大きくなるためにロール原単位が悪化することを意味す
る。さらに、径りに対する深さHの比が大きくなって突
起形状がより鋭角的になり、これは鋼板同士の接触によ
る疵が生じやすくなることを意味する0以上のことから
突起高さHの上限値は、第6図に示した径300μmに
対応する50μmとするものである。
一方、クレータ深さもしくは突起高さを小さくするには
、レーザーパルスの照射時間を短くするか、レーザー出
力を低くすることによって行われるが、深さHを5μm
前後に安定した状態で穿孔加工することは、照射時間も
しくはレーザー出力の制御精度の点で非常に困難である
と同時に、突起高さが5am未満では突起の単位面積当
たりの個数を増加しても、すり疵や圧着底を完全に防止
することができないため5μmを下限値としたものであ
る。
また、第4図において突起11の径D(μm)と、隣接
する突起同士の平均中心距離であるSm(μm)との関
係がS m < Dであると、突起同士が互いに干渉し
あうことになって鋼板表面の凹凸が多くなり、光沢の点
で好ましくないばかりでなく、ロール加工の点からの問
題として、加工時にロールは回転しているため、レーザ
ーパルスビームを先に形成されたクレータlあるいはフ
ランジ2に干渉するようなパルス周波数で照射しなけれ
ばならなくなり、安定して規則正しいクレータを有する
表面形状を得ることは困難となる。以上のことからSm
≧Dとするものである。
ここで、ブライト鋼板に要求される光沢は、本発明によ
るブライト鋼板では平滑部7に依存するところが大きい
、しかしながら、本発明によるところの突起11は、シ
ョツトブラスト加工や放電加工によるものではなく、高
密度エネルギ源をパルス状ビームとして照射して加工し
たロールによって形成されるので、突起11の山頂部は
ほぼ平坦で且つ突起毎の形状差もほとんどなく、規則正
しく配列されるので、光沢に与える悪影響は少ない。
第7図は光沢度の点で最も不利となるSm=Dの場合に
つき、平滑部の表面粗度Raと光沢度との関係について
調査した結果を示したものである。
すなわち、研磨仕上げ後の表面粗度Raが0.05゜0
.18.0.35.0.40μmの4種類のロールにク
レータ深さが25μmで、Sm/D=1となるようにレ
ーザーパルスによる穿孔加工を施し、このロールで調質
圧延して得られた鋼板の平滑部の粗度(μmRa)と光
沢度GS(20°)(Jls  z  8741)の関
係を示したものである。
これにより鋼板の平滑部の表面粗度Raが0.40μm
以下であればブライト感が得られており、それ以上であ
ると光沢度の測定ができずブライト感が得られないこと
がわかる。また、S m / Dの値が大きくなるほど
光沢度は増すことになるが、あまり大きくなりすぎると
従来のブライト鋼板の表面形状に近づき、すり疵や圧着
圧が発生することになる。このような本発明者らの実験
から得られた知見によれば、この上限はS m / D
 = 5であった。以上のことからS m / Dの値
がl≦S m / D≦5とするものである。
次に、発明者らの行った他の実施例について説明する。
〔第1例〕 低炭素鋼板を冷間圧延及び連続焼鈍した後、引続いて2
スタンド調質圧延機により調質圧延を行った。1号スタ
ンド用ワークロールには表面粗度1.2μmRaのショ
ットダルロールを使用し、2号スタンド用ワークロール
には研磨仕上げ後のロールの表面粗度を0.07μmR
aとし、その後レーザーパルスにより穿孔加工を施して
クレータ深さが15μmで、S m / Dが5. 2
. 1の3水準のロールを使用し、またその比較例用と
して表面粗度が0.07.0.16.0.35μmRa
の3水準のブライドロールを用いた。これにより伸び率
1゜2%の調質圧延を施して、板厚が0.22■lの本
発明によるブライト鋼板とその比較材としての従来ブラ
イト鋼板が各々3種類得られた。このようにして得られ
たブライト鋼板の表面粗さRaと光沢度GS(20°)
(、JIS  z  8741)の関係を第8図に示す
。すなわち、本発明にょるブライト鋼板は、突起を含め
た表面粗度が従来のブライト鋼板よりも粗いにもかかわ
らず、光沢度は各水準に応じて比較材と同等レベルであ
り、しがも各水準における光沢度のバラツキは少なかっ
た。
なお、この例においては1号スタンドにはショットダル
ロールを用いたが、放電加工等の他の方法により加工し
たダルロールを用いてもよく、また研磨仕上げしたブラ
イドロールを用いてもよい。
〔第2例〕 前記第1例で得られた各ブライト鋼板をコイル準備ライ
ンで耳切りし、次に電気錫めっきラインで925 (2
,8g/d)の錫目付を施し、剪断ラインで切板とした
。この剪断ラインの自動探傷装置により選別された欠陥
を有する切板をさらに目視により欠陥の種類弁別を行っ
て、すり疵と圧着圧の発生率を調査した。その結果を第
9図に示す。
図から明らかなごとく、比較材では表面粗度Raが小さ
いほど欠陥発生率が高くなっている。一方、この実施例
では、比較材と同様な傾向が見られるものの、欠陥発生
率は約1/1o以下であった。
〔第3例〕 突起高さが3μme  5 it m、  15μmの
本発明によるブライト鋼板を上記〔第1例〕に準じた方
法で製造した。このとき、S m / Dは各突起高さ
ニ対シて6.5.2の3種類を用意した。なお、突起高
さは、調質圧延機の2号スタンドにおける圧延荷重を小
さくすることで本、低くすることができ、また2号スタ
ンド圧延荷重を一定とし、クレータ深さのそれぞれ異な
る3種類のロールを使用する方法でも突起高さのコント
ロールは可能であるが、この例においては前者の方法に
より製造した。
さらに〔第2例〕と同様な通過工程を経て、各々の水準
のレーザーブライト鋼板のすり疵と圧着圧の発生枚数を
調査した。その結果を下表に示す。
この表から鋼板の突起高さが5μm以上でSm/Dが5
以下のものではすり疵や圧着圧の発生していないことが
わかる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、すり疵や圧着底
の発生しに(いブライト鋼板を得ることができ、製品の
歩留まり向上に大きく寄与できる。
また本発明によるブライト鋼板は従来のブライト鋼板に
比べて光沢度のバラツキが小さく、品質保証上有利であ
る、等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロールの部分断面図、第2図は第
1図に相当する部分の上面図、第3図は本発明の方法に
よる製造過程における作用を示す断面拡大図、第4図は
本発明の銅板の部分断面拡大図、第5図はクレータの拡
大断面図、第6図はクレータの径と深さの関係を示すグ
ラフ、第7図は実施例による鋼板の平滑部粗度と光沢度
の関係を示すグラフ、第8図は他の実施例〔第1例〕に
おけるブライト鋼板の実施例と従来例における表面粗さ
と光沢度を比較したグラフ、第9図は実施例の〔第2例
〕においてブライト鋼板に錫めっきを施したものの実施
例と従来例の疵発生率を比較したグラフである。 1・・・・・・クレータ、3・・・・・・ワークロール
、4,7・・・・・・平滑部、5・・・・・・冷延鋼板
、8,11・・・・・・突起。 特許出願人  川崎製鉄株式会社 代理人 弁理士 森   哲 也 代理人 弁理士 内 藷 嘉 昭 代理人 弁理士 清 水   正 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 住D(μm) 第7図 干ジ貴邪の才jJ  (J、Im Ra)第8図 0.53

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面粗度Raが0.40μm以下の平滑部と、断
    面形状が台形もしくは円弧状で且つ高さが5μm乃至5
    0μmの多数の突起とからなり、これらの突起の径をD
    (μm)、相隣る突起の間隔をSm(μm)とするとき
    、Sm/Dの値が1≦Sm/D≦5であるような表面形
    状を有することを特徴とするブライト鋼板。
  2. (2)冷間圧延及び焼鈍を施した冷延鋼板にさらに調質
    圧延を施すことによりブライト鋼板を製造するブライト
    鋼板の製造方法において、研磨加工により表面粗度Ra
    が0.35μm以下となるブライト仕上げを施したワー
    クロールの表面に高密度エネルギ源を用いて多数のクレ
    ータを規則的に形成する際に、該クレータの深さが5μ
    m乃至50μmで相隣るクレータの間隔をSm(μm)
    、各クレータの径をD(μm)とするときSm/Dの値
    が1≦Sm/D≦5であるような穿孔加工を行い、しか
    る後にこのワークロールを用いて冷間圧延及び焼鈍後の
    冷延鋼板に調質圧延を施すことを特徴とするブライト鋼
    板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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