JPH0411038B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0411038B2 JPH0411038B2 JP60184038A JP18403885A JPH0411038B2 JP H0411038 B2 JPH0411038 B2 JP H0411038B2 JP 60184038 A JP60184038 A JP 60184038A JP 18403885 A JP18403885 A JP 18403885A JP H0411038 B2 JPH0411038 B2 JP H0411038B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adder
- delay path
- output
- delay
- signal
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 3
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、音声に残響音を付加する残響付加
装置に関するものである。
装置に関するものである。
従来、この種の装置として第3図に示すものが
あつた。
あつた。
図において、1,2は加算器、3はBBD、シ
フトレジスタ、メモリ、等で構成される遅延路、
4,5は減衰器である。
フトレジスタ、メモリ、等で構成される遅延路、
4,5は減衰器である。
次に動作について説明する。
入力された音声信号は、減衰器4によつて減衰
された信号と加算器1で加算され、遅延路3およ
び減衰器5に入力される。遅延路3によつて遅延
された信号は、減衰器5によつて減衰された信号
と加算器2で加算され、出力されるとともに、減
衰器4にも入力される。
された信号と加算器1で加算され、遅延路3およ
び減衰器5に入力される。遅延路3によつて遅延
された信号は、減衰器5によつて減衰された信号
と加算器2で加算され、出力されるとともに、減
衰器4にも入力される。
この残響付加装置の伝達関数H(jω)は、遅延
路3の遅延時間をT、減衰器4の減衰率をg、減
衰器5の減衰率を−gとすると、 H(jω)=e-j〓T−g/1−ge-j〓T ……(1) となり、この絶対値は |H(jω)|=1 ……(2) となり、周波数特性の平坦な残響音が得られる。
路3の遅延時間をT、減衰器4の減衰率をg、減
衰器5の減衰率を−gとすると、 H(jω)=e-j〓T−g/1−ge-j〓T ……(1) となり、この絶対値は |H(jω)|=1 ……(2) となり、周波数特性の平坦な残響音が得られる。
従来の残響付加装置は、以上のように構成され
ているので、これをデイジタル信号処理で構成し
た場合、減衰器4,5は、乗算器による処理とな
るが、デイジタル乗算器は、高速なもの程高価で
あり、乗算処理回数は少ない程好ましい。
ているので、これをデイジタル信号処理で構成し
た場合、減衰器4,5は、乗算器による処理とな
るが、デイジタル乗算器は、高速なもの程高価で
あり、乗算処理回数は少ない程好ましい。
また、これをアナログ信号処理で構成した場
合、減衰器4,5は、抵抗減衰器となるが、素子
のばらつきにより、減衰器4と5の減衰率の絶対
値を同じにし、周波数特性を平坦にするために
は、調整を必要とするという欠点があつた。
合、減衰器4,5は、抵抗減衰器となるが、素子
のばらつきにより、減衰器4と5の減衰率の絶対
値を同じにし、周波数特性を平坦にするために
は、調整を必要とするという欠点があつた。
さらに、この種の残響付加装置は、第3図の様
な周波数特性が平坦な残響付加装置を、縦続接続
することにより、より一層の効果を奏するが、縦
続接続の段数に比例して、減衰器の数、遅延路の
数が増加するという欠点があつた。
な周波数特性が平坦な残響付加装置を、縦続接続
することにより、より一層の効果を奏するが、縦
続接続の段数に比例して、減衰器の数、遅延路の
数が増加するという欠点があつた。
この発明は、上記のような従来のものの欠点を
除去するために成されたもので、周波数特性が平
坦で、かつ乗算回数の少ない、若しくは調整が不
要であり、縦続接続に伴う、構成回路の増加の割
合の少ない残響付加装置を提供することを目的と
している。
除去するために成されたもので、周波数特性が平
坦で、かつ乗算回数の少ない、若しくは調整が不
要であり、縦続接続に伴う、構成回路の増加の割
合の少ない残響付加装置を提供することを目的と
している。
以下、この発明の実施例を単独で用いた場合
と、縦続接続して用いた場合とに分けて説明す
る。
と、縦続接続して用いた場合とに分けて説明す
る。
第1図は、この発明を単独で用いた場合の一実
施例であり、図において、1,2は加算器、3,
4はBBD、シフトレジスタ、メモリ等で構成さ
れる遅延路、5は抵抗減衰器やデイジタル乗算器
等で構成される減衰器、6は信号の位相を反転さ
せる位相反転器である。
施例であり、図において、1,2は加算器、3,
4はBBD、シフトレジスタ、メモリ等で構成さ
れる遅延路、5は抵抗減衰器やデイジタル乗算器
等で構成される減衰器、6は信号の位相を反転さ
せる位相反転器である。
第2図は、この発明を複数、縦続接続して用い
た場合であり、図において、1〜6は加算器、7
〜10は、BBDシフトレジスタ、メモリ等で構
成される遅延路、11〜13は、抵抗減衰器やデ
イジタル乗算器等で構成される減衰器、14〜1
6は、信号の位相を反転させる位相反転器であ
る。
た場合であり、図において、1〜6は加算器、7
〜10は、BBDシフトレジスタ、メモリ等で構
成される遅延路、11〜13は、抵抗減衰器やデ
イジタル乗算器等で構成される減衰器、14〜1
6は、信号の位相を反転させる位相反転器であ
る。
次に、この発明の作用について説明する。
まず、この発明の一実施例を単独で用いた場合
では、第1図において入力された信号は、加算器
1と遅延路3に入力される。加算器1に入力され
た信号は、遅延器4の遅延された信号と加算さ
れ、減衰器5に入力される。
では、第1図において入力された信号は、加算器
1と遅延路3に入力される。加算器1に入力され
た信号は、遅延器4の遅延された信号と加算さ
れ、減衰器5に入力される。
減衰器5に入力された信号は、減衰されて加算
器2に入力される。一方、遅延路3に入力された
信号は、遅延され、位相反転器6によつて位相反
転され、加算器2に入力される。
器2に入力される。一方、遅延路3に入力された
信号は、遅延され、位相反転器6によつて位相反
転され、加算器2に入力される。
加算器2によつて加算された信号は、遅延路4
によつて遅延され、その出力は、一方は加算器1
に送られ、もう一方は信号の出力となる。
によつて遅延され、その出力は、一方は加算器1
に送られ、もう一方は信号の出力となる。
この系の伝達関数H(jω)は、遅延路3,4の
遅延時間をT、減衰器5の減衰率をgとすると、 H(jω)=(g−e-j〓T)e-j〓T/1−ge-j〓T…
…(3) となり、この絶対値1H(jω)1は、 となり、周波数に対する振幅特性が一定となる。
遅延時間をT、減衰器5の減衰率をgとすると、 H(jω)=(g−e-j〓T)e-j〓T/1−ge-j〓T…
…(3) となり、この絶対値1H(jω)1は、 となり、周波数に対する振幅特性が一定となる。
次に、この発明の実施例を複数で用いた場合に
おいて、ここでは3段縦続接続した場合について
説明する。
おいて、ここでは3段縦続接続した場合について
説明する。
第2図において、ブロツクAは、第1図におけ
る加算器2の出力を、第2の出力端子として設け
たものである。ブロツクBは、第1図における遅
延路3を省略し、位相反転器6の入力を、新た
に、第2の入力端子として設け、さらに第1図に
おける加算器2の出力を第2の出力端子として設
けたものである。
る加算器2の出力を、第2の出力端子として設け
たものである。ブロツクBは、第1図における遅
延路3を省略し、位相反転器6の入力を、新た
に、第2の入力端子として設け、さらに第1図に
おける加算器2の出力を第2の出力端子として設
けたものである。
ブロツクCは、第1図における遅延路3を省略
し、位相反転器6の入力を新たに第1の入力端子
として設けたものである。
し、位相反転器6の入力を新たに第1の入力端子
として設けたものである。
ブロツクAは、この発明の実施例を複数で用い
た系の始端で使用するブロツクであり、ブロツク
Cは、終端で使用するブロツクであり、ブロツク
Bは、ブロツクAとブロツクCの間に接続するブ
ロツクであり、3段より多く縦続接続する場合に
は、このブロツクBを追加接続すれば良い。
た系の始端で使用するブロツクであり、ブロツク
Cは、終端で使用するブロツクであり、ブロツク
Bは、ブロツクAとブロツクCの間に接続するブ
ロツクであり、3段より多く縦続接続する場合に
は、このブロツクBを追加接続すれば良い。
各ブロツク間の接続は、前段のブロツクの第1
の出力OUT1を次段のブロツクの第2の入力IN2
へ、前段のブロツクの第2の出力OUT2を次段の
ブロツクの第1の入力IN1へ接続する。
の出力OUT1を次段のブロツクの第2の入力IN2
へ、前段のブロツクの第2の出力OUT2を次段の
ブロツクの第1の入力IN1へ接続する。
3段縦続接続の場合の伝達関数H(jω)は、第
2図において、遅延路7〜10の遅延時間をT、
減衰器11,12,13の減衰率をそれぞれg1,
g2,g3とすると、 H(jω)=(g1−e-j〓T)(g2−e-j
〓T)(g3−e-j〓T)e-j〓T/(1−g1e-j〓T)(1−g
2e-j〓T)(1−g3e-j〓T)……(5) となり、この絶対値|H(jω)|は |H(jω)|=|g1−e-j〓T/1−g1e-j
〓T|・|g2−e-j〓T/1−g2e-j〓T|・|(g3−e-j〓
T)e-j〓T/1−g3e-j〓T|=1……(6) となり、周波数に対する振幅特性が一定となる。
2図において、遅延路7〜10の遅延時間をT、
減衰器11,12,13の減衰率をそれぞれg1,
g2,g3とすると、 H(jω)=(g1−e-j〓T)(g2−e-j
〓T)(g3−e-j〓T)e-j〓T/(1−g1e-j〓T)(1−g
2e-j〓T)(1−g3e-j〓T)……(5) となり、この絶対値|H(jω)|は |H(jω)|=|g1−e-j〓T/1−g1e-j
〓T|・|g2−e-j〓T/1−g2e-j〓T|・|(g3−e-j〓
T)e-j〓T/1−g3e-j〓T|=1……(6) となり、周波数に対する振幅特性が一定となる。
なお、上記実施例では、遅延させたあと、位相
反転を行なつているが、位相反転のあとに遅延路
を通しても良い。
反転を行なつているが、位相反転のあとに遅延路
を通しても良い。
また、上記実施例では、位相反転した信号を加
算器で加算しているが、位相反転器を省略し、加
算器のかわりに引算器を設けてもよい。
算器で加算しているが、位相反転器を省略し、加
算器のかわりに引算器を設けてもよい。
さらに、上記実施例では、第2図において、遅
延路10の出力から、系の出力端子を設けたが、
加算器6の出力から系の出力端子を設けても同様
の効果を奏する。また、第1図において遅延路4
の出力から系の出力端子を設けたが、加算器2の
出力から系の出力端子を設けても同様の効果を奏
する。
延路10の出力から、系の出力端子を設けたが、
加算器6の出力から系の出力端子を設けても同様
の効果を奏する。また、第1図において遅延路4
の出力から系の出力端子を設けたが、加算器2の
出力から系の出力端子を設けても同様の効果を奏
する。
以上のように、この発明によれば、第1図のよ
うに、単体で用いる場合、減衰器を従来の半分で
ある1個にすることができ、乗算回数を従来の半
分に、若しくは抵抗減衰器の調整を不要とするこ
とができる。
うに、単体で用いる場合、減衰器を従来の半分で
ある1個にすることができ、乗算回数を従来の半
分に、若しくは抵抗減衰器の調整を不要とするこ
とができる。
また、第2図のように、複数継続接続して用い
る場合、N段縦続接続するとしたら、遅延路を従
来より1系統多くするだけで、減衰器の数をN/
2個に減らすことができる。
る場合、N段縦続接続するとしたら、遅延路を従
来より1系統多くするだけで、減衰器の数をN/
2個に減らすことができる。
また、本発明の周波数特性は、平坦であるた
め、自然な残響効果を得ることができる。
め、自然な残響効果を得ることができる。
第1図はこの発明の一実施例による残響付加装
置を示すブロツク図、第2図は、この発明の一実
施例による残響付加装置を複数個、縦続接続した
場合のブロツク図、第3図は従来の残響付加装置
を示すブロツク図である。 1〜6……加算器、7〜10……遅延路、11
〜13……減衰器、14〜16……位相反転器。
置を示すブロツク図、第2図は、この発明の一実
施例による残響付加装置を複数個、縦続接続した
場合のブロツク図、第3図は従来の残響付加装置
を示すブロツク図である。 1〜6……加算器、7〜10……遅延路、11
〜13……減衰器、14〜16……位相反転器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 信号の入力端子と出力端子との間に、第1の
加算器と減衰器と第2の加算器と第1の遅延路と
を順次縦続接続すると共に、第1の遅延路の出力
を第1の加算器に与え、さらに、入力端子の信号
を第2の遅延路と位相反転器を介して、前記第2
の加算器に与えてなり、前記第1の遅延路の遅延
時間T1と、前記第2の遅延路の遅延時間T2をT1
=T2としたことを特徴とする残響付加装置。 2 前記信号の出力端子を第1の出力端子とし、
第2の加算器の出力を第2の出力端子としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の残響付
加装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60184038A JPS6244799A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 残響付加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60184038A JPS6244799A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 残響付加装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6244799A JPS6244799A (ja) | 1987-02-26 |
JPH0411038B2 true JPH0411038B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=16146270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60184038A Granted JPS6244799A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 残響付加装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6244799A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5308479A (en) * | 1989-05-26 | 1994-05-03 | Isamu Iwai | Sewage disposal apparatus employing circulating filter media |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP60184038A patent/JPS6244799A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6244799A (ja) | 1987-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |