JPH04110209U - クリツプ取付座 - Google Patents
クリツプ取付座Info
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- JPH04110209U JPH04110209U JP1444891U JP1444891U JPH04110209U JP H04110209 U JPH04110209 U JP H04110209U JP 1444891 U JP1444891 U JP 1444891U JP 1444891 U JP1444891 U JP 1444891U JP H04110209 U JPH04110209 U JP H04110209U
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- 239000011347 resin Substances 0.000 description 8
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車体の側方からの衝撃に対してその衝撃を有効
に吸収し、乗員の保護を図るようにしたクリップ取付座
を提供することを目的とする。 【構成】内装部品10の芯材11裏面に一体もしくは別
体に設けられるクリップ取付座20の縦壁部23に所定
値以上の衝撃により破断する薄肉部24、肉抜き部25
等の剛性脆弱部を設定した構成とする。
に吸収し、乗員の保護を図るようにしたクリップ取付座
を提供することを目的とする。 【構成】内装部品10の芯材11裏面に一体もしくは別
体に設けられるクリップ取付座20の縦壁部23に所定
値以上の衝撃により破断する薄肉部24、肉抜き部25
等の剛性脆弱部を設定した構成とする。
Description
【0001】
この考案は、内装部品を側壁部の車体パネルに取付けるため、内装パネル裏面
側に形成されるクリップ取付座に関する。
【0002】
通常、自動車用ドアトリム,リヤコーナートリム等側壁部の車体パネルに内装
される内装部品の取付構造としては、図6に示すように、内装部品1の芯材1a
裏面側にエンボス状のクリップ取付座2が膨出形成され、このクリップ取付座2
に樹脂クリップ3を装着して、この樹脂クリップ3の弾性嵌合片3aを車体パネ
ル4の取付孔4a内に圧入嵌合させることにより、内装部品を車体パネル4に取
付けるようにしている。
【0003】
したがって、クリップ取付座2は、樹脂クリップ3を保持するクリップ取付孔
5を備えるクリップ着座部6と、クリップ着座部6と芯材1a裏面との間に一定
の距離を保ち、クリップを収容する空間を設定するための縦壁部7とから構成さ
れている。
【0004】
このように、従来のクリップ取付座2を使用した内装部品1の取付構造におい
ては、確実な取付性が確保できる反面、以下のような問題点が指摘されている。
【0005】
すなわち、車両に側方からの衝撃が加わった場合、クリップ取付座2の特に縦
壁部7においては、補強リブ的な機能をもつため、クリップ取付座2設定部分の
剛性が強く、そのため、衝撃が直接乗員に加わることになり、側面からの衝撃に
対して、乗員を保護する機能に欠けるものであり、この点での改善が切望されて
いた。
【0006】
この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると
ころは、車両に側方からの衝撃が加わった場合、この衝撃を緩和して、乗員の保
護を確実に行なうようにしたクリップ取付座を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案は、内装部品の芯材裏面にこの芯材と一体
もしくは別体に設けられ、側壁部の車体パネル装着用のクリップを保持するクリ
ップ取付座において、
前記クリップ取付座の縦壁部に所定値以上の衝撃で破断する剛性脆弱部が設定
されていることを特徴とする。
【0008】
以上の構成から明らかなように、車両に側方からの衝撃が加わった際、クリッ
プ取付座の縦壁部に設けられた薄肉部、肉抜き部等の剛性脆弱部が所定値以上の
衝撃で破断するため、クリップ取付座の破断により、衝撃が吸収され、乗員に直
接衝撃が加わることがない。
【0009】
以下、本考案に係るクリップ取付座の実施例について、添付図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0010】
図1は、本考案のクリップ取付座を適用したリヤコーナートリムの裏面側から
みた斜視図、図2は同リヤコーナートリムを車体パネルに取付けた状態を示す断
面図、図3は本考案の第1実施例を示すクリップ取付座の構成を示す斜視図、図
4は本考案の別実施例を示すクリップ取付座の斜視図、図5はさらに本考案の別
実施例を示すクリップ取付座の斜視図である。
【0011】
図1,図2において、リヤコーナートリム10は、樹脂成形体からなる芯材1
1の表面に発泡塩ビシート等緩衝性と装飾性を備えた表皮材12を一体貼着して
構成されており、芯材11裏面側に一体的に形成したクリップ取付座20に樹脂
クリップ30を装着しておき、この樹脂クリップ30の弾性嵌合片30aを車両
側壁を構成する車体パネル40の取付孔41内に圧入嵌合することにより、リヤ
コーナートリム10が車体パネル40に取付けられる。
【0012】
そして、このクリップ取付座20は、図1に示すように、芯材11の裏面複数
箇所に設定されるが、このクリップ取付座20の構成について図3を基に詳細に
説明する。
【0013】
すなわち、このクリップ取付座20は、樹脂クリップ30を嵌合するための取
付孔21を形成したクリップ着座部22と、このクリップ着座部22と芯材11
とを連設する縦壁部23とからなり、縦壁部23に薄肉部24を周設したことが
特徴である。
【0014】
そして、この薄肉部24は、他の縦壁部23の厚みの3分の1程度に設定され
ているため、例えば、車両に側方からの衝撃が加わった際、この薄肉部24の剛
性が極めて小さいため、所定値以上の衝撃でこの薄肉部24に沿ってクリップ取
付座20が破断することにより、乗員に側方からの衝撃が直接加わることがなく
、安全性が極めて良好なものとなる。
【0015】
次いで、図4に示すように、クリップ取付座20の縦壁部23に複数の肉抜き
部25を形成することにより剛性を低下させてもよく、このようにしても、車両
の側方から衝撃が加わった場合、所定値以上の衝撃でクリップ取付座20がこの
肉抜き部25設定箇所で容易に破断することにより、側方からの衝撃を有効に吸
収することが可能となる。
【0016】
以上説明した実施例は、芯材11と一体にクリップ取付座20を形成したもの
であるが、図5に示すように、例えば、芯材11としてハードボード等を使用し
た場合には、芯材11と別体のクリップ取付座50の取付用フランジ55を芯材
11裏面に接着、超音波溶着、機械止め等により固定するが、このクリップ取付
座50の縦壁部53に薄肉部54を設定してもよい。
【0017】
このようにしても、側方からの衝撃に対してクリップ取付座50が破断するこ
とにより、乗員に加わる衝撃を有効に吸収できるという上述実施例同様の作用効
果を有する。
【0018】
以上説明した通り、本考案によれば、内装部品の芯材に一体もしくは別体に形
成されるクリップ取付座において、クリップ取付座の縦壁部に薄肉部あるいは肉
抜き部等の剛性脆弱部を設定することにより、側方から衝撃が加わった際、所定
値以上の衝撃でこの剛性脆弱部によりクリップ取付座が破断して、衝撃を乗員に
直接加わることがないようにしたため、衝撃吸収機能を内装部品に付加すること
ができ、乗員保護に大きく貢献できるという効果を有する。
【図1】本考案を適用したリヤコーナートリムを裏面側
からみた斜視図。
からみた斜視図。
【図2】図1に示すリヤコーナートリムを車体パネルに
取付けた状態を示す断面図。
取付けた状態を示す断面図。
【図3】本考案によるクリップ取付座の第1実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図4】本考案によるクリップ取付座の第2実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図5】本考案によるクリップ取付座の第3実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図6】従来のクリップ取付座を示す全体図。
10 リヤコーナートリム
11 芯材
12 表皮材
20,50 クリップ取付座
21,51 取付孔
22,52 クリップ着座部
23,53 縦壁部
24,54 薄肉部
25 肉抜き部
30 樹脂クリップ
40 車体パネル
55 取付用フランジ
Claims (3)
- 【請求項1】内装部品(10)の芯材(11)裏面にこ
の芯材(11)と一体もしくは別体に設けられ、側壁部
の車体パネル(40)装着用のクリップ(30)を保持
するクリップ取付座において、前記クリップ取付座(2
0,50)の縦壁部(23,53)に所定値以上の衝撃
で破断する剛性脆弱部が設定されていることを特徴とす
るクリップ取付座。 - 【請求項2】縦壁部(23,53)に形成される剛性脆
弱部が薄肉部(24,54)であることを特徴とする請
求項1記載のクリップ取付座。 - 【請求項3】縦壁部(23)に形成される剛性脆弱部が
肉抜き部(25)であることを特徴とする請求項1記載
のクリップ取付座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014448U JP2500480Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | クリップ取付座 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014448U JP2500480Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | クリップ取付座 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04110209U true JPH04110209U (ja) | 1992-09-24 |
JP2500480Y2 JP2500480Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=31901978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991014448U Expired - Lifetime JP2500480Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | クリップ取付座 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500480Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012081815A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Suzuki Motor Corp | ドアトリム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6272823U (ja) * | 1985-10-29 | 1987-05-09 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP1991014448U patent/JP2500480Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6272823U (ja) * | 1985-10-29 | 1987-05-09 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012081815A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Suzuki Motor Corp | ドアトリム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2500480Y2 (ja) | 1996-06-05 |
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