JPH0410962B2 - - Google Patents
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- JPH0410962B2 JPH0410962B2 JP59148296A JP14829684A JPH0410962B2 JP H0410962 B2 JPH0410962 B2 JP H0410962B2 JP 59148296 A JP59148296 A JP 59148296A JP 14829684 A JP14829684 A JP 14829684A JP H0410962 B2 JPH0410962 B2 JP H0410962B2
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- JP
- Japan
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- power transmission
- spindle
- transmission member
- output shaft
- anvil
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 32
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 24
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B3/00—Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
- G01B3/002—Details
- G01B3/008—Arrangements for controlling the measuring force
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、据置型(ベンチ型)のマイクロメー
タに関する。
タに関する。
[背景技術とその問題点]
被測定物の外径或いは外側寸法を手軽にかつ高
精度に測定する測定器として、マイクロメータが
ある。
精度に測定する測定器として、マイクロメータが
ある。
一般のマイクロメータは、アンビルとスピンド
ルとの間に被測定物を挿入した後、シンプルの回
動によつてスピンドルを前記アンビルに対して進
退させ、アンビルとスピンドルとの間に被測定物
を挟んだ状態でスピンドルの移動量を読取り、こ
の移動量から被測定物の外径や外側寸法を測定し
ている。
ルとの間に被測定物を挿入した後、シンプルの回
動によつてスピンドルを前記アンビルに対して進
退させ、アンビルとスピンドルとの間に被測定物
を挟んだ状態でスピンドルの移動量を読取り、こ
の移動量から被測定物の外径や外側寸法を測定し
ている。
ところが、このものは、測定者が手でシンブル
を回してスピンドルを進退させる際、シンブルの
回転量に対してスピンドルの移動量が小さいた
め、通常シンブルの移動速度が約1.5mm/sec程度
であるため、測定に時間がかかる欠点がある。
を回してスピンドルを進退させる際、シンブルの
回転量に対してスピンドルの移動量が小さいた
め、通常シンブルの移動速度が約1.5mm/sec程度
であるため、測定に時間がかかる欠点がある。
また、測定圧つまりアンビルとスピンドルによ
つて被測定物にかかる圧力を、測定者の手の感覚
によつて決めているため、つまり一定圧以上にな
つた際空転するラチエツト機構を停止させている
ため、特に測定圧が低圧の場合に誤差が生じ易
い。これは、測定者が未熟練者によつても生じる
問題である。
つて被測定物にかかる圧力を、測定者の手の感覚
によつて決めているため、つまり一定圧以上にな
つた際空転するラチエツト機構を停止させている
ため、特に測定圧が低圧の場合に誤差が生じ易
い。これは、測定者が未熟練者によつても生じる
問題である。
[発明の目的]
ここに、本発明の目的は、このような従来の問
題点を解決すべくなされたもので、測定の迅速化
および測定圧の安定化を図ると同時に、組み立て
が簡便で、しかも、装置を大型化することなく所
望の測定圧を容易に得られるマイクロメータを提
供することにある。
題点を解決すべくなされたもので、測定の迅速化
および測定圧の安定化を図ると同時に、組み立て
が簡便で、しかも、装置を大型化することなく所
望の測定圧を容易に得られるマイクロメータを提
供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用]
そのため、本発明では、スピンドルをモータに
よつて進退させる一方、そのモータからの回転が
スピンドルに伝達される動力伝達経路中に定圧装
置を設け、これにより上記目的を達成しようとす
るものである。
よつて進退させる一方、そのモータからの回転が
スピンドルに伝達される動力伝達経路中に定圧装
置を設け、これにより上記目的を達成しようとす
るものである。
具体的には、基台に、アンビルと回転量に応じ
て前記アンビルに対して進退されるスピンドルと
を同一軸線上に配置するとともに、前記基台の内
部に可変回転可能なモータを取付け、このモータ
の出力軸の回転を前記スピンドルに伝達する動力
伝達機構を設けるとともに、この動力伝達機構と
前記モータの出力軸との間に定圧装置を設け、こ
の定圧装置は、前記モータの出力軸に設けられた
第1の動力伝達部材と、この第1の動力伝達部材
の外周に回動自在に嵌合された円筒状の第2の動
力伝達部材と、前記第1の動力伝達部材の外周面
および前記第2の動力伝達部材の内周面の少なく
とも一方に摩擦接触した状態で前記出力軸の軸方
向に沿つてコイル状に巻かれかつ一端が前記第1
の動力伝達部材および第2の動力伝達部材の他方
に係止されたフリクシヨンばねとから構成され
た、ことを特徴としている。
て前記アンビルに対して進退されるスピンドルと
を同一軸線上に配置するとともに、前記基台の内
部に可変回転可能なモータを取付け、このモータ
の出力軸の回転を前記スピンドルに伝達する動力
伝達機構を設けるとともに、この動力伝達機構と
前記モータの出力軸との間に定圧装置を設け、こ
の定圧装置は、前記モータの出力軸に設けられた
第1の動力伝達部材と、この第1の動力伝達部材
の外周に回動自在に嵌合された円筒状の第2の動
力伝達部材と、前記第1の動力伝達部材の外周面
および前記第2の動力伝達部材の内周面の少なく
とも一方に摩擦接触した状態で前記出力軸の軸方
向に沿つてコイル状に巻かれかつ一端が前記第1
の動力伝達部材および第2の動力伝達部材の他方
に係止されたフリクシヨンばねとから構成され
た、ことを特徴としている。
[実施例]
第1図は本実施例のマイクロメータの正面を、
第2図はその側面を、それぞれ示している。これ
らの図において、底部が広がつた安定した形状に
成形された鋸置型(ベンチ型)の基台1の上面に
は、一対の立腕部2,3が所定間隔隔てて互いに
対峙して立設されている。前記一方の立腕部2に
は、アンビル支持具4が水平に圧入され、このア
ンビル支持具4の内端にアンビル5が固定されて
いる。また、前記他方の立腕部3には前記アンビ
ル5と同一軸線上にマイクロメータヘツド6が嵌
入、保持されているとともに、前面に表示操作部
7が姿勢調整可能に取付けられている。前記マイ
クロメータヘツド6は、シンブル11を回動させ
ると、通常のマイクロメータと同様にスピンドル
12が前記アンビル5に対して進退するようにな
つている。この際、スピンドル12の移動量は、
スリーブ13に形成された目盛14と前記シンブ
ル11に形成された目盛15とにより読取れるよ
うになつている。また、前記表示操作部7の正面
には、その中央部に前記スピンドル12の移動量
をデジタル表示するデジタル表示器16が設けら
れているとともに、下部に零点設定スイツチ17
およびホールドスイツチ18等がそれぞれ設けら
れている。また、前記基台1の一側面下部にはト
グルスイツチ20が設けられているとともに、背
面下部から交流電源用プラグ21が導出されてい
る。
第2図はその側面を、それぞれ示している。これ
らの図において、底部が広がつた安定した形状に
成形された鋸置型(ベンチ型)の基台1の上面に
は、一対の立腕部2,3が所定間隔隔てて互いに
対峙して立設されている。前記一方の立腕部2に
は、アンビル支持具4が水平に圧入され、このア
ンビル支持具4の内端にアンビル5が固定されて
いる。また、前記他方の立腕部3には前記アンビ
ル5と同一軸線上にマイクロメータヘツド6が嵌
入、保持されているとともに、前面に表示操作部
7が姿勢調整可能に取付けられている。前記マイ
クロメータヘツド6は、シンブル11を回動させ
ると、通常のマイクロメータと同様にスピンドル
12が前記アンビル5に対して進退するようにな
つている。この際、スピンドル12の移動量は、
スリーブ13に形成された目盛14と前記シンブ
ル11に形成された目盛15とにより読取れるよ
うになつている。また、前記表示操作部7の正面
には、その中央部に前記スピンドル12の移動量
をデジタル表示するデジタル表示器16が設けら
れているとともに、下部に零点設定スイツチ17
およびホールドスイツチ18等がそれぞれ設けら
れている。また、前記基台1の一側面下部にはト
グルスイツチ20が設けられているとともに、背
面下部から交流電源用プラグ21が導出されてい
る。
また、前記基台1の内部には、第3図に示す如
く、基台1の上壁1Aにブラケツト31を介して
直流ギヤードモータ32が固定されているととも
に、基台1の底板1Bに前記交流電源用プラグ2
1を介して与えられる100Vの商用電源を所定の
直流電圧に変換した後、前記直流ギヤードモータ
32へ供給する直流安定化電源33および前記デ
ジタル表示器16を駆動させるための表示器駆動
電源34がそれぞれ内蔵されている。前記直流ギ
ヤードモータ32は、減速器付きの可逆可能な直
流モータで、その回転方向が前記トグルスイツチ
20によつて切換えられるようになつている。つ
まり、トグルスイツチ20が図中上方へ切換えら
れた状態では正回転方向に、図中下方へ切換えら
れた状態では逆回転方向に、水平状態では停止状
態にそれぞれ切換えられるようになつている。ま
た、前記直流ギヤードモータ32の出力軸35の
回転は、定圧装置36および動力伝達機構37を
介して前記スピンドル12へ伝達されるようにな
つている。
く、基台1の上壁1Aにブラケツト31を介して
直流ギヤードモータ32が固定されているととも
に、基台1の底板1Bに前記交流電源用プラグ2
1を介して与えられる100Vの商用電源を所定の
直流電圧に変換した後、前記直流ギヤードモータ
32へ供給する直流安定化電源33および前記デ
ジタル表示器16を駆動させるための表示器駆動
電源34がそれぞれ内蔵されている。前記直流ギ
ヤードモータ32は、減速器付きの可逆可能な直
流モータで、その回転方向が前記トグルスイツチ
20によつて切換えられるようになつている。つ
まり、トグルスイツチ20が図中上方へ切換えら
れた状態では正回転方向に、図中下方へ切換えら
れた状態では逆回転方向に、水平状態では停止状
態にそれぞれ切換えられるようになつている。ま
た、前記直流ギヤードモータ32の出力軸35の
回転は、定圧装置36および動力伝達機構37を
介して前記スピンドル12へ伝達されるようにな
つている。
前記定圧装置36は、第4図に示す如く、前記
直流ギヤードモータ32の出力軸35に止めねじ
41を介して固定された一方の動力伝達部材とし
ての回転体42と、この回転体42の外周に所定
の間隙をもつて回動自在に嵌合された他方の動力
伝達部材としての円筒状のドラム43と、このド
ラム43の内周面と前記回転体42の外周面との
間に介装されたフリクシヨンばね44とから構成
されている。また、前記フリクシヨンばね44
は、例えば回転体42の外周溝42Aにピアノ線
をコイル状に巻き、その一端を回転体42に固定
するとともに、コイルの外周面をドラム43の内
周面に摩擦接触させるとか、或いは波状の板ばね
を回転体42の外周に設け、その板ばねの外周を
ドラム43の内周面に摩擦接触させたものが、用
いられている。前記ドラム43は、前記回転体4
2の先端部外周に止めねじ45を介して保持され
たベアリング46を介して前記回転体42に対し
て回動自在に支持され、かつ外周面に断面半円状
のベルト掛け溝47を備えている。これにより、
スピンドル12側に一定の測定圧がかかると、ド
ラム43の内周面に対して回転体42の外側に設
けられたフリクシヨンばね44が空転し、スピン
ドル12にかかる測定圧が一定圧に保たれるよう
になつている。
直流ギヤードモータ32の出力軸35に止めねじ
41を介して固定された一方の動力伝達部材とし
ての回転体42と、この回転体42の外周に所定
の間隙をもつて回動自在に嵌合された他方の動力
伝達部材としての円筒状のドラム43と、このド
ラム43の内周面と前記回転体42の外周面との
間に介装されたフリクシヨンばね44とから構成
されている。また、前記フリクシヨンばね44
は、例えば回転体42の外周溝42Aにピアノ線
をコイル状に巻き、その一端を回転体42に固定
するとともに、コイルの外周面をドラム43の内
周面に摩擦接触させるとか、或いは波状の板ばね
を回転体42の外周に設け、その板ばねの外周を
ドラム43の内周面に摩擦接触させたものが、用
いられている。前記ドラム43は、前記回転体4
2の先端部外周に止めねじ45を介して保持され
たベアリング46を介して前記回転体42に対し
て回動自在に支持され、かつ外周面に断面半円状
のベルト掛け溝47を備えている。これにより、
スピンドル12側に一定の測定圧がかかると、ド
ラム43の内周面に対して回転体42の外側に設
けられたフリクシヨンばね44が空転し、スピン
ドル12にかかる測定圧が一定圧に保たれるよう
になつている。
また、前記動力伝達機構37は、前記定圧装置
36のドラム43に形成されたプーリとしてのベ
ルト掛け溝47と、前記スピンドル12に係合さ
れそのスピンドル12に回転を与えるプーリ51
と、このプーリ51と前記ベルト掛け溝47との
間に巻回されたベルト52とから構成されてい
る。前記プーリ51には、前記スピンドル12の
一側長手方向に沿つて形成されたキー溝12Aに
対して摺動自在に係合するキー53が設けられて
いるとともに、一端部に一定角度ピツチの目盛を
有する回転円板54が取付けられている。回転円
板54の両面側には、投光器55および受光器5
6が対向配置されている。これにより、回転円板
54の回転量、つまりスピンドル12の移動量が
受光器56によつて検出された後、図示しない処
理回路を介して前記デジタル表示器16へデジタ
ル表示されるようになつている。
36のドラム43に形成されたプーリとしてのベ
ルト掛け溝47と、前記スピンドル12に係合さ
れそのスピンドル12に回転を与えるプーリ51
と、このプーリ51と前記ベルト掛け溝47との
間に巻回されたベルト52とから構成されてい
る。前記プーリ51には、前記スピンドル12の
一側長手方向に沿つて形成されたキー溝12Aに
対して摺動自在に係合するキー53が設けられて
いるとともに、一端部に一定角度ピツチの目盛を
有する回転円板54が取付けられている。回転円
板54の両面側には、投光器55および受光器5
6が対向配置されている。これにより、回転円板
54の回転量、つまりスピンドル12の移動量が
受光器56によつて検出された後、図示しない処
理回路を介して前記デジタル表示器16へデジタ
ル表示されるようになつている。
次に、本実施例の作用を説明する。測定にあた
つては、アンビル5とスピンドル12との間に被
測定物を位置させた後、トグルスイツチ20を水
平状態(停止)から上方へ切換える。すると、直
流ギヤードモータ32が正回転駆動される。直流
ギヤードモータ32の出力軸35の正回転は、定
圧装置36および動力伝達機構37を介してスピ
ンドル12へ伝達される結果、スピンドル12が
アンビル5に向つて進出される。
つては、アンビル5とスピンドル12との間に被
測定物を位置させた後、トグルスイツチ20を水
平状態(停止)から上方へ切換える。すると、直
流ギヤードモータ32が正回転駆動される。直流
ギヤードモータ32の出力軸35の正回転は、定
圧装置36および動力伝達機構37を介してスピ
ンドル12へ伝達される結果、スピンドル12が
アンビル5に向つて進出される。
スピンドル12の進出によりアンビル5とスピ
ンドル12との間に被測定物が挟持されると、ス
ピンドル12にかかる測定圧が高まる。このと
き、スピンドル12にかかる測定圧が一定以上に
なると、定圧装置36がドラム43に対して回転
体42に外周に装着されたフリクシヨンばね44
が空転する結果、スピンドル12にかかる測定圧
が略一定に保たれる。
ンドル12との間に被測定物が挟持されると、ス
ピンドル12にかかる測定圧が高まる。このと
き、スピンドル12にかかる測定圧が一定以上に
なると、定圧装置36がドラム43に対して回転
体42に外周に装着されたフリクシヨンばね44
が空転する結果、スピンドル12にかかる測定圧
が略一定に保たれる。
従つて、この状態において、デジタル表示器1
6に表示されている値(アンビル5に対するスピ
ンドル12の移動量)を読取れば、被測定物の寸
法を求めることができる。この際、表示値の読取
りにあたつて、ホールドスイツチ18を押せば、
デジタル表示器16の表示値がホールドされるた
め、読取りを容易かつ確実に行うことができる。
6に表示されている値(アンビル5に対するスピ
ンドル12の移動量)を読取れば、被測定物の寸
法を求めることができる。この際、表示値の読取
りにあたつて、ホールドスイツチ18を押せば、
デジタル表示器16の表示値がホールドされるた
め、読取りを容易かつ確実に行うことができる。
一方、測定完了後、トグルスイツチ20を上方
位置から下方位置へ切換えると、直流ギヤードモ
ータ32が逆回転駆動される。すると、直流ギヤ
ードモータ32の出力軸35の逆回転は、定圧装
置36および動力伝達機構37を介してスピンド
ル12へ伝達される結果、スピンドル12がアン
ビル5に対して後退移動される。これにより、被
測定物をアンビル5とスピンドル12との間から
取出すことができる。
位置から下方位置へ切換えると、直流ギヤードモ
ータ32が逆回転駆動される。すると、直流ギヤ
ードモータ32の出力軸35の逆回転は、定圧装
置36および動力伝達機構37を介してスピンド
ル12へ伝達される結果、スピンドル12がアン
ビル5に対して後退移動される。これにより、被
測定物をアンビル5とスピンドル12との間から
取出すことができる。
なお、シンブル11を回せば、スピンドル12
がアンビル5に対して進退できる構造なので、ス
ピンドル12の移動量が少ない場合には、シンブ
ル11の回動操作のみによつても測定を行うこと
もできる。或いは、被測定物の近傍までスピンド
ル12を直流ギヤードモータ32によつて高速移
動させ、この近傍位置からシンブル11によつて
スピンドル12を微動送りさせることも可能であ
る。
がアンビル5に対して進退できる構造なので、ス
ピンドル12の移動量が少ない場合には、シンブ
ル11の回動操作のみによつても測定を行うこと
もできる。或いは、被測定物の近傍までスピンド
ル12を直流ギヤードモータ32によつて高速移
動させ、この近傍位置からシンブル11によつて
スピンドル12を微動送りさせることも可能であ
る。
従つて、本実施例によれば、直流ギヤードモー
タ32の回転を定圧装置36および動力伝達機構
37を介してスピンドル12へ伝達し、このスピ
ンドル12の回動によりスピンドル12をアンビ
ル5に対して進退させるようにしたので、スピン
ドル12の移動を迅速にでき、その結果測定の迅
速化を達成することができる。
タ32の回転を定圧装置36および動力伝達機構
37を介してスピンドル12へ伝達し、このスピ
ンドル12の回動によりスピンドル12をアンビ
ル5に対して進退させるようにしたので、スピン
ドル12の移動を迅速にでき、その結果測定の迅
速化を達成することができる。
また、直流ギヤードモータ32の出力軸35と
動力伝達機構37との間に定圧装置36を設け、
この定圧装置36によつてスピンドル12にかか
る測定圧を一定に保つようにしたので、個人差な
く正確な測定値を得ることができる。
動力伝達機構37との間に定圧装置36を設け、
この定圧装置36によつてスピンドル12にかか
る測定圧を一定に保つようにしたので、個人差な
く正確な測定値を得ることができる。
また、スピンドル12を、直流ギヤードモータ
32の駆動によるほか、シンブル11の回転によ
り進退させるようにしたので、直流ギヤードモー
タ32とシンブル11とを選択的に使用すれば、
測定状況に応じて適当な測定を行なうことができ
る。しかも、直流ギヤードモータ32による進退
とシンブル11による進退とを併用すれば、より
迅速かつ正確な測定が可能である。
32の駆動によるほか、シンブル11の回転によ
り進退させるようにしたので、直流ギヤードモー
タ32とシンブル11とを選択的に使用すれば、
測定状況に応じて適当な測定を行なうことができ
る。しかも、直流ギヤードモータ32による進退
とシンブル11による進退とを併用すれば、より
迅速かつ正確な測定が可能である。
また、定圧装置36は、直流ギヤードモータ3
2の出力軸35に固定された回転体42と、この
回転体42の外周にベアリング46を介して回動
自在に嵌合されたドラム43と、このドラム43
の内周面と前記回転体42の外周面との間に介装
されたフリクシヨンばね44とから構成されてい
るので、手動によるマイクロメータ測定に比し、
モータスピードは何回測定を繰返しても、また測
定者が変つても一定であり、そのためにフリクシ
ヨンばね44に加わるモーメントのばらつきがな
く、常に正確にかつ一定の測定圧を得ることがで
きる。
2の出力軸35に固定された回転体42と、この
回転体42の外周にベアリング46を介して回動
自在に嵌合されたドラム43と、このドラム43
の内周面と前記回転体42の外周面との間に介装
されたフリクシヨンばね44とから構成されてい
るので、手動によるマイクロメータ測定に比し、
モータスピードは何回測定を繰返しても、また測
定者が変つても一定であり、そのためにフリクシ
ヨンばね44に加わるモーメントのばらつきがな
く、常に正確にかつ一定の測定圧を得ることがで
きる。
しかも、フリクシヨンばね44は、ドラム43
の内周面に摩擦接触した状態で出力軸35の軸方
向に沿つてコイル状に巻かれているので、巻数を
変えるだけで所望の測定圧を得ることができる。
その際、巻数を増やしても、径方向寸法は変わら
ず単に長さ方向(出力軸35の軸方向)寸法が僅
か長くなるだけなので、全体が大型化することも
ない。従つて、装置を大型化することなく、測定
圧の設計の自由度を大きくでき所望の測定圧を容
易に得られる利点がある。
の内周面に摩擦接触した状態で出力軸35の軸方
向に沿つてコイル状に巻かれているので、巻数を
変えるだけで所望の測定圧を得ることができる。
その際、巻数を増やしても、径方向寸法は変わら
ず単に長さ方向(出力軸35の軸方向)寸法が僅
か長くなるだけなので、全体が大型化することも
ない。従つて、装置を大型化することなく、測定
圧の設計の自由度を大きくでき所望の測定圧を容
易に得られる利点がある。
また、本実施例では、定圧装置36が基台1の
内部に設けられたモータ32の出力軸35側に設
けられているため、定圧装置がスピンドル12と
動力伝達機構37との間に設けられる場合より、
スピンドル12の回りに配設する部品の数を少な
くできるので、組み立てを簡便にできる利点があ
る。
内部に設けられたモータ32の出力軸35側に設
けられているため、定圧装置がスピンドル12と
動力伝達機構37との間に設けられる場合より、
スピンドル12の回りに配設する部品の数を少な
くできるので、組み立てを簡便にできる利点があ
る。
また、動力伝達機構37としては、上記実施例
で述べたプーリとベルトの構造のほか、歯車とタ
イミングベルト、或いは歯車列でもよい。
で述べたプーリとベルトの構造のほか、歯車とタ
イミングベルト、或いは歯車列でもよい。
更に、直流安定化電源33に変えて、乾電池或
いは充電電池等でもよい。更に、直流ギヤードモ
ータ32の回転方向および停止を制御するための
手段としては、上記実施例で述べたトグルスイツ
チ20のほか、例えばマイクロコンピユータ或い
はセンサ等からの信号によつて切換えるようにし
てもよい。
いは充電電池等でもよい。更に、直流ギヤードモ
ータ32の回転方向および停止を制御するための
手段としては、上記実施例で述べたトグルスイツ
チ20のほか、例えばマイクロコンピユータ或い
はセンサ等からの信号によつて切換えるようにし
てもよい。
[発明の効果]
以上の通り、本発明によれば、測定の迅速化お
よび測定圧の安定化が図れると同時に、組み立て
が簡便で、しかも、装置を大型化することなく所
望の測定圧が容易に得られるマイクロメータを提
供することができる。
よび測定圧の安定化が図れると同時に、組み立て
が簡便で、しかも、装置を大型化することなく所
望の測定圧が容易に得られるマイクロメータを提
供することができる。
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
正面図、第2図は側面図、第3図は一部を省略し
た断面図、第4図は定圧装置の断面図である。 1……基台、5……アンビル、12……スピン
ドル、32……直流ギヤードモータ、35……出
力軸、36……定圧装置、37……動力伝達機
構、42……一方の動力伝達部材としての回転
体、43……他方の動力伝達部材としてのドラ
ム、44……フリクシヨンばね、46……ベアリ
ング、47……プーリとしてのベルト掛け溝、5
1……プーリ、52……ベルト。
正面図、第2図は側面図、第3図は一部を省略し
た断面図、第4図は定圧装置の断面図である。 1……基台、5……アンビル、12……スピン
ドル、32……直流ギヤードモータ、35……出
力軸、36……定圧装置、37……動力伝達機
構、42……一方の動力伝達部材としての回転
体、43……他方の動力伝達部材としてのドラ
ム、44……フリクシヨンばね、46……ベアリ
ング、47……プーリとしてのベルト掛け溝、5
1……プーリ、52……ベルト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基台に、アンビルと回転量に応じて前記アン
ビルに対して進退されるスピンドルとを同一軸線
上に配置するとともに、 前記基台の内部に可逆回転可能なモータを取付
け、 このモータの出力軸の回転を前記スピンドルに
伝達する動力伝達機構を設けるとともに、 この動力伝達機構と前記モータの出力軸との間
に定圧装置を設け、 この定圧装置は、前記モータの出力軸に設けら
れた第1の動力伝達部材と、この第1の動力伝達
部材の外周に回動自在に嵌合された円筒状の第2
の動力伝達部材と、前記第1の動力伝達部材の外
周面および前記第2の動力伝達部材の内周面の少
なくとも一方に摩擦接触した状態で前記出力軸の
軸方向に沿つてコイル状に巻かれかつ一端が前記
第1の動力伝達部材および第2の動力伝達部材の
他方に係止されたフリクシヨンばねとから構成さ
れた、 ことを特徴とするマイクロメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14829684A JPS6126801A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | マイクロメ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14829684A JPS6126801A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | マイクロメ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6126801A JPS6126801A (ja) | 1986-02-06 |
JPH0410962B2 true JPH0410962B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=15449601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14829684A Granted JPS6126801A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | マイクロメ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6126801A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5575078A (en) * | 1995-03-01 | 1996-11-19 | Hollingsworth & Vose Company | Zero load thickness caliper |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS3928587Y1 (ja) * | 1964-01-13 | 1964-09-29 | ||
JPS5817401A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-01 | Ricoh Co Ltd | ペンタゴナルダハプリズム |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP14829684A patent/JPS6126801A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS3928587Y1 (ja) * | 1964-01-13 | 1964-09-29 | ||
JPS5817401A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-01 | Ricoh Co Ltd | ペンタゴナルダハプリズム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6126801A (ja) | 1986-02-06 |
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