JPH04109611U - オートエアコン最大冷暖房制御装置 - Google Patents

オートエアコン最大冷暖房制御装置

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JPH04109611U
JPH04109611U JP2048591U JP2048591U JPH04109611U JP H04109611 U JPH04109611 U JP H04109611U JP 2048591 U JP2048591 U JP 2048591U JP 2048591 U JP2048591 U JP 2048591U JP H04109611 U JPH04109611 U JP H04109611U
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JP
Japan
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pattern
temperature
control
air conditioner
switch
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Withdrawn
Application number
JP2048591U
Other languages
English (en)
Inventor
栄一 小澤
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車室内に設けられるオートエアコンの制
御にドライバーの好みを反映させる。 【構成】 オートエアコンの制御手段は2つの制御パタ
ーンを有し、通常のオートパターンか、あるいは通常の
オートパターンより強い運転を行った後に設定温度に近
づけるMAXパターンかのいずれかをスイッチにより選
択することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば自動車室内に設置されるオートエアコンの制御装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の室内などに設けられるオートエアコンは、設定温度を設定しオ ートボタンを押すと、設定温度と室内温度の偏差、外気温度、あるいは日射条件 などにより演算が行われ、ファン電圧、エアミックスダンパ位置、室内のどの吹 出口から吹出しを行うかという吹出しモードなどを決め、自動的に制御を行うも のであった。この時の制御パターンは、大多数の人に好ましいであろうとされる 標準的なパターンが用いられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術においては、1通りの制御パターンが決められて いるだけであり、ドライバーによって異なる好みや、状況に応じて変化する人間 の感覚を検知して、最適の制御を実施することはできなかった。すなわち、例え ば冷房時において、設定温度になる前に一時的に冷やし込みを強く行って欲しい とか、風量をもっと大きくして欲しいなどの要求を満たすことはできなかった。 あるいは、車内温度が安定した状態で停車し、乗員の出入りがあった場合には、 車内に乗り込んだ人の体は暑くなっているため、一時的に冷やし込みを強めたく なるが、従来のオート制御ではこれに対応することができなかった。
【0004】 本考案は、以上の目的を解決するために成されたもので、制御パターンを選択 することのできるオートエアコン最大冷暖房制御装置を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、設定温度を設定する設定手段と、室内温度及び外気温度を検出する センサーと、これら検出された温度と設定温度をもとにしてあらかじめ保持して いる制御パターンに従い運転状態を制御する制御手段と、を有し、前記制御パタ ーンは、通常のオートパターンと、より強い運転をおこなった後に設定温度に近 づけるMAXパターンとの2種類を有し、これらのパターンのいづれかを選択す るためのスイッチを設けたことを特徴とするオートエアコン最大冷暖房制御装置 である。
【0006】
【作用】
ドライバーはスイッチにより好みの制御パターンを選ぶことができ、大多数の 人に好ましいと思われる通常のオートパターンか、あるいは通常のオートパター ンより強い運転を行った後に設定温度に近づけるMAXパターンかによって、冷 房あるいは暖房の自動制御を行わせることが可能となる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
【0008】 図3は、冷房時における制御パターンを、室内温度及びファン電圧の変化によ って示すグラフである。図1は、図3の制御パターンを実行するためのフローチ ャート図、図2は、制御パターンを選択するためのスイッチの正面図である。
【0009】 図2に示すよう、オートエアコンの操作パネル1には、エアコンのスイッチ3 、設定温度を設定するスイッチ5,7、通常の制御パターンを選択するオートパ ターンスイッチ9の他に、より強い運転を行うMAXパターンスイッチ11が設 けられている。
【0010】 図3において、通常のオートパターンとMAXパターンの一例を、冷房時にお ける時間と室内温度およびファン電圧の関係で説明する。通常のオートパターン (図中実線)は、冷房を行っていない室内温度から設定された目標温度まで徐々 に冷やしていくようになっている。この徐々に行われる冷房を実現するために、 ファン電圧もまた徐々にきめ細かく変化する。これに対し、MAXパターン(図 中点線)を選択すると、設定された目標温度よりも低い温度まで一気に冷やした 後、目標温度に近づける制御が行われる。このため、ファン電圧も高い電圧が長 い間続くよう制御される。
【0011】 本実施例はMAXパターンを図3のように定めたが、他の実施例においては種 々のMAXパターンが考えられる。すなわち、オートエアコンの制御要素には、 外気を取り込みあるいは室内の空気を循環させるファンのファン電圧、外気と室 内空気のミックスを行うエアミックスダンパの開度位置、さらには冷房あるいは 暖房された空気を室内のどの部分から吹き出すかを決める吹出しモードなどがあ る。そして、これらの制御要素をどのように制御するかは、制御パターンをどの ように決めるかにかかってくるものであり、多種類の制御パターンが存在しうる ことになる。例えば、図3はファン電圧を制御要素とするものであるが、この場 合だけに限っても、例えば設定された目標温度よりも低い温度に達するオーバー シュート量Sの値をどれだけ大きくするか、あるいは、オーバーシュートを行っ ている時間Tをどれだけ長くするかによって複数の制御パターンが考えられる。
【0012】 次に図1及び図2に基づいて本実施例の装置の作用について説明する。エアコ ンのスイッチ3(図2)を押し、スイッチ5,7で設定温度を設置し、制御パタ ーンを通常のオートパターンかMAXパターンかのどちらにするかをオートパタ ーンスイッチ9あるいはMAXパターンスイッチ11で選択する。この時、オー トパターンスイッチ9をオンにすればMAXパターンスイッチ11が自動的にオ フとなり、逆にMAXパターンスイッチ11をオンにすれば自動的にオートパタ ーンスイッチ9がオフとなるようにする。
【0013】 オートパターンスイッチ9がオンであれば、従来と同様に室内温度や外気温度 をセンサデータとして取り入れ、前記設定温度との偏差あるいは他の日射条件な どを検出したセンサデータなどにより演算を行い、ヒーターの電流やファン電圧 などにより温度制御および送風制御をし、さらには吹き出し位置を決めるモード 制御をする。このようにして冷房または暖房するうちに室内温度などのセンサデ ータが変化するので、前記演算及び制御をくりかえして行う。
【0014】 MAXスイッチがオンであれば、外気温度から暖房であるか冷房であるかを判 断し、それに従ってMAXパターンの暖房あるいはMAXパターンの冷房を行う 。そして、前記オートパターンスイッチがオンされた場合とほぼ同様にデータ演 算、温度制御、送風制御を行う。この時の制御パターンは、前記したように通常 のオートパターンと異なり、種々の制御要素の制御を変えて例えば最も多い暑が りの人の好みに合わせたり、あるいは寒がりの人の好みに合わせたりする。
【0015】 このMAXパターンは、前記図3の説明では暖房あるいは冷房の運転当初の制 御パターン特性として説明したが、運転の途中において発揮される制御パターン 特性であってもよい。すなわち、例えばオートエアコンを運転させ室内温度が安 定した後、エンジンをかけオートエアコンも運転したままでドライバーが車を止 め、車外に出て所用を足した後に再び室内に戻ってきた場合などには、ドライバ ーの身体は暑くなっており、一時的に冷やし込みを行いたい要求を持つことがあ る。この時、単に設定温度を低くするのではなく、一度設定温度よりも低い温度 まで急速に冷やした後(図3のオーバーシュートSを参照)再び設定された温度 に近づけるように制御することが望ましい。このように制御すれば、ドライバー は温度を設定するスイッチ5,7(図2)を何度も操作する必要がなくなる。こ のような制御をMAXパターンスイッチ11の操作によって行わせることができ る。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のオートエアコン最大冷暖房装置によれば、オー トエアコンの制御パターンを、通常のオートパターンか、あるいは通常のオート パターンより強い運転を行った後に設定温度に近づけるMAXパターンかのいづ れかに選択することができ、ドライバーの好みが反映されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す制御のフローチャート
図である。
【図2】図1の制御を行わせるためのオートエアコンの
制御パネルを示す正面図である。
【図3】本実施例の2つの制御パターンを示す図であ
る。
【符号の説明】
3 エアコンのスイッチ 5,7 温度を設定するスイッチ 9 オートパターンスイッチ 11 MAXパターンスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定温度を設定する設定手段と、室内温度
    及び外気温度を検出するセンサーと、これら検出された
    温度と設定温度をもとにしてあらかじめ保持している制
    御パターンに従い運転状態を制御する制御手段と、を有
    し、前記制御パターンは、通常のオートパターンと、よ
    り強い運転をおこなった後に設定温度に近づけるMAX
    パターンとの2種類を有し、これらのパターンのいづれ
    かを選択するためのスイッチを設けたことを特徴とする
    オートエアコン最大冷暖房制御装置。
JP2048591U 1991-03-07 1991-03-07 オートエアコン最大冷暖房制御装置 Withdrawn JPH04109611U (ja)

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JPH04109611U true JPH04109611U (ja) 1992-09-22

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