JPH04109242U - エンジンマウント - Google Patents

エンジンマウント

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Publication number
JPH04109242U
JPH04109242U JP1244191U JP1244191U JPH04109242U JP H04109242 U JPH04109242 U JP H04109242U JP 1244191 U JP1244191 U JP 1244191U JP 1244191 U JP1244191 U JP 1244191U JP H04109242 U JPH04109242 U JP H04109242U
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JP
Japan
Prior art keywords
engine
fitting
mounting bracket
elastic body
bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP1244191U
Other languages
English (en)
Inventor
隆志 吉田
Original Assignee
東海ゴム工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東海ゴム工業株式会社 filed Critical 東海ゴム工業株式会社
Priority to JP1244191U priority Critical patent/JPH04109242U/ja
Publication of JPH04109242U publication Critical patent/JPH04109242U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンジンブラケットに取り付けられる上取り
付け金具1と、車体側に取り付けられる下取り付け金具
群2と、両者間に介在されて両者を一体的に連結し作用
室3を形成する弾性体4とから構成されている。上取り
付け金具1は断熱層層としての樹脂層14により一体的
に覆われている。 【効果】 上取り付け金具が樹脂層で覆われているた
め、エンジンブラケットからエンジンマウントの弾性体
に伝わる熱量が少なくなり、同弾性体の熱によるへたり
を防止して、その耐久性の向上を図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエンジンマウントに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジンは、防振特性を発揮するエンジンマウントを介して車体に取 り付けられている。このエンジンマウントとして、従来より、エンジンブラケッ ト及び車体にそれぞれ取り付けられる一対の取り付け金具と、両取り付け金具間 に介在されて両者を一体的に連結するゴムブロックよりなる弾性体とからなるも のが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のエンジンマウントでは、エンジンブラケットに対して直接取り付け 金具を取り付ける構成であるため、エンジンからの熱がエンジンブラケット、及 び取り付け金具を介してエンジンマウントのゴムブロックに伝わりやすく、ゴム ブロックが熱によりへたり、その耐久性に問題があった。
【0004】 本考案はエンジンからの伝熱を抑え得るようにしたエンジンマウントを提供す ることを解決すべき技術課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、エンジンブラケット及び車体にそれぞれ取り付けられる一対の取り 付け金具と、該取り付け金具間に介在されて両者を一体的に連結する弾性体とか らなるエンジンマウントにおいて、上記エンジンブラケットに取り付けられる上 記取り付け金具の少なくとも上記弾性体側の取り付け面に樹脂層が形成されてい ることを特徴とする。
【0006】
【作用】 本考案のエンジンマウントは、エンジンブラケット側の取り付け金具の少なく とも弾性体側の取り付け面に樹脂層が形成されているので、この樹脂層が断熱層 として働き、エンジンブラケットからエンジンマウントの弾性体に伝わる熱量が 少なくなり、同弾性体の熱によるへたりを抑えることができ、その耐久性の向上 を図れる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の具体的な実施例を図面に基づき説明する。 本実施例のエンジンマウントは、エンジンブラケットに取り付けられる上取り 付け金具1と、車体側に取り付けられる下取り付け金具群2と、両者間に介在さ れて両者を一体的に連結し作用室3を形成するゴム材からなる弾性体4と、作用 室3内に収容された円盤状の仕切り手段5と、仕切り手段5の下方に配設されて 作用室3を非圧縮性流体が封入された上側の液室31と下側の空気室32とに仕 切るダイヤフラム6とから構成されている。
【0008】 上取り付け金具1の中心に形成された貫通孔11にはエンジンブラケットにボ ルト締めするためのボルト12が嵌合固定されている。上取り付け金具1は周縁 段部13をもち、この周縁段部13の上面、上取り付け金具1の側面、及び上取 り付け金具1の下面を一体的に覆う樹脂層14が形成されている。なお、ボルト 12の頭部も上記樹脂層14で覆われている。この樹脂層14は、ボルト12を 嵌合固定後、上取り付け金具1を射出成形型のキャビティの所定位置に配置し、 キャビティ内に溶融樹脂を射出充填して射出成形することにより、上取り付け金 具1に一体的に形成することができる。上記樹脂層14は、ポリアセタールやナ イロン等の断熱性の高い樹脂材料により形成することができる。
【0009】 下取り付け金具群2は、弾性体4が加硫接着された中間金具21と、この中間 金具21に周縁部がかしめ固定され車体側に直接取り付けられる下取り付け金具 22とから構成されている。中間金具21は、上方に向かうにつれて拡径された 拡径上端部21aと、コの字状断面をもつフランジ状下端部21bをもつ円筒状 部材である。下取り付金具22は、フランジ状下端部21bでかしめ固定された 外フランジ部22aをもつキャップ状部材である。この下取り付け金具22の中 心に形成された貫通孔22bには車体側にボルト締めするためのボルト23が嵌 合固定されている。また、下取り付け金具22の底面には、下取り付け金具22 を車体側に取り付ける際に位置決めするための位置決めピン24も嵌合固定され ている。
【0010】 弾性体4は略円錐台形の全体形状をもち、上取り付け金具1及び中間金具21 に加硫接着されている。また、弾性体4には、中間金具21の内周面の一部を薄 く覆うゴム層部41が一体的に形成されている。 仕切り手段5は、フランジ部51aをもつハット形状のキャップ金具51と、 キャップ金具51の下側に重ね合わされ同じくフランジ部52aをもつハット形 状の仕切り金具52と、キャップ金具51と仕切り金具52との間に可動自在に 収容された円板状の弾性材料よりなる可動板53とから構成されている。キャッ プ金具51の上面部は、周縁上面部51bとこの周縁上面部51bより一段高く なった中央上面部51cとからなっている。そして、仕切り金具52の上面部5 2bとキャップ金具51の中央上面部51cとの間に形成された凹所内に上記可 動板53が収容されている。なお、キャップ金具51の中央上面部51cには複 数の作用孔(図示せず)が穿設され、また仕切り金具52の上面部52bにも複 数の作用孔(図示せず)が穿設されており、上記凹所は仕切り手段5の上方に形 成された主液室31a、及び仕切り金具52の上面部52bとダイヤフラム6と の間に形成された円柱状液室31bと連通している。また、キャップ金具51の 周縁上面部51bと仕切り金具52のフランジ部52aとの間には円筒状液室3 1cが形成されている。この円筒状液室31cは、キャップ金具51の周縁上面 部51bに穿設された連通孔(図示せず)により主液室31aと連通するととも に、仕切り金具52の側面部52cに形成された切欠部(図示せず)により円柱 状液室31bと連通している。
【0011】 ダイヤフラム6は、ハット形状の可撓性薄膜で形成されている。なお、ダイヤ フラム6の下方に形成された空気室32は、下取り付け金具22に形成された連 通孔(図示せず)により外部と連通している。 上記仕切り手段5及びダイヤフラム6は、中間金具21のフランジ状下端部2 1b内で下取り付け金具22の外フランジ部22aと共に挟持されて固定されて いる。
【0012】 上記エンジンマウントは次のようにして製造される。まず、ボルト14が嵌合 固定され樹脂層14が一体的に形成された上取り付け金具1と中間金具21とを 加硫成形型のキャビティの所定位置に配置し、キャビティ内にゴム材を充填して 加硫成形することにより、上取り付け金具1や中間金具21を加硫接着するとと もに、弾性体4を同時に加硫成形する。なお、中間金具21のフランジ状下端部 21bはまだ形成されていない。そして、非圧縮性流体を収容した液槽内で、中 間金具21の開口下端側からキャップ金具51、可動板53、仕切り金具52、 ダイヤフラム6の順で嵌め込む。この一体物を液槽から取り出し、さらに中間金 具21の開口下方端側からボルト23及び位置決めピン24が嵌合固定された下 取り付け金具22を嵌め込んだ後、中間金具21の下端をかしめてフランジ状下 端部21bを形成することにより、下取り付け金具22を中間金具21にかしめ 固定してエンジンマウントが完成する。
【0013】 本実施例のエンジンマウントは、上取り付け金具1がエンジンブラケットにボ ルト締めされ、下取り付け金具22が車体側にボルト締めされて使用される。そ して、低荷重の入力時においては、主液室31a内の非圧縮性流体に加わった圧 力がキャップ金具51の作用孔を通じて可動板53に作用し、この可動板53の 移動により振動騒音を低減することができる。一方、大荷重の入力時においては 、キャップ金具51の連通孔及び仕切り金具52の切欠部を介して、主液室31 a、円筒状液室31c及び円柱状液室31b内に収容された非圧縮性流体が流動 し、このような流動抵抗等により振動騒音を効果的に低減することができる。ま た、主液室31a内の非圧縮性流体に加わった圧力が円筒状液室31c及び円柱 状液室31bを介してダイヤフラム6の上面に作用するので、このダイヤフラム 6の変形及び空気室32内の空気の流動によっても上記大きな振動が低減される 。
【0014】 そして、本実施例のエンジンマウントでは、エンジンブラケット側の上取り付 け金具1の上面の一部、側面及び下面が断熱層としての樹脂層14により一体的 に覆われているので、エンジンブラケットからエンジンマウントの弾性体4に伝 わる熱量が少なくなり、同弾性体4の熱によるへたりを抑えることができ、その 耐久性の向上を図れる。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案のエンジンマウントは、エンジンブラケットからの 熱が弾性体に伝わりにくく、同弾性体の熱によるへたりを抑えることができ、そ の耐久性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のエンジンマウントの断面図で
ある。
【符号の説明】
1は上取り付け金具、2は下取り付け金具群、4は弾性
体、14は樹脂層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブラケット及び車体にそれぞれ
    取り付けられる一対の取り付け金具と、該取り付け金具
    間に介在されて両者を一体的に連結する弾性体とからな
    るエンジンマウントにおいて、上記エンジンブラケット
    に取り付けられる上記取り付け金具の少なくとも上記弾
    性体側の取り付け面に樹脂層が形成されていることを特
    徴とするエンジンマウント。
JP1244191U 1991-03-07 1991-03-07 エンジンマウント Pending JPH04109242U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1244191U JPH04109242U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 エンジンマウント

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JP1244191U JPH04109242U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 エンジンマウント

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JPH04109242U true JPH04109242U (ja) 1992-09-22

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ID=31901114

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217438A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Tokai Rubber Ind Ltd エンジンマウント
JP2015034603A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 住友理工株式会社 防振装置用の取付部材とそれを用いた防振装置
JP2015078729A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 住友理工株式会社 防振装置

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