JP4339497B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車のエンジン等のパワーユニットを車体側に対し防振的に支承するのに用いられる液封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来より、自動車用エンジン等の振動体の振動を車体に伝達させないように支承するマウントに使用する液封入式防振装置としては、種々の構造のものが提案されている。
【0003】
図9は、本発明の基礎となる液封入式防振装置である。この防振装置は、エンジン等の振動体側と車体フレーム等の支持側との一方に取り付けられる筒状の本体金具(101) と、他方に取り付けられる取付金具(102) と、これら両金具を互いに連結するブロック状のゴム弾性体からなる防振基体(103) と、この防振基体(103) に対向して前記本体金具(101) の他端側に配置されたダイヤフラム(104) とを有し、前記防振基体(103) とダイヤフラム(104) との間の内室を液封入室として形成するとともに、この液封入室を仕切体(107) により主液室(105a)と副液室(105b)との2室に仕切り構成し、この両液室をオリフィス(106) により連通させ、該オリフィスによる両液室の液流動効果で振動減衰機能を発揮させ、防振基体により振動絶縁機能を発揮させるようになっている。
【0004】
そして、前記ダイヤフラム(104) の外側には、これを覆う保護用のキャップ部材(108) が配置されて、このキャップ部材(108) がダイヤフラム(104) の外周部に有する補強金具(142) と共に、本体金具(101) の端部(101a)でかしめ固定されている。
【0005】
ところで、かかる液封入式防振装置においては、近年の自動車部品の軽量化の要望から、当該防振装置についても軽量化が求められている。軽量化の手段として、例えば前記の筒状の本体金具を合成樹脂材により形成することが一部で提案されているが、強度上の問題もあって、部分的に他の金属材料で補強する必要があり、軽量化の効果が十分に得られないことになる。
【0006】
そこで、前記の本体金具(101) を、図9に示すような構成態様において、アルミニウムまたはその合金等のアルミニウム材料により一体に成形することとしたものである。この場合でも、前記のダイヤフラム(104) を覆うキャップ部材(108) については、コスト低減等の点から、鉄系材料により形成することから、次のような問題が生じることとなる。
【0007】
すなわち、前記構成の防振装置の場合、組み付け完了した状態において、アルミニウム材料よりなる本体金具(101) のかしめ端部(101a)と、これにより固定されるキャップ部材(108) とが接触状態になる。そのため、この本体金具(101) とキャップ部材(108) との接触部において、仮に両者にまたがって塩水等の電解液(100) が付着すると、両部材のうちの化学的に卑である側の金属材料(アルミニウムと鉄の場合はアルミニウム側)に電食を生じ、それによって製品の早期劣化を招くことになる。
【0008】
特に、図9のように、前記キャップ部材(108) を上側にして使用した場合は、前記かしめ端部(101a)とキャップ部材(108) との間に段差による凹所(116) に前記電解液(100) が溜まり易く、本体金具(101) とキャップ部材(108) の両者にまたがって付着し易くなる。
【0009】
本発明は、上記に鑑みて、前記構造の液封入式防振装置において、その軽量化のために、本体金具にアルミニウム材等を用いて構成した場合においても、塩水などの電解液が前記本体金具と鉄系材料のキャップ部材との両者にまたがって付着することがなく、これにより電食を防止できるようにした、耐腐食性に優れる液封入式防振装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、振動体側と支持側との一方に取り付けられる筒状の本体金具と、他方に取り付けられる取付金具と、前記本体金具の一端側と前記取付金具との間に介設されたゴム弾性体よりなる防振基体と、この防振基体に対向して本体金具の他端側に配されたダイヤフラムと、前記防振基体とダイヤフラムとの間の内室をオリフィスにより連通する少なくとも二つの液室に仕切る仕切体と、前記ダイヤフラムの外側を覆うように配されたキャップ部材とを有し、このキャップ部材の外周縁部が前記本体金具の端部でかしめ固定されてなる液封入式防振装置において、前記本体金具のかしめ端部が、前記キャップ部材との間にゴム層を介してかしめられ、該キャップ部材と本体金具とが前記ゴム層により非接触状態に保持されてなり、前記ゴム層は、先端部のゴムボリュームを拡大させておいて、前記かしめ固定により余剰ゴム分をはみ出させて、かしめ端部とキャップ部材との間の凹所を埋めるように設けられてなることを特徴とする。
【0011】
これにより、軽量化のために本体金具をアルミニウム材で形成することとした場合においても、本体金具のかしめ端部と、これによって固定される内側のキャップ部材とが接触していないため、電解液が両者にまたがって付着するのを防止でき、電食を防止できる。
【0012】
前記本体金具のかしめ端部とキャップ部材の間のゴム層は、本体金具の内周に装設されたゴム層をかしめ端部にまで延長して加硫成形したものであるのが好ましい。すなわち、前記ゴム層を防振基体等と共に1回の加硫成形より容易に装設でき、コスト安価に製造でき、実施が容易になる。また内部の液室のシール性も良好に保持できる。
【0013】
前記本体金具のかしめ端部内周のゴム層の先端部のゴムボリュームを拡大させておいて、前記かしめ固定により余剰ゴム分をはみ出させて、かしめ端部とキャップ部材との間の凹所を埋めるようにした場合には、付着した電解液が凹所に溜まることがなく、電食防止をさらに効果的になし得る。
【0014】
また、前記本体金具のかしめ端部を先端に向かって外拡がりのテーパ状に形成するとともに、その内周のゴム層の厚みを先端側ほど厚肉となるように加硫成形して先端部側のゴムボリュームを拡大させておいて、前記かしめ固定により該ゴム層の余剰ゴム分をはみ出させ、かしめ端部とキャップ部材との間の凹所を埋めるようにした場合、ゴム層の加硫成形における脱型を容易にして、しかもゴム層の先端側のゴムボリュームを拡大させることが容易に可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図示する実施例に基づいて説明する。
【0016】
図1は本発明の液封入式防振装置の一実施例の平面図、図2は前図のX−X線の断面図、図3は図1のY−Y線の断面図、図4は同上の要部の拡大断面図、図5は本体金具のかしめ前の状態の断面図、図6は同平面図、図7(a)(b)は本体金具のかしめ端部の他の実施例を示すかしめ前とかしめた状態の一部の拡大断面図である。図8(a)(b)は本体金具のかしめ端部のさらに他の実施例を示すかしめ前とかしめた状態の一部の拡大断面図である。
【0017】
図に示すように、この発明の液封入式防振装置(A)は、エンジン等の振動体側と車体フレーム等の支持側との一方に取付けられる筒状の本体金具(1)と、他方に取付けられる取付金具(2)と、前記本体金具(1)の一端側と前記取付金具(2)との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体(3)と、この防振基体(3)に対向して前記本体金具(1)の他端側に配されたゴム膜よりなるダイヤフラム(4)とを有し、防振基体(3)とダイヤフラム(4)との間の内室が液体が封入される液室(5)として構成されている。さらに前記液室(5)には、該液室をオリフィス(6)により連通する主液室(5a)と副液室(5b)とに仕切る仕切体(7)を備えており、前記オリフィス(6)による両液室(5a)(5b)間の液流動効果で振動減衰機能を発揮させ、防振基体(3)により振動絶縁機能を発揮させるようになっている。
【0018】
そして、前記ダイヤフラム(4)の外側には、これを覆うように保護用のキャップ部材(8)が配されて、後述のように、前記本体金具(1)の防振基体側とは反対側の端部(1a)でかしめ固定されている。
【0019】
図の場合、前記の筒状の本体金具(1)は、軽量化のためにアルミニウム及びその合金等のアルミニウム材料の成形体よりなり、胴部外周の相対向する両側には外側方向に突出する取付用のステイ(11)が一体に形成され、支持側と振動体側との一方のブラケットに対しボルト、ナット等の締結手段により固定できるようになっている。(12)は取付用孔を示す。前記のステイに代えて、本体金具(1)に別の取付部材を取着して実施することもできる。例えば、かしめ締結される前記キャップ部材(8)に取付用ボルトを突設して、キャップ部材を取付金具とすることもできる。
【0020】
また、前記本体金具(1)の一端側の外周部の一部にストッパ部(14)が突設されて、防振基体(3)と一体のゴム部で包被されている。さらに本体金具(1)の他端側の端部(1a)内周には、前記仕切体(7)やダイヤフラム(4)及びキャップ部材(8)のかしめ固定するための位置決め用の段部(13)が形成されている。
【0021】
前記取付金具(2)は、平板状に形成され、その中央部に装置軸心より若干偏心して下方へ突出して振動体側と支持側との他方に対する取付ボルト(21)が固定され手いる。また取付金具(2)の下面には、上下方向の大変位を防止し吸収するためのストッパ金具としてのスタビライザ(22)が固設されて、その一部が前記本体金具(1)のストッパ部(14)と近接配置されている。さらにスタビライザ(22)を位置決めするピン(23)が固定されている。
【0022】
前記防振基体(3)は、厚肉の略皿形つまりは略逆円錐台形状をなしており、その上部の大径側外周部が前記本体金具(1)の下部側開口端部に、また小径側の下端部が前記取付金具(2)にそれぞれ加硫接着手段により固着されている。すなわち、本体金具(1)と取付金具(2)とが防振基体(3)を介して結合されている。
【0023】
前記仕切体(7)は、1枚の円板状の金属板から深絞り又はプレス成形により折曲形成されてなるものであって、前記主液室(5a)と副液室(5b)とを仕切る円板状の中央平板部(71)を有し、その外周部には下方外方に折曲されて折り返された突出縁(72)と、該突出縁(72)から上方に延びて外方に折曲延成された周壁部(73)とにより囲まれる外周凹溝部がオリフィス(6)として構成されている。前記突出縁(72)と前記周壁部(73)には前記オリフィス(6)から主液室(5a)及び副液室(5b)にそれぞれ開口する連通部(6a)(6b)が形成され、さらに前記外周凹溝部を形成する周上の一部に、両連通部(6a)(6b)が短絡するのを防止するための遮壁部(図示省略)が形成されている。
【0024】
この仕切体(7)は、前記突出縁(72)が本体金具(1)の内周に嵌着されるとともに、前記周壁部(73)の端縁部(73a)が本体金具(1)の前記防振基体(3)と対向する側の端部(1a)内周の段部(13)に当接せしめられて位置決めされ、後述のようにダイヤフラム(4)及びキャップ部材(8)と共に前記端部(1a)でかしめ固定されている。
【0025】
前記本体金具(1)の胴部内周には、前記防振基体(3)より一体に加硫接着されたシール用ゴム層(31)が装設されており、仕切体(7)の突出縁(72)は該ゴム層(31)を介して本体金具(1)の内周に気密に嵌着されている。
【0026】
前記ダイヤフラム(4)は、可撓性のゴム状弾性膜(41)を有し、その外周部には環状の補強金具(42)の内端部が埋設一体化され、この補強金具(42)の外端部が、前記本体金具(1)の端部(1a)の内周に前記仕切体(7)の端縁部(73a)とともに嵌着されている。
【0027】
また、前記ダイヤフラム(4)を覆うキャップ部材(8)は、1枚の鉄系材料等の金属板から深絞り又はプレス成形により折曲形成されてなり、その外周縁部(81)が、前記ダイヤフラム(4)の補強金具(42)及び仕切体(7)の端縁部(73a)とともに、前記本体金具(1)の端部(1a)の内周に嵌着されて、前記端部(1a)がかしめられることにより、このかしめ端部(1a)と前記段部(13)との間に挟着されて固定されている。
【0028】
ここで、前記本体金具(1)のかしめ端部(1a)は、前記キャップ部材(8)との間にゴム層(10)を介してかしめられており、これによりかしめ端部(1a)と前記キャップ部材(8)との間が前記ゴム層(10)によりシールされ、かつ両者が非接触状態に保持されている。
【0029】
前記ゴム層(10)は、本体金具(1)にゴム弾性体の防振基体(3)を加硫成形するのと同時に、該防振基体(3)より連続して本体金具(1)の内周に装設されるゴム層(31)を前記のかしめ端部(1a)にまで延長させて加硫成形しておくのがよい。すなわち、加硫成形による手数を軽減できる上、本体金具(1)と、ダイヤフラム(4)の補強金具(42)及び仕切体(7)の端縁部(73a)との間もシールでき、内部液室(5)のシール性も良好に保持できることになる。
【0030】
この防振装置(A)の製造においては、図5および図6に示すように、本体金具(1)のかしめ側の端部(1a)を前記段部(13)より略同径の筒状に開口させておき、この本体金具(1)に対し、ゴム弾性体による防振基体(3)、本体金具内周のゴム層(31)及び前記端部(1a)内周のゴム層(10)を加硫成形により装着しておく。そして、液槽中において、前記端部(1a)の内周に仕切体(7)及びダイヤフラム(4)を順次段部(13)に当接する位置まで空気を排出させながら嵌着して、防振基体(3)とダイヤフラム(4)の間の液室(5)に液体を封入する。次に、液槽外に取り出して、キャップ部材(8)を端部(1a)の内周に嵌着し、該端部(1a)を内側にかしめて固定する。この際、前記端部(1a)の内周にはゴム層(10)が設けられているため、前記ダイヤフラム(4)の補強金具(42)との間を適度にシールでき、そのまま液槽外に取り出してかしめ固定することが問題なく可能になる。
【0031】
この構成による防振装置(A)の場合、本体金具(1)の端部(1a)をかしめて固定した状態において、キャップ部材(8)の外周端部(81)と本体金具(1)との間のシール性がよく、しかも両者が接触することがない。そのため、防振装置(A)の軽量化のために、本体金具(1)をアルミニウム材料で形成し、キャップ部材(8)を鉄系材料で形成した場合においても、塩水等の電解液が本体金具(1)とキャップ部材(8)の両者に同時に付着するのを防止でき、電解液を媒体としてアルミニウム製の本体金具(1)と鉄系材料からなるキャップ部材(8)の間に電食が生じることがなく、耐久性を大幅に向上できる。
【0032】
前記のかしめ端部(1a)のゴム層(10)については、図7に示すように、そのゴム層(10)の先端部(10a)において肉盛り状にゴムボリュームを拡大させておいて〔同図(a)〕、前記かしめ固定により前記先端部(10a)の余剰ゴム分(10a′)をはみ出させ、かしめ端部(1a)とキャップ部材(8)との間の段差による凹所(16)を埋めるようにしておくことができる〔同図(b)〕。
【0033】
この場合、前記キャップ部材(8)を上側にして使用した場合でも、前記の凹所(16)に電解液等が溜まるのを防止でき、かしめ端部(1a)とキャップ部材(8)との両者にまたがって電解液等が付着するおそれがなく、電食が発生するおそれがない。
【0034】
また、図8に示すように、前記本体金具(1)のかしめ側の端部(1a)を先端に向かって外拡がりのテーパ状に形成するとともに、その内周のゴム層(10)の厚みを、先端部(10a)側ほど厚肉となるように加硫形成してゴムボリュームを拡大させておいて〔同図(a)〕、前記かしめ固定により該ゴム層(10)の前記先端部側の余剰ゴム分(10a′)をはみ出させ、かしめ端部(1a)とキャップ部材(8)との間の段差による凹所(16)を埋めるようにしておくこともできる〔同図(b)〕。
【0035】
この場合も、前記の凹所(16)に電解液等が溜まるのを防止でき、かしめ端部(1a)とキャップ部材(8)との両者にまたがって電解液等が付着するおそれがない上、加硫成形において前記ゴム層(10)の内周がアンダーカットにならないため、加硫成形後の脱型を容易にして、しかもゴム層側のゴムボリュームを拡大させることが容易に可能になる。
【0036】
なお、上記した図示する実施例においては、キャップ部材(8)の側を上側にし、取付金具(2)の側を下側にして使用する場合に付いて説明したが、本発明は前記とは上下を逆にして使用するタイプの液封入式防振装置においても、同様に実施可能である。
【0037】
また、内部の液室及び仕切体による内部構造については、図のように、前記液室を、一つのオリフィスによる連通する主液室と副液室都の2室に仕切り構成したものには限らず、それぞれ異なるオリフィスにより主液室と通ずる二つの副液室を設けたダブルオリフィスタイプの液封入式防振装置においても、同様に実施することができる。
【0038】
【発明の効果】
上記したように本発明の液封入式防振装置によれば、前記本体金具のかしめ端部を、前記キャップ部材との間にゴム層を介してかしめることにより、キャップ部材と本体金具とを非接触状態に保持して固定するようにしたので、その軽量化のために、本体金具にアルミニウム材等を用いて構成した場合において、塩水等の電解液が本体金具と鉄系材料のキャップ部材との両者にまたがって付着することがなく、これにより電食を防止でき、耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液封入式防振装置の一実施例の平面図である。
【図2】前図のX−X線の断面図である。
【図3】図1のY−Y線の断面図である。
【図4】同上の要部の拡大断面図である。
【図5】本体金具のかしめ前の状態の断面図である。
【図6】同上の平面図である。
【図7】本体金具のかしめ端部の他の実施例を示すかしめ前(a)とかしめた状態(b)の一部の拡大断面図である。
【図8】本体金具のかしめ端部のさらに他の実施例を示すかしめ前(a)とかしめた状態(b)の一部の拡大断面図である。
【図9】本発明の基礎となる防振装置を例示する断面図である。
【符号の説明】
(1) 本体金具
(1a) かしめ端部
(2) 取付金具
(3) 防振基体
(31) ゴム層
(4) ダイヤフラム
(5) 液室
(5a) 主液室
(5b) 副液室
(6) オリフィス
(7) 仕切体
(8) キャップ部材
(10) ゴム層
(10a) 先端部
(10a′) 余剰ゴム分

Claims (3)

  1. 振動体側と支持側との一方に取り付けられる筒状の本体金具と、他方に取り付けられる取付金具と、前記本体金具の一端側と前記取付金具との間に介設されたゴム弾性体よりなる防振基体と、この防振基体に対向して本体金具の他端側に配されたダイヤフラムと、前記防振基体とダイヤフラムとの間の内室をオリフィスにより連通する少なくとも二つの液室に仕切る仕切体と、前記ダイヤフラムの外側を覆うように配されたキャップ部材とを有し、このキャップ部材の外周縁部が前記本体金具の端部でかしめ固定されてなる液封入式防振装置において、
    前記本体金具のかしめ端部が、前記キャップ部材との間にゴム層を介してかしめられ、該キャップ部材と本体金具とが前記ゴム層により非接触状態に保持されてなり、前記ゴム層は、先端部のゴムボリュームを拡大させておいて、前記かしめ固定により余剰ゴム分をはみ出させて、かしめ端部とキャップ部材との間の凹所を埋めるように設けられてなることを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記本体金具のかしめ端部とキャップ部材との間のゴム層が、本体金具の内周に装設されたゴム層をかしめ端部にまで延長して加硫成形されてなる請求項1に記載の液封入式防振装置
  3. 前記本体金具のかしめ端部を先端に向かって外拡がりのテーパ状に形成するとともに、その内周のゴム層の厚みを先端側ほど厚肉となるように加硫成形して先端部側のゴムボリュームを拡大させておいて、前記かしめ固定により該ゴム層の余剰ゴム分をはみ出させ、かしめ端部とキャップ部材との間の凹所を埋めるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の液封入式防振装置。
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