JPH04109087U - 線材包装体 - Google Patents

線材包装体

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JPH04109087U
JPH04109087U JP1187291U JP1187291U JPH04109087U JP H04109087 U JPH04109087 U JP H04109087U JP 1187291 U JP1187291 U JP 1187291U JP 1187291 U JP1187291 U JP 1187291U JP H04109087 U JPH04109087 U JP H04109087U
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晃嗣 大田
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古河電気工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】包装を解きやすく、かつ包装を解くことなく外
部から線材の状態等を確認することができると共に、運
搬及び保管中における外傷の発生を防止する線材包装体
を提供する。 【構成】被包装単位11は、線材をリール巻きして形成
されている。被包装単位11は、被包装単位11の円周
面に接するように配置された、周面配置部21と、被包
装単位11の端面の一部分を覆う端面配置部22,23
からなる補強部材12によって、被包装単位11の一部
が露出するように囲包されている。さらに、補強部材1
2を含む被包装単位11の表面は、透明な熱収縮フィル
ム13によって被覆されている。補強部材12には、線
材の種類、サイズ等の表示が附されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、線材包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、製造された電線、針金、鋼撚線、ホーズ等の線材は、リール等に巻き取 った後、包装を施した線材包装体として、販売及び運搬されている。
【0003】 従来、線材包装体としては、線材を巻き付けた後、線材の束の周面を紙でラッ プ巻きして包装したものや、巻き付けた線材をそのままダンボール箱に収容した もの、さらに、巻き付けた線材の全体を、直接、熱収縮フィルムで被覆したもの 等がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような線材を紙でラップ巻きした線材包装体は、線材を 使用する際にラップ巻きした紙を解くか、切り裂くかしなければならず、作業が 繁雑である。
【0005】 また、ダンボール箱に収容した線材包装体では、ダンボール箱代が高価である ため、製品コストが高くなる。しかも、収容された線材を外部から確認すること ができない。
【0006】 また、熱収縮フィルムで被覆した線材包装体は、熱収縮フィルムが機械的強度 の点で劣っており、外圧に対して何ら補強効果を有しない。例えば、線材包装体 を複数個積み上げたときに、熱収縮フィルムでは鉛直方向からの圧力に対して何 ら抵抗することができず、下方に位置する線材包装体がその上方の線材包装体の 重量によって押し潰されてしまう。
【0007】 さらに、紙巻き又は熱収縮フィルムで被覆した線材包装体では、その周面上に 製品の種類などを表示することが難しく、何らかの方法で表示したとしても、表 示面が湾曲しているので識別し難いなどの問題があった。
【0008】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、包装を解きやすく、包装を 解くことなく外部から線材の状態等を確認することができると共に、運搬及び保 管中における外傷の発生を防止する線材包装体を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、線材を巻き取って形成した被包装単位と、該被包装単位を該被包装 単位の一部が露出するように囲包する補強部材と、前記補強部材を含む前記被包 装単位の表面を被覆する透明な熱収縮フィルムとを具備することを特徴とする線 材包装体である。
【0010】
【作用】
本考案の線材包装体によれば、被包装単位が補強部材で囲包されているので、 外部圧力に対して十分な機械的強度を有する。また、被包装単位の一部分が露出 するように補強部材で囲包され、かつ、その全体が透明な熱収縮フィルムで被覆 されている。これにより、該露出部分を介して、線材の状態等が確認できる。ま た、比較的強度の弱い熱収縮フィルムから包装を容易に解くことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本考案の線材包装体の一例を示す説明図である。
【0012】 図中11は、線材をリール巻きした円筒状の被包装単位である。被包装単位1 1は、線材をリール巻きしたものの他に、リールなしに素巻きして把取りしたで も良い。
【0013】 被包装単位11は、補強部材12で囲包されている。補強部材12は、図2を も参照すると、被包装単位11の円周面に接するように配置された、略長方形の 周面配置部21と、被包装単位11の端面の一部分を覆う、周面配置部21の長 辺に夫々連設された略二等辺三角形の端面配置部22,23からなる。
【0014】 ここで、周面配置部21の長辺、すなわち、端面配置部22,23の底辺の長 さaは、被包装単位11の直径と略同じ寸法が好ましい。また、周面配置部21 の短辺の長さbは、被包装単位11の高さと略同じ寸法が好ましい。
【0015】 また、端面配置部22、23の三角形の高さcは、被包装単位11の直径より も長く、被包装単位11の直径及び周面配置部21の短辺の長さbの和よりも短 い寸法が、後述のように端面配置部22、23を、被包装単位11の周面方向に 折り曲げた際に、端面配置部22、23の端部が被包装単位11の周面からはみ 出さないので好ましい。 補強部材12の材質として、紙、ダンボール紙、金属、プラスチックなどを例 示することができるが、軽量でかつ丈夫なダンボール紙が好ましい。
【0016】 被包装単位11は、上述のような補強部材12によって、次のように囲包され ている。すなわち、周面配置部21を被包装単位11の周面に接するように配置 した後、端面配置部22,23を被包装単位11の端面に密着させ、端面配置部 材22,23の被包装単位11の直径よりも長い部分(図2中、24,25)を 、被包装単位11の周面に向かって折り曲げ、重なった部分を接着剤で貼り合わ せている。
【0017】 さらに、補強部材12を含む被包装単位11の表面は、熱収縮フィルム13に よって被覆されている。熱収縮フィルム13は、内部の線材や補強部材12に印 刷された表示等を外部から識別し得るように透明のものである。熱収縮フィルム 13の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、エチレ ン−酢酸ビニル共重合体等の材料で成形され、必要に応じて、架橋されたシート を延伸加工して、加熱収縮性を付与されたものを例示することができる。
【0018】 このような構成からなる線材包装体10は、被包装単位11が補強部材12で 囲包されているので、鉛直方向からの圧力に対して周面配置部21で抵抗するこ とができ、水平方向からの圧力に対しては、端面配置部22,23によって抵抗 することができる。これにより、複数個の線材包装体10を積み上げて保管・輸 送した場合に、上方に積み上げられた線材包装体10の重量によって、下方に位 置する線材包装体10の被包装単位11が潰れてしまう等の製品不良を防ぐこと ができる。
【0019】 また、補強部材12の所定箇所、例えば、周面配置部21に、印刷やシールの 貼り付け等によって、線材の種類、品番、サイズ、製造会社名等の表示を容易に 附することもできる。
【0020】 また、被包装単位11の一部分が露出するように補強部材12に囲包され、か つその全体が透明な熱収縮フィルム13で被覆されている。これにより、包装さ れた線材の種類、サイズ等の補強部材12に附された表示を、包装を解くことな く確認することができる。 さらに、熱収縮フィルム13は、比較的簡単に破くことができるため、熱収縮 フィルム13の部分から包装を容易に解くことができる。 次に、本考案の線材包装体の他の実施例について、図3及び図4を参照して説 明する。
【0021】 被包装単位31は、2つの補強部材32、33によって囲包されている。補強 部材32は、図4をも参照すると、被包装単位31の周面を補強する周面配置部 41と、周面配置部41の各長辺に連設された略二等辺三角形の端面配置部42 ,43からなる。
【0022】 ここで、周面配置部41の長辺、すなわち、端面配置部42,43の底辺の長 さxは、被包装単位31の直径と略同じ寸法が好ましい。また、周面配置部41 の短辺の長さyは、被包装単位31の高さと略同じ寸法が好ましい。
【0023】 また、端面配置部42,43の三角形の高さzは、被包装単位31の周面から 中空部34までの長さLよりも長く、長さL及び周面配置部41の短辺の長さy の和よりも短い寸法が好ましい。 なお、補強部材33も、補強部材32と同様の形状、寸法である。
【0024】 このような補強部材32の周面配置部41は、被包装単位31の周面に接する ように配置される。端面配置部42,43は、被包装単位31の端面の一部を覆 うように密着される。また、端面配置部42,43が被包装単位31の中空部3 4にはみ出す部分(図4中、44,45)は、中空部34の内部に向かって折り 曲げられている。 同様に、補強部材33が、補強部材32と互いに対向するように配置され、被 包装単位31を囲包している。 さらに、かかる補強部材32、33を含む被包装単位31の表面は、熱収縮フ ィルム35によって被覆されている。 このような構成からなる線材包装体30も、第1の実施例と同様の効果を奏す る。
【0025】
【考案の効果】
以上説明した如くに、本考案の線材包装体によれば、包装を解きやすく、包装 を解くことなく外部から線材の状態等を確認することができると共に、運搬及び 保管中における外傷の発生を防止する等顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の線材包装体の一例を示す説明図。
【図2】同実施例の補強部材を示す説明図。
【図3】本考案の線材包装体の他の実施例を示す説明
図。
【図4】他の実施例の補強部材を示す説明図。
【符号の説明】
10…線材包装体、11…被包装単位、12…補強部
材、13…熱収縮フィルム、21…周面配置部、22,
23…端面配置部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を巻き取って形成してなる被包装単
    位と、該被包装単位を該被包装単位の一部が露出するよ
    うに囲包する補強部材と、前記補強部材を含む前記被包
    装単位の表面を被覆する透明な熱収縮フィルムとを具備
    することを特徴とする線材包装体。
JP1991011872U 1991-03-06 1991-03-06 線材包装体 Expired - Lifetime JP2537833Y2 (ja)

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JP1991011872U JP2537833Y2 (ja) 1991-03-06 1991-03-06 線材包装体

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JP1991011872U JP2537833Y2 (ja) 1991-03-06 1991-03-06 線材包装体

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JPH04109087U true JPH04109087U (ja) 1992-09-21
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130646U (ja) * 1974-08-26 1976-03-05
JPH01134679U (ja) * 1988-03-10 1989-09-13

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5130646U (ja) * 1974-08-26 1976-03-05
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JP2537833Y2 (ja) 1997-06-04

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