JPH04108677U - ケリー掘削機用泥水除去装置 - Google Patents

ケリー掘削機用泥水除去装置

Info

Publication number
JPH04108677U
JPH04108677U JP1574891U JP1574891U JPH04108677U JP H04108677 U JPH04108677 U JP H04108677U JP 1574891 U JP1574891 U JP 1574891U JP 1574891 U JP1574891 U JP 1574891U JP H04108677 U JPH04108677 U JP H04108677U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kelly
guide
air supply
supply pipe
muddy water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1574891U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2541153Y2 (ja
Inventor
正明 吉崎
正己 伊藤
Original Assignee
株式会社大林組
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大林組 filed Critical 株式会社大林組
Priority to JP1991015748U priority Critical patent/JP2541153Y2/ja
Publication of JPH04108677U publication Critical patent/JPH04108677U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541153Y2 publication Critical patent/JP2541153Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケリーバーおよびワイヤを掘削溝から引き上
げる際にケリーガイド内で泥水を吹き飛ばして強制除去
すること。 【構成】 ケリーガイド4の下部外周には第一,第二の
空気供給管11,12が固定され、これら空気供給管1
1,12はそれぞれ高圧ホース13を介して高圧空気供
給用のコンプレッサ14に接続している。第一の空気供
給管11に設けた各ノズル18は開口4aを通じてケリ
ーバー5の三面に対向して斜め下方に向けられている。
第二の空気供給管12には各ワイヤ6に向けて斜め下方
に対向する一対の平板状のノズル20が突設されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ケリーガイド式の掘削機を掘削溝から引き上げる際にケリーバー および昇降用ワイヤの周囲に付着した泥水を吹き飛ばして強制除去できるように した泥水除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケリー掘削機を用いて連続地中壁用の溝を掘削する際には、泥水を供給し、掘 削壁面の崩壊を防止しつつ掘削している。このため、掘削機を引き上げるときに は表面に泥水が付着したまま引き上げられるため、次の問題が生じていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ケリー掘削機のうち、ケリーガイド式ではケリーガイドの内部にケリーバーを 昇降可能に挿通しているため、泥水が付着したままのケリーバーおよび巻き上げ 用ワイヤがケリーガイドの内部に引き込まれ、泥水がケリーガイドの内部に持ち 込まれる。そして、ケリーガイドの上部から出るケリーバーに付着した汚れが遠 くまで飛散する。また、ケリーガイドの途中から露出するワイヤに付着した泥水 が遠くまで飛散する。さらに泥水をそのまま放置した場合にはケリーガイドの内 部で乾燥して固着し、除去に手間取る原因となる。
【0004】 なお、泥水を除去する手段としては水による洗浄方法があるが、ケリーガイド の下端は地表面近くに位置しており、水による洗浄作業を掘削溝の直上で行うこ とになるので洗浄水が掘削溝の内部に流れてしまい、泥水濃度が低下するととも に汚れた洗浄水が飛散するなどの弊害があるため、作業継続中には実施できない 。
【0005】 この考案は以上の問題を解決するものであって、掘削機の引き上げ作業時にケ リーバーおよびワイヤに付着した泥水を、水を用いることなくケリーガイドの下 部に向けて除去できるようにした掘削機用泥水除去装置を提供することを目的と している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案の泥水除去装置は、ケリーガイドの下部外 周に固定された空気供給管と、該空気供給管の内側部に突設され、かつ前記ケリ ーガイドに形成された開口を通じて前記ケリーバーの周囲に斜め下方を向けて対 向した複数の空気噴出用ノズルと、前記空気供給管に接続したコンプレッサとを 備えたものである。
【0007】
【作用】
掘削機の引上げ作業時に空気供給管に圧力空気を供給すると、複数のノズルを 通じてケリーバーおよびワイヤの表面に圧力空気が吹き付けられ、付着した泥水 を下方に吹き飛ばす。
【0008】
【実施例】
図1はこの考案を適用したケリーガイド式掘削機の全体を示すものである。図 において、ベースマシン1に設けたクレーンブーム2およびロアーフレーム3に はケリーガイド4の上下端が支持されている。ケリーガイド4はの内部にはケリ ーバー5が挿通され、同じくケリーガイド4の内部に挿通された巻上げ用のワイ ヤ6の巻取,繰出しによって昇降可能に支持されている。ケリーバー5の下端に は掘削機本体、すなわちケリーグラブ7が吊下されている。ケリーグラブ7の先 端には図示しない油圧シリンダにより駆動される一対の掘削用のシエル7aが設 けられ、前記油圧シリンダに一端を接続した油圧ホース8はケリーガイド4の下 部両側に設けたガイドリール9aおよびベースマシン1に搭載したホースリール 9bを通じて油圧駆動機構10に接続している。
【0009】 ガイドリール9aの取付け位置の下部側近傍にあって、ケリーガイド4の外周 には泥水除去装置を構成する第一,第二の空気供給管11,12が固定されてい る。これら空気供給管11,12はそれぞれ高圧ホース13を介して地表部に設 置した高圧空気供給用のコンプレッサ14に接続している。
【0010】 前記ケリーガイド4は図2に示すように断面矩形状をなし、またケリーバー5 は断面H形をなし、さらに前記ワイヤ6はケリーバー5のH形の一方の内側に対 をなして配置されている。
【0011】 前記第一の空気供給管11はケリーバー5の前記ワイヤ6の配置箇所を除く三 面に付着した泥水を除去するものであり、同図2および図3に示すように、直管 および曲管などの接合によりコ字形に形成された空気噴出部15と、同じくコ字 形に形成された接続部16とに二分割され、これら空気噴出部15と接続部16 とを一対のパイプユニオン17を介して流通可能に接続するとともに、ケリーガ イド4の矩形状断面に合わせて矩形状に組立てたもので、適宣の固定手段によっ てケリーガイド4の外周に固定されている。
【0012】 前記空気噴出部15内側にはコ字形に沿って三箇所に平板状のノズル18が突 設されている。各ノズル18は前記ケリーガイド4の三周囲に形成された開口4 aを通じてケリーバー5の三面に対向して斜め下方に向けられている。また、前 記接続部16の中央には前記高圧ホース13に接続されるホースニップル16a が一体に突設されている。
【0013】 前記第二の空気供給管12はケリーバー5の残る一面と、ここに配置されたワ イヤ6の配置箇所に付着した泥水を除去するためのものであり、図4,5に示す ように、ケリーガイド4のワイヤ挿通面に形成された開口4bの外面に支持され たアングル材19に固定されて両ワイヤ6の間に突出配置されている。空気供給 管12の先端突出部の左右には前記各ワイヤ6の斜め下方に対向する一対の平板 状のノズル20を突設するとともに、先端にケリーバー5の中央に斜めに向けた 噴出口12aを開口形成している。空気供給管12の後端は前記高圧ホース13 に接続するホースニップル12bが一体化されている。
【0014】 以上の構成において、ケリーガイド4を垂直に保持し、ケリーバー5を下降す ることによってその先端のケリーグラブ7、ケリーバー5の先端部およびワイヤ 6は掘削溝21内に供給される。一回の掘削作業完了毎にワイヤ6の巻き上げよ って泥水に浸漬された部分は引き上げられる。
【0015】 この引上げ時にコンプレッサ14を駆動すると、第一,第二の空気供給管11 ,12に高圧の空気が導入され、各ノズル18,20,および噴出口12aを通 じて斜め下方に向けて一斉に噴出する。この結果、引き上げられるケリーバー5 の泥水浸漬部分およびワイヤ6の泥水浸漬部分の表面に付着した泥水は下方、す なわちケリーガイド4の下部開口面に向けて吹き飛ばされる。
【0016】 以上により、前記ケリーバー5およびワイヤ6の引き上げ完了状態では、これ らの表面に付着していた泥水はほぼ除去され、また吹き飛ばされた泥水はケリー ガイド4の下部開口を通じてその直下である掘削溝21の内部または周囲のごく 限られた範囲に飛散するだけとなる。
【0017】
【考案の効果】
以上実施例によって詳細に説明したように、この考案によるケリー掘削機用泥 水除去装置にあっては、引上げ作業時に複数のノズルを通じてケリーバーおよび ワイヤの表面に圧力空気が吹き付けられ、これらの表面に付着した泥水を下方に 向けて吹き飛ばすため、簡単に除去処理を行うことができる。また除去に水を用 いることがないので、掘削溝内に投入されている泥水濃度に対する影響もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案をケリー掘削機に適用した場合の全体
構成を示す説明図である。
【図2】第一の空気供給管とケリーバーとの配置関係を
示す断面図である
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】第二の空気供給管とケリーバーとの配置関係を
示す部分断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【符号の説明】
4 ケリーガイド 4a,4b 開口 5 ケリーバー 6 ワイヤ 7 ケリーグラブ(掘削機本体) 11 第一の空気供給管 12 第二の空気供給管 13 高圧ホース 14 コンプレッサ 18,20 ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケリーガイドの内部に昇降可能に挿通さ
    れたケリーバーと、該ケリーバーの先端に配置された掘
    削機本体とを備えたケリー掘削機において、前記ケリー
    ガイドの下部外周に固定された空気供給管と、該空気供
    給管の内側部に突設され、かつ前記ケリーガイドに形成
    された開口を通じて前記ケリーバーの周囲に斜め下方を
    向けて対向した複数の空気噴出用ノズルと、前記空気供
    給管に接続したコンプレッサとを備えたことを特徴とす
    る掘削機用泥水除去装置。
JP1991015748U 1991-02-26 1991-02-26 ケリー掘削機用泥水除去装置 Expired - Lifetime JP2541153Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991015748U JP2541153Y2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 ケリー掘削機用泥水除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991015748U JP2541153Y2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 ケリー掘削機用泥水除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04108677U true JPH04108677U (ja) 1992-09-21
JP2541153Y2 JP2541153Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=31902883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991015748U Expired - Lifetime JP2541153Y2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 ケリー掘削機用泥水除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541153Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941001U (ja) * 1972-07-08 1974-04-11
JPH0250494U (ja) * 1988-10-05 1990-04-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941001U (ja) * 1972-07-08 1974-04-11
JPH0250494U (ja) * 1988-10-05 1990-04-09

Also Published As

Publication number Publication date
JP2541153Y2 (ja) 1997-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04108677U (ja) ケリー掘削機用泥水除去装置
JP3955994B2 (ja) 深井戸管内の洗浄方法及び洗浄装置
JP6314566B2 (ja) 掘削工法
JP2633148B2 (ja) 地中連続壁継手の接合鋼板清掃装置用水ジェット装置
JP5582951B2 (ja) しゅんせつ治具及びしゅんせつ方法
JP2527988Y2 (ja) 掘削機用泥水除去装置
JP2541154Y2 (ja) 掘削機用泥水除去装置
JP3420056B2 (ja) 岩盤清掃機
JP3772250B2 (ja) 場所打ちコンクリート杭の軸中間の拡径部に対するスライム除去方法及び除去装置
JP2004308338A (ja) 既設杭の引抜き工法及び引抜き装置
JP4686067B2 (ja) 管内掘削装置
JPH02167985A (ja) 坑井の洗浄および浚渫の方法および装置
JP4500986B2 (ja) ブロック移設装置
JP3782324B2 (ja) アースドリル
JPH09228365A (ja) 地中連続壁用鋼材の洗浄方法および洗浄装置
JPS6138987Y2 (ja)
SU947271A1 (ru) Способ промывки дренажа
JPS6022102Y2 (ja) 泥水掘削工法におけるジヨイント部の清掃装置
JPS5810780Y2 (ja) 「ばら」物貯槽用かき落し装置
JP4286697B2 (ja) 掘削洗浄装置
JP2933153B2 (ja) 杭用ケーシング設置装置
JPH06702Y2 (ja) 堤防におけるホースを用いた排水管
JPH061432U (ja) 地下トンネルの排砂装置
JPH0356159Y2 (ja)
JPS6235697Y2 (ja)