JP2541154Y2 - 掘削機用泥水除去装置 - Google Patents

掘削機用泥水除去装置

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JP2541154Y2
JP2541154Y2 JP1991015752U JP1575291U JP2541154Y2 JP 2541154 Y2 JP2541154 Y2 JP 2541154Y2 JP 1991015752 U JP1991015752 U JP 1991015752U JP 1575291 U JP1575291 U JP 1575291U JP 2541154 Y2 JP2541154 Y2 JP 2541154Y2
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JP
Japan
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excavator
supply pipe
muddy water
air supply
wire
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JP1991015752U
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JPH04108678U (ja
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正明 吉崎
正己 伊藤
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、掘削機を掘削溝から
引き上げる際にワイヤ,油圧ホースの周囲に付着した泥
水を吹き飛ばして除去するための泥水除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ケリー掘削機を用いて連続地中壁用の溝
を掘削する際には、泥水を供給して掘削壁面の崩壊を防
止しつつ掘削される。このため、掘削機を引き上げると
きにはワイヤ,ホースなどの表面に泥水が付着したまま
引き上げられるため、次の問題が生じていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ケリー掘削機のうち、
ワイヤ吊下式の掘削機はワイヤおよび油圧ホースの泥水
浸漬部分が引き上げられるため、上方に引き上げた状態
で風などによって振られると泥水が飛び散り、作業現場
周囲のかなり広い範囲を汚す原因となる。
【0004】これに対し、ケリーガイド式の掘削機で
は、ワイヤはケリーガイドの内部に引き込まれるので、
ワイヤに付着した泥水は外部に飛散することはないが、
ケリーガイドの両側に掘削機本体に油圧を送る油圧ホー
スが露出し、この油圧ホースが引き上げられると付着し
た泥水が飛散し、同じく周囲を汚す原因となる。
【0005】この種の汚れを防止する対策として、従来
では掘削機の周囲をネット,蛇腹ホース、コの字形に枠
組みされたシートなどの養生囲いで養生していたが、例
えば養生囲いの隙間などから飛び散ったり、養生囲い自
体が掘削機に引っ掛かって破損するなど、必ずしも完全
な飛散防止は出来ず、また掘削機の周囲を囲ってしまう
ので、作業能率も低いものとなる。
【0006】またいずれの方式であっても飛散しないで
ワイヤやホースの表面に付着した泥水をそのまま放置し
た場合には乾燥して固着し、除去に手間取るとともに、
ワイヤやホースのみならずこれらの巻取器具などにも固
着する原因となる。したがって、泥水を早期に除去する
ためには、引上げ中に水洗いすれば良いが、この場合に
は洗浄水が掘削溝の内部に流れ込み、泥水濃度に影響が
生ずるとともに洗浄水自身もよごれ周囲に飛散する。
【0007】この考案は以上の問題を解決するものであ
って、掘削機の引き上げ中にワイヤまたは油圧ホースの
表面に付着した泥水を周囲に飛散させずに除去できるよ
うにしたケリー掘削機用泥水除去装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案の泥水除去装置は、泥水が充填された掘削
溝から掘削機を引き上げる際に、掘削機本体の吊下げ用
ワイヤまたは掘削機本体に油圧を送る油圧ホースに付着
した泥水を除去するため掘削機用泥水除去装置であって
前記吊下げ用ワイヤまたは油圧ホースの周囲を包囲す
る空気供給管と、該空気供給管の内側部に開口され、か
つ前記ワイヤまたは油圧ホースの周囲の斜め下方を向け
て対向した複数の空気噴出口と、前記空気供給管に接続
したコンプレッサとを備えたものである。
【0009】
【作用】掘削機の引上げ中に空気供給管に圧力空気を供
給すると、複数の空気噴出口を通じてワイヤまたは油圧
ホースの表面に圧力空気が吹き付けられ、付着した泥水
を下方に向けて吹き飛ばす。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0011】図1ないし図3はこの考案をワイヤ吊下式
ケリー掘削機に適用した第一実施例を示す。図におい
て、ベ―スマシン1に設けたクレーンブーム2には吊下
げ用の一対のワイヤ3が吊下され、このワイヤ3の下端
には掘削機本体、すなわちケリーグラブ4の頂部に設け
た懸垂吊りシーブ5が懸架している。ケリーグラブ4の
先端には図示しない油圧シリンダにより駆動される一対
の掘削用のシェル4aが設けられている。この油圧シリ
ンダに一端を接続した油圧ホース6は地表部に設置した
ホースリール7を通じて油圧駆動機構8に接続してい
る。
【0012】前記懸垂吊りシーブ5の直上にあって、ワ
イヤ3の周囲には空気供給管9が配置されている。この
空気供給管9は前記クレーンブーム2に垂下された支持
用ワイヤ10に懸垂状態に支持され、高圧ホース11を
介して地表部に設置された高圧空気供給用のコンプレッ
サ12に接続している。
【0013】空気供給管9は、図2,図3(a),
(b)に示すように挿通される合計4本のワイヤ3の配
置形状に応じてその全体を包囲すべく管を長方形の枠組
み形状に接合し、この枠組みした内側にあってさらに個
々のワイヤ3を矩形状に囲う配管形状に接合され、この
包囲した内側にそれぞれ斜め下方に向けてスリット状の
空気噴出口9aを4箇所形成している。また、空気供給
管9の長手方向両側部にはL字形をした一対のホースジ
ョイント14が突設されている。各ジョイント14はそ
れぞれ分岐ホース16を介してT字形ホースジョイント
17の両側分岐端に接合されて一本化されている。そし
て、このジョイント17の他端側を前記高圧ホース11
に接続することで前記コンプレッサ12を空気供給管9
に流通させている。
【0014】なお、18,19は空気供給管9の上部に
縦横に配置された各ワイヤ3のガイドロ―ラ、20は空
気供給管9の上部に設けられ、前記支持用ワイヤ10の
下端に連結したフックである。さらに21は前記懸垂吊
りシーブ5の両側部に配置されてケリークラブ4が巻上
げ上昇した際、その上に乗り同時に上昇させるものであ
る。
【0015】以上の構成において、ワイヤ3の巻き下げ
によってケリーグラブ4は掘削溝22内に供給され、泥
水を満たしつつ掘削作業が行われる。掘削作業完了毎に
ワイヤ3の巻き上げよって泥水に浸漬された部分は引き
上げられるが、引上げ作業中にコンプレッサ12を駆動
することにより、高圧空気は空気供給管9内に導入さ
れ、各空気噴出口9aを通じて各ワイヤ3の四周の斜め
下方に向けて噴出する。これによりワイヤ3の表面に付
着した泥水は下方に吹き飛ばされ除去される。吹き飛ば
された泥水はケリーグラブ4の上部周縁に飛散するの
で、泥水による汚れもごく狭い範囲に局限されることに
なる。
【0016】図4,図5はこの考案をケリーガイド式掘
削機の油圧ホースに適用した第二実施例を示すものであ
る。図において、下端に図示しないケリーグラブを保持
したケリーバー30を昇降可能に挿通したケリーガイド
31の下部両側にはガイドリール33が配置され、ケリ
ーグラブの上端に接続した油圧ホース32はこのガイド
リール33および図示しない巻取リールを通じて油圧ユ
ニットに接続されている。ガイドリール33の下側にお
いて、ケリーガイド31の両側部にはブラケット34を
介して矩形状の空気供給管35が配置され、その内側に
前記油圧ホース32を挿通している。空気供給管35の
内側部には前記油圧ホース32の四周の斜め下方に向け
てスリット状の空気噴出口35aが開口形成されてい
る。また、空気供給管35の外周一ケ所にはホースニッ
プル36が突設され、高圧ホース37に接続している。
さらに空気供給管35の下部には円筒38が一体に溶接
され、この円筒38の外周に養生用の蛇腹ホース39の
上端を嵌合固定している。
【0017】したがって、この実施例では油圧ホース3
2の巻き上げ作業中に図示しないコンプレッサを駆動す
ることにより、高圧空気は空気供給管35内に導入さ
れ、各空気噴出口35aを通じて油圧ホース32の四周
の斜め下方に向けて噴出する。これにより油圧ホース3
2の表面に付着した泥水は下方に吹き飛ばされて除去さ
れる。なお、吹き飛ばされた泥水は蛇腹ホース39の下
部開口より排出されることになり、飛散する範囲がさら
に局限されることになる。
【0018】
【考案の効果】以上各実施例によって詳細に説明したよ
うに、この考案による掘削機用泥水除去装置にあって
は、引上げ作業中に複数の空気噴出口を通じてワイヤま
たは油圧ホースの表面に圧力空気を吹き付け、これらの
表面に付着した泥水を下方に向けて吹き飛ばすため、簡
単に除去処理を行うことができ作業場周囲を広範に汚す
ことがない。また除去に水を用いることがないので、掘
削溝内に投入されている泥水濃度に対する影響もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案をワイヤ吊下式のケリー掘削機に適用
した第一実施例における全体構成を示す説明図である。
【図2】空気供給管とワイヤとの配置関係を示す平面図
である。
【図3】(a)は図2のA−A線断面図である。 (b)は図2のB−B線断面図である。
【図4】この考案をケリーガイド式の掘削機に適用した
第二実施例における部分側面図である。
【図5】図4のC部における拡大斜視図である。
【符号の説明】
3 ワイヤ 4 掘削機本体(ケリーグラブ) 9 空気供給管 9a 空気噴出口 12 コンプレッサ 32 油圧ホース 35 空気供給管 35a 空気噴出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泥水が充填された掘削溝から掘削機を引
    き上げる際に、掘削機本体の吊下げ用ワイヤまたは掘削
    機本体に油圧を送る油圧ホースに付着した泥水を除去す
    るため掘削機用泥水除去装置であって、前記吊下げ用ワ
    イヤまたは油圧ホースの周囲を包囲する空気供給管と、
    該空気供給管の内側部に開口され、かつ前記ワイヤまた
    は油圧ホースの周囲の斜め下方を向けて対向した複数の
    空気噴出口と、前記空気供給管に接続したコンプレッサ
    とを備えたことを特徴とする掘削機用泥水除去装置。
JP1991015752U 1991-02-26 1991-02-26 掘削機用泥水除去装置 Expired - Lifetime JP2541154Y2 (ja)

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JPH04108678U JPH04108678U (ja) 1992-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4941001U (ja) * 1972-07-08 1974-04-11
JPH0250494U (ja) * 1988-10-05 1990-04-09

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JPH04108678U (ja) 1992-09-21

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