JPH04108615U - ダムのコンクリート輸送プラント - Google Patents

ダムのコンクリート輸送プラント

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JPH04108615U
JPH04108615U JP3628591U JP3628591U JPH04108615U JP H04108615 U JPH04108615 U JP H04108615U JP 3628591 U JP3628591 U JP 3628591U JP 3628591 U JP3628591 U JP 3628591U JP H04108615 U JPH04108615 U JP H04108615U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ダムのコンクリート輸送の効率化を図る。 【構成】 ダム建設現場におけるコンクリート供給プラ
ントにおいて、地山の傾斜面の上方にバッチャープラン
ト1を、下方に積荷用旋回、起伏式の一時貯留ホッパ5
を設置したスタッカローダ4を備え、ブロック型BCフ
レーム8により支持され、スタッカローダ4に接続する
下りの短縮式急傾斜ベルトコンベヤ3を配置し、スタッ
カローダ4を移動装置9により移動可能にする。 【効果】 コンクリートの輸送が連続的で能率がよく、
迅速であるからダム建設の工期が短縮される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
ダム建設に際しての生コンクリート生産用バッチャープラントからダム、堤体 建設現場までの生コンクリート輸送プラントに関するもので特にRCD(Rol ler Compacted Dam−concrete)工法に関するもので ある。 RCD工法は、ノースランプの超硬練りコンクリート(RCDコンクリート) を使用した全面レアー打設であり、従来のケーブルクレーン等によるブロック打 設工法に比べ、大幅に工期の短縮と経費の節減が可能な工法である。
【0002】
【従来の技術】
従来のRCD工法におけるRCDコンクリートの輸送は、山の中腹にあるバッ チャープラントから堤体建設現場を結ぶ斜面走行バケット台車を往復させてコン クリートを運搬するインクライン打設工法、及び急峻な地形においてコンクリー トをケーブルクレーンで、ダムサイドへ運搬するケーブルクレーン工法が知られ ている。 そして、従来の技術には次のような問題点があった。 (a)従来のコンクリート輸送の全てが、間欠方式による輸送である。例えば 、インクライン打設工法では、バケット台車(トロッコ)が往路(下降)におい てのみ運搬し、ホッパステーションに卸荷した後、復路(上昇)では空車となる など非能率的である。 (b)能率アップの為には、バケット台車の容量アップと、台車のスピードア ップがあるが、いずれも大きな動力を必要とする。 (c)輸送設備の運転が複雑で、高度の運転技術又は制御システムを必要とす るばかりでなく、その運転要員数も多い。 (d)インクライン打設の場合、堤体の上昇と平行して行うため、輸送設備の シフト回数が多く、安定操業を行う上での支障となっている。 (e)バッチャープラントによる生産、インクライン又はケーブルクレーンに よる輸送、ダンプトラック運搬の全てが間欠運転であり、相互の運転に連動性を 持たせることが困難である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来技術の問題点を解決し、ダムの建設用コンクリートの輸送が連 続的で能率の良いダムのコンクリート輸送プラントを提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来の問題点を解決するため、ダム建設現場におけるコンクリート 供給プラントにおいて、地山の傾斜面の上方にバッチャープラントを、下方に積 荷用旋回、起伏式の一時貯留ホッパを設置したスタッカローダを備え、ブロック 型BCフレームにより支持され、スタッカローダに接続する下りの短縮式急傾斜 ベルトコンベヤを配置し、スタッカローダを移動装置により移動し、急傾斜ベル トコンベヤを短縮可能に構成する。
【0005】
【作用】
バッチャープラントは、バッチ的であるが、材料を混練し、コンクリートを生 成し、ホッパに貯蔵し、下の排出口から、一定のコンクリートを連続的にベルト コンベヤに落し、その後は、スタッカローダのブーム先端まで連続的で確実に搬 送する。 ダムが建設の進行にともなって高くなり、ある一定の高さに達すると、一旦運 転を停止し、急傾斜ベルトコンベヤのブロック単位に分割されたBCフレームを 外し、スタッカローダを走行移動装置によりシフトさせた後、コンベヤベルトを 短縮してつなぐ。その後、スタッカローダの下方の軌道レールはダムのコンクリ ートの中に埋設されるか、あるいは取外しても良い。 これを繰り返していけばダムの建設は終始能率的に迅速に進行する。
【0006】
【実施例】 本考案の実施例について図面を参照して説明する。 本考案のダムのコンクリート輸送プラントは、ダム建設現場におけるコンクリ ート供給プラントにおいて、地山14の傾斜面の上方にバッチャープラント1を 、下方に積荷用旋回、起伏式の一時貯留ホッパ5を設置したスタッカローダ4を 備え、ブロック型BCフレーム8により支持され、スタッカローダ4に接続する 下りの短縮式急傾斜ベルトコンベヤ3を配置し、スタッカローダ4を移動装置9 により移動し、急傾斜べルトコンベヤ3を短縮可能に構成することを特徴とする 。
【0007】 図2は本考案のシステムフローを示す。 RCD方法においても、少量ではあるが、比較的水分の多い炭着や鉄筋用に用 いる従来の普通コンクリートを同一バッチャープラント1にて製造する。 これらは、RCDコンクリートにくらべて、硬化速度が遅く、その硬化速度の 違い(約70日)と、使用量、使用箇所の違いを利用し、平行施工ができること から、フロー図のごとく、バッチャープラント1−シフトベルトコンベヤ2−短 縮式急傾斜ベルトコンベヤ3−スタッカローダ4−ダンプトラック7の系統の本 輸送システムによるRCDコンクリートの輸送と、バッチャープラント1−シフ トベルトコンベヤ2−コンクリートバケット17−他のダム建設資材19用に設 置されるケーブルクレーン18−ダンプトラック7の系統の炭着や鉄筋用に用い る従来の普通のコンクリートの輸送を併用して、RCDコンクリート打設と炭着 、鉄筋コンクリート打設が実施でき、ダム建設の工期の短縮が可能である。
【0008】 図1はダムの建設現場におけるコンクリート供給プラントの構造を示す全体図 を示す。 バッチャープラント1にて製造されたRCDコンクリートは、シフトベルトコ ンベヤ2に落とされ、短縮式急傾斜ベルトコンベヤ3を経由し、スタッカローダ 4の一時貯留ホッパ5に連続的に供給される。ホッパ5に供給されたRCDコン クリートは、起伏、旋回式ブームコンベヤ6を経由し、待機中の複数のダンプト ラック7に次々に積み込む。そして、ダム堤体15の打設面16現場に輸送する 。 ここで、一時貯留ホッパ5の役割は、連続的に搬送されてくるRCDコンクリ ートを複数のダンプトラック7への積込み時の間欠性の欠点を、短縮式急傾斜ベ ルトコンベヤ3を停止させることなく解決できる。クッション性の役割をもつだ けでなく、緊急停止などでのベルト上(又は内)へのRCDコンクリートの残留 をなくし、ベルト上(又は内)での硬化を防止しトラブルを防止する役割をもっ ている。
【0009】 ダム堤体15の高さが図2中鎖線で示すダム堤体24のように上がる場合、起 伏式のロングブーム6により相当程度の対応ができるが、スタッカローダ4のシ フトを必要とする場合、短縮式急傾斜ベルトコンベヤ3のコンベヤベルトを切断 し、ブロック型BCフレーム8を必要シフト分取外す。その後、スタッカローダ 4に具備されたシフト用移動装置としてレールクランプ付台車9を利用し、地山 14に設置された軌道レール10上を取外したブロック分の距離だけスタッカロ ーダ4を移動させる。 移動後は、切断したコンベヤベルトを切詰め接続させて完了する。 図面中、符号11は台車9を巻上げるウインチ、12は台車9を牽引するロー プ、13は運転室、20は短縮された急傾斜ベルトコンベヤ、21は地山の上方 に移動した一時貯留ホッパ、22は地山の上方に移動した起伏、旋回式ブームコ ンベヤ、23はシフトした移動装置、24は高くなったダム堤体、25は高くな ったコンクリート打設面、矢線A、Bはブームコンベヤの旋回方向をそれぞれ示 す。
【0010】 本考案は、上記のような構成であるから次の特徴がある。 (1)ベルトコンベヤによる連続輸送であるため、能率的であり、能率アップ も、スピード、ベルト幅の変更で簡単に行うことができる省エネルギーでもある 。 (2)輸送形態が全てベルトコンベヤで構成されているため単純な連動運転に よる操業となり、運転員もローダ用の時と同じになる。 (3)起伏式のロングブームのスタッカローダを使用することでシフト回数を 大幅に削減できる。また、シフトのためのスタッカローダの移動は機内に設けた 走行装置にて簡単にできるし、ブロック型BCフレームも短いブロック単位とす ることで少人数によるシフト作業ができる。 (4)スタッカローダの機内に一時貯留ホッパを設置し、旋回機能をもたせる ことで、複数のダンプトラックへの積込の間欠作業に影響されずにバッチャープ ラントの生産が可能である。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、RCDコンクリートの搬送が連続的に行うことができ、また、その 容量が大であり、シフト回数が少なく、長期の安定施工が可能であって、全工期 の短縮ができる。そして、省エネルギ、省力化で、動力的には約1/50ですむ 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のダムのコンクリート輸送プラントの構
造を示す全体図である。
【図2】本考案のシステムフロー図である。
【符号の説明】
1 バッチャープラント 2 シフトベルトコンベヤ 3 短縮式急傾斜ベルトコンベヤ 4 スタッカローダ 5 一時保留ホッパ 6 起伏、旋回式ブームコンベヤ 7 ダンプトラック 8 ブロック型BCフレーム 9 レールクランプ付台車のシフト用移動装置 10 軌道レール 11 ウインチ 12 ロープ 13 運転室 14 地山 15 ダム堤体 16 コンクリート打設面 17 コンクリートバケット 18 ケーブルクレーン 19 ダム建設資材 20 短縮された急傾斜ベルトコンベヤ 21 地山の上方に移動した一時貯留ホッパ 22 地山の上方に移動した起伏、旋回式ブームコンベ
ヤ 23 シフトした移動装置 24 高くなったダム堤体 25 高くなったコンクリート打設面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム建設現場におけるコンクリート供給
    プラントにおいて、地山の傾斜面の上方にバッチャープ
    ラントを、下方に積荷用旋回、起伏式の一時貯留ホッパ
    を設置したスタッカローダを備え、ブロック型BCフレ
    ームにより支持され、スタッカローダに接続する下りの
    短縮式急傾斜ベルトコンベヤを配置し、スタッカローダ
    を移動装置により移動可能にしたことを特徴とするダム
    のコンクリート輸送プラント。
JP1991036285U 1991-02-27 1991-02-27 ダムのコンクリ―ト輸送プラント Expired - Lifetime JP2512735Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061131A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 鹿島建設株式会社 積込み装置、積込みシステム、及び堤体の構築方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5785415A (en) * 1980-11-18 1982-05-28 Furukawa Mining Co Ltd Method and apparatus for placing concrete in dam construction work
JPS61130562A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 財団法人 国土開発技術研究センタ− コンクリート打設装置
JPS62242052A (ja) * 1986-04-12 1987-10-22 株式会社 間組 コンクリ−ト打設方法とこの方法に使用するコンクリ−ト散布装置

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JP2512735Y2 (ja) 1996-10-02

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