JPH04108559U - 生体医学用の電極 - Google Patents

生体医学用の電極

Info

Publication number
JPH04108559U
JPH04108559U JP1737891U JP1737891U JPH04108559U JP H04108559 U JPH04108559 U JP H04108559U JP 1737891 U JP1737891 U JP 1737891U JP 1737891 U JP1737891 U JP 1737891U JP H04108559 U JPH04108559 U JP H04108559U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
sheet
adhesive
conductive adhesive
conductive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1737891U
Other languages
English (en)
Inventor
公三 中尾
健二 米田
Original Assignee
株式会社クラレ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クラレ filed Critical 株式会社クラレ
Priority to JP1737891U priority Critical patent/JPH04108559U/ja
Publication of JPH04108559U publication Critical patent/JPH04108559U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 導電性粘着剤の端面部分の立面形状が曲線に
なっており、導電性粘着剤と導電層との接触部分の面積
よりも導電性粘着剤と保護シートとの接触部分の面積が
大きい。 【効果】 本考案の電極は保護シートの剥離性がきわめ
てすぐれており、しかも皮膚に対するフイット性や使用
感もよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は皮膚順応性の導電性粘着剤及びスナップなどの接続具を備えた生体医 学用電極に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体医学用電極として従来より電極板、電極板とコードとを電気的に接続する 手段および皮膚と電極板との導電性を良好にするための導電性クリームまたは皮 膚への順応性を有する導電性粘着剤から構成されたものが用いられてきた。電極 板として特に好ましいものとしては従来銀−塩化銀電極が知られているがアルミ ニウムなどの金属も用いることができる。また導電性粘着剤としては電解質を溶 解した種々の含水ゲルが用いられる。電極板とコードとを電気的に接続する手段 として金属性のスナップを用いると容易に着脱することができ好ましい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これら粘着性電極は保存時の取扱性をよくするために導電性粘着剤の上に離型 性のよいフィルムまたは紙などの保護シートを貼付けるのが普通である。しかし ながら従来の電極はその製造上の都合により粘着剤と保護シートは同じ形状をし ているためシートの剥し口を見つけるのは容易ではなく、特に低周波治療器を用 いる老人にとっては困難な作業であった。本考案は保護シートを容易に剥すこと の出来る生体医学用電極を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案すなわち実質的に非導電性の材料からなるシート1、その シートの一方の面に設けられた導電層2、導電層上に設けられた皮膚順応性の導 電性粘着剤3の層、導電層2と外部のコードとを電気的に接続するために設け、 シート1を貫通し外部との接続部をシート1の非導電性の側に向けた接続具4お よび導電性粘着剤を保護するための離型性を有する保護シート5からなり、導電 性粘着剤3の端面部分の立面形状が曲線となっており、導電性粘着剤3と導電層 2との接触部分の面積よりも導電性粘着剤3と保護シート5との接触部分の面積 が小さいことを特徴とする生体医学用の電極により達成される。
【0005】
【作用】
本考案の片面に銀、錫などの金属や炭素質材料からなる電気伝導性の層を設け た非導電性材料のシートに外部への導電をつかさどるスナップなどの接続具と皮 膚との導電をつかさどる導電性粘着剤を配置した構造を持つ電極に関するもので ある。非導電性のシート1としてはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ リ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのフィルムまたは ポリエチレン発泡体またはEVA発泡体等のシートがありいずれも使用可能であ るが、シートの強度や導電層を設けるための技術的容易さ等の面からPETが好 適である。
【0006】 導電層2は導電性インクの印刷や導電性金属層のラミネート等の方法で設ける ことができる。導電性インクとしては導電性の炭素微粒子に場合によっては銀の 微粒子を加えバインダー及び媒体と混合したもの、銀を主体とするもの等が知ら れており、前述の非導電性シートの上にスクリーン印刷等の方法によってコーテ ィングし乾燥するなどの方法で積層体とすることができる。また金属のラミネー トには銀、錫、アルミニウム等の金属箔を用いることができる。
【0007】 接続具4としては銅、黄銅等の金属またはその金属の上にニッケル、銀などを メッキしたものが好適に用いられる。接続具の形状は必要に応じて適宜選択され るが、特にスナップは容易に着脱できるので好ましい形態である。スナップはそ の頭がシートの非導電性の側に、ツバが導電性粘着剤側を向くように取り付けら れる。この際取り付けはかしめて行ってもよいが、シートの変形の問題もあるの で単に差し込んでフィルムで押さえて接着する方法でもよい。接続具と導電性粘 着剤との直接の接触により金属性の接続具が腐食することを避けるために、接続 具と導電性粘着剤の間にフィルム7を介在させてもよい。この場合隔離を確実に するために粘着剤で導電性層に張り付けて置くことが望ましい。このフィルムの 材質は何でもよいが、PVCまたはPET等が用いられる。
【0008】 導電性粘着剤3としてはどのようなものも用いうるが、食塩などの電解質を溶 解した導電性含水ゲル粘着剤を用いるのがよい。また導電性粘着剤は予め別の場 所で作ったシート状のものを前述のものに貼り付けてもよく、また導電性粘着剤 の前駆物質を前述の積層体上に置き、反応により粘着物質に変える方法をとって もよい。粘着剤層の保護シート5はPET、PVC等の合成樹脂フィルムまたは 紙を表面処理して離型性をよくしたものが用いられる。特にシリコン処理したP ETフィルムは好ましく用いられる。
【0009】 本考案の特徴は、導電性粘着剤の端面部分の立面形状が曲線となっており導電 性粘着剤3と導電層2との接触成分の面積に比べて導電性粘着剤3と保護シート 5との接触部分の面積の方が小さくなっていることにある。このような形状は例 えば固体表面上の液体の自由表面により実現することが出来る。例えば液状の導 電性粘着剤前駆物質をその前駆物質液よりも表面張力の大きな固体表面上に滴下 して自由表面を作り、しかるのちに前駆物質を粘着剤に変換し、できあがった粘 着剤を導電層の表面に貼つけることにより作ることが出来る。またより好ましい 他の方法としては導電層2の上で導電性粘着剤前駆物質の自由表面を作り、その まま導電性粘着剤に変換する方法がある。
【0010】 なお、非導電性のシート1の層は導電性粘着剤3の層と同一形状でもよいし、 非導電性のシート1の層の方が大きくてもよい。また導電層2の形状は導電性粘 着剤3と同一でもよいし多少大きくても小さくてもよい。また電極上の導電性粘 着剤で覆われていない部分が非導電性、非粘着性の材料6で覆われていてもよい 。
【0011】 本考案のような形状の電極は電極から保護シートを剥すことが容易であり、こ とに低周波治療器などのように老人が用いる機会の多い場合にはこの事による利 便性の向上はきわめて重要である。
【0012】 以上のような構造にすることにより剥し易くかつ使用感のよい生体医学用電極 が提供される。
【0013】
【実施例】
以下、実施例をあげて本考案をさらに具体的に説明する。 実施例1 厚み75μmのPETフィルムの1つの面に100メッシュのスクリーンをも ちいて日本アチソン社製の導電インクJEF−114をスクリーン印刷し、乾燥 してPETと導電性層との積層体を得た。導電塗料の層の厚みはだいたい5ミク ロンであり表面固有抵抗は120Ω/□であった。
【0014】 この積層体に直接4mmの穴を開け、黄銅にニッケル鍍金を施したスナップ( ゴンドラ工業製MINT−7 下型 SIZE 7mm,ニッケル)を頭部がフ ィルム積層体の非導電性の側を向くように差し込み導電性層の側から積水化学製 ビニールテープ(黒)で貼り付けて固定した。この導電性層の上にスクリーン印 刷により図3に示す形状(35mm×35mmで四隅半径5mmの四分円の形の 窓の開いた形)にPVCを主体とするインクを印刷した。この印刷されたシート を水平に保持し、水、グリセリン及び親水性モノマー並びに光重合開始剤からな る導電性含水ゲル前駆体の液を導電塗料の上に均一に注入したところ、液はPV Cインクとの境界上まで広がって静止し、内部は平滑な表面であるが端面は丸み を帯びた曲面となった。これを窒素雰囲気にいれながら紫外線照射することによ りそのままの形でゲル化させた。導電性粘着剤の上にシリコン処理したPETか らなる剥離フィルムを貼り付けて積層体とした。
【0015】 この積層体を導電性粘着剤が均等に内在した外周部がPVCインクの層となる ように40mm×40mmで4隅を半径6mmの四分円で丸めた形に断裁し、生 体医学用の電極とした。この電極を剥離フィルムから剥したところ、基材シート と剥離フィルムの間に隙間があるので指を入れることができ、容易に剥離するこ とが出来、また丸みを帯びているために導電性粘着剤がちぎれにくいことが認め られた。 実施例2 実施例1と同様にして積層体を作った後、導電性粘着剤とPVCインクとの境 界線に沿って切断した。このようにして得られた電極は外周部において導電性粘 着剤と保護フィルムとの間に隙間があるのでフィルムを剥すのが容易であった。
【0016】
【考案の効果】
本考案の電極は保護シートの剥離性がきわめてすぐれており、皮膚に対するフ イット性や使用感もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の生体医学用電極の一例の平面図(A)
及びその横断面図(B)
【図2】本考案の生体医学用電極の一例の平面図(A)
及びその横断面図(B)
【図3】スクリーン印刷する非導電性、非粘着性インク
のパターンを示す図

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に非導電性のシート、そのシート
    の一方の面に設けられた導電層、導電層上に設けられた
    皮膚順応性の導電性粘着剤の層、導電層と外部のコード
    とを電気的に接続するために設け、シートを貫通し外部
    との接続部をシートの非導電性の側に向けた接続具およ
    び導電性粘着剤を保護するための剥離性を有する保護シ
    ートからなり、導電性粘着剤の端面部分の立面形状が曲
    線となっており、導電性粘着剤と導電層との接触部分の
    面積よりも導電性粘着剤と保護シートとの接触部分の面
    積が小さいことを特徴とする生体医学用の電極。
JP1737891U 1991-02-28 1991-02-28 生体医学用の電極 Pending JPH04108559U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1737891U JPH04108559U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 生体医学用の電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1737891U JPH04108559U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 生体医学用の電極

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04108559U true JPH04108559U (ja) 1992-09-18

Family

ID=31904154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1737891U Pending JPH04108559U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 生体医学用の電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04108559U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49108885A (ja) * 1972-02-03 1974-10-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49108885A (ja) * 1972-02-03 1974-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4633879A (en) Electrode with disposable interface member
US4771783A (en) Flat, conformable, biomedical electrode
WO1991005509A1 (en) Biosignal electrode
US7169644B2 (en) Method of making multifunction electrode
US4899754A (en) Flat, conformable, biomedical electrode allowing removal of electrical lead wire
JP3366548B2 (ja) イオントフォレーシス用デバイス構造体及びその製造方法
JPH04108559U (ja) 生体医学用の電極
US4727880A (en) Flat, conformable, biomedical electrode
JPH0570552U (ja) 生体医学用電極
JP2571992Y2 (ja) 生体医学用電極
US20060041301A1 (en) Multifunction electrode and method of making same
AU629657B2 (en) Flat, conformable, biomedical electrode
JP3563921B2 (ja) スナップ付き生体用電極
US6044287A (en) Medical electrode with edge deadening
JP3169750B2 (ja) 粘着性シート電極
JPS6350283Y2 (ja)
JP2948891B2 (ja) 生体医学用電極
JPH084005Y2 (ja) 粘着性電極
CN217014055U (zh) 可提升导电性能的肌肤亲和型电极片
JPS6333943Y2 (ja)
JPH0411727Y2 (ja)
JPH0129569B2 (ja)
JPH0429444Y2 (ja)
JP3230758B2 (ja) 生体電極用パッドの製造方法
JPH067310A (ja) 生体医学用電極