JPH04108386U - 出力可変型電源装置 - Google Patents

出力可変型電源装置

Info

Publication number
JPH04108386U
JPH04108386U JP1767691U JP1767691U JPH04108386U JP H04108386 U JPH04108386 U JP H04108386U JP 1767691 U JP1767691 U JP 1767691U JP 1767691 U JP1767691 U JP 1767691U JP H04108386 U JPH04108386 U JP H04108386U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
power supply
load
output
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1767691U
Other languages
English (en)
Inventor
正 福田
良一 宍倉
広一 阿部
Original Assignee
テイーデイーケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テイーデイーケイ株式会社 filed Critical テイーデイーケイ株式会社
Priority to JP1767691U priority Critical patent/JPH04108386U/ja
Publication of JPH04108386U publication Critical patent/JPH04108386U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は出力可変型電源装置に関し、出力電
流を外部からの制御信号により容易に直線的に可変する
ことができ、安定度があって精度の高い定電流の出力可
変型電源装置を提供することを目的とする。 【構成】 トランス1の1次側に、直流電源5をオン・
オフするスイッチング回路4を設け、その2次側出力を
整流回路6で整流して負荷7に供給し、負荷7に流れる
電流に応じてスイッチング回路4を制御する電源装置に
おいて、整流回路6の出力に応じた信号を出力する検出
手段R0 と、整流回路6の出力を分路するとともに、そ
の分路電流の大きさを制御電圧により制御可能な定電流
分路8を設け、この制御電圧を調整することにより分路
電流の大きさを変え、負荷電流を調整するように構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は出力可変型電源装置に係り、特に外部信号により容易に出力を可変す ることができるとともに、安定度があって精度の高いものに関する。
【0002】
【従来の技術】
プレーン・ペーパ複写機や、レーザ・ビーム・プリンタ等の如き電子写真技術 に使用する高圧電源では、例えば印刷濃度の調整に際し、高圧電源の出力を調整 するための、外部より出力を可変にすることが必要である。
【0003】 この分野に使用される従来の定電流電源を図5について説明する。電源トラン ス100には1次巻線101と2次巻線102が設けられる。1次巻線101に はスイッチング回路103が接続され、2次巻線102には整流回路105が接 続される。
【0004】 スイッチング回路103には直流電源104が接続されており、整流回路10 5には負荷106が接続されている。そして1次巻線101側の直流電源104 をスイッチング回路105によりオン・オフすることにより2次巻線102に高 圧を誘起し、これを整流回路105にて整流し、負荷106に給電する。図5の 例は負荷106に負の定電流を供給する定電流電源の例である。
【0005】 負荷電流IO は検出抵抗R0 を流れることによりその出力VD =IO 0 が制 御回路110に入力され、比較器として作用する演算増幅器111に印加されて 基準電圧Vrefと比較される。そしてその比較出力によりスイッチング制御部 112を制御し、これにもとづきスイッチング回路103を制御する。この場合 、IO 0 =Vrefになる負荷電流IO が定電流として出力される。
【0006】 したがってIO =Vref/R0 で定められる電流が負荷106に流れるので 、この電源を外部可変にするとき、基準電圧Vrefを可変にするか、検出抵抗 R0 を可変にして、これらを調整していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで基準電圧Vrefを可変にすれば演算増幅器111の動作点が変わり 、制御系の動作も変わるので、出力電流を広い範囲にわたって精度を高く、安定 に可変にすることが困難である。
【0008】 また、検出抵抗R0 を可変にする場合、IO は1/R0 に応じて変化するため直 線的な可変が困難である。そして検出抵抗R0 は負荷106への出力電流を検出 する検出部分であり、制御回路110から遠く離すことは、ノイズの影響を受け 易くなり、精度が悪化して誤動作の原因になる。このようなことを避けるため、 検出抵抗R0 を遠隔操作できるような構造にすればコスト高のものとなる。
【0009】 したがって本考案の目的は、簡単な構成で、外部信号により容易に可変でき、 安定度があって精度の高い出力可変型電源を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案では、図1(A)に示す如く、検出抵抗R0 と並列に定電流分路8を接続し、この定電流分路8に流れる電流IC を外部より 印加される制御電圧VC により1次的に可変にするとともに、整流回路6から負 荷7に出力される負荷電流IL を、検出抵抗R0 を流れる電流IO と、定電流分 路8に流れる電流IC との和、つまりIL =IO +IC とする。
【0011】 なお、図1においてトランス1には1次巻線2、2次巻線3が巻回されており 、1次巻線2にはスイッチング回路4が接続され、1次巻線2側の直流電源5を オン・オフして2次巻線3に誘起された高電圧を整流回路6により整流し、負荷 7に直流を供給するものである。なお図1の場合は負の定電流を供給する定電流 電源の例である。
【0012】 なお検出抵抗R0 を流れる電流IO にもとづく電圧VD =IO 0 が制御回路 9に入力され、比較器として作用する演算増幅器10に印加されて基準電圧Vr efと比較され、その比較出力によりスイッチング制御部11を制御し、これに もとづきスイッチング回路4が制御される。
【0013】 したがってIO 0 =Vrefで定められる電流、すなわちIO =Vref/ R0 で定められる電流が検出抵抗R0 に流れ、定電流分路8に流れる電流IC は 外部の制御電圧をVC とし、Kを定電流分路8の回路定数とすればIC =KVC となる。
【0014】
【作用】
したがって、図1(B)に示す如く、負荷7に流れる負荷電流IL は前記IO とIC の和となる。そして外部の制御電圧VC を調整することにより負荷電流I L を直線的に可変することができる。しかも直流電圧で制御できるので、並列に コンデンサを接続することによりノイズカットもでき、ノイズの影響を受けるこ ともなく、遠方制御も容易である。
【0015】
【実施例】
図1における定電流分路8について、整流回路6が負荷7に対し負出力であり 、このため比較器として動作する演算増幅器10の基準電圧Vrefが正の場合 を図2により説明する。また整流回路6が負荷7に対し正出力であり、このため 基準電圧Vrefが負の場合を図3により説明する。各図においてで示される 端子には制御電圧VC が印加され、端子間の電流IC を制御する。
【0016】 図2(A)に示す如く、トランジスタQ1 のエミッタ側に抵抗RC を接続し、 ベースに制御電圧VC を印加すれば端子間に電流IC が流れる。このとき抵 抗RC における電圧降下はIC C となり、トランジスタQ1 のベース・エミッ タ電圧VBEを無視すればVC ≒IC C となり、IC ≒VC /RC となる。した がってVC にもとづき定電流分路の電流IC を制御することができる。
【0017】 図2(B)に示す回路はトランジスタQ1 とQ2 を使用する例である。トラン ジスタQ2 のコレクタ側は抵抗rを経由して正電源+Vと接続されている。トラ ンジスタQ2 のベースに制御電圧VC が印加されると端子間にIC が流れる 。
【0018】 この時、次式 IC C +VBE(Q1 )=VC +VBE(Q2 ) の関係が成り立ち、次式が成立する。
【0019】
【数1】
【0020】 図2(A)の場合は、ベース・エミッタ電圧VBEを無視したが、この場合はQ 1 及びQ2 のVBEが互いの作用を打ち消す方向に働き、精度が高くなる。
【0021】 図2(C)はVC を抵抗R1 ,R2 で分圧することにより、所望の制御電圧を トランジスタQ2 に印加する場合を示す。各々トランジスタQ1 ,Q2 のベース ・エミッタ電圧を無視するとこの場合IC は次式で表される。 IC ≒(VC /Rc)・{R2 /(R1 +R2 )}
【0022】 図2(D)は演算増幅器OPを使用する場合を示す。この場合、演算増幅器O Pの基準電圧としてVC が印加されているので、VC =IC ・RC が成立する点 でバランスする。このバランス点より電流IC が減少すれば、演算増幅器OPの 出力は大となってトランジスタQ1 を電流IC が増加するように制御し、逆にI C が増加すれば演算増幅器OPの出力は小となってトランジスタQ1 を電流IC が小さくなるように制御する。
【0023】 上記図2(A)〜(D)は代表的な実施例にすぎず本考案は勿論これらのみに 限定されるものではない。
【0024】 次に整流回路6が負荷7に対し正方向出力であり、このために基準電圧Vre fが負の場合を図3に示す。動作については図2と同様である。
【0025】 図3(A)では、トランジスタQ3 のエミッタ側に抵抗RC を接続しているの でVC ≒IC C となりIC ≒VC /RC となる。
【0026】 図3(B)ではトランジスタQ3 、Q4 と負電源−Vを使用する。トランジス タQ4 のベースに制御電圧が印加されるとき、VC ≒IC C となり、IC ≒V C /RC となる。
【0027】 図3(C)はVC を抵抗R1 、R2 で分圧する場合を示し、IC は次式で表さ れる。 IC ≒(VC /Rc)・{R2 /(R1 +R2 )}
【0028】 図3(D)は演算増幅器OPを使用する場合を示し、VC =IC C となる、 つまりIC =VC /RC となる。
【0029】 勿論図3(A)〜(D)は代表的な実施例にすぎず、本考案はこれらのみに限 定されるものではない。
【0030】 本考案の他の実施例を図4について説明する。
【0031】 図4においてスイッチング回路4はトランジスタQ15,ダイオードD1 ,抵抗 R6 ,R7 、コンデンサC1 等を具備する。
【0032】 整流回路6はダイオードD2 ,D3 、コンデンサC2 ,C3 、抵抗R8 等を具 備する。
【0033】 定電流分路8はトランジスタQ11,Q12、抵抗R1 ,R2 ,R3 ,RC 等を具 備する。
【0034】 制御回路9はトランジスタQ13, 14、ゼナーダイオードZD、抵抗R4 ,R 5 等を具備する。
【0035】 トランス20は1次巻線21、2次巻線22、フイードバック巻線23等を具 備する。このトランス20とスイッチング回路4は以下に説明の如く、自励発振 回路を構成する。
【0036】 図4の回路において、まず起動抵抗R6 に電流が流れ、トランジスタQ15がオ ンになって1次巻線21に電流が流れるため、フィードバック巻線23に電圧が 誘起される。これにより正帰還がかかり発振が開始し、トランジスタQ15のスイ ッチングが連続して行われる。
【0037】 この結果2次巻線22に交番電圧が生じ整流回路6で整流されて出力電圧と出 力され、外部負荷7に印加され、負荷電流IL が流れる。
【0038】 この負荷電流IL は、検出抵抗R0 を流れる電流IO と、定電流分路8を流れ る電流IC の和である。
【0039】 ところで制御回路9のトランジスタQ13はエミッタ・フオロア接続されている のでそのベース入力電圧R0 O =Vrefが出力電圧となってゼナー・ダイオ ードZDに印加される。
【0040】 したがって検出抵抗R0 に流れる電流IO が増加すればその電圧降下IO 0 も増加し、ゼナー・ダイオードZDに印加される電圧が増加して、ゼナー・ダイ オードZDを導通状態にし、トランジスタQ14のベース・エミッタ電流を流して トランジスタQ14を導通状態にし、トランジスタQ15のベース・エミッタ電流を バイパスしてこれを減少し、トランジスタQ15のコレクタ電流を減少させること になるので、1次巻線21に流れる電流が減少し、2次巻線22の出力電圧が減 少し、電流IO も減少することになる。すなわちIO =Vref/R0 の状態で 定電流出力するものとなる。なおVrefはゼナー・ダイオードZDのゼナー電 圧VZによりおおよそきまることになる。
【0041】 ところで定電流分路8は、トランジスタQ11と抵抗R3 とでエミッタ・フオロ アを構成しているので、制御電圧VC の抵抗R1 ,R2 による分圧出力VC ・R 2 /(R1 /R2 )はトランジスタQ12のベースに印加される。したがってトラ ンジスタQ12のベース電圧VB は次式で示される。
【0042】
【数2】
【0043】 ここでVBEQ1は、トランジスタQ11のベース・エミッタの電圧降下を示す。
【0044】 このときトランジスタQ12のエミッタに接続された抵抗RC には、 VB =RC C +VBEQ2 となる電流IC が流れる。ここでVBEQ2はトランジスタQ12のベース・エミッタ の電圧降下を示す。
【0045】 ここで前記VBEQ1とVBEQ2とはいずれも無視できる小さな値なので、
【数3】 となる。したがって
【数4】 となる電流IC が流れる。このようにして、制御電圧VC により1次的に変化す る電流IC を流すことができる。
【0046】 このようにして定電流分路を設けた時、負荷7に流れる出力電流IL は、IL =IO +IC となる。
【0047】 そしてIO ,IC は前記の如く数式で表現されるので、IL は次式のようにな る。
【0048】
【数5】
【0049】 このように制御電圧VC を可変にすることにより負荷電流を直線的に可変する ことができる。
【0050】 なお、前記の図4の場合は、図2の(C)の例を適用したものであるが、勿論 (A),(B),(D)等を使用することもできる。また図4の場合は負荷に負 方向電流を流す場合であるが、勿論正方向電流を流す場合も本考案を適用できる 。
【0051】
【考案の効果】
本考案により、外部からの制御信号により容易に直線的に可変することができ 、直流電圧により制御できるので、ノイズカツトが容易で、しかも遠方から印加 することも可能で、安定度があって、精度の高い定電流の出力可変型電源装置を 提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例構成及びその動作説明図であ
る。
【図2】本考案における定電流分路について基準電圧V
refが正の場合の例を示す。
【図3】本考案における定電流分路について基準電圧V
refが負の場合の例を示す。
【図4】本考案における他の実施例構成図を示す。
【図5】従来の定電流電源を示す。
【符号の説明】
1 トランス 2 1次巻線 3 2次巻線 4 スイッチング回路 5 直流電源 6 整流回路 7 負荷 8 定電流分路 9 制御回路 11 スイッチング制御部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランス(1)の1次側に、直流電源
    (5)をオン・オフするスイッチング回路(4)を設
    け、その2次側出力を整流回路(6)で整流して負荷
    (7)に供給し、負荷(7)に流れる電流に応じてスイ
    ッチング回路(4)を制御する電源装置において、整流
    回路(6)の出力に応じた信号を出力する検出手段(R
    0 )と、整流回路(6)の出力を分路するとともに、そ
    の分路電流の大きさを制御電圧により制御可能な定電流
    分路(8)を設け、この制御電圧を調整することにより
    分路電流の大きさを変え、負荷電流を調整するようにし
    たことを特徴とする出力可変型電源装置。
  2. 【請求項2】 前記定電流分路として、正の制御電圧に
    より制御可能に構成したことを特徴とする請求項1記載
    の出力可変型電源装置。
  3. 【請求項3】 前記定電流分路として、負の制御電圧に
    より制御可能に構成したことを特徴とする請求項1記載
    の出力可変型電源装置。
JP1767691U 1991-03-01 1991-03-01 出力可変型電源装置 Withdrawn JPH04108386U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1767691U JPH04108386U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 出力可変型電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1767691U JPH04108386U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 出力可変型電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04108386U true JPH04108386U (ja) 1992-09-18

Family

ID=31904397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1767691U Withdrawn JPH04108386U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 出力可変型電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04108386U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146580A1 (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 シャープ株式会社 スイッチング電源回路、及びled照明装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146580A1 (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 シャープ株式会社 スイッチング電源回路、及びled照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4467406A (en) Ringing converter
JPH04108386U (ja) 出力可変型電源装置
JP3015911B2 (ja) 多出力スイッチングレギュレータ
KR880001835B1 (ko) 링깅 콘버어터
JPH049616Y2 (ja)
JP2534217Y2 (ja) 直流―直流コンバータ
JPH0644312Y2 (ja) 出力可変形電源回路
JP3757293B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JPH026653Y2 (ja)
JPS6130961A (ja) スイツチング制御型電源回路
JPH0537669Y2 (ja)
JP3469566B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH0521990Y2 (ja)
JPH11259151A (ja) 電源回路用補助電源回路
JPH0756634Y2 (ja) 電子写真装置の帯電器の高圧電源装置
JPH0534229Y2 (ja)
JPH043592Y2 (ja)
KR950003023Y1 (ko) SMPS(Switching Mode Power Supply)회로
JPH0639366Y2 (ja) 直流安定化電源装置
JPH0540712Y2 (ja)
JPH06261547A (ja) 高圧電源装置
KR100316100B1 (ko) 출력전압이 가변되는 전원공급장치
JP2560612Y2 (ja) Cv・cc直流安定化電源
JP2560725Y2 (ja) スイッチングレギュレータ
JP2562582Y2 (ja) 直流電源の出力電圧調節回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950615