JPH084385B2 - 多出力電源回路 - Google Patents

多出力電源回路

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JPH084385B2
JPH084385B2 JP11816589A JP11816589A JPH084385B2 JP H084385 B2 JPH084385 B2 JP H084385B2 JP 11816589 A JP11816589 A JP 11816589A JP 11816589 A JP11816589 A JP 11816589A JP H084385 B2 JPH084385 B2 JP H084385B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、電子写真式複写機やレーザービームプリ
ンタなどにおける帯電器や現像器にそれぞれ所定の直流
電圧を供給する場合などに用いられる多出力電源回路に
関する。
(b)従来の技術 電圧の異なる2つの出力を得る電源回路の例を第3図
に示す。第3図においてN1はトランスの一次巻線であ
り、スイッチングトランジスタQ1を含むスイッチング回
路が接続されている。トランジスタの二次巻線N2にはダ
イオードD1,D2およびコンデンサC1,C2からなる整流平滑
回路が接続されている。この整流平滑回路により得られ
る電圧が抵抗R1を通して出力端子OUT1から出力される。
出力端子OUT1と整流平滑回路の他方の端子(接地)間に
抵抗R2およびレギュレータ回路REによるシャントレギュ
レータ回路が接続されていて、出力端子OUT2から所定の
直流電圧が出力される。
第3図に示した回路は比較的簡単な回路で構成できる
が、2つの出力端子には同極性の電圧しか出力させるこ
とができない。極性の異なる2つの電圧出力を得る従来
の電源回路の例を第4図に示す。
第4図においてN3は二次巻線N2とは別個に設けた二次
側の巻線であり、整流ダイオードD3,平滑コンデンサC3
および抵抗R3を接続して第2の出力端子OUT2から所定の
直流電圧を出力させる。ここで整流ダイオードD3の方向
がダイオードD1,D2とは逆方向であるため、OUT2にはOUT
1と逆極性の電圧が発生される。
(c)発明が解決しようとする課題 このように極性の異なる二つの電圧を発生させるため
に、従来はそれぞれ別個に二次巻線を設けたトランスを
用いなければならず、また整流平滑回路も別個に設けな
ければならないため、大型化しコスト高になるという問
題があった。
例えば、電子写真式複写機やレーザービームプリンタ
などにおいては、感光体を帯電させる帯電器に高電圧を
供給する高電圧発生回路と、現像器にバイアス電圧を与
える中電圧発生回路とが必要である。現像バイアス電位
が感光体の帯電電位と同極性である場合には第3図に示
した電源回路を用いることができるが、感光体の特性や
プロセス(反転現像等)に応じて、現像バイアス電位が
感光体の帯電電位と逆極性になる場合には上述の問題が
生じる。また、現像バイアス電位を正負何れの極性にも
切替可能とするためには、正電圧発生用回路と負電圧発
生用回路を新たに設けなければならず、更に複雑な回路
構成となる。
この発明の目的は、トランスの単一の二次巻線から電
圧の異なる2つの直流電圧を発生できるようにして前述
の問題点を解消した多出力電源回路を提供することにあ
る。
(d)課題を解決するための手段 この発明は、トランスの一次巻線に、この一次巻線に
流れる電流を断続するスイッチング回路を接続し、前記
トランスの二次巻線に整流平滑回路を接続したスイッチ
ングレギュレータにおいて、 前記整流平滑回路を全波倍電圧整流回路で構成し、該
整流平滑回路の2つの出力端子間に第1の負荷とともに
少なくとも電流検出抵抗と電圧降下抵抗を直列接続し、
前記電流検出抵抗の降下電圧と基準電圧との差を検出し
て第1の負荷に流れる電流を安定化させる負荷電流安定
化回路を設け、前記整流平滑回路の2つの出力端子間に
抵抗分圧回路を接続し、この抵抗分圧回路と接地との間
に第2の負荷を接続したことを特徴としている。
(e)作用 この発明の多出力電源回路の構成を第1図に示す。ト
ランスの一次巻線N1にはスイッチング回路1が接続さ
れ、トランスの二次巻線N2には整流平滑回路2が接続さ
れている。整流平滑回路2は全波倍電圧整流回路で構成
され、その両端子間には第1の負荷4と電流検出抵抗Rd
と電圧降下抵抗Rcが直列接続されている。図中3は電流
検出抵抗Rdおよびスイッチング回路1とともに負荷電流
安定化回路を構成する誤差増幅回路であり、電流検出抵
抗Rdの降下電圧と基準電圧Vrとの差を検出してスイッチ
ング回路1に負帰還制御している。また、整流平滑回路
2の出力端子間にRa,Rbからなる抵抗分圧回路が接続さ
れ、この抵抗分圧回路の端子OUT2と接地との間に第2の
負荷が接続されている。
以上のように構成したことにより、第1の負荷4,電流
検出抵抗Rdおよび電圧降下抵抗Rcを介して負荷電流IL1
が流れる。また、抵抗分圧回路に電流Ihが流れる。従っ
て出力端子OUT2に発生する電圧Voは次式で表される。
Vo=−(Rc+Rd)IL1+Rb・Ih ここでIL1は前記負荷電流安定化回路の作用により一
定であり、またIhは抵抗Ra,Rbにより定まる。従って各
抵抗値を定めることによって、前式右辺の第1項と第2
項の差を定め、正または負の所定の電圧を第2の負荷5
へ与えることができる。
(f)実施例 この発明の実施例である多出力電源回路の回路図を第
2図に示す。
第2図においてN1はトランスの一次巻線であり、この
一次巻線を断続するスイッチングトランジスタQ1を接続
している。スイッチング制御回路5はスイッチングトラ
ンジスタQ1をオン/オフ制御する。トランスの二次巻線
N2にはダイオードD1,D2およびコンデンサC1,C2からなる
整流平滑回路を接続している。整流平滑回路の一方の出
力端Aと第1の出力端子OUT1間にはアーク放電を防止す
る電流制限抵抗R1を設け、第1の出力端子OUT1と接地間
に第1の負荷である帯電器4を接続している。この帯電
器4は感光体に対して正のコロナ放電を行う。整流平滑
回路の他方の出力端Bと接地間には電圧源8、電流検出
抵抗R8および電圧降下抵抗R7を接続している。電流検出
抵抗R8の一方と接地間にはコンデンサC4を接続し、その
電圧を誤差増幅回路6の+端子に入力している。誤差増
幅回路6の−端子には基準電圧源7を接続している。さ
らに第1の出力端子OUT1と整流平滑回路の他方の出力端
B間にR5およびR6からなる抵抗分圧回路を設け、R6から
第2の出力端子OUT2に電圧を取り出している。端子OUT2
には第2の負荷である現像器5を接続している。
第2図に示した回路の動作は次のとおりである。スイ
ッチング制御回路9はスイッチングトランジスタQ1をオ
ン/オフ制御することにより、トランスの一次巻線N1に
流れる電流を断続し、トランスの二次巻線N2に誘起電圧
を発生させる。D1,D2およびC1,C2によりその誘起電圧が
整流平滑されてOUT1に所定の正の直流電圧が発生する。
これにより帯電器4、電圧源8、電流検出抵抗R8および
電圧降下抵抗R7を介して負荷電流IL1が流れる。このこ
とによりC点の電位は電圧源8の電圧から電流検出抵抗
R8による降下電圧を減じた値となり、コンデンサC4によ
りその変動が平滑化される。従って誤差増幅回路6から
C点の電位と基準電圧源7の電圧との差の増幅出力がス
イッチング制御回路9に帰還される。これは負帰還制御
であるため、負荷電流IL1は電流検出抵抗R8の抵抗値と
基準電圧源7および電圧源8の電圧により定まる電流で
安定化される。ここで抵抗R8の抵抗値を調整することに
よって帯電器4のコロナ放電電流を調整することができ
る。
このように負荷電流IL1が一定となることにより、B
点の電位は電圧源8の電圧、R8およびR7の降下電圧によ
り定まる。通常帯電器4は安定であるため、A点の電位
が一定となり、抵抗R5,R6には一定の電流Ihが流れる。
従って第2の出力端子OUT2には、B点の負電位にR6の可
変抵抗値による降下電圧分を加算した電圧が発生する。
B点の電位は負、R6による降下電圧は正方向であるた
め、R5およびR6による抵抗分圧回路の分圧比によってOU
T2の出力電圧を負から正の範囲で連続的に調整すること
ができる。すなわち抵抗R6の出力点を調整することによ
って現像バイアスを負から正の範囲で任意に設定または
切替えることができる。
この実施例によれば、現像器に対する電圧出力部に平
滑用コンデンサを設ける必要がないため、従来例として
示した第4図の回路中抵抗R3のように、コンデンサ電荷
の放電用抵抗を設ける必要がない。
また、実施例では、出力端子OUT1に正、出力端子OUT2
に負または正の電圧を得るように構成したが、逆に、OU
T1に負、OUT2に正または負の電圧を得るように構成して
もよい。
(g)発明の効果 この発明によれば、トランスの単一の二次巻線から電
圧の異なる2つの直流電圧が発生するため、専用の二次
巻線を別個に設けたトランスを用いることなく、また別
個に整流平滑回路を設ける必要がないため、小型化およ
び低コスト化を図ることができる。また、この発明に係
る抵抗分圧回路の分圧比の調整により、一方の出力電圧
を正負にわたって連続的に調整することが可能となるた
め、種々の電気回路または電子回路の電源回路として用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す図である。第2図はこの
発明の実施例である多出力電源回路の回路図である。第
3図および第4図は従来の電源回路の回路図である。 3,6……誤差増幅回路、 D1,D2,C1,C2……整流平滑回路、 Rc,R7……電圧降下抵抗、 Rd,R8……電流検出抵抗、 Ra・Rb,R5・R6……抵抗分圧回路、 IL1……負荷電流。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの一次巻線に、この一次巻線に流
    れる電流を断続するスイッチング回路を接続し、前記ト
    ランスの二次巻線に整流平滑回路を接続したスイッチン
    グレギュレータにおいて、 前記整流平滑回路を全波倍電圧整流回路で構成し、該整
    流平滑回路の2つの出力端子間に第1の負荷とともに少
    なくとも電流検出抵抗と電圧降下抵抗を直列接続し、前
    記電流検出抵抗の降下電圧と基準電圧との差を検出して
    第1の負荷に流れる電流を安定化させる負荷電流安定化
    回路を設け、前記整流平滑回路の2つの出力端子間に抵
    抗分圧回路を接続し、この抵抗分圧回路と接地との間に
    第2の負荷を接続したことを特徴とする多出力電源回
    路。
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