JPH04107843A - 被把持体の把持方法及びその装置 - Google Patents

被把持体の把持方法及びその装置

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JPH04107843A
JPH04107843A JP22598290A JP22598290A JPH04107843A JP H04107843 A JPH04107843 A JP H04107843A JP 22598290 A JP22598290 A JP 22598290A JP 22598290 A JP22598290 A JP 22598290A JP H04107843 A JPH04107843 A JP H04107843A
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gripper
gripped
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被把持体の把持方法及びその装置に関し、例
えば、半導体ウェハを収容する収容具の把持方法及び把
持装置に関する。
口、従来技術 半導体ウェハの表面に酸化珪素膜等の堆積膜を形成する
ために、化学的気相成長(CVD)装置が広く使用され
ている。半導体ウェハ(以下、単にウェハと呼ぶ)は、
珪素又はガリウム−砒素等の半導体単結晶からなる厚さ
数百μmの薄い円板状を呈し、ボートと呼ばれる載置具
に通常水平方向に所定の間隔で垂直に多数(例えば25
枚)載置され、ボートと共にCVD装置内に挿入され、
CVD処理を受ける。このボートは、ウェハを支持する
ための水平に位置する4本のバーを有し、これらのバー
には所定のピッチで溝が設けられ、ウェハはこれらの溝
に挿入されて水平方向に所定間隔で垂直にボートに!!
置される。このボートは、CVD装置内でウェハと共に
加熱されるので、その材料には石英が使用される。以下
、このボートを石英ボートと呼ぶ。
ウェハは、上記石英ボートとは別の載置具(カセットと
呼ばれ、一般にプラスチック製である。)に載置されて
CVD装置付近に搬送され、此所で前述の石英ボートに
移載される。また、CVD処理が終了したウェハは、石
英ボートからカセットに移載され、次の工程へ搬送され
る。上記カセットは、側壁にウェハを挿入するために溝
が多数設けられている。また、ウェハは、CVD処理後
にフォトリソグラフィーの手法によって表面に種々の素
子が形成されるのであるが、これら素子の形成過程及び
形成後に石英ボートに載置された状態にてエツチング及
び弗酸(HF)や純水等による洗浄が施される。このエ
ツチングや洗浄の工程でも、ウェハは、カセットに載置
されて搬送され、石英ボートに移載されてこれらの処理
を施され、処理終了後に再びカセットに移載されて次の
工程に搬送される。
ウェハが載置されたカセット又は石英ボートは、搬送や
移載の度毎にグリッパによって把持され、所定の位置に
送られる。
第12図及び第13図は従来のグリッパを示し、同図の
各(a)は平面図、Φ)は正面図である。但し、両図共
、(b)ではカセットをも図示しである。
第12図のグリッパ51は、回動可能な円板52.52
を設けてあり、円板52.52に回動可能に取付けられ
た対のバー53.53の先端部に把持部54.54が揺
動可能に取付けられている。円板52.52が矢印のよ
うに所定角度回転すると、バー53.53の動作によっ
て把持部54.54がガイド55.55に案内されて仮
想線位置から実線位置に移動し、第12図(ロ)に示す
ように、カセット47の上端に設けられた対のつば47
a、47aの下に把持部54.56のフィンガ54a、
54aが入ってグリッパ51がカセット47を把持する
第13図のグリッパ61は、同図(a)に示すように、
回動可能な対のリンク63.63の一端が共通の軸62
に軸支され、リンク63.63の他端にはフィンガ65
.65が軸支されていて、フィンガ65.65は軸62
の移動によって軸64.64を支点にして仮想線位置か
ら実線位置へ揺動するようになっている。このようにフ
ィンガ65.65が仮想線位置から実線位置に移動する
と、第13図(b)に示すように、カセット47のつば
47a、47aの下にフィンガ65.65が入ってグリ
ッパ61がカセット47を把持する。
ところで、カセット47は、その下面が載置台70に載
置され、載置台70の両側縁に設けられた突部70a、
70aに挟まれるようにして位置決めされる。載置台7
0は床49に固定されている。
第12図(b)、第13図Cb)に仮想線で示すように
、グリッパ51.61の中心線がカセット47の中心線
に対して狂っていると、カセット47は把持と同時に動
いて、載置台70の一方の突部70a、70aに乗り上
げるようになる。すると、このとき載置台70の突部7
0aとカセット47の下面との摺擦によって塵が発生す
ることになる。ウェハは、塵の付着によって品質が劣化
するので、清浄なりリーンルーム内で取扱われる。従っ
て、上記のような発塵は甚だ不都合である。
グリッパは一般にロッポットによって操作されるのであ
るが、上記の問題を解消する方策として、ロボットを複
雑に多軸化し、またロボットへの教示(ティーチング)
を高精度にすることが考えられる。然し、これでは、ロ
ボットの製造原価が昂騰する上に、ロボットは高精度に
なる程度誤動作を起こし易くなるので、上記の方策では
万全を期し難い。
ハ0発明の目的 本発明は、把持装置と被把持体との位置関係が正確では
な(でも、被把持体がこれを支持する支持手段と摺擦す
ることなく被把持体を把持でき、かつ、把持装置の構造
を簡単にできる、被把持体の把持方法及びこの方法に使
用する把持装置を提供することを目的としている。
二0発明の構成 第一の発明は、被把持体係合手段に係合された被把持体
を、把持装置を用いて把持するに際し、前記被把持体を
、前記の係合を維持した侭、把持手段で把持する把持工
程と、 前記の係合を解除して前記被把持体と前記被把持体係合
手段とを空間的に離間させる係合解除工程と、 前記の係合解除と同時又はそれ以降に、前記把持手段を
構成する対の把持部を所定の位置関係に位置させて前記
被把持体の位置を前記把持装置の所定の位置に整合させ
る位置整合工程とを有する、被把持体の把持方法に係る
第二の発明は、被把持体係合手段に係合された被把持体
を把持する、被把持体の把持装置において、 前記被把持体を把持するための把持手段と、この把持手
段を構成する対の把持部で前記被把持体を把持させるた
めの対の把持部駆動軸と、この対の把持部駆動軸のうち
のいずれか一方の把持部駆動軸のみを駆動可能にする差
動機構、と、 前記対の把持部を所定の位置関係に位置させて前記被把
持体の位置を前記把持装置の所定の位置に整合させるた
めの位置整合手段と、前記把持手段を移動させるための
移動手段とを有することを特徴とする、被把持体の把持
装置に係る。
ホ、実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
第1図はグリッパを示し、同図(a)は正面図、同図(
5)は同図(a)のI b−1b線拡大断面図であって
、同図(a)のみカセットを併示しである。
ケーシング2に収容された差動機3から図において左右
に左側ドライブシャフト9Lと右側ドライブシャフト9
Rとがケーシング2を貫通して突出している。差動機3
の図において右側には、■字形の溝を形成するガイド面
4a、4aを有するガイド4がドライブシャフト9Rを
囲むようにして固定されている。ガイド面4a、4aに
は、コイルばね6によって左方に付勢されるソケット5
の対のローラ5cが接当し、ソケット5はドライブシャ
ツ)9Rに外嵌してこれと一体に回動するようにしであ
る。上記の各部分はケーシング2に収容される。ドライ
ブシャフト9L、9Rのケーシング2から突出する部分
は、ケーシング2に固定された左右のケーシング8L、
8Rに夫々収容され、これらに軸支される。
ケーシング2の下には減速器歯車12B付きのモータ1
2Aを収容するケーシング11が固定されていて、モー
タ12Aの減速歯車12Bの軸に取付けられたファイナ
ルピニオン13と差動機3のファイナルギヤ10とが互
いに噛合する。自動車の差動機にあってはファイナルピ
ニオンとファイナルギヤとは傘歯車を使用するが、本例
にあってはケーシング1.11をコンパクトにするため
、ファイナルピニオン13とファイナルギヤ10とは薄
幅の平歯車としている。
ドライブシャフト9L、9Rの先端には傘歯車16L、
16Rが取付けられ、傘歯車16L、16Rにはフィン
ガシャフト18L、18Rの先端に取付けられた傘歯車
17L、17Rが夫々噛合する。傘歯車16L、17L
及びフィンガシャフト18Lと、傘歯車16L、17L
及びフィンガシャフト18Rとは、夫々ケーシング15
L、15Rに収容され、フィンガシャフト18L、18
Rには夫々ケーシング15L、15Rに軸支されている
。フィンガシャフト18L、18Rには、フィンガ19
L、19Rが下方に向けてケーシング15L、15Rか
ら突出して取付けられ、フィンガ19L、19Rの下端
には、内側に向けて互いに対向するように把持部20L
、20Rが夫々固定されている。フィンガ19L、19
Rには反射型のセンサ21L、21Rが夫々取付けられ
ているケーシング15L、15Rは、補強のためのバー
25によって互いに連結されている。但し、バー25は
第1図(a)では図示省略しである(後述の第3図(→
、(ロ)も同様)。
以上の各部分によってグリッパ1が構成される。
第1図(a)に示すように、同図(ハ)のモータ12A
が駆動してフィンガ19L、19Rが矢印のように回動
し、フィンガ19L、19Rが鉛直方向に位置すると、
把持部20L、20Rが、カセットの両端上面に延設さ
れたつば47a、47aの下側に入り、グリッパ1がカ
セットを把持する。
第2図はフィンガがカセットを把持する要領を示し、同
図(a)は要部平面図、同図(b)は要部右側面図であ
る。
第2図(a)において、フィンガ19L、19Rが仮想
線位置から実線位置に移動して把持部20L、20Rが
、カセット47のつば47a、47aの下に位置すると
、同図師)に示すように、センサ21R121Lの光が
把持部20R120Lから反射してフィンガがカセット
47を把持した状態が検出される。この検出結果に基い
て第1図(ロ)のモータ12Aの駆動を停止させ、フィ
ンガ19L、19Rの回動が停止する。これによってカ
セット47に無理な荷重がかかってカセット47が破損
するというトラブルが防止される。
第3図はカセットの鉛直中心線とグリッパのそれとが一
致していないときのカセットとグリッパとの移動の様相
を示し、同図(a)はフィンガがカセットを把持した状
態を、同図(b)はグリッパがカセットを持ち上げた状
態を示す正面図である。これらの図中、Wはウェハであ
る。
第3図(a)に示すように、カセット47は、床49に
固定された載置台48にM2置され、載置台48の両側
縁の突部48a、48aに挟まれて位置決めされている
。カセット47の中心線CL、7に対してグリッパ1の
中心ICL、は一致しておらず、従って、この状態では
フィンガ19L、19Rは対称位置には位置していない
第3図(a)において、センサ21L、21Rの双方が
カセット47のつば47a、47aを検出すると、第3
図(a)の把持状態が検出される(第1図(a)でも同
様)。この検出結果に基いて第1図(b)のモータ12
Aの駆動が停止し、この停止と同時又は、これ以降にグ
リッパ1が上昇する。すると、第3図β)に示すように
、フィンガ19L、19Rが鉛直方向に位置してグリッ
パ1の中心線CL。
に対してカセット47の中心線CL、、が一致する。
この状態では、カセット47は、グリッパ1と共に上昇
して載置台48から離れるので、カセット47と載置台
48の突部48aとが擦れ合うことがなく、好ましくな
い塵の発生が起こることがない。従って、クリーンルー
ムでの使用に頗る好適である。
第3図(a)で、フィンガ19Lが鉛直方向に迄回転す
る前に回転を停止し、フィンガ19Rが鉛直方向を越え
て回転するのは、第1図(b)の差動機3の機能によっ
てなされる。
第5図は差動機の断面図、第6図は差動機の動作を説明
するための吠l内部断面図である。
これらの図中、35L及び35Rはデフサイドギヤで、
夫々ドライブシャフト9L、9Rに固着され、2個のデ
フピニオン34.34と噛合している。デフピニオン3
4.34はこれらを貫通するピニオンシャフト33を軸
としてその周囲を回動できるようになっていて、デフピ
ニオンシャフト33は上記部品を収容するデフケース3
1にテーバビン32によって固着されている。以上の部
品からなる部分が差動機である。また、デフケース31
にはボルト36.36によってファイナルギヤ10が固
定されている。ファイナルギヤ10は、第1図[有])
の減速歯車12日の軸に固定されたファイナルピニオン
13と噛合していて、これらが最終減速機を構成する。
差動機を構成する各部分は、デフキャリヤ3aに収容さ
れ、油中に浸漬されている。
第3図(a)において、フィンガ19Lが仮想線で示す
初期状態から実線位置に到達する迄は、ファイナルピニ
オン13の回転がファイナルギヤ10に伝達され、更に
ファイナルギヤ10に固定されたデフケース31、テー
パピン32によってデフケース31に固定されたデフビ
ニオンシャフト33及びデフビニオン34.34を介し
てデフサイドギヤ35L、35Rに伝達される。かくし
て、デフサイドギヤ35Lの回転によってドライブシャ
フト9Lが、デフサイドギヤ35Rの回転によってドラ
イブシャフト9Rが夫々回転し、第3図(a)のフィン
ガ19L、19Rが回転する。この場合、デフビニオン
シャフト33、デフビニ第34.34及びデフサイドギ
ヤ35L、35Rは互いに相対的に動くことなく、一体
となってドライブシャフト9L、9Rを軸として回転す
る即ち、差動機は作動することなく、左右のドライブシ
ャフト9L、9Rは同一回転数で回転し、前述したよう
に対のフィンガを回転させる。
第3図(a)において、フィンガ19Lがカセット47
のつば47aに接当すると、ドライブシャフト9Lが停
止し、かつ、ドライブシャフトが回転して第3図(a)
のフィンガ19Rが実線位置に到達する迄の間は、差動
機は以下のように作動する。
ドライブシャフト9Lに固着されたデフサイドギヤ35
Lが回転を停止し、デフビニオン34.34は自転しな
がらデフサイドギヤ35Lの歯部円周上を公転してデフ
サイドギヤ35Rを回転させ、ドライブシャフト9Rは
正常な回転状態での回転数の2倍の回転数で回転する。
即ちデフサイドギヤ35Lが太陽傘歯車として、デフビ
ニ第34.34が遊星傘歯車として動作する(第3図(
a)で、グリッパ中心線CL、がカセット中心線CL、
、の左側にずれている場合は、デフサイドギヤ35Rが
太陽傘歯車となる。)、かくして、ドライブシャフト9
Rの回転によって第3図(a)のフィンガ19Rがカセ
ット47のつば47aに接当する迄回転する。
第3図(a)から同図ら)へのようにフィンガ19Lが
更に回転し、フィンガ19Rが前記とは逆に回転すると
き、グリッパは次のように作動する。
第7図(a)に正面図(一部断面)で、同図(a)の■
b−■blIA断面図である同図(5)に示すように、
差動機3のドライブシャフト9R側にはV字形の溝を設
けた円筒状ガイド4が固定され、ドライブシャフト9R
にはこれと一体になって回動しかつその中心軸線方向に
スライド可能なソケット5が外嵌し、ソケット5はコイ
ルばね6によってガド4へ向けて付勢されている。ソケ
ット5の先端には対のローラ5c、5cが取付けられ、
ガイド4の7字形溝によって形成されるガイド面4aに
ローラ5C15cが圧設する。第7図は初期状態を示し
ている。第8図(a)、Φ)は第3図(a)の状態にお
ける第7図(a)、(b)と同様の図面である。第3図
(a)のようにフィンガ19Lが回転を停止した以後に
フィンガ19Rが更に回転するときは、ドライシャツ)
9Rが回転を停止し、ドライシャフト9Rが回転する。
その結果、ソケット5も回転してその先端のローラ5c
、5cが第8図(a)、(b)に示すようにガイド4の
ガイド面4aに沿って回転することにより、ソケット5
は第8図(a)において右方へ移動する。このとき、ソ
ケット5はコイルばね6によって左方に強く付勢される
。この状態から第3図のグリッパ1が上昇すると、カセ
ット47は載置台48の突部48aから離れ、グリッパ
1は自由になってソケット5がコイルばね6から強い付
勢力によって左方に移動しながら逆回転し、第7図(a
)、[有])の状態に戻る。
第9図はガイドとローラとの関係を示す拡大斜視図で、
ローラ5c、5Cが第7図の状態にあるときを実線で、
第8図の状態にあるときを仮想線で示しである。
ソケット5はドライブシャフト9Rと一体になって回動
し、かつその中心軸線方向にスライド可能にしであるが
、通常のスプラインシャフトとは異なり、ボールスプラ
イン機構としている。即ち、第10図に示すように、ソ
ケット5はドライブシャツ)9Rに対して僅かの間隙を
隔てて外嵌する。
ソケット5の内面の3個所に設けられた断面略半円径の
溝5a、5a、5aとドライブシャフト9Rの3個所に
設けられた断面略半円径の溝9a、9a、9aに多数の
ボール7.7.7を収容させ、ボール7.7.7の回転
によってソケット5のスライド時の摩擦抵抗を極小にし
ている。ソケット5には、ボールねじのソケットと同様
に、溝5a。
5a、5aの背後にボール7が循環する断面円形の通路
5b、5b、5bを設けである。
ソケット5が第8図の状態から第7図の状態へ戻る時の
差動機の動作を第6図によって説明する。
ドライブシャフト9Rが仮想線矢印のように逆回転する
と、これに固着されたデフサイドギヤ35Rに噛合する
デフビニ第34.34が仮想線矢印のように回転し、こ
れらに噛合するデフサイドギヤ35Lに固着したドライ
ブシャフト9Lが実線矢印(前の回転方向と同じ)のよ
うに回転する。従って第3図(a)から同(b)へと、
フィンガ19Lが更に回転し、フィンガ19Rが逆回転
してフィンガ19L、19Rは共に鉛直方向に位置し、
グリッパ中心線CL、とカセット中心線CL4?とが一
致するようになる。なお、第3図(a)において、グリ
ッパ中心線CL、がカセット中心線CL、、の左側にず
れている場合のローラ5b、5bの位置は、第8図(b
)に仮想線で示しである。この場合もドライブシャツ1
−9L、9Rの回転方向が前述の場合の逆になるだけで
、差動機の同様の動作で第3図(ロ)の状態になる。
グリッパを以上のような構造とすることにより、第3図
(萄に示したカセット中心線CL、、に対するグリッパ
中心II CL Iの不一致は、6インチのウェハ載置
用カセットにあって、±10■迄許容できる。従って、
繰返し使用時の精度の再現性が緩和される。更に、グリ
ッパを操作するロボットが簡単な構造で済み、ロボット
の製造原価が低減する上に、ロボットの構造を複雑にす
ることによる誤動作も防止できる。
グリッパがカセットを把持してこれを所定位置に搬送す
ると、図示しないロボットがグリッパを下降させてカセ
ットを@置台に載置し、グリッパ19L、19Rを開い
て第3図(a)に仮想線で示した初期状態にする。この
とき、第1図Φ)のモータ12Aが前記とは逆方向の回
転をし、差動機3の前記とは逆の動作によってグリッパ
19L、19Rが開く。
本例にあっては、ロボットが誤動作を起してグリッパが
石英ボート把持の作業に入る前にフィンガを起こし、そ
の後の把持作業に支障をきたさぬよう、次のような方策
を講じている。
第3図(a)の拡大断面図である第4図に示すように、
ケーシング15L、15Rの中には扇形の遮光板23L
、23Rが設けられていて、断面コの字形の透過型フォ
トカプラ22L、22Rの光軸を遮光し得るようになっ
ている。遮光板23L、23Rはフィンガシャフト18
L、18Rと一体に回動し、フィンガ19L、19Rは
、遮光状態で通常の把持領域27内に位置し、非遮光状
態で把持領域外開き側頭域28内又は把持領域外閉じ側
頭域29内に位置するようになっている。
次に、フィンガの各動作シーケンスについて説明する。
(1)、電源投入時にフォトカブラ22L122R共に
非遮光状態にあるときは、フィンガ19L、19Rは開
く方向に動作し、フォトカブラ22L、22Rの双方又
はいずれか一方が即座に遮光状態になるとフィンガ19
L、19Rは把持領域外開き側頭域28に入ったときに
停止して待機する。遮光されなかったときは、モータを
逆転させ、遮光されたことを検知してこの検知結果に基
いて再度モータを逆転させ、フィンガ19L及び/又は
19Rが把持領域外開き側頭域28に入ったところで停
止させ、待機させる。全(遮光されなかったときはエラ
ーとなり、異常を知らせる。
(ii)、電源投入時にフォトカブラ22L、22Rの
双方又はいずれか一方が遮光状態にあるときは、フィン
ガ19L及び/又は19Rが開く方向に動作し、把持領
域外開き側頭域28に入ったところで停止させ、待機さ
せる。
この検出結果によって以後の動作が遂行可能になるよう
にしである。
第11図は把持部の水平方向の移動及び昇降をさせる把
持部移動機構の斜視図である。
床49に回動可能に立設する軸38の上端部には第一の
アーム40が固定され、第一のアーム40の先端部には
第二のアーム41が揺動可能に取付けられている、第二
のアーム41の下側にはソケット43とこれに螺合する
軸44とからなるボールねじ42が取付けられ、ボール
ねじの軸44の下端にはL字形の接続板45が取付けら
れ、接続板45には接続杆46が固定されている。図中
、44aはボール嵌入用の螺旋状溝である。ボールねじ
の軸44はスプライン機構によって第二のアーム41に
対して上下方向にのみ移動可能に取付けられ、ボールね
じのソケット43は軸44及び第二のアーム41に対し
て回動可能に取付けられている。そして、第二のアーム
41に内蔵されたモータによってボールねじのソケット
43が回動し、軸44を昇降させるようになっている。
上記の各部分によって把持部移動機構37が構成される
接続杆46は把持部1のケーシング2に固定され、把持
部1は、把持部移動機構37の上昇状態で第一、第二の
アーム40.41の組合せによるリンク装置39によっ
て軸38に近付き又はこれから遠去かるように移動可能
になっている。また、把持部1はカセット47を把持し
た状B(又は把持しない状態)でボールねじの軸44の
昇降に伴って昇降する。第11図中、Wは半導体ウェハ
である。
上記の例では、グリッパでカセットを上昇させ、カセッ
トを載置台から離間させると同時にコイルばねの付勢力
によってグリッパ中心線とカセット中心線とを一致させ
るようにしているが、この動作はばね以外の適宜の手段
によることができる。
この場合、カセットが載置台から離間してから適当なタ
イミングをとって上記の中心線一致の動作をなさしめる
ようにしても良い。
以上の例は、カセットの把持の例であるが、ウェハを載
置していない或いは載置した石英ボートの把持も上記の
例と異なるところはないことは言う迄もない。また、被
把持体は、ウェハを載置した石英ポート、カセットのほ
か、例えば、液晶表示装置用ガラス基板等、他の物品を
載置した被把持体であっても、或いは物品自体であって
も良い。
前述したように、被把持体に対する把持装置の位置ずれ
を大幅に許容できることから、精度の高くない種々のハ
ンドリング装置に本発明を通用して高精度なハンドリン
グ装置と同様に使用することができ、その適用範囲は広
い。また、フィンガを交換して種々の被把持体の把持に
使用できる。
へ1発明の作用効果 第一の発明は、把持手段で被把持体を把持してこの被把
持体を被把持体係合手段から空間的に離間させ、この離
間と同時又はそれ以降に前記把持手段を構成する対の把
持部を所定の位置関係に位置させて前記被把持体の位置
を前記把持装置の所定の位置に整合させるようにしてい
る。第二の発明は、前記第一の発明の各動作をなさしめ
る手段を有し、前記対の把持部を駆動させるための対の
把持部駆動軸のうちのいずれか一方の把持部駆動軸のみ
を駆動可能にする差動機構を具備している。
従って、把持前に前記被把持体と前記把持装置との位置
関係が正確には整合していないとしても、前記の係合解
除と同時又はそれ以降に両者の位置関係を整合させるの
で、前記被把持体と前記被把持体係合手段とが摺擦する
ことなく、上記の整合をさせることができる。その結果
、前記の摺擦による好ましくない発塵が防止され、清浄
度の高い雰囲気中での把持と好適である。その上、把持
装置を駆動させる駆動手段(例えばロボット)に高い精
度が要求されることがなく、上記駆動手段が簡単な構造
で済んでその製造原価が低減でき、その構造を複雑にす
ることによる誤動作も防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の実施例を示すものであって
、 第1図はグリッパを示し、同図(a)はカセットを把持
した状態の正面図、同図(ハ)は同図(a)のIbIb
線拡大線面大断面図ットは図示省略)、第2図は把持時
のカセットとグリッパとを示し、同図(a)は要部概略
平面図、同図(b)は要部概略右側面図、 第3図はカセットを把持したグリッパを示し、同図(a
)はグリッパ上昇前の正面図、同図(b)はグリンパ上
昇後の正面図、 第4図は第3図(a)の部分拡大図、 第5図は差動機の断面図、 第6図は差動機内部の拡l断面図、 第7図は初期状態及び第3図(ロ)の状態における差動
機及びその周辺を示し、同図(a)は中心軸線に沿う正
面図(一部断面)、同図(b)は同図(a)の■b−■
b線断面図、 第8図は第3図(a)の状態における差動機及びその周
辺を示し、同図(a)は中心軸線に沿う正面図(一部所
面図)、動図(b)は同図(a)の■b−■b線断面図
、 第9図はガイドとローラとの関係を示す概略拡大断斜視
図、 第10図はドライブシャフトとソケットとの関係を示す
拡大断面図、 第11図は把持部移動機構の要部斜視図である。 第12図及び第13図は従来例を示すものであって、 第12図はグリッパを示し、同図(a)はグリッパの動
作を示す平面図、同図(ロ)はカセットを把持したグリ
ッパの正面図、 第13図は他の例によるグリッパを示し、同図(a)は
グリッパの動作を示す平面図、同図(ロ)はカセットを
把持したグリッパの正面図 である。 なお、図面に示された符号において、 L  5L  61・・・・・・・・・グリ・ソバ3・
・・・・・・・・差動機 4・・・・・・・・・ガイド 4a・・・・・・・・・ガイド面 5・・・・・・・・・ソケット 5c・・・・・・・・・ソケットのローラ6・・・・・
・・・・コイルばね 9L、9R・・・・・・・・・ドライブシャフト10・
・・・・・・・・ファイナルギヤ12A・・・・・・・
・・モータ 12B・・・・・・・・・減速歯車 13・・・・・・・・・ファイナルピニオン16L、1
6R117L、17R ・・・・・・・・・傘歯車 18L、18R・・・・・・・・・フィンガシャフト1
9L、19R・・・・・・・・・フィンガ20L、20
R・・・・・・・・・把持部21L、21R,22L、
22R ・・・・・・・・・センサ 37・・・・・・・・・把持部移動機構38・・・・・
・・・・回転軸 39・・・・・・・・・リンク装置 40.41・・・・・・・・・アーム 42・・・・・・・・・ボールねし 47・・・・・・・・・カセット 47a・・・・・・・・・カセットのつば48・・・・
・・・・・載置台 48a・・・・・・・・・突起 W・・申0・・・・ウェハ である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被把持体係合手段に係合された被把持体を、把持装
    置を用いて把持するに際し、 前記被把持体を、前記の係合を維持した儘、把持手段で
    把持する把持工程と、 前記の係合を解除して前記被把持体と前記被把持体係合
    手段とを空間的に離間させる係合解除工程と、 前記の係合解除と同時又はそれ以降に、前記把持手段を
    構成する対の把持部を所定の位置関係に位置させて前記
    被把持体の位置を前記把持装置の所定の位置に整合させ
    る位置整合工程とを有する、被把持体の把持方法。 2、被把持体係合手段に係合された被把持体を把持する
    、被把持体の把持装置において、 前記被把持体を把持するための把持手段と、この把持手
    段を構成する対の把持部で前記被把持体を把持させるた
    めの対の把持部駆動軸と、この対の把持部駆動軸のうち
    のいずれか一方の把持部駆動軸のみを駆動可能にする差
    動機構と、 前記対の把持部を所定の位置関係に位置させて前記被把
    持体の位置を前記把持装置の所定の位置に整合させるた
    めの位置整合手段と、 前記把持手段を移動させるための移動手段とを有するこ
    とを特徴とする、被把持体の把持装置。
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