JPH04107344A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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Publication number
JPH04107344A
JPH04107344A JP2222414A JP22241490A JPH04107344A JP H04107344 A JPH04107344 A JP H04107344A JP 2222414 A JP2222414 A JP 2222414A JP 22241490 A JP22241490 A JP 22241490A JP H04107344 A JPH04107344 A JP H04107344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
torque
friction clutch
force
thrust
Prior art date
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Pending
Application number
JP2222414A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP2222414A priority Critical patent/JPH04107344A/ja
Publication of JPH04107344A publication Critical patent/JPH04107344A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 特公昭62−48625号公報に「電子式四輪駆動制御
装置」が記載されている。電磁クラッチには、他に噛合
いクラッチを電磁石で操作する電磁クラッチがある。
(発明が解決しようとする課題) 多板式の電磁クラッチで大きなりラッチトルクを得るに
は多板クラッチ部と電磁石の両方を大型にしなければな
らず、大型で重くコスト高になると共にアーマチャの大
型化などにより応答性が悪化する。。又、噛合いクラッ
チ式では噛合い部の回転により連結か円滑に行えないこ
とがあり、噛合い部にトルクが掛っていると連結を解除
しにくい。
そこで、この発明は、小型軽量でクラッチトルクが大き
く、動作が円滑で応答性が優れ、低コストの電磁クラッ
チの提供を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の電磁クラッチは、トルク伝達を行う遊星歯車
機構と、この遊星歯車機構の歯車間に配置され前記トル
ク伝達の断続を行う摩擦クラッチと、この摩擦クラッチ
を締結する電磁石と、摩擦クラッチが締結されると伝達
トルクを受けてスラスト力を発生し摩擦クラッチの締結
力を増強するスラスト発生手段とを備えたことを特徴と
する特(作用) 遊星歯車機構を介して行われるトルク伝達を、その低ト
ルク側の歯車間に配置した摩擦クラッチの開閉により断
続すると共に、摩擦クラッチが締結状態のときに伝達ト
ルクを受けてスラスト発生手段が発生するスラスト力が
摩擦クラッチの締結力に加算される。
従って、摩擦クラッチと電磁石とを小型軽量に構成して
も大きなりラッチトルクと優れた応答性とが得られると
共に低コストである。又、噛合いクラッチを用いないか
ら動作が円滑である。
(実施例) 第1図と第2図とにより第1実施例の説明をする。第1
図はこの実施例を示し、第2図はこの実施例を用いた車
両の動力系を示す。以下、前後の方向はこの車両の前後
方向であり、第1図の左方はこの車両の前方(第2図の
上方)に相当する。
先ず、第2図によりこの動力系の構成を説明する。この
動力系は、エンジン1、トランスミッション3、フロン
トデフ5(前輪側のデファレンシャル装置)、前車軸7
,9、左右の前輪]]、13、トランスファ15、この
実施例の電磁クラッチ17、プロペラシャフト19、リ
ヤデフ21(後輪側のデファレンシャル装置)、後車軸
2325、左右の後輪27.29なとから構成されてい
る。
次に第1図と第2図とにより電磁クラッチ17の説明を
する。
クラッチドラム3]の軸部33はプロペラシャフト1つ
側にスプライン連結されると共に、トランスファケース
35の後端にボルト37で固定されたベアリングキャッ
プ39にベアリング41を介して支承されている。
ドラム31にはインターナルギヤ43が一体に連結され
、ギヤ43にはピニオンギヤ45が噛合い、ギヤ45に
はサンギヤ47が噛合っている。
ピニオンギヤ45は前後のキャリヤ49.り]に支承さ
れたピニオンシャフト53上に回転自在に支承されてお
り、ギヤ45と各キャリヤ4つ、51との間にはそれぞ
れワッシャ55.57が配置されている。こうして、遊
星歯車機構59が構成されている。
前側のキャリヤ49は中空軸61と一体形成されており
、サンギヤ47の軸部63の前端部はベアリング65を
介して中空軸61に支承され、後端部はドラム31の軸
部33のセンター穴にベアリング67を介して支承され
ている。
中空軸61はトランスファ15の出力軸69に連結され
ており、エンジン1からの駆動力はキャリヤ4つ(ピニ
オンギヤ45)から遊星歯車機構59へ入力する。この
とき、ピニオンギヤ45の公転と自転とによりサンギヤ
47は増速され低トルク側となる。
サンギヤ47の軸部63の外周には内側の摩擦板7]が
スプライン連結され、クラッチドラム31 (インター
ナルギヤ43)の内周には摩擦板71と交互配置された
外側の摩擦板73がスプライン連結されてサンギヤ47
とインターナルギヤ43とを連結する多板クラッチ75
(摩擦クラッチ)が構成されている。
軸部63の外周には、多板クラッチ75の前方に、アー
マチャ77が軸方向移動自在にスプライン連結されてい
る。軸部33を囲んでリング状の電磁石7つが同軸配置
され、ボルト81てベアリングキャップ3つに固定され
ている。電磁石7つと軸部33及びクラッチドラム31
の凸部83との間にはエアギャップが設けられており、
ドラム31の後側壁85には電磁石79の磁束の短絡を
防ぎアーマチャ77へ導くための非磁性のリング87が
埋め込まれている。電磁石79は励磁されてアーマチャ
77を吸引し、その吸引力に応じた強さで多板クラッチ
75を締結させ、励磁か解除されると多板クラッチ75
は開放される。
多板クラッチ75が開放されるとエンジン]からの駆動
力はピニオンギヤ45とサンギヤ47の空転により遮断
され、後輪27.29側には伝達されない。又、多板ク
ラッチ75が締結されるとその締結力(摩擦板7173
の滑り)に応じ遊星歯車機構59を介して後輪側に駆動
力が伝達される。
電磁石79によるこのような操作は運転席から手動操作
可能か又は路面条件や車両の操舵条件に応じて自動操作
可能に構成されている。
遊星歯車機構59の各ギヤ43,45.47はへルカル
ギャであって、多板クラッチ75が締結された状態で車
両が前進走行中にエンジン1側が後輪27.29側より
先行回転する方向のトルクが掛ると、ピニオンギヤ45
に後向きのスラスト力89が生じるような勾配の歯すじ
が与えられている。このスラスト力89はワッシャ57
、キャリヤ51、アーマチャ77を介して多板クラッチ
75を押圧し、電磁石7つによる多板クラッチ75の締
結力を増強する。遊星歯車機構59に掛るトルク(伝達
トルク)が大きい程スラストカ89は強くなり、多板ク
ラッチ75の締結力は大きくなる。こうして、スラスト
力発生手段91が構成されている。
後輪側が先行回転するとスラスト力発生手段91のスラ
スト力は前向きとなって多板クラッチ75の締結力の増
強作用は消失する。こうして、トルクの伝達方向によっ
て異なったクラッチ特性が得られる。
上記のように、多板クラッチ75は遊星歯車機構59の
低トルク側(増速側)の歯車(サンギヤ47)との間に
配置されているから負担するトルクは増速比だけ伝達ト
ルクより小さくなり、更にスラスト発生手段91により
締結力が増強されるからそれだけ小型軽量で、応答か早
く、低コストにできる。又、噛合いクラッチと異なって
断続動作は円滑である。
こうして、電磁クラッチ17が構成されている。
次に、電磁クラッチ17の機能を第2図の車両の動力能
力に即して説明する。
エンジン1の駆動力はトランスミッション3からフロン
トデフ5を介して左右の前輪1]、、13に分配される
電磁クラッチ17が解放されていると、後輪27.2つ
は駆動されず車両は前輪駆動状態となったような走行性
が得らると共に、燃費が向上する。
電磁石79により電磁クラッチ17を締結すると後輪側
に駆動力が送られ、車両は四輪駆動状態になる。従って
、悪路などで前後輪の一方が空転しても他方の車輪の駆
動力により走破性が保たれる。特に前輪側が空転した場
合はスラスト力発生手段91により電磁クラッチ17の
クラッチトルクが強化され後輪側への伝達駆動力が大き
くなり、走破性の改善効果が大きい。
電磁石7つによる多板クラッチ75の締結力を弱めれば
、多板クラッチ75の滑りにより前後輪間の差動が許容
される。この状態で、車両は円滑な旋回が可能であり、
車庫入れなどのタイトコーナーブレーキング現象が防止
される。
急制動時に前輪側がロックされ後輪側が先行回転する状
態になると、電磁クラッチ17のクラッチトルクは電磁
石7つの吸引力だけの小さなものになる。従って、多板
クラッチ75の滑りにより前輪側のロック力が遮断され
、後輪ロックの誘発が避けられる。このように、アンチ
ロックブレーキシステム(ABS)とのマツチングがは
かれる。
次に、第3図により第2実施例の説明をする。
この実施例は、第2図の車両において第1実施例と同じ
箇所に配置される。以下、第1実施例と同一の部材には
同一の番号を付して引用しながら、第1実施例との相違
点を説明する。
伝達軸93はトランスファ15の出力軸69に連結して
おり、伝達軸93と前側のキャリヤ部材95との間には
カム97(スラスト力発生手段)が形成されている。カ
ム97は第3図(b)に示すようなプロフィールを有し
、車両が前進走行中にエンジン1側が先行回転するとき
スラスト力89と同様に後向きのスラスト力99を発生
する。
従って、この状態で電磁石10]により多板クラッチ1
03が締結されると、スラスト力99はキャリヤ部材9
5.ワッシャ55、ピニオンギヤ45、ワッシャ57、
アーマチャ77を介して多板クラッチ103を押圧し、
スラスト力発生手段91のスラスト力89と合わせて、
多板クラッチ103を締結する。こうして電磁クラッチ
コ05が構成されている。
この実施例では、このような2段のスラスト誘発土手段
が用いられているから、第1実施例と比べて多板クラッ
チ103と電磁石101とを更に小型軽量にして応答性
を高めると共に、トルクの伝達方向によるクラッチ特性
の差を大きくてきる。
従って、例えば急制動時の前輪ロック力の遮断効果が更
に向上する。
なお、スラスト力発生手段をカム97たけにし、遊星歯
車機構を通常のスパーギヤで構成してもよい。又、スラ
スト力発生手段は他の形式のものでよい。
[発明の効果] この発明の電磁クラッチは、トルク伝達を遊星歯車機構
を介して行い、その歯車間に摩擦クラッチを配置してト
ルク伝達の断続を行わせ、スラスト力発生手段により摩
擦クラッチの締結力が増強されるように構成したから、
摩擦クラッチと電磁石とが小型軽量であり、応答性に優
れると共に遮断動作が円滑であり、低コストである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図、第2図は各実施例を用いた車
両の動力系を示すスケルトン機構図、第3図は第2実施
例に係り、同図(a)は断面図、同図(b)は同図(a
)のA−A断面図である。 7・サンギヤ 9・・・遊星歯車機構 5.103・・・多板クラッチ(摩擦クラッチ)9、−
101・・・電磁石 1・・・スラスト力発生手段 7・・・カム(スラスト力発生手段) 代理人 弁理士  三 好 秀 和 ] 2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トルク伝達を行う遊星歯車機構と、この遊星歯車機構の
    歯車間に配置され前記トルク伝達の断続を行う摩擦クラ
    ッチと、この摩擦クラッチを締結する電磁石と、摩擦ク
    ラッチが締結されると伝達トルクを受けてスラスト力を
    発生し摩擦クラッチの締結力を増強するスラスト発生手
    段とを備えたことを特徴とする電磁クラッチ。
JP2222414A 1990-08-27 1990-08-27 電磁クラッチ Pending JPH04107344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2222414A JPH04107344A (ja) 1990-08-27 1990-08-27 電磁クラッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2222414A JPH04107344A (ja) 1990-08-27 1990-08-27 電磁クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04107344A true JPH04107344A (ja) 1992-04-08

Family

ID=16782012

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2222414A Pending JPH04107344A (ja) 1990-08-27 1990-08-27 電磁クラッチ

Country Status (1)

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JP (1) JPH04107344A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20110048A1 (it) * 2011-01-20 2012-07-21 Baruffaldi Spa Gruppo di trasmissione con riduttore epicicloidale ed innesto elettromagnetico in cascata
CN102852996A (zh) * 2011-06-28 2013-01-02 丰田自动车株式会社 电磁接合装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20110048A1 (it) * 2011-01-20 2012-07-21 Baruffaldi Spa Gruppo di trasmissione con riduttore epicicloidale ed innesto elettromagnetico in cascata
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