JPH04107044U - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JPH04107044U
JPH04107044U JP1720591U JP1720591U JPH04107044U JP H04107044 U JPH04107044 U JP H04107044U JP 1720591 U JP1720591 U JP 1720591U JP 1720591 U JP1720591 U JP 1720591U JP H04107044 U JPH04107044 U JP H04107044U
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JP
Japan
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energization
thermal
time
paper
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Pending
Application number
JP1720591U
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English (en)
Inventor
敏勝 杉本
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱紙を使用する場合に,熱転写用インクリ
ボンを使用する場合と同様に濃い濃度の印字が行われる
ようにする。 【構成】 感熱紙を使用する場合に,熱転写用インクリ
ボンを使用する場合と異なる通電補正データを使用し
て,熱転写用インクリボンを使用する場合より通電時間
を長くする。これにより,熱に対して感度の低い感熱紙
の場合も,濃い濃度の印字が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、感熱紙を使用しこの感熱紙に対して行う印字と熱転写用インクリ ボンを使用し普通紙に対して行う印字との両方が可能であり、かつ、サーマルヘ ッドの温度に関係づけられた通電補正データを格納しこの通電補正データを選択 することで通電時間をサーマルヘッドの温度に応じた通電時間に調整する通電時 間調整手段を備えたサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のサーマルプリンタにおいて、サーマルヘッドが連続して印字動作を続け ると、熱が蓄積して通常の発熱素子の発熱量以上の熱が熱転写用インクリボン( 以下、単にインクリボンという)あるいは感熱紙に作用し、通常以上に濃い印刷 が行われる。例えば、1行を印字するなかでは通常、行頭の印字より行末の印字 の方が濃くなる。これを補正して常に一定濃さの印字を行うために、従来より、 サーマルヘッドの発熱素子の周囲の温度を測定し、その測定値に応じて発熱素子 への通電時間を調整する通電時間調整手段を備えたサーマルプリンタがある。こ の種のサーマルプリンタは、サーマルヘッドの発熱素子の周囲の温度を測定する サーミスタを持ち、この周囲温度に関係づけられた通電補正データをメモリに格 納しており、図6に示すように、測定した周囲温度に応じて選択された通電補正 データに基づいて通電時間を決定する。こうして、測定した周囲温度が高いとき は通電時間を短く低い時は長くする。これにより、インクリボンあるいは感熱紙 に作用する熱量が一定になり、一定濃度の印字が行われる。従来のこの種のサー マルプリンタでは、感熱紙を使用する場合も熱転写用インクリボンを使用する場 合も同じ通電補正データを使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、一般に感熱紙は熱転写用インクリボンより熱に対する感度が低いので 、上記従来のサーマルプリンタのように感熱紙を使用する場合と熱転写用インク リボンを使用する場合とで同じ通電補正データを使用したのでは、感熱紙を使用 した場合の印字の濃度が薄くなってしまう、という問題があった。
【0004】 本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、感熱紙を使用する 場合も熱転写用インクリボンを使用する場合も、同様に適正な濃度の印字を行う ことができるサーマルプリンタを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案は、感熱紙を使用しこの感熱紙に対して行う印字と 熱転写用インクリボンを使用し普通紙に対して行う印字との両方が可能であり、 かつ、サーマルヘッドの温度に関係づけられた通電補正データを格納しこの通電 補正データを選択することで通電時間をサーマルヘッドの温度に応じた通電時間 に調整する通電時間調整手段を備えたサーマルプリンタにおいて、感熱紙を使用 する場合に、熱転写用インクリボンを使用する場合と異なる通電補正データを使 用してサーマルヘッドの通電時間を長くする通電時間変更手段を備えたことを特 徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成において、サーマルヘッドの発熱素子の周囲温度が同じであっても、 感熱紙を使用する場合には、熱転写用インクリボンを使用する場合と異なる通電 補正データが使用され、長い通電時間で印字が行われる。これにより、熱に対し て感度に低い感熱紙を使用する場合に印字濃度が薄くなることが防止され、感熱 紙に対しても熱転写用インクリボンを用いる場合と同様な濃度で印字が行われる 。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1に本考案を適用 しようとするサーマルプリンタの印字制御回路の構成のブロック図を示す。この 印字制御回路は、サーマルヘッドの発熱素子の周囲温度を測定するサーミスタ1 と、サーミスタ1から入力したアナログデータをデジタルデータに変換して出力 するA/Dコンバータ2と、A/Dコンバータ2から入力したデジタルデータ、 次に述べるETCC4に出力する後述の通電補正データ、ETCC4に出力する 印字データを記憶するメモリ3と、メモリ3から入力した印字データ2を、後述 のサーマルヘッドドライバ6に出力すると同時に、その際の通電時間をメモリ3 から入力した通電補正データに従って決定する通電時間決定回路(これをETC Cという)4と、前記A/Dコンバータ2、メモリ3、ETCC4をプログラム に従い制御するCPU5と、ETCC4から入力した印字データおよび通電補正 データに従ってサーマルヘッドの所定の発熱素子に所定時間の通電を行うサーマ ルヘッドドライバ6とからなっている。なお、前記の通電補正データに従って決 定される通電時間を通電補正時間と呼ぶ。
【0008】 通電時間をサーマルヘッドの発熱素子の周囲温度に応じて調整する通電時間調 整手段の一例を説明する。図2に示すように、通電は1つの通電サイクルTcy c中の前斜歴補正時間Tzと面積補正時間Tfとにおいて行なわれる。Toff は通電サイクルTcycの始めの通電オフの時間である。通電信号は1つの通電 サイクルTcyc中にSp、Ap、Bp、Cp、Dp、Epの6回とk回とを合 わせた(6+k)回だけサーマルヘッドドライバ6に転送される。
【0009】 前斜歴補正時間Tzは、Ta、Tb、Tc、Td、Teの5つに分割したなか のTe側から1つないし5つを加算して得られる。すなわち、Tz=Te、又は Td+Te、又はTc+Td+Te、又はTb+Tc+Td+Te、又はTa+ Tb+Tc+Td+Teのいずれかである。そのいずれにするかは、例えば、タ ーゲットドット(今通電しようとするドット(発熱素子)))の直前の3ドット およびその上下の各3ドットの計9ドットのオン/オフ情報を基に決定する。基 本的な考え方としては、ターゲットドットの前のオンドット数が少なければ長い 時間幅とし、オンドット数が多ければ短い時間幅とする。
【0010】 上記により決定される前斜歴補正時間Tzは、サーマルヘッドの発熱素子の周 囲温度を考慮していない。しかし、前記前斜歴補正時間TzのTa、Tb、Tc 、Td、Teは、前斜歴補正時間用の通電補正テーブルとして例えば表1のごと く周囲温度に関係づけて設定されており、周囲温度に応じて特定のデータが選択 されるようになっている。この選択された通電補正データTa、Tb、Tc、T d、Teによって前斜歴補正時間Tzの具体的な時間が決定される。
【表1】
【0011】 一方、面積補正時間Tfは、面積補正単位時間TFの整数倍(Tf=TF×k )で得られる。TFは例えば4.75μsecで一定である。kは例えば最大3 2とする。このkの値したがって面積補正時間Tfは、縦方向に連続する8ドッ トを1グループとしたグループ毎に決定される。基本的な考え方としては、印字 開始後の累計ドットカウント値(オンドット数の累計値)および周囲温度の2つ の要素に基づいて決定し、サーマルヘッドがヘッドアップする毎に初期化する( 累計ドットカウント値を0にする)。この面積補正時間Tfについても、詳細説 明は省略するが面積補正時間用の通電補正テーブルが用意されており、累積ドッ トカウント値および周囲温度に応じてkの値が選択され面積補正時間が決定され るようになっている。この面積補正時間Tfは、概略的には、累計ドットカウン ト値が大きく周囲温度が高ければkが小さく(通電幅が短い)、累積ドットカウ ント値が小さく周囲温度が低ければkが大きい(通電幅が長い)。
【0012】 上述の通電補正調整方法では、感熱紙を使用する場合と熱転写用インクリボン を使用する場合との区別はないが、本考案では、感熱紙を使用する場合に、熱転 写用インクリボンを使用する場合と異なる通電補正データを使用してサーマルヘ ッドの通電時間を長くする通電時間変更手段を備えている。なお、この通電時間 変更手段は、CPU内のプログラムとして構成されている。通電時間を変更する 方法としては、図3または図4に示す方法が考えられる。
【0013】 図3に示す方法は、周囲温度を測定し、その測定値に基づいて前述の要領で通 電補正データを選択した後、感熱紙の場合には、選択した通電補正データを、実 際の測定値より低い温度に対応する通電補正データに変更する。この変更したデ ータを当該ターゲットドットの通電補正データとして選択し決定して通電を行う 方法である。
【0014】 図4に示す方法は、感熱紙の場合に、測定した周囲温度を低い値に変更し、こ の低い周囲温度に基づいて前述の要領で通電補正データを選択し決定して通電を 行う方法である。この図4の方法を採用した場合の印字動作を図5のフローチャ ートを参照して説明すると、サーマルヘッドの感熱素子の周囲温度をサーミスタ 1により測定する。感熱紙でないと判断した場合には、周囲温度の測定値そのも のに従い、通電補正データを選択し決定する。前斜歴補正時間Tzを例に説明す ると、測定した周囲温度が例えば27℃であったとすると、表1において対応す る温度範囲の欄(25〜30℃の欄)より通電補正データTa、Tb、Tc、T d、Teの値としてそれぞれ96、104、60、80、162μsecが選択 され決定される。この通電補正データをETCC4に出力し、かつ印字データを ETCC4に出力する。次いで、ETCC4の内部で通電補正時間Twが決定さ れる。例えば、前斜歴補正時間Tzについていえば、Tz=Tc+Td+Te等 と決定される。この場合、Tc、Td、Teの値は前述のように周囲温度に応じ て決定されているので、具体的な時間として決定される。この通電補正データを サーマルヘッドドライバ6に出力し、サーマルヘッドドライバ6は所定の発熱素 子に所定時間で通電する。
【0015】 一方、感熱紙であると判断した場合には、周囲温度の測定値を減じる。例えば 、実際の温度27℃に対して5℃減じて22℃とする。この変更された測定値2 2℃に基づいて通電補正データを選択し決定する。例えば前斜歴補正時間Tzに ついては、Ta、Tb、Tc、Td、Teの値として22℃を含む温度範囲の欄 (20〜25℃)の数値102、110、64、90、178μsecが選択さ れ決定される。こうして、熱転写用インクリボンの場合より通電時間の長い通電 が行われ、熱に対して感度の低い感熱紙に対しても熱転写用インクリボンと同様 な濃度の印字が行われる。
【0016】 なお、通電補正データは、実施例のごとき前斜歴補正時間Tzと面積補正時間 Tfとによるものに限定されないことはいうまでもない。要するに、サーマルヘ ッドの温度に応じて通電時間が調整されるように設定されたものであればよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、感熱紙に対して印字する場合には、熱転写用インクリボンを 使用して印字を行う場合より通電時間が長くなるので、熱に対して感度の低い感 熱紙に対しても熱転写用インクリボンの場合と同様に濃度の濃い印字を行うこと が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用しようとする一実施例のサーマル
プリンタの印字制御回路のブロック図である。
【図2】1通電サイクル中の通電時間の詳細を説明する
タイムチャートである。
【図3】本考案の一実施例を示すもので、通電時間変更
手段の一例を示すブロック図である。
【図4】上記通電時間変更手段の他の例を示すブロック
図である。
【図5】本考案一実施例における印字動作のフローチャ
ートである。
【図6】従来例を示すもので、サーマルヘッドの温度に
応じて通電時間を調整する通電時間調整手段を説明する
ブロック図である。
【符号の説明】
1 サーミスタ 2 A/Dコンバータ 3 メモリ 4 ETCC(通電時間決定回路) 5 CPU(通電時間変更手段を構成するプログラムを
内蔵) 6 サーマルヘッドドライバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱紙を使用しこの感熱紙に対して行う
    印字と熱転写用インクリボンを使用し普通紙に対して行
    う印字との両方が可能であり、かつ、サーマルヘッドの
    温度に関係づけられた通電補正データを格納しこの通電
    補正データを選択することで通電時間をサーマルヘッド
    の温度に応じた通電時間に調整する通電時間調整手段を
    備えたサーマルプリンタにおいて、感熱紙を使用する場
    合に、熱転写用インクリボンを使用する場合と異なる通
    電補正データを使用してサーマルヘッドの通電時間を長
    くする通電時間変更手段を備えたことを特徴とするサー
    マルプリンタ。
JP1720591U 1991-02-28 1991-02-28 サーマルプリンタ Pending JPH04107044U (ja)

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JP1720591U JPH04107044U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 サーマルプリンタ

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