JPH04106158A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH04106158A
JPH04106158A JP22249990A JP22249990A JPH04106158A JP H04106158 A JPH04106158 A JP H04106158A JP 22249990 A JP22249990 A JP 22249990A JP 22249990 A JP22249990 A JP 22249990A JP H04106158 A JPH04106158 A JP H04106158A
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JP
Japan
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glass
resin
resin composition
specific gravity
resins
Prior art date
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JP22249990A
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English (en)
Inventor
Norio Tsujioka
則夫 辻岡
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は成形性に優れ、かつその成形物が高強度かつ高
比重で難燃性に優れた性能を有する熱可塑性樹脂組成物
に関する。
[従来の技術] 従来から熱可塑性樹脂成形物の比重を高め、重量感を出
すことが望まれる場合は金属繊維粉末、あるいはセラミ
ック粉末などが混練された樹脂組成物が使用されていた
。しかしながらこうした樹脂組成物から得られる成形体
は金属等充填物の色により自由な発色が困難であったり
、混練用押し出し機や射出成形機のシリンダー内壁が激
しく摩耗するため、実用上問題があった。
一方、特開昭63−113072では、酸化鉛が80重
置火以上含有するガラス粉末を、熱可塑性樹脂に充填し
てなる樹脂組成物が提案された。この場合高比重の樹脂
組成物は得られるが、多量のガラス粉末が混入され成形
物の強度が低下するため、単独では使えずEガラス繊維
などを補強材として使用する必要が生じ、著しく作業性
が煩雑になると同時にシリンダーの摩耗を減少させるこ
とも難しかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はこうした問題を解決するための樹脂組成物を提
供することにある。すなわち高強度かつ高比重で難燃性
に優れ、かつ優れた着色性、成形性を有し、更には押し
出し機や成形機のスクリューやシリンダー内壁の摩耗が
すくなく、かっ作業性に優れた熱可塑性樹脂組成物を提
供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果
、特定の物性を有するガラスから得られたガラス繊維を
樹脂に配合することが有効であることを知見し、本発明
に至った。
すなわち、本発明は熱可塑性樹脂100体積部に対し、
比重が5以上で歪点が400℃以下かつ軟化点が400
℃以上であるガラスを溶融紡糸して得られるガラス繊維
を5〜50体積部混練してなる樹脂組成物である。
通常熱可塑性樹脂の強化材として無機繊維が使用される
場合、無機繊維フィラメントの長さ、直径、添加量、表
面処理などが重要な因子であるが、特に繊維の長さは補
強効果に最も影響し、成形体中でも少なくとも 0.5
mm程度は保持することが要望される。充填物が粉体な
どの形状では補強材としては働かず、むしろ応力集中欠
陥点°として作用し、強度を低下させると言われている
。本発明ではこうした欠点を解消するため、高比重ガラ
スの繊維を形成し、熱可塑性樹脂の補強材として使用す
ることにある。
一般的に繊維強化樹脂に使用されるガラス繊維はEガラ
ス(無アルカリガラス)やSガラス(高強度ガラス)が
使用される。これらは補強繊維としては優れた性能を示
すがその比重は約2.5程度であり、重量感を要求され
る成形体用の樹脂としては好ましくなく、又、非常に硬
く、かつ高耐熱であるため、シリンダー内壁の摩耗の聞
届は解決できない。
ここにおいて強化繊維の比重が5以上のガラス繊維が混
合されることにより、成形体の重量感は著しく増加する
。混合の割合は目的物の比重に応じて適宜決定されるが
、少なくとも樹脂100体積部に対して5体積部以上は
必要である。
しかしながら50体積部を越えて良好な成形体を得るこ
とは困難である。
通常熱可塑性樹脂は押し出し機等によって100〜40
0℃程度の温度でガラス繊維等と混線され、成形される
。この場合添加物の性質がシリンダーやスクリューの摩
耗と関連しており、上述したようにEガラス繊維、Sガ
ラス繊維やあるいは金属の繊維や粉末、セラミックス粉
末などは激しく摩耗させることがよく知られてる。
本発明者らは鋭意ガラス繊維の性質とシリンダー、スク
リューなどの摩耗について検討した結果、ガラスの歪点
が関連しており低いほど好ましいが、少なくともガラス
の歪点が400’C以下であることが好ましいことを見
出した。上述のEガラスの歪点は640℃、Sガラスは
それ以上であり、又、金属繊維やセラミックス等の高比
重充填剤は更に高耐熱高硬度であることが多(、スクリ
ュー等の摩耗を早める。
しかしながら一方、混練あるいは成形時に繊維としての
形状を保持し、補強効果を与えるためには、ガラスの軟
化点は400”C以上であることが必要である。従って
本発明のガラス繊維の歪点は400℃以下で、軟化点が
400”Cであることを必要とする。
ここにおいてガラスの歪点とは、直径0.65mm。
長さ 460II1mのファイバーに1kgの荷重をか
け、4℃/minで冷却したとき、伸びが0.135n
+mになったときの温度であり、粘度が1013ボイズ
に相当する。又、ガラスの軟化点とは直径o、55〜0
.75mm、長さ23511mのファイバーを 4〜6
 ℃/1nで加熱したとき、伸びが1mn+/minに
なったときの温度であり、粘度が約107・6に相当す
る。
本発明に適用される樹脂は、特段の制限なく、一般的に
知られた熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で有れば何
れも使用することができる。
例えばポリエチレン等オレフィン系樹脂、ポリスチレン
やABS等スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の汎用熱可塑性
樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいはPEEK、PE 
I。
PP5SPPEなどの高耐熱樹脂、又はこれらの混合樹
脂などの任意の樹脂が適用できる。
本発明を達成するガラスとしてPboの含有量が50〜
80重量%である鉛ガラスが好ましい。
残りの成分としては5i02が一般的であるが、残糸性
をあげるためにその他の成分が組み合わされることもあ
る。PbO成分が50重量%未満では比重が小さくかつ
歪み点400℃未満を達成することは困難であり、又、
PbOが80重二部を越えた場合は、ガラス繊維として
紡糸することが難しい。
ガラス繊維として樹脂組成物中に分散され、界面を適切
に設計することにより極めて効果的に樹脂補強材として
作用する。マトリックス樹脂に適応したシランカップリ
ング剤などでガラス繊維を表面処理することにより、樹
脂とガラス繊維の密着性が増し良好な界面が形成される
ため、更に補強効果が増幅される。ガラス繊維の直径、
長さは通常FRTP用に用いられている程度であればよ
く。−膜内には直径5〜20μ、長さ 3〜50+am
程度である。
本発明に使用されるガラス繊維は無色透明で、かつ電気
絶縁性に優れ、かつPbO成分が含まれることによって
放射線遮蔽性にも優れる。又、本発明の樹脂組成物は難
燃性に優れるが、同等体積分率で比較した場合、特に鉛
ガラス繊維はEガラスに比べ難燃性向上効果がみられる
。これはガラス成分による効果以外に、低融点の効果が
関連しているものと考えられる。
[実施例コ 以下本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例I ABS樹脂100体積部と下記第1表記載の鉛ガラス繊
維の12.5mmチョツプドストランド30体積部を一
軸混練機で溶融混合し、ベレットを作製し、次いで射出
成形により一辺が25cmで厚みが2fflIIlの正
方形平板を得た。成形品の物性を第2表に示す。
実施例2 PBT樹脂を使用して実施例1と同様にして射出成形平
板を得た。成形品の物性を第2表に示す。
比較例1 下記第1表記載のEガラス繊維の12.5mmチョツプ
ドストランドを使用し、実施例1と同様にして射出成形
平板を得た。成形品の物性を第2表に示す。
比較例2 比重8のステンレス繊維(日本精線株式会社製〕を使用
し、実施例1と同様にして射出成形平板を得た。成形品
の物性を第2表に示す。
第1表 ガラス繊維の性状 第2表 成形体の性状 [発明の効果コ 以上説明したように、本発明による樹脂組成物は、比重
が5以上で歪点が400”C以下であるガラスを溶融防
止して得られるガラス繊維を使用していることを特徴と
し、そのため従来のガラス繊維補強樹脂に比べ高強度か
つ高比重で、優れた難燃性、着色性、成形性を有し、更
には押し出し機や成形機のスクリューやシリンダー内壁
の摩耗を抑える効果を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂100体積部に対し、比重が5以上で歪点が
    400℃以下かつ軟化点が400℃以上であるガラスを
    溶融紡糸して得られるガラス繊維を5〜50体積部混練
    してなる樹脂組成物。
  2. (2)前記ガラス中PbOが50〜80重量%含まれる
    ことを特徴とする請求項(1)記載の樹脂組成物。
JP22249990A 1990-08-27 1990-08-27 樹脂組成物 Pending JPH04106158A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053197A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Nippon Electric Glass Co Ltd 有機無機複合体
WO2016068303A1 (ja) * 2014-10-30 2016-05-06 旭ファイバーグラス株式会社 透明abs樹脂組成物

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