JPH0762167A - 有機繊維系プロピレン樹脂組成物 - Google Patents
有機繊維系プロピレン樹脂組成物Info
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- JPH0762167A JPH0762167A JP23236893A JP23236893A JPH0762167A JP H0762167 A JPH0762167 A JP H0762167A JP 23236893 A JP23236893 A JP 23236893A JP 23236893 A JP23236893 A JP 23236893A JP H0762167 A JPH0762167 A JP H0762167A
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- polyethylene terephthalate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性、剛性、成形性に優れ、かつ従来の結
晶性プロピレン重合体の有している物性が全体的にバラ
ンス良く向上された有機繊維系プロピレン樹脂組成物を
提供することである。 【構成】 結晶性プロピレン重合体(A)100重量部
に対し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重量
部配合された組成物であって、結晶性プロピレン重合体
(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以上
100g/10分以下であり、ポリエステル系繊維
(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重量部と
平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重量部と
から成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート
繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポ
リエチレンテレフタレート繊維との複合繊維である有機
繊維系プロピレン樹脂組成物。
晶性プロピレン重合体の有している物性が全体的にバラ
ンス良く向上された有機繊維系プロピレン樹脂組成物を
提供することである。 【構成】 結晶性プロピレン重合体(A)100重量部
に対し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重量
部配合された組成物であって、結晶性プロピレン重合体
(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以上
100g/10分以下であり、ポリエステル系繊維
(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重量部と
平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重量部と
から成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート
繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポ
リエチレンテレフタレート繊維との複合繊維である有機
繊維系プロピレン樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結晶性プロピレン重合
体を無機系充填物含有繊維で強化した有機繊維系プロピ
レン樹脂組成物に関する。更に詳しくは、耐熱性、剛性
に優れ、かつ結晶性プロピレン重合体の有する物性が全
体的にバランス良く向上された産業資材等の用途に適す
る成形性に優れた有機繊維系プロピレン樹脂組成物に関
する。
体を無機系充填物含有繊維で強化した有機繊維系プロピ
レン樹脂組成物に関する。更に詳しくは、耐熱性、剛性
に優れ、かつ結晶性プロピレン重合体の有する物性が全
体的にバランス良く向上された産業資材等の用途に適す
る成形性に優れた有機繊維系プロピレン樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】結晶性プロピレン重合体の剛性や耐熱性
および寸法安定性を向上させる方法としては、木粉、セ
ルロース系繊維、ガラス繊維等の有機および無機系の繊
維状充填剤を配合する方法が良く知られている。そし
て、このような性質を有する組成物は、自動車部品用成
形材料に適しており、実用化に至っているものもある。
中でも、ポリエステル系繊維を製造する際に廃棄物とし
て発生するポリエステル系繊維屑を有機繊維充填剤とし
て用いた組成物は、安価な割に、物理的強度を向上させ
ることができるという特徴を有している点から、自動車
部品用成形材料として、高い強度を必要としない部品に
好んで用いられている。しかし、ポリエステル系繊維を
用いた有機繊維系プロピレン組成物は、木粉、セルロー
ス系繊維、ガラス繊維を用いた無機および有機繊維系プ
ロピレン組成物に比べ剛性、耐熱性の面で劣っているた
め、広く実用化されるに至っていないのが現状であっ
た。
および寸法安定性を向上させる方法としては、木粉、セ
ルロース系繊維、ガラス繊維等の有機および無機系の繊
維状充填剤を配合する方法が良く知られている。そし
て、このような性質を有する組成物は、自動車部品用成
形材料に適しており、実用化に至っているものもある。
中でも、ポリエステル系繊維を製造する際に廃棄物とし
て発生するポリエステル系繊維屑を有機繊維充填剤とし
て用いた組成物は、安価な割に、物理的強度を向上させ
ることができるという特徴を有している点から、自動車
部品用成形材料として、高い強度を必要としない部品に
好んで用いられている。しかし、ポリエステル系繊維を
用いた有機繊維系プロピレン組成物は、木粉、セルロー
ス系繊維、ガラス繊維を用いた無機および有機繊維系プ
ロピレン組成物に比べ剛性、耐熱性の面で劣っているた
め、広く実用化されるに至っていないのが現状であっ
た。
【0003】ポリエステル系繊維が持つこのような欠
点、すなわち剛性、耐熱性を補うために、ポリエステル
系繊維を用いた有機繊維系プロピレン組成物に対し、さ
らにタルク等の無機充填剤を配合する方法が知られてい
る。しかし、剛性、耐熱性を向上させるには、該組成物
に対し、多量の無機充填剤を配合する必要がある。しか
し、その結果、比重の大幅な増加、耐衝撃性の低下等の
弊害が発生するため、どうしても無機充填剤の配合量を
制限する必要がでてくる。しかし、無機充填剤を少量配
合するだけでは、該組成物の剛性および耐熱性を充分に
向上させることはできないのである。
点、すなわち剛性、耐熱性を補うために、ポリエステル
系繊維を用いた有機繊維系プロピレン組成物に対し、さ
らにタルク等の無機充填剤を配合する方法が知られてい
る。しかし、剛性、耐熱性を向上させるには、該組成物
に対し、多量の無機充填剤を配合する必要がある。しか
し、その結果、比重の大幅な増加、耐衝撃性の低下等の
弊害が発生するため、どうしても無機充填剤の配合量を
制限する必要がでてくる。しかし、無機充填剤を少量配
合するだけでは、該組成物の剛性および耐熱性を充分に
向上させることはできないのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性、剛性、成形性に優れ、かつ従来の結晶性プロピレン
重合体の有している物性が全体的にバランス良く向上さ
れた有機繊維系プロピレン樹脂組成物を提供することで
ある。
性、剛性、成形性に優れ、かつ従来の結晶性プロピレン
重合体の有している物性が全体的にバランス良く向上さ
れた有機繊維系プロピレン樹脂組成物を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、上述の問題点
について鋭意検討を重ねた結果、特定の結晶性プロピレ
ン重合体に対し、特定の粒子径を有する無機系充填物を
特定量含有したポリエステル系繊維を特定量配合するこ
とによって、所期の目的が達せられることを知り本発明
を完成するに至った。本発明は下記の構成を有する。 (1)結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対
し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重量部配
合された組成物であって、結晶性プロピレン重合体
(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以上
100g/10分以下であり、ポリエステル系繊維
(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重量部と
平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重量部と
から成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート
繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポ
リエチレンテレフタレート繊維との複合繊維であること
を特徴とする有機繊維系プロピレン樹脂組成物。 (2)結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対
し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重量部、
変性ポリオレフィン(C)が0.1〜30重量部、シラ
ンカップリング剤(D)が0.1〜5重量部、無機系充
填剤(E)が0.1〜50重量部添加されており、該添
加剤(B)+(E)の合計量が10〜100重量部の範
囲で配合された組成物であって、結晶性プロピレン重合
体(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以
上100g/10分以下であり、ポリエステル系繊維
(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重量部と
平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重量部と
から成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート
繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポ
リエチレンテレフタレート繊維との複合繊維である前記
第(1)項記載の有機繊維系プロピレン樹脂組成物。 (3)変性ポリオレフィン(C)が、オレフィンと不飽
和モノマーをグラフト重合して得られるものである前記
第(2)項記載の有機繊維系プロピレン樹脂組成物。 (4)シランカップリング剤(D)が、アミノ系のシラ
ンカップリング剤である前記第(2)項記載の有機繊維
系プロピレン樹脂組成物。
について鋭意検討を重ねた結果、特定の結晶性プロピレ
ン重合体に対し、特定の粒子径を有する無機系充填物を
特定量含有したポリエステル系繊維を特定量配合するこ
とによって、所期の目的が達せられることを知り本発明
を完成するに至った。本発明は下記の構成を有する。 (1)結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対
し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重量部配
合された組成物であって、結晶性プロピレン重合体
(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以上
100g/10分以下であり、ポリエステル系繊維
(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重量部と
平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重量部と
から成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート
繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポ
リエチレンテレフタレート繊維との複合繊維であること
を特徴とする有機繊維系プロピレン樹脂組成物。 (2)結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対
し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重量部、
変性ポリオレフィン(C)が0.1〜30重量部、シラ
ンカップリング剤(D)が0.1〜5重量部、無機系充
填剤(E)が0.1〜50重量部添加されており、該添
加剤(B)+(E)の合計量が10〜100重量部の範
囲で配合された組成物であって、結晶性プロピレン重合
体(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以
上100g/10分以下であり、ポリエステル系繊維
(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重量部と
平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重量部と
から成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート
繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポ
リエチレンテレフタレート繊維との複合繊維である前記
第(1)項記載の有機繊維系プロピレン樹脂組成物。 (3)変性ポリオレフィン(C)が、オレフィンと不飽
和モノマーをグラフト重合して得られるものである前記
第(2)項記載の有機繊維系プロピレン樹脂組成物。 (4)シランカップリング剤(D)が、アミノ系のシラ
ンカップリング剤である前記第(2)項記載の有機繊維
系プロピレン樹脂組成物。
【0006】本発明の有機繊維系プロピレン樹脂組成物
に配合される結晶性プロピレン重合体(A)は、メルト
フローレートが0.2g/10分以上100g/10分
以下のものである。メルトフローレートが0.2g/1
0分未満の結晶性プロピレン重合体は溶融流動性に乏し
いため、溶融混練時に、溶融した結晶性プロピレン重合
体中にポリエステル系繊維や無機系充填剤が均一に分散
されないので、物性が低下する。また、メルトフローレ
ートが100g/10分を超える結晶性プロピレン重合
体は流動性が良すぎるため、かえって有機繊維系プロピ
レン樹脂組成物の製造およびその成形が困難となる上、
高度の物性も望めない。
に配合される結晶性プロピレン重合体(A)は、メルト
フローレートが0.2g/10分以上100g/10分
以下のものである。メルトフローレートが0.2g/1
0分未満の結晶性プロピレン重合体は溶融流動性に乏し
いため、溶融混練時に、溶融した結晶性プロピレン重合
体中にポリエステル系繊維や無機系充填剤が均一に分散
されないので、物性が低下する。また、メルトフローレ
ートが100g/10分を超える結晶性プロピレン重合
体は流動性が良すぎるため、かえって有機繊維系プロピ
レン樹脂組成物の製造およびその成形が困難となる上、
高度の物性も望めない。
【0007】本発明でいうメルトフローレートとは、温
度230℃、2.16kg荷重を加えたとき、10分間
に流れる溶融結晶性プロピレン重合体の吐出量であり、
JIS K−6758に準拠して測定したものである。
度230℃、2.16kg荷重を加えたとき、10分間
に流れる溶融結晶性プロピレン重合体の吐出量であり、
JIS K−6758に準拠して測定したものである。
【0008】本発明に係る結晶性プロピレン重合体
(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以上
100g/10分以下であれば特に制限はなく、プロピ
レンの単独重合体、プロピレン成分を70重量部以上含
有するプロピレンとエチレン、ブテン−1、4−メチル
ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等のα−オ
レフィンの1種以上との共重合体樹脂からなるものを例
示することができる。また、ここでいう結晶性プロピレ
ン重合体(A)とは、プロピレン単独重合体もしくは共
重合体に対して、各種安定剤等の通常プロピレン重合体
に使用される配合剤や他の重合体、例えば、ポリエチレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン
共重合体を適宜添加したものを意味する。
(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以上
100g/10分以下であれば特に制限はなく、プロピ
レンの単独重合体、プロピレン成分を70重量部以上含
有するプロピレンとエチレン、ブテン−1、4−メチル
ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等のα−オ
レフィンの1種以上との共重合体樹脂からなるものを例
示することができる。また、ここでいう結晶性プロピレ
ン重合体(A)とは、プロピレン単独重合体もしくは共
重合体に対して、各種安定剤等の通常プロピレン重合体
に使用される配合剤や他の重合体、例えば、ポリエチレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン
共重合体を適宜添加したものを意味する。
【0009】本発明の有機繊維系プロピレン樹脂組成物
に配合されるポリエステル系繊維(B)とは、ポリエチ
レンテレフタレート100重量部に平均粒径2μm以下
の無機系充填物を10〜30重量部配合し、溶融紡糸し
た無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維も
しくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポリエチ
レンテレフタレート繊維との複合繊維である。本願発明
で用いるポリエチレンテレフタレートは、特に限定しな
いが、三菱レイヨン(株)のダイヤナイト、クラレ
(株)のクラペット等が入手し易い。
に配合されるポリエステル系繊維(B)とは、ポリエチ
レンテレフタレート100重量部に平均粒径2μm以下
の無機系充填物を10〜30重量部配合し、溶融紡糸し
た無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維も
しくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポリエチ
レンテレフタレート繊維との複合繊維である。本願発明
で用いるポリエチレンテレフタレートは、特に限定しな
いが、三菱レイヨン(株)のダイヤナイト、クラレ
(株)のクラペット等が入手し易い。
【0010】本願発明で用いる無機系充填剤含有ポリエ
チレンテレフタレート繊維に含有される無機系充填物に
は、タルク、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、硫
酸バリウム、硫酸カルシウム等を例示することができ
る。また、無機系充填物の平均粒径は、2μm以下でな
くてはならない。平均粒径が2μmを越えるとポリエス
テル系繊維の強度を低下させ、該有機繊維系プロピレン
組成物から得られる製品の物性を低下させる。また、無
機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維中の無
機系充填物配合量が、ポリエチレンテレフタレート10
0重量部に対し10重量部未満であると、耐熱性、剛性
の改善に効果がなく、30重量部を超えると溶融紡糸が
困難となる。
チレンテレフタレート繊維に含有される無機系充填物に
は、タルク、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、硫
酸バリウム、硫酸カルシウム等を例示することができ
る。また、無機系充填物の平均粒径は、2μm以下でな
くてはならない。平均粒径が2μmを越えるとポリエス
テル系繊維の強度を低下させ、該有機繊維系プロピレン
組成物から得られる製品の物性を低下させる。また、無
機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維中の無
機系充填物配合量が、ポリエチレンテレフタレート10
0重量部に対し10重量部未満であると、耐熱性、剛性
の改善に効果がなく、30重量部を超えると溶融紡糸が
困難となる。
【0011】ポリエステル系繊維(B)が複合繊維であ
る場合、鞘芯型複合繊維であっても、並列型複合繊維で
あってもどちらでも良いが、複合繊維表面の80%以上
が無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維で
なくてはならない。無機系充填剤含有ポリエチレンテレ
フタレート繊維やポリエチレンテレフタレート繊維を得
る方法としては、通常の溶融防止法を用いれば良く。こ
れらの繊維の複合材は、複合繊維用ダイスを用いて、通
常の溶融防止法を行うことによって簡単に得ることがで
きる。ポリエステル系繊維(B)の強度は、3g/デニ
ール以上が好ましい。繊維強度が3g/デニール以上の
ポリエステル系繊維(B)を用いると、大幅な比重の増
加を伴わずに耐熱性の向上及び剛性の向上を実現させる
ことができるからである。
る場合、鞘芯型複合繊維であっても、並列型複合繊維で
あってもどちらでも良いが、複合繊維表面の80%以上
が無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維で
なくてはならない。無機系充填剤含有ポリエチレンテレ
フタレート繊維やポリエチレンテレフタレート繊維を得
る方法としては、通常の溶融防止法を用いれば良く。こ
れらの繊維の複合材は、複合繊維用ダイスを用いて、通
常の溶融防止法を行うことによって簡単に得ることがで
きる。ポリエステル系繊維(B)の強度は、3g/デニ
ール以上が好ましい。繊維強度が3g/デニール以上の
ポリエステル系繊維(B)を用いると、大幅な比重の増
加を伴わずに耐熱性の向上及び剛性の向上を実現させる
ことができるからである。
【0012】本発明に係る変性ポリオレフィン(C)
は、オレフィンモノマーと不飽和モノマーをグラフト重
合して得られたものが好ましい。オレフィンモノマーと
しては、プロピレン等を例示することができ、不飽和モ
ノマーとしては、無水マレイン、アクリル酸等を例示す
ることができる。
は、オレフィンモノマーと不飽和モノマーをグラフト重
合して得られたものが好ましい。オレフィンモノマーと
しては、プロピレン等を例示することができ、不飽和モ
ノマーとしては、無水マレイン、アクリル酸等を例示す
ることができる。
【0013】また、変性ポリオレフィン(C)の配合量
は、結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対し
て、0.1〜30重量部が好ましく、該範囲内であると
結晶性プロピレン重合体(A)とポリエステル系繊維
(B)との接着強度を向上させ、有機繊維系プロピレン
樹脂組成物の全体的物性レベルを向上させることができ
る。配合量が0.1重量部未満であると前記効果が得ら
れず、30重量部を超える量を加えてもコストの割に得
られる効果が小さくなる。
は、結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対し
て、0.1〜30重量部が好ましく、該範囲内であると
結晶性プロピレン重合体(A)とポリエステル系繊維
(B)との接着強度を向上させ、有機繊維系プロピレン
樹脂組成物の全体的物性レベルを向上させることができ
る。配合量が0.1重量部未満であると前記効果が得ら
れず、30重量部を超える量を加えてもコストの割に得
られる効果が小さくなる。
【0014】本発明に係るシランカップリング剤(D)
としては、アミノ系、メタクリロキシ系、グリシドキシ
系、メルカプト系、メチル系のカップリング剤を挙げる
ことができるが、好ましくはアミノ系のシランカップリ
ング剤が良い。シランカップリング剤(D)の配合量
は、結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対し
て、0.1〜5重量部が好ましく、該範囲内であると結
晶性プロピレン重合体(A)とポリエステル系繊維
(B)との接着強度を向上させ、有機繊維系プロピレン
樹脂組成物の全体的物性レベルを向上させるのに効果的
である。配合量が0.1重量部未満であると前記効果が
得られず、5重量部を超える量を加えてもコストの割に
得られる効果が小さくなる。
としては、アミノ系、メタクリロキシ系、グリシドキシ
系、メルカプト系、メチル系のカップリング剤を挙げる
ことができるが、好ましくはアミノ系のシランカップリ
ング剤が良い。シランカップリング剤(D)の配合量
は、結晶性プロピレン重合体(A)100重量部に対し
て、0.1〜5重量部が好ましく、該範囲内であると結
晶性プロピレン重合体(A)とポリエステル系繊維
(B)との接着強度を向上させ、有機繊維系プロピレン
樹脂組成物の全体的物性レベルを向上させるのに効果的
である。配合量が0.1重量部未満であると前記効果が
得られず、5重量部を超える量を加えてもコストの割に
得られる効果が小さくなる。
【0015】結晶性プロピレン重合体(A)とポリエス
テル系繊維(B)との接着強度を向上させ、有機繊維系
プロピレン樹脂組成物の全体的物性レベルを向上させる
ためには、変性ポリオレフィン(C)とシランカップリ
ング剤(D)を併用すると効果的である。
テル系繊維(B)との接着強度を向上させ、有機繊維系
プロピレン樹脂組成物の全体的物性レベルを向上させる
ためには、変性ポリオレフィン(C)とシランカップリ
ング剤(D)を併用すると効果的である。
【0016】本発明の有機繊維系プロピレン樹脂組成物
に無機系充填剤(E)を加えると、ポリエステル系繊維
(B)の分散性改善や機械的強度を向上させるのに効果
的である。無機系充填剤(E)の配合量は、結晶性プロ
ピレン重合体(A)100重量部に対して、0.1〜5
0重量部が好ましく、配合量が0.1重量部未満である
と前記効果が得られず、50重量部を超えると得られる
成形品を脆くしてしまう。また、(B)+(E)の合計
添加量が、結晶性プロピレン重合体(A)100重量部
に対して、10〜100重量部の範囲であると効果的で
ある。該添加量が10重量部未満では、充填剤による機
械的強度の向上効果が少なく、100重量部を越えると
分散不良によって、成形性の低下、機械的強度のバラツ
キ等が起こる。
に無機系充填剤(E)を加えると、ポリエステル系繊維
(B)の分散性改善や機械的強度を向上させるのに効果
的である。無機系充填剤(E)の配合量は、結晶性プロ
ピレン重合体(A)100重量部に対して、0.1〜5
0重量部が好ましく、配合量が0.1重量部未満である
と前記効果が得られず、50重量部を超えると得られる
成形品を脆くしてしまう。また、(B)+(E)の合計
添加量が、結晶性プロピレン重合体(A)100重量部
に対して、10〜100重量部の範囲であると効果的で
ある。該添加量が10重量部未満では、充填剤による機
械的強度の向上効果が少なく、100重量部を越えると
分散不良によって、成形性の低下、機械的強度のバラツ
キ等が起こる。
【0017】無機系充填剤(E)には、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、タルクなどを例示することが
でき、平均粒度10μ以下のものが好ましい。
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、タルクなどを例示することが
でき、平均粒度10μ以下のものが好ましい。
【0018】有機繊維系プロピレン樹脂組成物は、各種
配合物をロービング、ニーダー、押出機、バンバリーミ
キサー、高速回転ミキサー等既存の装置を用いて混合・
混練を行うことができる。
配合物をロービング、ニーダー、押出機、バンバリーミ
キサー、高速回転ミキサー等既存の装置を用いて混合・
混練を行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれによって限定される
ものではない。なお、実施例及び比較例における成形品
の物性は、以下の方法を用いて測定した。 (1)密度 :JIS K7112に準拠。 (2)引張強度 :JIS K7113に準拠。 (3)伸び :JIS K7113に準拠。 (4)曲げ弾性率:JIS K7203に準拠。 (5)曲げ強度 :JIS K7203に準拠。 (6)熱変形温度:JIS K7207に準拠。
具体的に説明するが、本発明はこれによって限定される
ものではない。なお、実施例及び比較例における成形品
の物性は、以下の方法を用いて測定した。 (1)密度 :JIS K7112に準拠。 (2)引張強度 :JIS K7113に準拠。 (3)伸び :JIS K7113に準拠。 (4)曲げ弾性率:JIS K7203に準拠。 (5)曲げ強度 :JIS K7203に準拠。 (6)熱変形温度:JIS K7207に準拠。
【0020】実施例、比較例における成分原料は下記の
通りである。 1)結晶性プロピレン重合体(A) メルトフローレートが9g/10分のプロピレン単独重
合体(チッソ社製)100重量部に対し、Ca−Stを
0.5重合部、BHTを1重量部、TINUVIN77
0(日本チバガイギー社製)を0.5重量部配合し、ミ
キサーで攪拌混合した後、230℃に加熱した押出機で
溶融混練して、ペレット化した。 2)ポリエステル系繊維(B) <無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維の
製造法>ポリエチレンテレフタレート(カネボウ社製:
カネボウPET)に対し、無機系充填剤として平均粒径
2μmのタルク(林化成社製:ミクロホワイト500
0)を所定量配合し、ミキサーにて5分間攪拌混合した
後、300℃で溶融紡糸して、実施各例で用いる以下の
6種類のポリエステル系繊維(B)を製造した。 *繊維径5デニール、タルク無配合、繊維強度5g/デ
ニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径5デニール、タルク5重量部配合、繊維強度5
g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径10デニール、タルク10重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径15デニール、タルク15重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径20デニール、タルク20重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径25デニール、タルク35重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) <複合繊維の製造法>繊維径5デニールでタルク無配合
のポリエステル繊維と繊維径5デニールでタルク5重量
部配合の無機系充填剤含有ポリエステル系繊維との複合
繊維を芯−鞘タイプの複合用ダイスによって、無機系充
填剤含有ポリエステル系繊維が複合繊維の表面の75%
を占めるように調節しながらポリエステル系繊維(B)
を得た。該繊維強度は、5g/デニールであった。 3)変性ポリオレフィン プロピレンモノマー100重量部に対し、無水マレイン
酸0.4重量部をグラフト重合して得た。 4)シランカップリング剤 チッソ(株)製サイラエースS320を使用。{N−(2
−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン} 5)無機系充填剤 林化成(株)製ミクロンホワイト5000Sを使用。(粒
度分布0.5〜3μm)
通りである。 1)結晶性プロピレン重合体(A) メルトフローレートが9g/10分のプロピレン単独重
合体(チッソ社製)100重量部に対し、Ca−Stを
0.5重合部、BHTを1重量部、TINUVIN77
0(日本チバガイギー社製)を0.5重量部配合し、ミ
キサーで攪拌混合した後、230℃に加熱した押出機で
溶融混練して、ペレット化した。 2)ポリエステル系繊維(B) <無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート繊維の
製造法>ポリエチレンテレフタレート(カネボウ社製:
カネボウPET)に対し、無機系充填剤として平均粒径
2μmのタルク(林化成社製:ミクロホワイト500
0)を所定量配合し、ミキサーにて5分間攪拌混合した
後、300℃で溶融紡糸して、実施各例で用いる以下の
6種類のポリエステル系繊維(B)を製造した。 *繊維径5デニール、タルク無配合、繊維強度5g/デ
ニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径5デニール、タルク5重量部配合、繊維強度5
g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径10デニール、タルク10重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径15デニール、タルク15重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径20デニール、タルク20重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) *繊維径25デニール、タルク35重量部配合、繊維強
度5g/デニールのポリエステル系繊維(B) <複合繊維の製造法>繊維径5デニールでタルク無配合
のポリエステル繊維と繊維径5デニールでタルク5重量
部配合の無機系充填剤含有ポリエステル系繊維との複合
繊維を芯−鞘タイプの複合用ダイスによって、無機系充
填剤含有ポリエステル系繊維が複合繊維の表面の75%
を占めるように調節しながらポリエステル系繊維(B)
を得た。該繊維強度は、5g/デニールであった。 3)変性ポリオレフィン プロピレンモノマー100重量部に対し、無水マレイン
酸0.4重量部をグラフト重合して得た。 4)シランカップリング剤 チッソ(株)製サイラエースS320を使用。{N−(2
−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン} 5)無機系充填剤 林化成(株)製ミクロンホワイト5000Sを使用。(粒
度分布0.5〜3μm)
【0021】実施例1〜13、比較例1〜10 上記の成分原料を後述の表1〜3に記載した配合量で配
合し、ニーダーで190℃に加熱して混練し、樹脂成分
が溶融して、組成物中のポリエチレンテレフタレート系
繊維充填剤および無機充填剤が分散し始めた時点で、押
出機を使用し、樹脂温度200℃となる条件で押出し、
ペレット状の有機繊維系プロピレン樹脂組成物を得た。
該組成物を更に射出成形(東芝機械社製の射出成形機I
S−100において、樹脂温度200℃、金型温度50
℃)により成形品を成形し、各種試験片を調整した。こ
れらの試験片を用いて密度、引張強度、伸び、曲げ弾性
率、曲げ強度及び熱変形温度を測定した。その結果を表
1〜3に示す。
合し、ニーダーで190℃に加熱して混練し、樹脂成分
が溶融して、組成物中のポリエチレンテレフタレート系
繊維充填剤および無機充填剤が分散し始めた時点で、押
出機を使用し、樹脂温度200℃となる条件で押出し、
ペレット状の有機繊維系プロピレン樹脂組成物を得た。
該組成物を更に射出成形(東芝機械社製の射出成形機I
S−100において、樹脂温度200℃、金型温度50
℃)により成形品を成形し、各種試験片を調整した。こ
れらの試験片を用いて密度、引張強度、伸び、曲げ弾性
率、曲げ強度及び熱変形温度を測定した。その結果を表
1〜3に示す。
【0022】
【発明の効果】以上の結果より、本発明の有機繊維系プ
ロピレン樹脂組成物は、耐熱性、剛性に優れ、従来の結
晶性プロピレン重合体の有している物性が全体的にバラ
ンス良く向上し、かつ成形性に優れたものであることが
明白である。
ロピレン樹脂組成物は、耐熱性、剛性に優れ、従来の結
晶性プロピレン重合体の有している物性が全体的にバラ
ンス良く向上し、かつ成形性に優れたものであることが
明白である。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
Claims (4)
- 【請求項1】結晶性プロピレン重合体(A)100重量
部に対し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重
量部配合された組成物であって、結晶性プロピレン重合
体(A)は、メルトフローレートが0.2g/10分以
上100g/10分以下であり、ポリエステル系繊維
(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重量部と
平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重量部と
から成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタレート
繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占めるポ
リエチレンテレフタレート繊維との複合繊維であること
を特徴とする有機繊維系プロピレン樹脂組成物。 - 【請求項2】結晶性プロピレン重合体(A)100重量
部に対し、ポリエステル系繊維(B)が10〜100重
量部、変性ポリオレフィン(C)が0.1〜30重量
部、シランカップリング剤(D)が0.1〜5重量部、
無機系充填剤(E)が0.1〜50重量部添加されてお
り、該添加剤(B)+(E)の合計量が10〜100重
量部の範囲で配合された組成物であって、結晶性プロピ
レン重合体(A)は、メルトフローレートが0.2g/
10分以上100g/10分以下であり、ポリエステル
系繊維(B)は、ポリエチレンテレフタレート100重
量部と平均粒径2μm以下の無機系充填物10〜30重
量部とから成る無機系充填剤含有ポリエチレンテレフタ
レート繊維もしくは該繊維が繊維表面の80%以上を占
めるポリエチレンテレフタレート繊維との複合繊維であ
ることを特徴とする請求項1記載の有機繊維系プロピレ
ン樹脂組成物。 - 【請求項3】変性ポリオレフィン(C)が、オレフィン
と不飽和モノマーをグラフト重合して得られるものであ
ることを特徴とする請求項2記載の有機繊維系プロピレ
ン樹脂組成物。 - 【請求項4】シランカップリング剤(D)が、アミノ系
のシランカップリング剤であることを特徴とする請求項
2記載の有機繊維系プロピレン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5232368A JP2616877B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 有機繊維系プロピレン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5232368A JP2616877B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 有機繊維系プロピレン樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762167A true JPH0762167A (ja) | 1995-03-07 |
JP2616877B2 JP2616877B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=16938128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5232368A Expired - Lifetime JP2616877B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 有機繊維系プロピレン樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2616877B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7482402B2 (en) | 2005-05-17 | 2009-01-27 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Fiber reinforced polypropylene compositions |
JP2011068739A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Japan Polypropylene Corp | プロピレン系樹脂組成物およびその成形体 |
JP2011144278A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Japan Polypropylene Corp | プロピレン系樹脂組成物およびその成形体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101798421B (zh) * | 2010-03-19 | 2012-05-30 | 郑州大学 | 在涤纶纤维增强等规聚丙烯复合材料中制备β横晶的方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01167370A (ja) * | 1987-12-24 | 1989-07-03 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPH02124956A (ja) * | 1988-11-02 | 1990-05-14 | Mitsubishi Corp | 複合材成形物の製造方法 |
JPH02276819A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-11-13 | Kawasaki Steel Corp | 芳香族ポリエステルおよび芳香族ポリエステルアミドならびにそれらを用いた繊維、樹脂組成物 |
JPH04352834A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-07 | Kuraray Co Ltd | ポリエステル特殊混繊糸 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP5232368A patent/JP2616877B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01167370A (ja) * | 1987-12-24 | 1989-07-03 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
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JPH02276819A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-11-13 | Kawasaki Steel Corp | 芳香族ポリエステルおよび芳香族ポリエステルアミドならびにそれらを用いた繊維、樹脂組成物 |
JPH04352834A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-07 | Kuraray Co Ltd | ポリエステル特殊混繊糸 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7482402B2 (en) | 2005-05-17 | 2009-01-27 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Fiber reinforced polypropylene compositions |
JP2011068739A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Japan Polypropylene Corp | プロピレン系樹脂組成物およびその成形体 |
JP2011144278A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Japan Polypropylene Corp | プロピレン系樹脂組成物およびその成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2616877B2 (ja) | 1997-06-04 |
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