JPH04105950A - 通電転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクシートに通電することによりインクを溶
融又は昇華させて記録紙に転写させる通電転写記録装置
に関する。

〔従来の技術〕

一般に、通電転写記録装置においては第４図に示すよう
に抵抗層１．導電層２及びインク層３からなるインクシ
ー１へ４が用いられ、このインクシー１〜４及び記録紙
５が記録八ツ１への一列に配列されている複数の記録電
極６及び共通電極７と図示しないプラテンローラとの間
しこ挾まれてインクシート４の抵抗層１に記録電極６及
び共通電極７が圧接される。インクシート４及び記録紙
５を記録電極６．共通電極７及びプラテンローラに対し
て移動させながら記録信号源８を動作させると、記録信
号源８からのパルス信号が複数の記録電極６と共通電極
７との間に通電されて電流が破線で示す経路９に流れる
。この電流は記録電極６における抵抗層１の直下部分で
集中して密度が高くなり。

この部分が発熱してインク層３のインクを溶融又は昇華
させて記録紙５に転写させることにより画素を記録する
。この画素の濃度は記録信号源８からのパルス信号のパ
ルス幅又はパルス数により変化する。

また、特開昭６３−７９５２号公報記載の通電転写記録
装置では複数の記録電極及び共通電極によりインクシー
トに通電して発熱させることでこのインクシートのイン
クを溶融又は昇華させて記録紙に転写させ、記録電極に
通電するパルス信号の数もしくは幅を、同時に通電する
記録電極の数に応じて変えることによって記録濃度を一
定の濃度としている。

Ｃ発明が解決しようとするｌｌ！題〕 上記第４図に示すような通電転写記録装置では第５図に
示すように記録信号源８から振幅Ｖ、が一定でパルス幅
が一定のパルス信号が各印字期間Ｔｏに所定数ｎ　ｉ　
ｌ　ｎ　２・・・出力されてインクシー１−４に電流ユ
が流れ、又は第６図に示すように記録信号源８からの振
幅ｖ１が一定で所定幅１１．１２・・・のパルス信号が
各印字期間Ｔ。に出力されてインクシート４に電流１が
流れ、この電流］の大きさは同時に通電される記録電極
６の数によって変化する。これは同時に通電される記録
電極の数が多くなると、抵抗層１の合成抵抗値が減少し
てそこにかかる電圧が減少し、電流ｉが減少するためで
ある。この電流ｉの変化によりインクシート４の発熱量
が変化して画素濃度が変化してしまう。

また、特開昭６３−７９５２号公報記載の通電転写記録
装置では記録電極に通電するパルス信号の数もしくは幅
を、同時に通電する記録電極の数に応じて変えるので、
同時に通電する記録電極の数が多くなると、第５図に示
すように記録電極に通電するパルス信号の数を多くしな
ければならず、もしくは第６図に示すように記録電極に
通電するパルス信号の幅を長くしなければならず、記録
速度が遅くなる。

本発明は上記欠点を改善し、記録速度を速くすることが
できる通電転写記録装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明は少なくとも抵抗層及
びインク層を有するインクシートと、このインクシート
に通電して発熱させることでこのインクシートのインク
を溶融又は昇華させて記録紙に転写させる複数の記録電
極及び共通電極と、前記複数の記録電極にパルス信号に
より選択的に通電する駆動回路とを備えた通電転写記録
装置において、前記駆動回路が同時に通電する前記記録
電極の数に応じて前記記録電極の通電電圧と通電パルス
数もしくは通電パルス幅とを制御する制御手段を備えた
ものである。

〔作　用〕

駆動回路が同時に通電する記録電極の数に応じて記録電
極の通電電圧と通電パルス数もしくは通電パルス幅とが
制御手段により制御される。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示す。

インクシート１１は抵抗層１２．導電層１３及びインク
層１４からなり、このインクシート１１及び記録紙は記
録ヘッドの一列に配列されている複数の記録電極１５１
．１５□、１５３．・・・１５ｎ及び共通電極１６と図
示しないプラテンローラとの間に挟まれてインクシート
１１の抵抗層］２に記録電極１５□、１５２，１５３．
・・・］、５ｎ及び共通電極１６が圧接される。駆動回
路１７は複数の記録電極１５□、１５□、１５３．・・
・１５ｎと共通電極１６との各間に電源１８の電圧を補
助メモ１月９からの記録データに応じてパルス発生回路
２０からのパルスにより印加することによりインクシー
ト１１に通電して発熱させ、インクシート１１のインク
を溶融もしくは昇華させて記録紙に転写させる。

記録信号はサンプリング回路２１にてタイミング制御回
路２２からのクロックパルスに従って量子化されてデジ
タル信号となり、このデジタル信号はタイミング制御回
路２２からのクロックパルスに従ってメモリ２３に記憶
される。記録電極’１５０，１５□、１５３、・・・１
５ｎは複数のブロック、例えば第１ブロツクと第２ブロ
ツクとに分割され、メモリ２３内の記録データは記録電
極１５１，１５□、１５３．・・・１５ｎの各ブロック
に対応して複数のブロックに分割されてタイミング制御
回路２２からのクロックパルスに従って各ブロック毎に
順次に補助メモリ１９に一時的に記憶されると共に、カ
ウンタ２４に入力されて計数されることで記録すべき信
号の数が各ブロック毎に計数される。従って、駆動回路
１７は第３図に示すように補助メモ１月９からの各ブロ
ック毎の記録データにより記録電極１５１，１５□、１
５３．・・・１５ｎの第１ブロツクと第２ブロツクとを
交互に印字周期Ｔの１／２の周期で通電することになる
。

また、判定回路２５はカウンタ２４の各ブロックの記録
データに対するカウント値から記録濃度が一定になるよ
うなパルス発生回路２０の発生パルス数及び電源１８の
電圧を判定し、電圧制御回路ｚ６は判定回路２５の出力
信号によりカウンタ２４の各ブロックの記録データに対
するカウント値に応じて電源１８の電圧を制御する。パ
ルス発生回路２０は判定回路２５の出力信号によりカウ
ンタ２４の各ブロックの記録データに対するカウント値
に応した数のパルスを記録電極１５１，１５□、１５３
．・・・１５ｎの各ブロックの記録時に発生する。この
ため、同時に記録すべき信号の数が少なければ電源１８
の電圧が低くてパルス発生回路２０の発生パルス数が少
なくなり、同時に記録すべき信号の数が多ければ電源１
８の電圧が高くなってパルス発生回路２０の発生パルス
数が多くなる。従って、駆動回路１７は第２図に示すよ
うに記録電極１５１．１５□、１５３．・・・１５ｎの
各ブロックに対して補助メモリ１９からの各ブロックの
記録データに応じて、パルス発生回路２０から各ブロッ
クの記録データ数（記録すべき信号の数）に応じた数ｎ
□。

ｎ３・・・のパルスが印加される期間に電源１８からの
各ブロックの記録データ数に応じた電圧Ｖ１．　Ｖ２・
・・を通電する。

このように、本実施例では記録電極の通電パルス数だけ
でなく電源電圧を同時に記録すべき信号の数に応じて変
えるので、従来のように記録電極の通電パルス数だけを
同時に記録すべき信号の数に応じて変えるものに比べて
、記録電極の通電パルス数を少なくしても記録濃度を一
定にすることができ、記録速度を速くすることができる
。また、記録電極１５□、１５□、１５３．・・・１５
ｎを複数のブロックに分割して時分割で駆動するので、
同時に通電する記録電極の数を少なくすることができ、
記録電極の通電パルス数の減少及び電源電圧の低下を計
ることができる。

第７図は本発明の他の実施例を示す。

この実施例は上記実施例において、記録電極の通電パル
ス数を同時に記録すべき信号の数に応じて変える代りに
、記録電極の通電パルス幅を同時に記録すべき信号の数
に応じて変えるようにしたものであり、上記実施例と同
一部分には同一符号が付しである。判定回路２７はカウ
ンタ２４の各ブロックの記録データに対するカウント値
から記録濃度が一定になるようなパルス発生回路２８の
発生パルス幅及び電源１８の電圧を判定し、電圧制御回
路２６は判定回路２７の出力信号によりカウンタ２４の
各ブロックの記録データに対するカウント値に応じて電
源１８の電圧を制御する。パルス発生回路２８は判定回
路２７の出力信号によりカウンタ２４の各ブロックの記
録データに対するカウント値に応じた幅のパルスを記録
電極１５□、１５□、１５．、・・・１５ｎの各ブロッ
クの記録時に発生する。このため、同時に記録すべき信
号の数が少なければ電源１８の電圧が低くてパルス発生
回路２８の発生パルス幅が狭くなり、同時に記録すべき
信号の数が多ければ電源１８の電圧が高くなってパルス
発生回路２８の発生パルス幅が広くなる。従って、駆動
回路１７は第８図及び第９図に示すように記録電極１５
１．１５２．１５３．・・・１５ｎの各ブロックに対し
て補助メモリ１９からの各ブロックの記録データに応じ
て、パルス発生回路２８から各ブロックの記録データ数
（記録すべき信号の数）に応じた幅ｔｘ＋ｔ３・・・の
パルスが印加される期間に電源１８からの各ブロックの
記録データ数に応じた電圧ｖ１．　Ｖ２・・・を通電す
る。

このように、この実施例では記録電極の通電パルス幅だ
けでなく電源電圧を同時に記録すべき信号の数に応じて
変えるので、従来のように記録電極の通電パルス幅だけ
を同時に記録すべき信号の数に応じて変えるものに比べ
て、記録電極の通電パルス幅を少なくしても記録濃度を
一定にすることができ、記録速度を速くすることができ
る。

なお、上記実施例において、インクシート１５は導電層
１３が無いものであってもよい。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば少なくとも抵抗層及びイン
ク層を有するインクシー１−と、このインクシートに通
電して発熱させることでこのインクシートのインクを溶
融又は昇華させて記録紙に転写させる複数の記録電極及
び共通電極と、前記複数の記録電極にパルス信号により
選択的に通電する駆動回路とを備えた通電転写記録装置
において、前記駆動回路が同時に通電する前記記録電極
の数に応じて前記記録電極の通電電圧と通電パルス数も
しくは通電パルス幅とを制御する制御手段を備えたので
、記録速度を速くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図及
び第３図は同実施例の信号波形を示す波形図、第４図は
従来の通電転写記録装置の一例を示す概略図、第５図及
び第６図は従来の通電転写記録装置の各側の信号波形を
示す波形図、第７図は本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図、第８図及び第９図は同実施例の信号波形を示す波
形図である。 １１・・・インクシート、１５□〜１５ｎ・・・記録電
極、１６・・・共通電極、１７・・・駆動回路、１８・
・・電源、２０．２８・・・パルス発生回路、２４・・
・カウンタ、回路、２６・・・電圧制御回路。 ２５．２７・・・判定 娘 釈

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも抵抗層及びインク層を有するインクシートと
   、このインクシートに通電して発熱させることでこのイ
   ンクシートのインクを溶融又は昇華させて記録紙に転写
   させる複数の記録電極及び共通電極と、前記複数の記録
   電極にパルス信号により選択的に通電する駆動回路とを
   備えた通電転写記録装置において、前記駆動回路が同時
   に通電する前記記録電極の数に応じて前記記録電極の通
   電電圧と通電パルス数もしくは通電パルス幅とを制御す
   る制御手段を備えたことを特徴とする通電転写記録装置
   。