JPS62128276A - サ−マルヘツド制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段（第１図）作用 実施例 （１１第１実施例（第２図） （２）第２実施例（第３図） 発明の効果 〔概要〕 ファクシミリ等の記録デバイスのサーマルヘッドのライ
ントッド中における黒ドツト数を計数し、それによって
現在通電中の負荷電流の大きさを予想し、黒ドツト数が
多いラインの通電時間を長くすることにより発色濃度ム
ラを防ぐサーマルヘッド制御方式である。

〔産業上の利用分野〕

ファクシミリ、感熱プリンタ等の記録装置として用いら
れるサーマルヘッドの制御方式に係り、特に黒ドツト数
の多少に拘らず発色濃度が均一になるようにサーマルヘ
ッドへの発熱ストローブ時間（通電時間）を制御する方
式に関する。

〔従来の技術〕

サーマルヘッドは基板上に各発熱体が一様に並んでおり
、各発熱体には制御部が設けられ、ラインドットデータ
に従って指示されたドツトに対応する発熱体に通電する
ことにより発生する熱を利用して感熱紙に発色印字する
構成になっている。

ラインサーマルヘッドはその性質上、消費電力が大きく
、更にライントッドの内容（即ち黒ドツトの数）により
負荷電流値が短時間に大きく増減するためその駆動電源
にかかる負荷が大きい。

ファクシミリ等の小型機器においては装置容積やコスト
上の制約から駆動電源として比較的小容量のスイッチン
グ・レギュレータ方式の電源が使用される場合が多い。

〔発明が解決しようとする問題点〕

一般に電源の出力電圧はその出力負荷が上限値に近づい
た場合や負荷電流が急激に増減した場合、出力電圧の低
下やリンプルの大幅な増大が生じる。

サーマルヘッドを高速度で、かつ黒ドツト数の密度（ｌ
ラインあるいは１発熱グループ単位中に存在する黒ドツ
ト数）の高いものを印字する場合は、電流消費量が大き
くなり電流が急激に増加するため電源出力電圧は第４図
に示すように変動する。第４図で印字を行わない無負荷
時（全白時）に対して、黒ドツト数の高い時は発熱スト
ローブ印加中ば電圧は図のように低下する。更に黒の横
線など黒ドツト数が高い場合には飽和出力電圧値も第５
図のように減少する。ここで黒ドツト率とは１発熱スト
ローブグループ中における（黒ドツト数／全ドツト数＞
　ｘｉｏｏをいい、黒ドツト数が多い程黒ドツト率は高
くなる。

サーマルヘッドの発熱体の発熱量Ｑはジエール熱であり
Ｑ嬌４．１９　（Ｖ２／Ｒ）　Ｔ　（Ｖ　：印加電圧、
Ｒ：発熱体の抵抗、Ｔ二発熱ストローブ時間）のように
電圧Ｖの２乗に比例するので、印加電圧Ｖ１．が不本意
に減少すると発熱温度が下がり印字濃度即ち感熱紙の発
色濃度が下がる。その結果黒ドツト数の少ないところで
は通常の発色濃度で印字され、黒ドツト数の大きいとこ
ろでは薄くなったりかすれたりして、ライン単位、発熱
グループ単位毎の濃度ムラが生じ、画像の品質が落ちる
。

電圧降下を防ぐには電源容量を大きくすればよいが、実
際にはそのような大型電源を用いることはファクシミリ
等の小型機器では容積的に制限が°あること、電源自体
が大変高価でファクシミリのコスト高につながるなどの
問題がある。

また他の解決法として電圧変動率の少ない特殊な制御回
路を用いることも考えられるが、そのような制御回路装
置は大変高価であり、それを用いることによりファクシ
ミリのコストが上がってしまう。

本発明の目的は前記問題点を解決するため、通常の容量
、大きさの電源を用いて印字濃度ムラを低減する方式を
提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明においては、前記濃度ムラの発生をライントッド
中の黒ドツト数をパラメータとして予想し、黒ドツト数
に応じて発熱体に通電する発熱ストローブ印加時間を制
御することによって濃度ムラの発生を低減するものであ
る。

第１図＋ａｌに本発明の概略構成図を示し、印字に際し
黒ドツト数計数部１で１ライン中あるいは１発熱グルー
プ中の黒ドツト数をカウントし、これより算出される黒
ドツト率により発熱ストローブ時間制御部２で、負荷電
流の大きさを予想して予めライントッド中の黒ドツト率
に対応して定めておいた発熱ストローブ時間に応じたパ
ルス幅の発熱ストローブパルスを発生してサーマルヘッ
ド３に通電し印字画像を得るものである。

〔作用〕

このような構成にすることにより、第１図（ｂｌに示す
曲線Ｂの如く電圧変動が大きい場合でも、その発熱スト
ローブ時間を曲線Ａに示すように長くして濃度の低下を
補正することが出来るので、黒ドツト数の多少による印
加電圧の変動の影響をうけない均一な発色濃度の画像を
得ることができる。

〔実施例〕

＋１１第１実施例 第２図によって本発明の第１実施例を説明する。

図において第１図と同符号部は同一部分を示し、５は電
源、１１は黒ドツト数計数カウンタ、１２はレジスタ、
２１はＲＯＭ、２２は発熱ストローブパルス発生回路、
３１は発熱体、３２はス）ロープゲート手段、３３はラ
インドットデータ保持用フリップフロップ、３４はシフ
トレジスタである。

黒ドツト数計数部１は黒ドツト数を計数するものであっ
て黒ドツト数計数カウンタ１１とその出力値を保持する
レジスタ１２を具備している。再計数カウンタ１１は１
ラインあるいは１発熱グループ単位毎のラインドットデ
ータをシフトレジスタ３４に入力する際、黒ドツト数を
計数するものであり、レジスタ１２はその計数値を保持
する。

発熱ストローブ時間制御部２は予め定められた黒ドツト
数に応じた発熱ストローブ時間に対応するストローブパ
ルスを発生するもので濃度調整用のＲＯＭ２１とストロ
ーブパルス発生回路２２を具備している。ＲＯＭ２１に
は予め黒ドツト数に応じて、負荷電流の大きさを予測し
て電圧降下による影響を補償するような発熱ストローブ
時間に対応する値が実験等により定められ、格納されて
いる。ストローブパルス発生回路２２はレジスタ１２の
アドレスデータによりＲＯＭ２１を検索し、必要な発熱
ストローブ時間を得、それに対応するパルス幅のストロ
ーブパルスを発生する。

印字に先立って、まず１ライン分のラインドットデータ
をシフトレジスタ３４に入力する際にそのライン中の黒
ドツト数を黒ドツト計数カウンタ１１により計数し、そ
の値をレジスタに保持する。

ラインドットデータがシフトレジスタ３４に入力終了後
、印字開始信号を伝達されるとストローブパルス発生回
路２２は、レジスタ１２に保持されたアドレスデータに
よりＲＯＭ２１から出力された発熱ストローブ時間幅デ
ータを受信し、それに応じた幅のストローブパルスを発
生し、サーマルヘッド３のストローブゲート回路３２へ
出力する。

即ち、この時出力されるストローブパルス幅は黒ドツト
数の多いラインに通電する時間を長くするように制御さ
れている。

シフトレジスタ３４からラインドットデータがフリンブ
フロツブ３３を介してストローブゲート回路３２に出力
され、前記ストローブパルス発生回路からのパルス信号
とのアンド条件によりゲート回路３２に連結された発熱
体が所定時間通電され、印字記録される。

（２）第２実施例 第３図に本発明の第２実施例を示す。図において第１図
、第２図と同符号部は同一部分を示し、４はサーミスタ
、４１はＡ／Ｄコンバータ、４２は温度補正用レジスタ
を示す。

本実施例は発熱ストローブパルス印加時間の制御パラメ
ータとして本発明の黒ドツト数による電圧変動の他にサ
ーマルヘッド３の基板の発熱温度も考慮したものである
。即ち、長い時間にわたって黒ドツトを印字すると発熱
体が設置されている基板温度が上昇し、さらに印字を続
けると発色濃度が上がる。そこで印字時にはサーミスタ
４によって基板温度を検出し、これに基づきサーマルヘ
ッドへの発熱ストローブ印加時間を短くするよう制御し
ている。そのためサーミスタ４で検出した値をＡ／Ｄコ
ンバータ４１でディジタル値に変換後レジスタ４２に保
持する。またＲＯＭ２１には予め基板温度に応じて定め
られた発熱ストローブ印加時間のテーブルが格納されて
いる。

一方第１実施例に示したものと同様の手法で黒ドツト数
に対応した電圧変動補正用の発熱ストローブ時間の数値
がレジスタ１２にも保持されている。

印字を開始する際にはレジスタ１２とレジスタ４２のア
ドレスデータを連結して得られるアドレスによってＲＯ
Ｍ２１を検索し基板の温度状態と黒ドツト数による電圧
変動状態の影響を加味して予め格納されている最適な発
熱ストローブ印加時間を得る。このように両者を組合わ
せることによりより一層濃度ムラのない均一な発色濃度
の画像を得ることが出来る。

〔発明の効果〕

本発明のように黒ドツト数に応じてその発熱ストローブ
印加時間を制御することにより、不必要に電源を大型化
することなく均一な発色濃度の高速度感熱記録を行うこ
とができるので、ライン単位、発熱グループ単位等での
濃度むらを容易に抑制することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は発明原理図、 第２図は第１実施例の構成概略図、 第３図は第２実施例の構成概略図、 第４図は電源電圧波形図、 第５図は黒ドツト率−電源出力電圧特性図である。 １−黒ドソト数計数部、 ２−・・発熱ストローブ印加時間制御部、３−−−−サ
ーマルヘッド、 ４−・−・・サーミスタ、 ５・・・・・電源、 １１・・・−・黒ドツト数カウンタ、 １２−・・−・黒ドツト計数保持用レジスタ、２１−・
−・・濃度調整用ＲＯＭ、 ２２−・・・・ストローブパルス発生回路、３１−・・
−・発熱体、 ３２−・−・・ストローブゲート回路、３３−・−・・
ラインドットデータ保持用フリップフロップ、 ３４・・・・・シフトレジスタ、 ４０−・・・温度補償制御部、 ４１・・−Ａ／Ｄコンバータ、 ４２−−−一温度補正用データ保持用レジスタ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）発熱体と、該発熱体の通電を制御するゲート手段
   を具備するサーマルヘッドにおいて、 黒ドット計数部（１）と、 発熱ストローブ時間制御部（２）とを設け、ラインドッ
   トデータの入力時に予め黒ドット数を計数し、それに応
   じて発熱ストローブ印加時間を制御することを特徴とす
   るサーマルヘッド制御方式。
2. （２）特許請求の範囲第（１）項記載のサーマルヘッド
   において、 発熱ストローブ時間制御部（２）にサーマルヘッド温度
   補償制御部（４０）を設け、 発熱ストローブ時間の制御にサーマルヘッドの基板温度
   に対する補正も加えることを特徴とするサーマルヘッド
   の制御方式。