JPH04105858U - 光デイスク装置のスピンドルモ−タサ−ボ回路 - Google Patents

光デイスク装置のスピンドルモ−タサ−ボ回路

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JPH04105858U
JPH04105858U JP1416191U JP1416191U JPH04105858U JP H04105858 U JPH04105858 U JP H04105858U JP 1416191 U JP1416191 U JP 1416191U JP 1416191 U JP1416191 U JP 1416191U JP H04105858 U JPH04105858 U JP H04105858U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビームをディスク半径方向に送ったあ
との線速度一定制御の引き込み時間を短縮する。 【構成】 光ピックアップ12のフィード送り開始時点
で、システムコントローラ25はゲイン切り換え回路1
1を制御してゲインを低下させ、フィード送り中にフレ
ーム同期信号が検出されず、また、擬似同期信号を発生
できず、線速度一定制御回路20の出力が大きく変動し
てもスピンドルモータ駆動回路22の入力変動を抑え、
回転制御の乱れを小さくする。そして、フィード送り終
了時点で、システムコントローラ25はゲイン切り換え
回路22を制御して通常ゲインに復帰させ、スピンドル
サーボの応答速度を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光ディスク装置のスピンドルサーボ回路に係り、特にCDプレーヤ、 LDプレーヤ、CD−ROM、CD−V、CD−I等でスピンドルモータを線速 度一定で回転制御する光ディスク装置のスピンドルモータサーボ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク、例えばCDでは、ディスク全面にわたって線密度一定で信号が記 録されている。このため、CDプレーヤのCD回転用のスピンドルモータはスピ ンドルモータサーボ回路によって線速度一定で回転制御されるようになっている 。図4は従来のCDプレーヤのスピンドルモータサーボ回路の構成を示す。
【0003】 ディスク1はスピンドルモータ2で回転されながら、光ピックアップ3に設け た、例えば4分割受光素子で所定の信号が検出される。光ピックアップ3で検出 された各信号は、RFアンプ4で電流/電圧変換(I/V変換)されたあと所定 の演算及び波形整形がなされてEFM信号(二値化RF信号)として出力される 。EFM信号はPLL回路5でクロックの再生がなされるとともに、再生したク ロックを用いて同期信号検出回路6でフレーム同期信号SYCが検出される。ま た、EFM信号は擬似同期信号発生回路7に入力されて、EFM信号に含まれる 最短/最長パルスから擬似同期信号SYC′が形成される。
【0004】 同期信号検出回路6または擬似同期信号発生回路7の出力は、切り換え回路8 を介して線速度一定制御回路(CLV回路)9に入力される。切り換え回路8は 、同期信号検出回路6でフレーム同期が取れているとき、該フレーム同期信号S YCを出力し、フレーム同期が取れていないとき、擬似同期信号SYC′を出力 する。線速度一定制御回路9では、f/V変換器9aでフレーム同期信号SYC または擬似同期信号SYC′の周波数と規定線速度周波数の差に比例した電圧V fが出力されるとともに、基準信号発生器9bで発生した基準信号とフレーム同 期信号SYCまたは擬似同期信号SYC′の位相差電圧Vpが位相比較器9cよ り出力される。そして、位相補償回路9dでf/V変換器9aの出力と位相比較 器9cの出力が加算されるとともに位相補償がなされる。
【0005】 線速度一定制御回路9から出力されるスピンドルサーボ信号はスピンドルモー タ駆動回路30に入力され、該スピンドルモータ駆動回路30によってスピンド ルモータ2が駆動される。このように構成されたスピンドルモータサーボ回路に より、ディスク1の立ち上がり時などでフレーム同期が取れないときは擬似同期 信号SYC′に基づき、また、通常再生時などでフレーム同期が取れるときはフ レーム同期信号SYCに基づき、ディスク1に対する線速度一定の回転制御がな される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、CDプレーヤでは、たとえば或る曲をサーチする場合、フィード送 りやトラックジャンプで光ピックアップ3のレーザビームをディスクの半径方向 に送り、ディスクの信号読み取り位置を現在位置から他の位置に変え、変更後の 位置でディスクから位置データ(タイムデータ)を読み取り、まだ、目標位置で ないときは、再度、フィード送りやトラックジャンプを行って位置データを読み 取るという動作を繰り返す。
【0007】 この場合、フィード送りやトラックジャンプをしている間は、光ピックアップ 3がディスク1の信号を検出できないので、RFアンプ4からはEFM信号が出 力されない。このとき、同期信号検出回路6はフレーム同期信号SYCを検出す ることができず、擬似同期信号発生回路7は擬似同期信号SYC′を発生するこ とができない。
【0008】 このため、図5に示す如く、スピンドルモータ駆動回路30に入力されるスピ ンドルサーボ信号は、フィード送りやトラックジャンプ中に大きく変動してしま い、回転制御が大きく乱れる。この結果、フィード送りやトラックジャンプが終 了したあと、スピンドルサーボ回路での線速度一定制御のための引き込み動作が 遅くなり、新たなディスク位置の信号の読み取りが可能になるまで時間が掛かる 。この結果、所望位置へのアクセス速度が遅くなるという問題があった。
【0009】 以上から本考案の目的は、レーザビームをディスク半径方向に送ったあとの線 速度一定制御の引き込み時間を短縮できる光ディスク装置のスピンドルモータサ ーボ回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、ディスクから読み出した同期信号に基づき線速度一定でス ピンドルモータの回転制御を行う光ディスク装置のスピンドルモータサーボ回路 において、スピンドルモータサーボ系のゲインを切り換えるゲイン切り換え回路 と、光ピックアップのレーザビームがディスクの半径方向に送られる間、ゲイン 切り換え回路を制御してゲインを低下させ、レーザビームのディスク半径方向の 送りが終了したときゲイン切り換え回路を制御して通常ゲインに復帰させるゲイ ン切り換え制御回路を設けたことことにより達成される。
【0011】
【作用】
本考案によれば、光ピックアップのレーザビームがディスクの半径方向に送ら れる間、スピンドルサーボ系のゲインを低下させ、レーザビームのディスク半径 方向の送りが終了したとき通常ゲインに復帰させる。これにより、レーザビーム がディスクの半径方向に送られる間のスピンドルサーボ信号の変動が抑えられて 、回転制御の乱れが少なくなり、レーザビームの送りが終了したあと線速度一定 制御の引き込み動作が短時間で完了する。
【0012】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例に係るCDプレーヤの全体構成図である。
【0013】 10はスピンドルモータ、11はディスク(CD)、12は光学的にディスク 11上に記録された信号を例えば4分割受光素子で検出する光ピックアップ、1 3は光ピックアップ12をディスク半径方向に移動するスレッドモータ、14は RFアンプであり、光ピックアップ12の検出信号を電流/電圧変換し、所定の 演算と波形整形を行ってEFM信号を作成したり、フォーカシングエラー信号F Eとトラッキングエラー信号TEを作成する。
【0014】 15は光ピックアップ制御回路であり、RFアンプ14からフォーカシングー エラー信号FEとトラッキングエラー信号TEを入力して光ピックアップ12と スレッドモータ13に対しフォーカシングサーボ、トラッキングサーボ、スレッ ドサーボを掛けたり、後述するコントローラの制御に従いスレッドモータ13の フィード送り制御や光ピックアップ12のトラックジャンプ制御を行う。
【0015】 16はRFアンプ14からEFM信号を入力してクロック再生を行うPLL回 路、17はPLL回路16で再生されたクロックを用いてEFM信号中のフレー ム同期信号SYCを検出する同期検出回路であり、フレーム同期信号を検出する とハイレベルとなる同期検出信号SDTを出力する。18はEFM信号から最短 /最長パルスを検出して擬似同期信号SYC′を作成する擬似同期信号発生回路 、19は同期検出信号に基づき、同期検出回路17で検出されたフレーム同期信 号SYCまたは擬似同期信号発生回路18で発生した擬似同期信号SYC′を切 り換え出力する切り換え回路である。
【0016】 20は切り換え回路19の出力に基づきスピンドルサーボ信号を作成する線速 度一定制御回路(CLV回路)であり、20aは切り換え回路19の出力周波数 と規定線速度周波数の差に比例した電圧信号Vfを出力するf/V変換器、20 bは基準信号を発生する基準信号発生器、20cは基準信号発生器20bで発生 した基準信号と切り換え回路19の出力の位相差を検出し位相差電圧Vpを出力 する位相比較器、20dはf/V変換器20aの出力Vfと位相比較器20cの 出力Vpを加算するとともに位相補償を行う位相補償回路である。
【0017】 21は後述するコントローラのゲイン切り換え制御に従いスピンドルサーボ系 のゲインを通常レベルと、通常より低いレベルに切り換えるゲイン切り換え回路 であり、ローレベルのゲイン切り換え信号を入力している間は通常ゲインに切り 換え、ハイレベルのゲイン切り換え信号を入力している間はゲインを低下させる 。22は線速度一定制御回路20から出力されるスピンドルサーボ信号を増幅し てスピンドルモータ10の駆動を行うスピンドルモータ駆動回路である。
【0018】 23はPLL回路16で再生されたクロックと同期検出回路17で検出された フレーム同期信号SYCを用いて、EFM信号からオーディオサンプルデータと サブコードデータを復調するディジタル信号処理回路、24はディジタル信号処 理回路23からオーディオサンプルデータを入力してアナログのオーディオ信号 に変換するD/A変換器、25はマイコン構成のシステムコントローラであり、 PLAY制御やサーチ制御などシステム全体の制御を行う。サーチ制御を行う際 、システムコントローラ25は光ピックアップ制御回路15に対するフィード送 り制御やトラックジャンプ制御も行う。26は操作部であり、ユーザがPLAY 操作や選曲操作などを行う。
【0019】 図2はシステムコントローラ25のサーチ制御処理を示す流れ図、図3はサー チ時のCDプレーヤの動作を説明する線図であり、以下、これらの図に従って説 明する。
【0020】 予め、CDプレーヤは曲番1の通常再生状態にあり、光ピックアップ制御回路 15によるフォーカシングサーボ、トラッキングサーボ、スレッドサーボの各サ ーボコントロールが正常に働いているものとする。また、ゲイン切り換え回路1 9はシステムコントローラ25により通常ゲインに切り換えられているものとす る。このとき、RFアンプ14は正常なEFM信号を出力し、同期検出回路17 ではフレーム同期が取られてフレーム同期信号SYCが出力される。また、同期 検出回路17はハイレベルの同期検出信号SDTを出力する。よって、切り換え 回路19は同期検出回路17で検出されたフレーム同期信号SYCを線速度一定 制御回路20へ出力する。
【0021】 線速度一定制御回路20はフレーム同期信号SYCに基づき線速度一定制御を 行うための正常なスピンドルサーボ信号を発生する。このスピンドルサーボ信号 はゲイン切り換え回路21を通ってスピンドルモータ駆動回路22に入力され、 該スピンドルモータ駆動回路22によりスピンドルモータ10の駆動がなされる 。ゲイン切り換え回路21が通常ゲインに切り換えられているので、スピンドル サーボの応答速度が高く、ディスク11の回転が規定線速度からずれても、直ち に規定線速度に修正される。
【0022】 RFアンプ14から出力されたEFM信号はディジタル信号処理回路23に入 力されて、PLL回路16で再生されたクロック及び同期検出回路17で検出さ れたフレーム同期信号SYCに基づきオーディオサンプルデータとサブコードデ ータが復調される。復調したオーディオサンプルデータはD/A変換器24に出 力されてアナログのオーディオ信号に変換されて外部に出力される。また、復調 されたサブコードデータはシステムコントローラ25に出力される。
【0023】 曲番1の再生中に、ユーザが操作部26で例えば曲番2の選曲操作を行うと、 システムコントローラ25はディジタル信号処理回路23からその時点でのサブ コードデータのタイムデータをディスク現在位置データとして入力し(ステップ 101)、予め、ディスク11から読み取ったTOC情報を参照して、ディスク 現在位置と曲番2の先頭位置の差の符号Cと絶対値Aの大きさを求める(ステッ プ102)。
【0024】 絶対値Aが大きく(例えば数百トラック以上)、差の符号Cが+のとき、絶対 値Aの量だけフォワード方向へのフィード送りをするため、まず、ゲイン切り換 え回路21に対しハイレベルのゲイン切り換え信号を出力してゲイン低下制御を 行う(ステップ103、104、105)。該ゲイン切り換え信号を入力したゲ イン切り換え回路21はスピンドルモータサーボ系のゲインを低下させる。次い で、システムコントローラ25は光ピックアップ制御回路15に対しトラッキン グサーボオフ制御を行いトラッキングサーボをオフさせるとともに(ステップ1 06)、絶対値Aの量に相当する所定時間だけフォワード方向へのフィード送り 信号を出力して、フィード送り制御を行う(ステップ107)。これにより、光 ピックアップ12はディスク11の半径方向で外周側に向かって所定量移動し、 レーザビームもトラックを横切るようにしてディスク半径方向に移動する。
【0025】 レーザビームがディスク半径方向に移動している間、光ピックアップ12はデ ィスク11の信号を検出できないので、RFアンプ14はEFM信号を出力しな い。このため、同期検出回路17と擬似同期信号検出回路18のいずれもフレー ム同期信号SYCを検出したり擬似同期信号SYC′を発生することができない 。よって、線速度一定制御回路20が出力するスピンドルサーボ信号は大きく変 動するが、ゲイン切り換え回路21でサーボゲインが低下されているので、スピ ンドルモータ駆動回路22に入力されるスピンドルサーボ信号の変動が抑えられ る。この結果、回転制御の乱れは小さくなる。
【0026】 所定時間のフィード送り信号出力が終わると、システムコントローラ25は光 ピックアップ制御回路15に対しトラッキングサーボオン制御を行ってトラキッ ングサーボをオンするとともに、ゲイン切り換え回路21にローレベルのゲイン 切り換え信号を出力して通常ゲインに復帰させる(ステップ108、109)。
【0027】 トラッキングサーボのオンで、光ピックアップ12はディスク11の信号検出 が可能となり、RFアンプ14からEFM信号が出力される。このEFM信号よ り擬似同期信号発生回路18が最短/最長パルスを検出して擬似同期信号SYC ′を発生し、切り換え回路19を介して線速度一定制御回路20に出力する(同 期検出回路17はまだフレーム同期信号SYCを検出していないので、同期検出 信号SDTがローレベルであり、切り換え回路19は擬似同期信号発生回路18 側に切り換えられている)。
【0028】 よって、線速度一定制御回路20はf/V変換器20aと位相比較器20cに より、ディスク回転速度と規定線速度の差の応じたスピンドルサーボ信号を発生 する。ゲイン切り換え回路19は既に通常ゲインに復帰しているので、スピンド ルサーボの応答速度が高く、スピンドルモータ駆動回路22はディスク回転速度 と規定線速度の差を減少させる方向に大きな駆動力でスピンドルモータ10を駆 動する。この際、フィード送り終了時点でのディスクの回転速度の乱れが小さい ので、線速度一定制御の引き込み動作が短時間でなされ、ディスク回転速度は速 やかに規定線速度に向けて変化し、スピンドルモータ駆動回路22に入力される スピンドルサーボ信号も速やかに正常値に向けて変化する。
【0029】 ディスク回転速度が規定線速度にかなり近くなると、同期信号検出回路17で フレーム同期が取れるようになり、ハイレベルの同期検出信号SDTを出力する とともにフレーム同期信号SYCを出力する。ハイレベルの同期検出信号を入力 した切り換え回路19は同期検出回路17側に切り換わるので、今度はフレーム 同期信号SYCが線速度一定制御回路20に入力される。この結果、更に、正確 な線速度一定制御がなされて、ディスク回転速度が完全に規定線速度と一致する 。
【0030】 フレーム同期が取れれば、ディジタル信号処理回路23ではEFM信号からサ ブコードデータの復調が可能となる。システムコントローラ25はディジタル信 号処理回路23で復調されたサブコードデータのタイムデータを入力し、目標位 置との差を求め零か判定する(ステップ101、102、110)。差が零のと きは、サーチ制御を終え、通常のPLAY制御を行って曲番2の先頭からディス ク演奏を開始させる。
【0031】 若し、差が零でないとき、システムコントローラ25は差の絶対値Aの大きさ を判定し(ステップ103)、絶対値Aがまだ大きく符号Cが例えば+であれば 、前述と同様にフォワード方向へのフィード送りを行う。これと反対に、絶対値 Aが小さく符号Cが−のときは、絶対値Aの量だけリバース方向へのトラックジ ャンプをするため、まず、ゲイン切り換え回路21に対しハイレベルのゲイン切 り換え信号を出力してゲイン低下制御を行い(ステップ111、112)、光ピ ックアップ制御回路15に対しトラッキングサーボオフ制御を行いトラッキング サーボをオフさせるとともに(ステップ113)、絶対値Aに相当する時間だけ リバース方向へのトラックジャンプ信号を出力して、トラックジャンプ制御を行 う(ステップ114)。これにより、光ピックアップ12の対物レンズはディス ク11の半径方向で少し内周側に向かって所定量移動し、レーザビームもトラッ クを横切るようにしてディスク半径方向に移動する。
【0032】 レーザビームがディスク半径方向に移動している間、光ピックアップ12はデ ィスク11の信号を検出できず、線速度一定制御回路20が出力するスピンドル サーボ信号は大きく変動するが、ゲイン切り換え回路21でサーボゲインが低下 されているので、スピンドルモータ駆動回路22に入力されるスピンドルサーボ 信号の変動は小さく、回転制御の乱れは小さい。
【0033】 所定時間のトラックジャンプ信号出力が終わると、システムコントローラ25 は光ピックアップ制御回路15に対しトラッキングサーボオン制御を行ってトラ キッングサーボをオンするとともに、ゲイン切り換え回路21にローレベルのゲ イン切り換え信号を出力して通常ゲインに復帰させる(ステップ108、109 )。
【0034】 トラッキングサーボのオンで、光ピックアップ12はディスク11の信号検出 が可能となり、RFアンプ14からEFM信号が出力される。このEFM信号よ り擬似同期信号発生回路18が擬似同期信号SYC′を発生し、切り換え回路1 9を介して線速度一定制御回路20に出力する。よって、線速度一定制御回路2 0はf/V変換器20aと位相比較器20cにより、ディスク回転速度と規定線 速度の差の応じたスピンドルサーボ信号を発生する。ゲイン切り換え回路21は 既に通常ゲインに復帰しているので、スピンドルモータ駆動回路22はディスク 回転速度と規定線速度の差を減少させる方向に大きな駆動力でスピンドルモータ 10を駆動する。この際、トラックジャンプ終了時点でのディスクの回転速度の 乱れが小さいので、線速度一定制御の引き込み動作が短時間でなされ、ディスク 回転速度は速やかに規定線速度に向けて変化し、スピンドルモータ駆動回路22 に入力されるスピンドルサーボ信号も速やかに正常値に向けて変化する。
【0035】 ディスク回転速度が規定線速度にかなり近くなると、同期検出回路17でフレ ーム同期が取れるようになり、ハイレベルの同期検出信号SDTを出力するとと もにフレーム同期信号SYCを出力する。ハイレベルの同期検出信号SDTを入 力した切り換え回路19は同期検出回路17側に切り換わるので、今度はフレー ム同期信号SYCが線速度一定制御回路20に入力される。この結果、更に、正 確な線速度一定制御がなされて、ディスク回転速度が完全に規定線速度と一致す る。
【0036】 フレーム同期が取れると、ディジタル信号処理回路23ではEFM信号からサ ブコードデータの復調が可能となる。システムコントローラ25はディジタル信 号処理回路23で復調されたサブコードデータのタイムデータを入力し、目標位 置との差を求め零か判定する(ステップ101、102、110)。差が零であ れば、サーチ制御を終え、通常のPLAY制御を行って曲番2の先頭からディス ク演奏を開始させる。
【0037】 若し、ステップ110の判定で差が零でないとき、前述と同様にしてディスク 現在位置と目標位置の差が零となるまでフィード送りまたはトラックジャンプ処 理を繰り返す。
【0038】 このようにして、フィード送りやトラックジャンプをしたあとの線速度一定制 御の引き込みが短時間でなされることで、ディスク現在位置データの読み取りを 素早く行うことができ、サーチ動作全体に要する時間を短くすることが可能とな る。
【0039】
【考案の効果】
以上本考案によれば、スピンドルモータサーボ系のゲインを切り換えるゲイン 切り換え回路と、光ピックアップのレーザビームがディスクの半径方向に送られ る間、ゲイン切り換え回路を制御してゲインを低下させ、レーザビームのディス ク半径方向の送りが終了したとき通常ゲインに復帰させるゲイン切り換え制御回 路を設け、光ピックアップのレーザビームがディスクの半径方向に送られる間、 スピンドルサーボ系のゲインを低下させ、レーザビームのディスク半径方向の送 りが終了したとき通常ゲインに復帰させるように構成したから、レーザビームが ディスクの半径方向に送られる間のスピンドルサーボ信号の変動が抑えられて、 回転制御の乱れが少なくなり、レーザビームの送りが終了したあと線速度一定制 御の引き込み動作が短時間で完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るCDプレーヤの全体構
成図である。
【図2】図1におけるコントローラのサーチ制御処理を
示す流れ図である。
【図3】図1におけるサーチ時の動作を説明する線図で
ある。
【図4】従来のCDプレーヤのスピンドルモータサーボ
回路の構成図である。
【図5】図4におけるフィード送り時のスピンドルサー
ボ信号の変化の様子を示す線図である。
【符号の説明】
10 スピンドルモータ 12 光ピックアップ 17 同期検出回路 18 擬似同期信号発生回路 19 切り換え回路 20 線速度一定制御回路 21 ゲイン切り換え回路 22 スピンドルモータ駆動回路 25 システムコントローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクから読み出した同期信号に基づ
    き線速度一定でスピンドルモータの回転制御を行う光デ
    ィスク装置のスピンドルモータサーボ回路において、ス
    ピンドルモータサーボ系のゲインを切り換えるゲイン切
    り換え回路と、光ピックアップのレーザビームがディス
    クの半径方向に送られる間、ゲイン切り換え回路を制御
    してゲインを低下させ、レーザビームのディスク半径方
    向の送りが終了したときゲイン切り換え回路を制御して
    通常ゲインに復帰させるゲイン切り換え制御回路と、を
    設けたことを特徴とする光ディスク装置のスピンドルモ
    ータサーボ回路。
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