JPH0410548Y2 - - Google Patents

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JPH0410548Y2
JPH0410548Y2 JP9159687U JP9159687U JPH0410548Y2 JP H0410548 Y2 JPH0410548 Y2 JP H0410548Y2 JP 9159687 U JP9159687 U JP 9159687U JP 9159687 U JP9159687 U JP 9159687U JP H0410548 Y2 JPH0410548 Y2 JP H0410548Y2
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JP
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furnace
gas
electric
furnaces
lid body
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JP9159687U
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JPS63201998U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ガス炉あるいは電気炉として選択
的に使用できるようにしたガス・電気併用炉に係
る。
(従来の技術) 炉にはガス炉のように燃料を燃やす燃焼加熱炉
と、電気炉のように物理的手段により加熱する物
理的加熱炉とがある。
前者のガス炉は、ガスの燃焼により得た高温空
気を炉内に循環させてその加熱を図るもので、特
色としてエアー調節により被加工物への酸化・還
元作用を自由に調節できることの他、発熱量が大
きく作業時間が短縮でき、燃費がよいことがあげ
られる。
一方、後者の電気炉は、通電により生ずる電気
発熱体の放射熱によつてその加熱を図るもので、
ガス炉に比べ煙が出ないことを大きな特色として
おり、例えば、酸化でも還元でもない中性煙にお
いて使用可能な釉薬によつて製品に特殊な色を出
すことができる。また、電気炉では深夜電力を利
用し加熱コストを抑えることができる。
このように両者の炉にはそれぞれ特色があり、
作業内容に合つた最も適当なタイプを選択して使
用することが本来望ましい。
しかるに、従来においてはガス炉と電気炉とで
は加熱手段が全く異なるためにそれぞれ別個な炉
として構成されているので、各炉の特色を十分に
活用するためには二種類の炉が必要であつた。し
かしながら、二つの炉を用いるということは、ス
ペース上不利であり、また設備投資に多大な費用
がかかるなど多くの問題点がある。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上述の問題点に鑑みて提案されたも
のであつて、その目的とするところは、ガス炉あ
るいは電気炉として適宜選択使用できるようにし
たガス・電気併用炉を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するためにこの考案は、上部
に開口部を有し内壁に電気発熱体が備えられかつ
底部には煙突と連通する煙道が形成された炉本体
と、前記炉本体の開口部に開閉自在に設置され開
閉調節自在な通気部とガスバーナーを有する上蓋
体とからなることを特徴とするものである。
(実施例) 以下この考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。添付の図面第1図はこの考案の一実施例を
示すガス・電気併用炉の正面図中央断面図、第2
図はその右側面図断面図、第3図はその平面図で
ある。
このガス・電気併用炉は、上部に開口部11を
有する炉本体10とその開口部11に開閉自在に
設置された上蓋体50とからなる。
炉本体10は、耐火耐熱レンガ15を積層して
なる内壁20,21,22,23によつて形成さ
れた直方体形状の炉室10Aを有する。この炉本
体10の内壁20,21,22,23には電気発
熱体30,31,32が備えられ、かつ本体の底
部10Bには煙道40が形成されている。
電気発熱体30,31,32は、実施例では3
組から構成され、図のようにリボン形状に内壁2
0,21,22,23に周設されている。炉の加
熱温度の調節は、電気発熱体30,31,32の
一部あるいは全部に通電するか否かの組合せによ
つて、また通電する電力の大きさを変えて行なう
ことができる。
煙道40は次述するように炉本体10の長手方
向に形成されて煙突45と連通している。第2図
に図示したように、長手方向の内壁21,23の
下部には所定高さの段部27が設けられていて、
煙道40の側面が形成されている。とともに、該
段部27上には、第1図から理解されるようにレ
ンガ17が間隙Sを有するように列設され、炉室
10Aと煙道40とを区画し、かつ炉室10Aと
煙道40とを連通している。なお、煙突45には
ダンパ46が備えられていて、炉内を外気から遮
断することができるようになつている。また、煙
突45には吸気フアンを設けてもよい。
次に上蓋体50は、第2図に図示したように、
前記炉本体10の開口部11に蝶番51を介し開
閉自在に設置されていて、該上蓋体50を開閉し
て被加工品の搬入搬出ならびに炉のメンテナンス
が行なわれる。この上蓋体50は下部開口の箱型
形状を有しその内側全体に耐火耐熱のグラスウー
ル53が付設されたものであつて、通気部60と
ガスバーナー70を備えている。
通気部60は、第3図に図示したように、上蓋
体50の天井面55に穿設された複数個の通気孔
部61から構成されている。該通気孔部61は突
起部66を備えた閉鎖部材65によつて閉鎖する
ことができる。
ガスバーナー70は、上蓋体50の長手方向に
複数設置される。図の符号79はガス供給管であ
る。該ガスバーナー70は、第2図に図示したよ
うに、L字型支持部材75によつてそのバーナー
口71が上蓋体50の吹出口57に近接して設置
されている。とともに、ガスバーナー70は前記
L字型支持部材75の蝶番76によつて上蓋体5
0に対し可倒自在に設置されている。図の符号7
3は火量調節のコツクである。
(作用) 上のガス・電気併用炉を、まずガス炉として使
用するには、上蓋体50の通気部60を閉鎖部材
65によつて閉じる。ガスバーナー70の点火に
より発生した高温空気は炉室10A内を循環して
被加工品を加熱した後、底部の煙道40を通つて
煙突45に導かれ外部に排出される。被加工物の
酸化還元作用は、ガスバーナー70のバーナー口
における燃焼具合の調節ならびに、前記バーナー
口71と上蓋体50の吹出口57との距離等を調
節することで行なわれる。
これに対し、この併用炉を電気炉として使用す
る際には上蓋体50の通気部60を開口する。ま
た、ガスバーナー70を倒して上蓋体50の吹出
口57を例えば板部材59等で閉鎖する。かつ炉
本体10の煙突45を開閉板部材46によつて閉
鎖する。そして、電気発熱体30,31,32に
通電すれば、その放射熱によつて被加工品は加熱
される。炉室10A内の空気は上蓋体50の通気
部60によつて微少量入れ代ることができる。
(効果) 以上図示説明したように、この考案はガス炉と
電気炉の両方の機能をそれらの特色を損なうこと
なく備えたガス・電気併用炉を提供することがで
きたものである。従つて、この考案のガス・電気
併用炉によれば、スペースや経済上の問題を生ず
ることなく一つの炉でガス炉と電気炉のそれぞれ
の特色を生かすことができ、これまでにない使用
者の便宜を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すガス・電気
併用炉の正面図中央断面図、第2図はその右側面
図断面図、第3図はその平面図である。 10……炉本体、10A……炉室、10B……
底部、11……開口部、20,21,22,23
……内壁、30,31,32……電気発熱体、4
0……煙道、45……煙突、46……ダンパ、5
0……上蓋体、51……蝶番、57……吹出口、
60……通気部、61……通気孔部、65……閉
鎖部材、66……突起部、70……ガスバーナ
ー、71……バーナー口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に開口部を有し内壁に電気発熱体が備えら
    れかつ底部には煙突と連通する煙道が形成された
    炉本体と、前記炉本体の開口部に開閉自在に設置
    され開閉調節自在な通気部とガスバーナーを有す
    る上蓋体とからなることを特徴とするガス・電気
    併用炉。
JP9159687U 1987-06-15 1987-06-15 Expired JPH0410548Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9159687U JPH0410548Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15

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JP9159687U JPH0410548Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63201998U JPS63201998U (ja) 1988-12-27
JPH0410548Y2 true JPH0410548Y2 (ja) 1992-03-16

Family

ID=30952527

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JP9159687U Expired JPH0410548Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15

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JPS63201998U (ja) 1988-12-27

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