JPH04105278U - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

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JPH04105278U
JPH04105278U JP636691U JP636691U JPH04105278U JP H04105278 U JPH04105278 U JP H04105278U JP 636691 U JP636691 U JP 636691U JP 636691 U JP636691 U JP 636691U JP H04105278 U JPH04105278 U JP H04105278U
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JP
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valve
solenoid
coil
iron core
shutoff valve
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JP636691U
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康之 戸塚
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矢崎総業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物理的な衝撃による遮断弁の異常誤動作を容
易に検知する。 【構成】 ソレノイド10に設けられた駆動コイル15
と同軸上に近接して、細径ワイヤが高密度に巻回された
電圧検出コイル25を設けて、可動鉄心11の移動によ
りコイル25に励起される電圧を高くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、遮断弁に係り、特に物理的な衝撃による誤作動を容易に検知するこ とのできる遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス遮断機構付きガスメータなどに使用される二段階構造の遮断弁は、例えば 図2に示す構造が採用されている。
【0003】 図において、流路をガス入口側1とガス出口側2とに画成する主ノズル部3に 対向して主弁4が設けられている。主弁4の中央には副ノズル部5が形成されて おり、副ノズル部5に対向して副弁6が配設されている。また副弁6には弁軸7 の先端が同心上に一体に固定されており、副弁6に対し主弁4が同心上で摺動自 在に遊嵌されている。
【0004】 一方、主ノズル部3は複数本の支柱8を介して、軸方向に対して直角に設けら れたフレーム9に固定されている。またフレーム9には主ノズル部3及び副ノズ ル部5と同心上に駆動手段であるソレノイド10が取り付けられており、ソレノ イド10のプランジャ11と弁軸7とは同軸上において連結されている。
【0005】 さらに副弁6とフレーム9との間には、弁軸7の外周を囲む主コイルスプリン グが介挿されており、プランジャ11をソレノイド10内の待機位置に引き込む 方向に付勢している。また主弁4に設けられた係止部材13と副弁6との間には 、主コイルスプリング12の外側を囲む副コイルスプリング14が介挿されてお り、副弁6を副ノズル部5に当接させる方向に付勢している。
【0006】 上記の構成において、プランジャ11が待機位置におり、弁開放状態でソレノ イド10に遮断パルスが印加されると、プランジャ11は主コイルスプリング1 2の付勢力に抗して前進し、弁軸7が突出する結果副弁6は副ノズル部5に当接 する。さらに副弁6を介して主弁4も押圧されて主ノズル部3に当接する。この 結果ガス流路が遮断され、ガス入口側1から流入するガス圧によりこの状態に自 己保持される。なおこのとき、主コイルスプリング12の付勢力は副コイルスプ リング14の付勢力より大きく設定されている。
【0007】 逆にソレノイド10に復帰パルスが印加されると、プランジャ11は主コイル スプリング12の付勢力により後退し、先ず副弁6が副ノズル部5から離間する 。この結果ガス上流側と下流側との差圧が解消され、主弁4も主ノズル部3から 離間し、流路を完全に開いた状態で待機位置に戻り、自己保持される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように構成された遮断弁において、ソレノイド10に遮断パルスや復帰 パルスが印加されないときでも、外部から大きな物理的衝撃が加わると、弁4, 6が移動して誤作動することがある。この誤作動を検出するためにプランジャ1 1の移動により発生する逆起磁力を利用することが考えられる。すなわち、プラ ンジャ11の移動によりフレミングの右手の法則によりソレノイド10内の駆動 コイル15に電圧が励起される。この電圧を検出することにより誤作動を検知す ることができるが、従来の駆動コイル15に巻回されているワイヤは太く、しか も巻回密度が小さいため、励起される電圧が微小となって誤動作検知が困難であ った。
【0009】 本考案は物理的な衝撃による異常誤動作を容易に検知することのできる遮断弁 を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、円筒状のフレームと、該フレームの端 部内周に固定されたマグネットと、前記フレームの中心に同軸上に配設された固 定鉄心及び可動鉄心と、前記フレーム内に収納され前記各鉄心の外周に巻回され た駆動コイルとからなるソレノイドを具備し、前記可動鉄心に同軸上に連結され た弁体を有する遮断弁において、前記駆動コイルと同軸上に近接して、細径ワイ ヤが高密度に巻回された電圧検出コイルを設けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】
上記の構成によると、遮断弁に外部から物理的な衝撃が加わって弁体が異常誤 作動したときに、可動鉄心が移動して電圧検出コイルに電圧が励起される。この ときに励起される電圧は電圧検出コイルに巻回されているワイヤが細径高密度で あるので高電圧となり、誤作動を容易に検知することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 図1に本考案の一実施例を示す。図1において、図2に示す従来例の部分と対 応する部分には同一符号を付して示し、その説明を適宜省略する。本実施例の特 徴はソレノイド10に設けられた駆動コイル15の構成にあり、他の部分の構成 は従来例と同様である。
【0014】 ソレノイド10は一方の端面が閉塞された円筒状のフレーム21の開放端内周 に固定された環状のマグネット22と、マグネット22の内周に固定された中間 プレート23と、中間プレート23に取り付けられたボビン24と、ボビン24 に巻回された駆動コイル15及び電圧検出コイル25とから構成されている。電 圧検出コイル25のワイヤは駆動コイル15のワイヤに比べて極細となっており 、巻回数は数倍となっている。またボビン24の内周には、フレーム21の閉塞 端面側に0リング26を介して固定鉄心27が固定されており、プランジャであ る可動鉄心11が軸方向に摺動可能に装着されている。
【0015】 次に本実施例の作用を説明する。ソレノイド10に遮断パルスや復帰パルスが 印加されないときに、外部から大きな物理的衝撃が遮断弁に加わり、弁4,6が 移動して異常誤作動すると、弁6に弁軸7を介して連結されている可動鉄心11 が移動する。この結果フレミングの右手の法則により電圧検出コイル25に電圧 が励起される。この電圧はワイヤ径に反比例し巻回数に比例するので、極細径の ワイヤを多数回巻回してなる電圧検出コイル25には、通常の駆動コイル15に 比べて数倍の電圧が励起される。従ってこの電圧信号を処理して遮断弁の異常誤 作動を容易に検知することができる。
【0016】 なお、上記実施例で示した遮断弁の構成は一例を示したものであり、他の構成 の遮断弁に本実施例に示した電圧検出コイル25を設けても同様の効果が得られ る。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、遮断弁のソレノイドに細径ワイヤが高 密度に巻回された電圧検出コイルを設けたので、物理的な衝撃による遮断弁の異 常誤作動を容易に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る遮断弁の一実施例の構成を示す一
部断面正面図。
【図2】従来の遮断弁の一例の構成を示す一部断面正面
図。
【符号の説明】
6 弁体(副弁) 10 ソレノイド 11 可動鉄心(プランジャ) 15 駆動コイル 21 フレーム 22 マグネット 25 電圧検出コイル 27 固定鉄心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のフレームと、該フレームの端部
    内周に固定されたマグネットと、前記フレームの中心に
    同軸上に配設された固定鉄心及び可動鉄心と、前記フレ
    ーム内に収納され前記各鉄心の外周に巻回された駆動コ
    イルとからなるソレノイドを具備し、前記可動鉄心に同
    軸上に連結された弁体を有する遮断弁において、前記駆
    動コイルと同軸上に近接して、細径ワイヤが高密度に巻
    回された電圧検出コイルを設けたことを特徴とする遮断
    弁。
JP1991006366U 1991-02-15 1991-02-15 遮断弁 Expired - Lifetime JP2556677Y2 (ja)

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JPH04105278U true JPH04105278U (ja) 1992-09-10
JP2556677Y2 JP2556677Y2 (ja) 1997-12-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336793A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Rinnai Corp モータ安全弁
JP2010183795A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Mitsubishi Motors Corp 電気自動車の充電リレー溶着判定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601482A (ja) * 1983-06-15 1985-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遮断弁
JPS64781U (ja) * 1987-06-23 1989-01-05

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