JPH04104404A - 低風音多導体送電線 - Google Patents
低風音多導体送電線Info
- Publication number
- JPH04104404A JPH04104404A JP22096590A JP22096590A JPH04104404A JP H04104404 A JPH04104404 A JP H04104404A JP 22096590 A JP22096590 A JP 22096590A JP 22096590 A JP22096590 A JP 22096590A JP H04104404 A JPH04104404 A JP H04104404A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- conductors
- power transmission
- protrusions
- transmission line
- Prior art date
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- Pending
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 title claims abstract description 102
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 35
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241001236294 Hebe Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、架設された多導体送電線に風が吹きつけたと
きに発生する風音を防止した低風音多導体送電線に関す
るものである。
きに発生する風音を防止した低風音多導体送電線に関す
るものである。
従来、架空送電線の風音を防止するには、電線外周にら
せん状に成形された線材を巻きつけて、らせん状の突条
を形成するとよいことが知られている。特に多導体送電
線の場合は、図−6に示すように、同一水平面内に位置
する素導体IA、IBは、らせん状に成形された線材を
巻きつけて形成される突条2Δ、2Bのらせん方向を逆
にした方がよいことが知られている(特公昭59−49
770号公報)。
せん状に成形された線材を巻きつけて、らせん状の突条
を形成するとよいことが知られている。特に多導体送電
線の場合は、図−6に示すように、同一水平面内に位置
する素導体IA、IBは、らせん状に成形された線材を
巻きつけて形成される突条2Δ、2Bのらせん方向を逆
にした方がよいことが知られている(特公昭59−49
770号公報)。
しかしこのような多導体送電線に矢印Wで示すように水
平斜め方向から風が吹きつけると、多導体送電線を回転
させるような大きなモーメントが生じる。これは次のよ
うな理由による。すなわち図示の例の場合、風上側の素
導体IAでは、突条2Aの上半分(図−6の実線)が風
とほぼ同方向になり、突条2Aの下半分(図−6の点線
)が風に相対するようになるため、素導体IAの上下面
で風速差が生じ、図−7(a)に示すように素導体IA
を押し上げる揚力が発生する。一方、風下側の素導体I
Bでは、これと逆になるため、図−7(b)に示すよう
に素導体IBを押し下げる揚力が発生する。
平斜め方向から風が吹きつけると、多導体送電線を回転
させるような大きなモーメントが生じる。これは次のよ
うな理由による。すなわち図示の例の場合、風上側の素
導体IAでは、突条2Aの上半分(図−6の実線)が風
とほぼ同方向になり、突条2Aの下半分(図−6の点線
)が風に相対するようになるため、素導体IAの上下面
で風速差が生じ、図−7(a)に示すように素導体IA
を押し上げる揚力が発生する。一方、風下側の素導体I
Bでは、これと逆になるため、図−7(b)に示すよう
に素導体IBを押し下げる揚力が発生する。
その結果、この合成力が多導体送電線全体を回転させる
モーメントとなり、多導体送電線の捻転を生じさせる危
険性がある。
モーメントとなり、多導体送電線の捻転を生じさせる危
険性がある。
このように従来の低風音多導体送電線は、風音特性にの
み着目し、空気力学的な配慮がなされていない。
み着目し、空気力学的な配慮がなされていない。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決した低風
音多導体送電線を提供するもので、その構成は、外周面
にらせん状の突条を有する素導体で構成される4導体以
上の低風音多導体送電線において、同一水平面内に位置
する素導体は突条のらせん方向を同じとし、上下に隣合
う水平面間では素導体の突条のらせん方向を逆にするか
、あるいは全体として突条がS撚り方向の素導体と突条
がZ撚り方向の素導体、との本数を同じにしたことを特
徴とするものである。
音多導体送電線を提供するもので、その構成は、外周面
にらせん状の突条を有する素導体で構成される4導体以
上の低風音多導体送電線において、同一水平面内に位置
する素導体は突条のらせん方向を同じとし、上下に隣合
う水平面間では素導体の突条のらせん方向を逆にするか
、あるいは全体として突条がS撚り方向の素導体と突条
がZ撚り方向の素導体、との本数を同じにしたことを特
徴とするものである。
このようにすると、同一水平面内に位置する素導体には
水平斜め方向からの風により押し上げ力または押し下げ
力のいずれか一方しか作用しないため多導体送電線を捻
転させるモーメントは発生しなくなる。また上下に隣合
う水平面間で素導体の突条のらせん方向を逆にするか、
あるいは全体として突条がS撚り方向の素導体と突条が
Z撚り方向の素導体との本数を同じにすると、多導体送
電線を押し上げる揚力と押し下げる揚力が打ち消し合っ
て、多導体送電線全体としての揚力を小さくすることが
できる。
水平斜め方向からの風により押し上げ力または押し下げ
力のいずれか一方しか作用しないため多導体送電線を捻
転させるモーメントは発生しなくなる。また上下に隣合
う水平面間で素導体の突条のらせん方向を逆にするか、
あるいは全体として突条がS撚り方向の素導体と突条が
Z撚り方向の素導体との本数を同じにすると、多導体送
電線を押し上げる揚力と押し下げる揚力が打ち消し合っ
て、多導体送電線全体としての揚力を小さくすることが
できる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。
。
図−1ないし図−3は請求項1の発明の実施例を、図−
4は請求項2の発明の実施例を示す。図1ないし図−4
において、Sは外周面に形成さされたらせん状の突条2
がS撚り方向の素導体を、Zは突条2がZ撚り方向の素
導体を示している。
4は請求項2の発明の実施例を示す。図1ないし図−4
において、Sは外周面に形成さされたらせん状の突条2
がS撚り方向の素導体を、Zは突条2がZ撚り方向の素
導体を示している。
各素導体SまたはZは例えば図−5のような構造である
。すなわち、最外層に撚り合わされる一部の素線3aを
他の素線3bより突出させて、外周にらせん状の突条2
を形成し、これによって気流を乱し、風音を低減するよ
うにしたものである。
。すなわち、最外層に撚り合わされる一部の素線3aを
他の素線3bより突出させて、外周にらせん状の突条2
を形成し、これによって気流を乱し、風音を低減するよ
うにしたものである。
最外層の撚り方向がS撚りの場合は突条2がS撚り方向
の素導体Sとなり、最外層の撚り方向がZ撚りの場合は
突条2がZ撚り方向の素導体Zとなる。
の素導体Sとなり、最外層の撚り方向がZ撚りの場合は
突条2がZ撚り方向の素導体Zとなる。
図−1の多導体送電線は4導体送電線で、同水平面内に
位置する上2本の素導体に突条2のらせん方向がS撚り
方向の素導体Sを使用し、下2本の素導体に突条2がZ
撚り方向の素導体zを使用したものである。
位置する上2本の素導体に突条2のらせん方向がS撚り
方向の素導体Sを使用し、下2本の素導体に突条2がZ
撚り方向の素導体zを使用したものである。
図−2の多導体送電線は6導体送電線で、同水平面内に
位置する上2本の素導体に突条2がS撚り方向の素導体
Sを使用し、中2本の素導体に突条2がZ撚り方向の素
導体Zを使用し、下2本の素導体に突条2がS゛撚り方
向の素導体Sを使用したものである。
位置する上2本の素導体に突条2がS撚り方向の素導体
Sを使用し、中2本の素導体に突条2がZ撚り方向の素
導体Zを使用し、下2本の素導体に突条2がS゛撚り方
向の素導体Sを使用したものである。
図−3の多導体送電線は8導体送電線で、同一水平面内
に位置する最上段2本の素導体に突条2がS撚り方向の
素導体Sを使用し、中上段2本の素導体に突条2がZ撚
り方向の素導体Zを使用し、中下段2本の素導体に突条
2がS撚り方向の素導体Sを使用し、最下段2本の素導
体に突条2が2撚り方向の素導体Zを使用したものであ
る。
に位置する最上段2本の素導体に突条2がS撚り方向の
素導体Sを使用し、中上段2本の素導体に突条2がZ撚
り方向の素導体Zを使用し、中下段2本の素導体に突条
2がS撚り方向の素導体Sを使用し、最下段2本の素導
体に突条2が2撚り方向の素導体Zを使用したものであ
る。
図−4の多導体送電線は8導体送電線で、同水平面内に
位置する最上段2本の素導体に突条2がS撚り方向の素
導体Sを使用し、中上段2本と中下段2本の素導体に突
条2が2撚り方向の素導体Zを使用し、最下段2本の素
導体に突条2がS撚り方向の素導体Sを使用したもので
ある。
位置する最上段2本の素導体に突条2がS撚り方向の素
導体Sを使用し、中上段2本と中下段2本の素導体に突
条2が2撚り方向の素導体Zを使用し、最下段2本の素
導体に突条2がS撚り方向の素導体Sを使用したもので
ある。
以上の実施例において、素導体Sと素導体Zがすべて入
れ替わっても差し支えない。
れ替わっても差し支えない。
また素導体は図−5のようなものに限定されるものでは
なく、断面円形の撚線にスパイラルロッドを巻きつけた
構造のものでもよい。
なく、断面円形の撚線にスパイラルロッドを巻きつけた
構造のものでもよい。
以上説すしたように本発明によれば、水平斜め方向から
風が吹きつけても多導体送電線を捻じるモーメントが発
生しなくなるので、多導体送電線の捻転を防止すること
ができる。また多導体送電線を押し」二げる揚力と押し
下げる揚力が打ち消し合い、多導体送電線全体としての
揚力を小さく抑えられるため、鉄塔に加わる風圧荷重を
小さくすることができる。
風が吹きつけても多導体送電線を捻じるモーメントが発
生しなくなるので、多導体送電線の捻転を防止すること
ができる。また多導体送電線を押し」二げる揚力と押し
下げる揚力が打ち消し合い、多導体送電線全体としての
揚力を小さく抑えられるため、鉄塔に加わる風圧荷重を
小さくすることができる。
図−1ないし図−3は請求項1の発明の実施例を示す断
面図、図−4は請求項2の発明の実施例を示す断面図、
図−5は本発明に使用される素導体の一例を示す断面図
、図−6は従来の低風音多導体送電線の平面図、図−7
(a)(b)は図−6の2本の素導体を風上側から見た
斜視図である。 2:らせん状の突条 S:突条2のらせん方向がS撚り方向の素導体Z:突条
2のらせん方向がZ撚り方向の素導体図− 図一 図−3 へべ2゜ 屹SS n 図− 図− 3b” 2A (a) 図 (b) (粗力
面図、図−4は請求項2の発明の実施例を示す断面図、
図−5は本発明に使用される素導体の一例を示す断面図
、図−6は従来の低風音多導体送電線の平面図、図−7
(a)(b)は図−6の2本の素導体を風上側から見た
斜視図である。 2:らせん状の突条 S:突条2のらせん方向がS撚り方向の素導体Z:突条
2のらせん方向がZ撚り方向の素導体図− 図一 図−3 へべ2゜ 屹SS n 図− 図− 3b” 2A (a) 図 (b) (粗力
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、外周面にらせん状の突条を有する素導体で構成され
る4導体以上の低風音多導体送電線において、同一水平
面内に位置する素導体は突条のらせん方向を同じとし、
上下に隣合う水平面間では素導体の突条のらせん方向を
逆にしたことを特徴とする低風音多導体送電線。 2、外周面にらせん状の突条を有する素導体で構成され
る4導体以上の低風音多導体送電線において、同一水平
面内に位置する素導体は突条のらせん方向を同じとし、
全体としては突条がS撚り方向の素導体と突条がZ撚り
方向の素導体との本数を同じにしたことを特徴とする低
風音多導体送電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22096590A JPH04104404A (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 低風音多導体送電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22096590A JPH04104404A (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 低風音多導体送電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104404A true JPH04104404A (ja) | 1992-04-06 |
Family
ID=16759333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22096590A Pending JPH04104404A (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 低風音多導体送電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04104404A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5808238A (en) * | 1995-11-24 | 1998-09-15 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Multiple-cable power for transmission line system |
-
1990
- 1990-08-24 JP JP22096590A patent/JPH04104404A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5808238A (en) * | 1995-11-24 | 1998-09-15 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Multiple-cable power for transmission line system |
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