JP3365263B2 - 複合撚り線 - Google Patents

複合撚り線

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JP3365263B2 JP20903697A JP20903697A JP3365263B2 JP 3365263 B2 JP3365263 B2 JP 3365263B2 JP 20903697 A JP20903697 A JP 20903697A JP 20903697 A JP20903697 A JP 20903697A JP 3365263 B2 JP3365263 B2 JP 3365263B2
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雅彰 西谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心材に被覆材が被
覆された複数の複合線を撚り合わせた複合撚り線に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】送電線路には、架空送電線と地中送電線
がある。これらの送電線路のうち架空送電線用の電線に
は、1本の素線を中心にして素線を数条から数十条撚り
合わせた、撚り線が一般に用いられている。そして、最
近は、心材に被覆材が被覆された複合線を複数撚り合わ
せて電流容量を増加させた複合撚り線が広く用いられる
ようになってきている。この複合撚り線としては、例え
ば、鋼線にアルミニウムが被覆されたアルミ覆鋼線(A
C)を複数撚り合わせたものがある。
【0003】このような複合撚り線のアルミ覆鋼線は、
通常は同一層内で同一断面積のものが使用されるが、風
音やAN(オーディブルノイズ)に対して効果のある低
騒音電線として開発されたものがある。図2および図3
は、低騒音電線としての複合撚り線20、30を示し、
アルミ覆鋼線21、31は、最外層に凸部22、32を
形成するために、最外層のアルミ覆鋼線21、31のう
ち、1本〜4本程度のアルミ覆鋼線21a、31aの断
面積を他のアルミ覆鋼線21b、31bの断面積と異な
らせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複合撚
り線20、30によると、同一層、即ち最外層で断面積
の異なるアルミ覆鋼線21、31を撚り合わさなければ
ならないが、それらのねじり剛性が異なるため、撚り合
わせが困難であるという問題がある。
【0005】特に、アルミ覆鋼線21のうち、凸部22
を形成するためのアルミ覆鋼線21aは、その鋼線21
acの断面積が他のアルミ覆鋼線21bの鋼線21bc
の断面積より大きいため、ねじり剛性も大きくなり、そ
れらを綺麗に揃えることが困難になる。また、断面形状
が楕円形状の複合撚り線の場合は、断面積が3種類以上
のアルミ覆鋼線を撚り合わさなければならず、さらに撚
り合わせが困難になる。
【0006】従って、本発明の目的は、断面積が異なる
複合線であっても、撚り合わせ後の断面形状の精度が高
い複合撚り線を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を実
現するため、心材に被覆材が被覆された複数の複合線を
撚り合わせて形成した複合撚り線において、前記複数の
複合線は、断面が楕円形状に撚り合わせられていると共
に、断面積の大小に基づくねじり剛性の大小を前記心材
の断面積を変化させることによって均一化したことを特
徴とする複合撚り線を提供する。
【0008】上記構成によれば、複合線の心材の断面積
が、複合線の断面積に応じて変化しているので、各複合
線のねじり剛性を略同一にすることができ、撚り合わせ
を均一に、かつ容易に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の複合撚り線の実
施形態を示す断面図である。この複合撚り線10は、架
空送配電線や架空地線として利用されるものであり、心
材である鋼線11に被覆材としてアルミニウム12が被
覆されたアルミ覆鋼線(AC)13を、断面形状が楕円
形状となるように複数撚り合わせたものである。
【0010】この複合撚り線10は、中心のアルミ覆鋼
線(AC)130から3層目までのアルミ覆鋼線133
が同心円状に撚り合わされている。尚、中心と1層目の
アルミ覆鋼線130、131の断面形状は円形状であ
り、2層目と3層目のアルミ覆鋼線132、133の断
面形状は円環を等角度で分割(この実施形態では10分
割及び14分割)した矩形状となっている。
【0011】そして、最外層である4層目のアルミ覆鋼
線134が楕円形状となるように撚り合わされている。
この4層目のアルミ覆鋼線134の断面形状は楕円環を
等角度で分割(この実施形態では18分割)した矩形状
となっている。従って、アルミ覆鋼線134の断面積
は、短径側から長径側に進むにしたがって徐徐に大きく
なっている。この複合撚り線10の場合は、短径側から
長径側に5種類のアルミ覆鋼線134a、134b、1
34c、134d、134eが用いられている。
【0012】そして、アルミ覆鋼線134a、134
b、134c、134d、134eの断面積によって、
アルミ覆鋼線134a、134b、134c、134
d、134eの鋼線11a、11b、11c、11d、
11eの断面積は変化している。即ち、アルミ覆鋼線1
34a、134b、134c、134d、134eの断
面積が大きくなるにしたがって、アルミ覆鋼線134
a、134b、134c、134d、134eの鋼線1
1a、11b、11c、11d、11eの断面積は小さ
くなっている。
【0013】このアルミ覆鋼線134a、134b、1
34c、134d、134eの断面積とその鋼線11
a、11b、11c、11d、11eの断面積との関係
は、アルミ覆鋼線134a、134b、134c、13
4d、134eの断面積にかかわらず、各アルミ覆鋼線
134a、134b、134c、134d、134eの
ねじり剛性が略等しくなるような関係となっている。
【0014】このように、複合撚り線10のアルミ覆鋼
線134のねじり剛性を、アルミ覆鋼線134の断面形
状が変化しても常に略同一となるようにしているので、
異なる断面形状のアルミ覆鋼線134の撚り合わせが容
易となり、複合撚り線10の断面形状を楕円形状に精度
良く形成することができる。
【0015】尚、上述した実施形態では、複合撚り線の
心材であるアルミ覆鋼線の断面形状を円形状としたが、
特にこれに限定されるものではなく、例えば多角形状や
楕円形状であっても同様に対応することができる。ま
た、複合撚り線の最外層のアルミ覆鋼線の分割数は任意
で良い。さらに、複合撚り線の断面形状を楕円形状とし
たが、特にこれに限定されるものではなく、例えば凸部
を有する円形状であっても同様に対応することができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、断
面積が異なる複合線のねじり剛性を略同一にすることが
でき、撚り合わせを均一に、かつ容易に行うことができ
るので、撚り合わせ後の複合撚り線の断面形状の精度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合撚り線の実施形態を示す断面図で
ある。
【図2】従来の複合撚り線の一例を示す断面図である。
【図3】従来の複合撚り線の別の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30,複合撚り線 11,11a,11b,11c,11d,11e,21
ac,21bc,鋼線12,アルミニウム 13,21,31,21a,31a,21b,31b,
130,131,132,133,134,134a,
134b,134c,134d,134e,アルミ覆鋼
線 22,32,凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 5/00 - 5/16 H01B 7/00 H01B 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心材に被覆材が被覆された複数の複合線を
    撚り合わせて形成した複合撚り線において、前記複数の
    複合線は、断面が楕円形状に撚り合わせられていると共
    に、断面積の大小に基づくねじり剛性の大小を前記心材
    の断面積を変化させることによって均一化したことを特
    徴とする複合撚り線。
  2. 【請求項2】心材に被覆材が被覆された複数の複合線を
    撚り合わせて形成した複合撚り線において、前記複数の
    複合線は、断面が楕円形状に撚り合わせられていると共
    に、それぞれの断面積が大きくなるにしたがって、前記
    心材の断面積が小さくなるように構成したことを特徴と
    する複合撚り線。
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