JPH09147628A - 多導体送電線路 - Google Patents

多導体送電線路

Info

Publication number
JPH09147628A
JPH09147628A JP7305744A JP30574495A JPH09147628A JP H09147628 A JPH09147628 A JP H09147628A JP 7305744 A JP7305744 A JP 7305744A JP 30574495 A JP30574495 A JP 30574495A JP H09147628 A JPH09147628 A JP H09147628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
height
conductors
transmission line
element conductors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7305744A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Munakata
武男 宗像
Atsushi Kato
淳 加藤
Takashi Shinohara
敬 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP7305744A priority Critical patent/JPH09147628A/ja
Priority to US08/752,397 priority patent/US5808238A/en
Priority to EP96118683A priority patent/EP0776013A3/en
Publication of JPH09147628A publication Critical patent/JPH09147628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G7/00Overhead installations of electric lines or cables
    • H02G7/20Spatial arrangements or dispositions of lines or cables on poles, posts or towers

Landscapes

  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、外周に突条を設けた素導体を複数条架
設してなる多導体送電線路においては、素導体の突条の
高さが全て同じであったために大地側に位置した素導体
の突条からコロナが発生し易いという問題があった。 【解決手段】 外周に突条を設けた素導体を複数条架設
してなる多導体送電線路において、複数条の素導体のう
ち大地側に位置した素導体1cの突条2の高さを他の素
導体1a、1bの突条2の高さより低くしてコロナの発
生を抑制したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低風騒音化を図る
と共にコロナ発生を抑制した多導体送電線路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、低風騒音化を図った送電線として
は、電線外周にスパイラルロッドを巻き付けたものが知
られている(特開昭49─101876号参照)。また
電線外周にスパイラルロッドを巻き付ける代わりに、電
線の最外層に突条素線を撚り込んだものが知られている
(特開昭50─96603号参照)。上記の送電線は、
複数条例えば4条架設されて多導体送電線路を構成す
る。なお本明細書において、多導体送電線路を構成する
各送電線を素導体と呼ぶ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、外周に突条を設
けた素導体を複数条架設してなる多導体送電線路におい
ては、素導体の突条の高さが全て同じであった。素導体
の突条の高さは、風騒音を防止するために最も望ましい
高さに選定されており、ある程度高い高さとなってい
る。このように高い高さを持った素導体を複数条例えば
4条架設すると、大地側に位置した素導体の突条からコ
ロナが発生し易いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決した多導体送電線路を提供するもので、請求項1記載
の発明は、外周に突条を設けた素導体を複数条架設して
なる多導体送電線路において、複数条の素導体のうち大
地側に位置した素導体の突条の高さを他の素導体の突条
の高さより低くしたことを特徴とする多導体送電線路で
ある。
【0005】また、請求項2記載の発明は、外周に突条
を設けた素導体を複数条架設してなる多導体送電線路に
おいて、複数条の素導体のうち大地側に位置した素導体
の突条の巻き付けピッチを他の素導体の突条の巻き付け
ピッチよりも粗にしたことを特徴とする多導体送電線路
である。
【0006】請求項1記載の発明では、複数条の素導体
のうち大地側に位置した素導体の突条の高さが他の素導
体の突条の高さより低くなっているために突条からコロ
ナが発生し難くなる。
【0007】また、請求項2記載の発明では、複数条の
素導体のうち大地側に位置した素導体の突条の巻き付け
ピッチが他の素導体の突条の巻き付けピッチよりも粗に
なっているために、単位長さ当たりの突条の数が少なく
なりこのためにコロナの発生量を減少させることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明を逆三角配列の3導体送電
線路に適用した場合であり、3本の素導体1a、1b、
1cが逆三角状に配置してある。各素導体1a、1b、
1cには対向位置に1対の突条2が形成されている。こ
の突条2は各素導体1a、1b、1cの外周にスパイラ
ルロッドを巻き付けて形成するか、または予め各素導体
1a、1b、1cの外周に突条素線を撚り込んで構成す
る。本発明においては、大地側に位置した素導体1cの
突条2の高さが他の素導体1a、1bの突条2の高さよ
り低くなっている。
【0009】一般に、他の素導体1a、1bの突条2の
高さは、風騒音を防止するのに最適な高さに選定される
ものであり、このために突条2の高さがある程度高い。
このような突条2の高さが高い素導体1a、1bを大地
側の素導体1cとして使用すると突条2からコロナが発
生する。本発明の如く、大地側に位置した素導体1cの
突条2の高さを他の素導体1a、1bの突条2の高さよ
り低くすると、風騒音防止効果は若干低下するがコロナ
特性を大幅に向上させることができる。
【0010】図2は本発明を4導体送電線路に適用した
場合であり、4本の素導体1a、1b、1c、1dが四
角形状に配置してある。各素導体1a、1b、1c、1
dの対向位置に1対の突条2が形成されている点、大地
側に位置した素導体1c、1dの突条2の高さが他の素
導体1a、1bの突条2の高さより低くなっている点は
前記実施の形態と同じである。
【0011】図3は本発明を6導体送電線路に適用した
場合であり、6本の素導体1a、1b、1c、1d、1
e、1fが6角形状に配置してある。各素導体1a、1
b、1c、1d、1e、1fの対向位置に1対の突条2
が形成されている点、大地側に位置した素導体1d、1
eの突条2の高さが他の素導体1a、1b、1c、1f
の突条2の高さより低くなっている点は前記実施の形態
と同じである。
【0012】図4は本発明を8導体送電線路に適用した
場合であり、8本の素導体1a、1b、1c、1d、1
e、1f、1g、1hが8角形状に配置してある。各素
導体1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h
の対向位置に1対の突条2が形成されている点、大地側
に位置した素導体1e、1fの突条2の高さが他の素導
体1a、1b、1c、1d、1g、1hの突条2の高さ
より低くなっている点は前記実施の形態と同じである。
なお、8導体送電線路の中心Gより下側に位置した全て
の素導体1d、1e、1f、1gの突条2の高さを、中
心Gより上側に位置した素導体1a、1b、1c、1h
の突条2の高さより低くしておいてもよい。
【0013】図5は本発明で使用する突条2の高さが高
い素導体の一実施例を示すもので、この素導体は外周の
対向位置に一対の突条2が設けられており、一対の突条
2は大きい突条素線3間に小さい突条素線4を挟み込ん
だ形状となっている。なお図5において、hは2.5m
mであり、D1 は38.4mmである。
【0014】図6および図7は本発明で使用する突条2
の高さが低い素導体の実施例を示すものである。図6お
よび図7に示したものは、最外層素線の一部に、素導体
の中心を含む平面と平行な面5aを有する素線5を撚合
わせることによって突条2を形成したものである。すな
わち図6に示したものは、突条2とする1本の素線の両
側に、素導体の中心を含む平面と平行な面5aを有する
素線5を配置して撚合わせることによって突条2を形成
したものである。この場合のD1 は38.4mmであ
る。
【0015】図6のような素導体は突条2が素導体の断
面の円形包絡線内に位置しているために、コロナ特性が
良くなると共に受風面積も増加しないので風圧荷重を減
少させることができ、さらに斜め風に対する風圧が少な
くなるためにギャロピングと呼ばれる低周波で5〜10
mにも及ぶ大振幅の振動を防止することができるという
効果がある。
【0016】また図7に示したものは、所定の高さhを
有する突条2とする3本の素線の両側に、素導体の中心
を含む平面と平行な面5aを有する2本の素線5をそれ
ぞれ配置して撚合わせることによって突条2を形成した
ものである。この場合高さhは1.7mmであり、D2
は38.4mmである。
【0017】図8は、図5に示した突条2の高さが高い
素導体と図7に示した突条2の高さが低い素導体を使用
して図4に示した8導体送電線路を構成してコロナハム
音を測定した図である。図4に示した8導体送電線路に
おいて、中心Gより下側に位置した全ての素導体1d、
1e、1f、1gに図7に示した素導体を使用し、中心
Gより上側に位置した全ての素導体1a、1b、1c、
1hに図5に示した素導体を使用したものである。
【0018】測定結果をイの線で示す。なお図8におい
てロの線は図5に示した素導体のみで8導体送電線路を
構成した従来の場合であり、またハの線は図6の素導体
のみで8導体送電線路を構成した場合である。図6の素
導体の大きさは公称断面積810mm2 であり、また図
5に示した素導体の大きさは公称断面積960mm2
あり、更に図7に示した素導体の大きさは公称断面積8
10mm2 に相当する大きさである。
【0019】図8から、明らかなようにコロナ特性は、
突条が円形包絡線上の位置する図6の様な素導体のみで
8導体送電線路を構成した場合が最もよく、次に本発明
の構成品、最後に従来の構成の順となっている。本発明
品イは従来のロのものに比してコロナハム音が問題とな
るGmaxが14〜17(kV/cm)の領域において
コロナハム音を4〜10dB〔A〕も低減することがで
きる。
【0020】図9は本発明の他の実施例を示すもので、
この発明は複数条の素導体のうち大地側に位置した素導
体1bの突条2の巻き付けピッチを他の素導体1aの突
条2の巻き付けピッチよりも粗にした点に特徴がある。
この場合突条2の高さは全て同じとなっている。
【0021】このように、複数条の素導体のうち大地側
に位置した素導体1bの突条2の巻き付けピッチを他の
素導体1aの突条2の巻き付けピッチよりも粗にする
と、単位長さ当たりの突条の数が少なくなるのでコロナ
の発生量を減少させることができる。
【0022】なお、本発明に使用する突条の高い素導体
の形状および突条の低い素導体の形状は特に限定するも
のではない。また、突条の低い素導体の突条の巻き付け
ピッチを突条の高い素導体の巻き付けピッチより粗にし
てもよい。このように構成するとコロナ特性を更に向上
させることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載に係る発明
は、複数条の素導体のうち大地側に位置した素導体の突
条の高さを他の素導体の突条の高さより低くしたために
突条からコロナが発生し難くなる。
【0024】また、請求項2記載の発明は、複数条の素
導体のうち大地側に位置した素導体の突条の巻き付けピ
ッチを他の素導体の突条の巻き付けピッチよりも粗にし
たために、単位長さ当たりの突条の数が少なくなりこの
ためにコロナの発生量を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の更に他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】本発明で使用する素導体の一実施の形態を示す
断面図である。
【図6】本発明で使用する素導体の一実施の形態を示す
断面図である。
【図7】本発明で使用する素導体の一実施の形態を示す
断面図である。
【図8】コロナハム音レベルの測定結果を示す図であ
る。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e 1f 1gは素導体 2は突条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に突条を設けた素導体を複数条架設
    してなる多導体送電線路において、複数条の素導体のう
    ち大地側に位置した素導体の突条の高さを他の素導体の
    突条の高さより低くしたことを特徴とする多導体送電線
    路。
  2. 【請求項2】 外周に突条を設けた素導体を複数条架設
    してなる多導体送電線路において、複数条の素導体のう
    ち大地側に位置した素導体の突条の巻き付けピッチを他
    の素導体の突条の巻き付けピッチよりも粗にしたことを
    特徴とする多導体送電線路。
JP7305744A 1995-11-24 1995-11-24 多導体送電線路 Pending JPH09147628A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305744A JPH09147628A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 多導体送電線路
US08/752,397 US5808238A (en) 1995-11-24 1996-11-20 Multiple-cable power for transmission line system
EP96118683A EP0776013A3 (en) 1995-11-24 1996-11-21 System for a multi-cable power transmission line

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305744A JPH09147628A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 多導体送電線路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09147628A true JPH09147628A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17948825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7305744A Pending JPH09147628A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 多導体送電線路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5808238A (ja)
EP (1) EP0776013A3 (ja)
JP (1) JPH09147628A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW388031B (en) * 1997-09-29 2000-04-21 Furukawa Electric Co Ltd Overhead wire
CA2403217C (en) * 2000-03-17 2008-09-23 Nippon Steel Corporation Plated metal wire and production method and production device therefor
US9633766B2 (en) * 2014-09-26 2017-04-25 Jianping Huang Energy efficient conductors with reduced thermal knee points and the method of manufacture thereof
ES2646966B2 (es) * 2016-06-16 2018-04-17 Universidad De Sevilla Sistema compacto de transporte en corriente alterna multicircuito
JP7423509B2 (ja) * 2018-02-16 2024-01-29 エセックス古河マグネットワイヤジャパン株式会社 絶縁ワイヤ、コイル及び電気・電子機器
US11854721B2 (en) 2022-03-28 2023-12-26 Ts Conductor Corp. Composite conductors including radiative and/or hard coatings and methods of manufacture thereof

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314146B2 (ja) * 1973-02-02 1978-05-15
JPS5210455B2 (ja) * 1973-12-27 1977-03-24
JPH02311119A (ja) * 1989-05-25 1990-12-26 Hitachi Cable Ltd 多導体送電線の風騒音対策方法
JPH0378413A (ja) * 1989-08-18 1991-04-03 Hitachi Cable Ltd 低コロナ騒音型低風音電線
JPH04104404A (ja) * 1990-08-24 1992-04-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 低風音多導体送電線
JPH04126306A (ja) * 1990-09-17 1992-04-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 低風音多導体送電線およびその延線方法
JP2945149B2 (ja) * 1991-01-29 1999-09-06 古河電気工業株式会社 低風音電線
JP2945150B2 (ja) * 1991-01-29 1999-09-06 古河電気工業株式会社 低風音電線

Also Published As

Publication number Publication date
EP0776013A2 (en) 1997-05-28
US5808238A (en) 1998-09-15
EP0776013A3 (en) 1997-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8030571B2 (en) Web for separating conductors in a communication cable
JP3650406B2 (ja) フラット型通信ケーブル
US9418775B2 (en) Separator tape for twisted pair in LAN cable
US20060131055A1 (en) Reduced alien crosstalk electrical cable with filler element
JPH09147628A (ja) 多導体送電線路
JPH0822720A (ja) リッツ線
JP3546690B2 (ja) Lan用無遮蔽ツイストペアケーブル
JPH07245023A (ja) 多条ケーブル
JP2851074B2 (ja) 多導体送電線路
JP3722064B2 (ja) 通信ケーブル
JPH08148038A (ja) ケーブル導体
JPH0620523A (ja) 電力ケーブル用導体
JP2559587Y2 (ja) 低風音多導体送電線
JP2526658B2 (ja) 多導体送電線の風音対策方法
JP2002165346A (ja) 低風音・低風圧配電線
US20240221973A1 (en) Cable
JPH0337718U (ja)
JP2009093908A (ja) 通信ケーブル
JP3239749B2 (ja) 多導体送電線の風音防止方法
JPS6329490B2 (ja)
JPS61277112A (ja) 伝送線路
JPH04126306A (ja) 低風音多導体送電線およびその延線方法
JP2002117730A (ja) 通信ケーブル
JP2945149B2 (ja) 低風音電線
JPH04104404A (ja) 低風音多導体送電線