JPH04103752A - インパクトレンチ用ユニバーサルジョイントのオスドライブ部品の製造法 - Google Patents
インパクトレンチ用ユニバーサルジョイントのオスドライブ部品の製造法Info
- Publication number
- JPH04103752A JPH04103752A JP22302890A JP22302890A JPH04103752A JP H04103752 A JPH04103752 A JP H04103752A JP 22302890 A JP22302890 A JP 22302890A JP 22302890 A JP22302890 A JP 22302890A JP H04103752 A JPH04103752 A JP H04103752A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- male drive
- universal joint
- carburizing
- impact wrench
- quenching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はインパクトレンチのソケットに回転衝撃駆動を
伝達するユニバーサルジヨイントのオスドライブ部品の
製造法に関するものである。
伝達するユニバーサルジヨイントのオスドライブ部品の
製造法に関するものである。
第1図にインパクトレンチの一部断面図を示す。本装置
は電動機及び圧縮空気等により回転衝撃駆動されるハン
マ1を介し、ユニバーサルジョイントクミ2及びソケッ
ト3を駆動させボルト及びナツト等を締めるものである
。これらの公知のユニバーサルジョイントクミは第2図
に示すようにオスドライブ5とメスドライブ6で構成さ
れており、その結合部は互いにピン穴7及び8を有しビ
ス4により両者を結合している8 このためオスドライブは左右上下に動くため、ビスの接
触による摩擦は避けられず、使用時間の経過と共に角部
及びピン穴の摩耗が進行し、肉厚の減少による応力増大
により早期畿損を生じていた。このオスドライブは通常
浸炭焼入れを施しているが、これまでのものでは十分な
強度が得られず製品としての十分な機能が得られなかっ
た。このため、更に耐摩耗性と強度に優れた長寿命のオ
スドライブの開発が強く望まれていた。
は電動機及び圧縮空気等により回転衝撃駆動されるハン
マ1を介し、ユニバーサルジョイントクミ2及びソケッ
ト3を駆動させボルト及びナツト等を締めるものである
。これらの公知のユニバーサルジョイントクミは第2図
に示すようにオスドライブ5とメスドライブ6で構成さ
れており、その結合部は互いにピン穴7及び8を有しビ
ス4により両者を結合している8 このためオスドライブは左右上下に動くため、ビスの接
触による摩擦は避けられず、使用時間の経過と共に角部
及びピン穴の摩耗が進行し、肉厚の減少による応力増大
により早期畿損を生じていた。このオスドライブは通常
浸炭焼入れを施しているが、これまでのものでは十分な
強度が得られず製品としての十分な機能が得られなかっ
た。このため、更に耐摩耗性と強度に優れた長寿命のオ
スドライブの開発が強く望まれていた。
本発明の目的は、構造用合金鋼のJIS:5NC631
により形成された、インパクトレンチ用ユニバーサルジ
ヨイントのオスドライブに浸炭焼入れ処理を行い耐摩耗
性及び高強度を付与し、オスドライブの寿命向上を図る
ものである。
により形成された、インパクトレンチ用ユニバーサルジ
ヨイントのオスドライブに浸炭焼入れ処理を行い耐摩耗
性及び高強度を付与し、オスドライブの寿命向上を図る
ものである。
インパクトレンチ用ユニバーサルジヨイントのオスドラ
イブは、メスドライブに回転衝撃負荷を伝達する際にピ
ンと接触するビン穴部が摩耗し、これが起点となり疲労
破壊することが多く、通常浸炭焼入れ処理により寿命向
上を図っている。この浸炭焼入れは耐摩耗性のほかに耐
疲労性及び静的強度を十分考慮して、最も適正な硬度、
硬化層深さ及び金相学的組織を与える条件で処理するこ
とが不可欠である。
イブは、メスドライブに回転衝撃負荷を伝達する際にピ
ンと接触するビン穴部が摩耗し、これが起点となり疲労
破壊することが多く、通常浸炭焼入れ処理により寿命向
上を図っている。この浸炭焼入れは耐摩耗性のほかに耐
疲労性及び静的強度を十分考慮して、最も適正な硬度、
硬化層深さ及び金相学的組織を与える条件で処理するこ
とが不可欠である。
しかし、これらの適正な条件を定めるには処理温度、硬
化層深さ、表面炭素濃度、表面硬さなどの要因が相互に
影響し合っているため、最適な処理条件を設定すること
が非常に困難で、ただ単に浸炭焼入れ処理してもその特
性が得られない。そこで1本発明者らは種々研究を行っ
た結果オスドライブの強度を飛躍的に向上させる材質及
び浸炭焼入れ方法を見い出すことができた。すなわち、
材質は構造用合金鋼のJIS:5NC631を使用し、
浸炭焼入処理における全硬化層深さを肉厚の10〜20
%とし、処理部の表面炭素を0.5〜0.7%とし、表
面硬さをHV600〜800とすることにより、目標と
する特性を得ることができた。
化層深さ、表面炭素濃度、表面硬さなどの要因が相互に
影響し合っているため、最適な処理条件を設定すること
が非常に困難で、ただ単に浸炭焼入れ処理してもその特
性が得られない。そこで1本発明者らは種々研究を行っ
た結果オスドライブの強度を飛躍的に向上させる材質及
び浸炭焼入れ方法を見い出すことができた。すなわち、
材質は構造用合金鋼のJIS:5NC631を使用し、
浸炭焼入処理における全硬化層深さを肉厚の10〜20
%とし、処理部の表面炭素を0.5〜0.7%とし、表
面硬さをHV600〜800とすることにより、目標と
する特性を得ることができた。
ここで材質を5NC631としたのは材質及び浸炭焼入
条件を種々変えてオスドライブを作成し、寿命を比較し
た結果、5NC631が最も長寿命が得られたためであ
る。また浸炭硬化層深さを肉厚の10〜20%としたの
は硬化層深さが10%以下では硬化層が浅く、耐疲れ強
度が不十分であり、また20%以上にすると耐疲れ強度
が低下するためである。次に処理部の表面炭素濃度を0
.5〜0.7%、また、表面硬さをHV600〜800
としたのは表面炭素濃度が0.5%以下では表面硬さが
HV600以下となり、十分な耐摩耗性及び耐疲れ強度
が得られないためであり炭素濃度が0.7%以上では表
層部に炭化物が生成し、切欠き感受性が増加すること、
また硬さがHV800以上では疲労強度が著しく低下す
るためである。本発明者らは種々の条件で検討した結果
、最も適切な処理条件は全硬化層深さが13〜17%、
処理部の表面炭素濃度を0.55〜0.65%、表面硬
さはHv650〜75oの範囲であることを見い出した
。
条件を種々変えてオスドライブを作成し、寿命を比較し
た結果、5NC631が最も長寿命が得られたためであ
る。また浸炭硬化層深さを肉厚の10〜20%としたの
は硬化層深さが10%以下では硬化層が浅く、耐疲れ強
度が不十分であり、また20%以上にすると耐疲れ強度
が低下するためである。次に処理部の表面炭素濃度を0
.5〜0.7%、また、表面硬さをHV600〜800
としたのは表面炭素濃度が0.5%以下では表面硬さが
HV600以下となり、十分な耐摩耗性及び耐疲れ強度
が得られないためであり炭素濃度が0.7%以上では表
層部に炭化物が生成し、切欠き感受性が増加すること、
また硬さがHV800以上では疲労強度が著しく低下す
るためである。本発明者らは種々の条件で検討した結果
、最も適切な処理条件は全硬化層深さが13〜17%、
処理部の表面炭素濃度を0.55〜0.65%、表面硬
さはHv650〜75oの範囲であることを見い出した
。
第3図は静的強度及び動的強度を比較するため、オスド
ライブに使用される構造用合金鋼JIS:5NC631
の試験片に従来の浸炭焼入れ処理及び本発明の浸炭焼入
れ処理を行い引張試験及び疲労試験を行った結果である
。本発明の処理を行った場合は、従来の処理を行った場
合に比べ、引張強さは164倍以上疲れ強さは1.5倍
以上の性能を有することがわかる。
ライブに使用される構造用合金鋼JIS:5NC631
の試験片に従来の浸炭焼入れ処理及び本発明の浸炭焼入
れ処理を行い引張試験及び疲労試験を行った結果である
。本発明の処理を行った場合は、従来の処理を行った場
合に比べ、引張強さは164倍以上疲れ強さは1.5倍
以上の性能を有することがわかる。
第4図は種々の材質で実際に作製したオスドライブに従
来の浸炭焼入れ処理を行ったもの及び本発明の処理を施
したものを用い固定したボルトを締付けする苛酷試験を
行った例である9これにより従来の処理で行ったものは
いずれの材質のものも約400〜500回前後のボルト
締付けで、オスドライブが破損し、また本発明の処理を
行ったものは5NC631が最も優れ1500回の締付
まで可能となり、従来のものに比べ3〜3.7倍の寿命
を有し強靭であることがわかった8〔発明の効果〕 本発明により作成したインパクトレンチ用ユニバーサル
ジヨイントのオスドライブ部品は、従来品と比較して3
〜3.7倍長寿命が得られた。
来の浸炭焼入れ処理を行ったもの及び本発明の処理を施
したものを用い固定したボルトを締付けする苛酷試験を
行った例である9これにより従来の処理で行ったものは
いずれの材質のものも約400〜500回前後のボルト
締付けで、オスドライブが破損し、また本発明の処理を
行ったものは5NC631が最も優れ1500回の締付
まで可能となり、従来のものに比べ3〜3.7倍の寿命
を有し強靭であることがわかった8〔発明の効果〕 本発明により作成したインパクトレンチ用ユニバーサル
ジヨイントのオスドライブ部品は、従来品と比較して3
〜3.7倍長寿命が得られた。
第1図はインパクトレンチの一部断面、第2図はユニバ
ーサルジヨイント構成部品図、第3図は構造用合金鋼の
J IS : 5NC631の試験片に従来の浸炭焼入
れ処理及び本発明の浸炭焼入れ処理を施し、引張試験及
び疲労試験を行った結果図、第4図は肌焼鋼のJIS:
SCM415、SCM420及び構造用合金mJIs:
SCM435.5NC631及びSNCM630で作製
したオスドライブに、従来の浸炭焼入れ処理を施したも
の及び本発明の浸炭焼入れ処理を施したものをインパク
トレンチに組込み締付完了の状態にあるボルトを更に締
付する苛酷試験を行った結果図である。2は、ユニバー
サルジョイントクミ、5はオスドライブである。 特許出願人の名称 日立工機株式会社 牙I図
ーサルジヨイント構成部品図、第3図は構造用合金鋼の
J IS : 5NC631の試験片に従来の浸炭焼入
れ処理及び本発明の浸炭焼入れ処理を施し、引張試験及
び疲労試験を行った結果図、第4図は肌焼鋼のJIS:
SCM415、SCM420及び構造用合金mJIs:
SCM435.5NC631及びSNCM630で作製
したオスドライブに、従来の浸炭焼入れ処理を施したも
の及び本発明の浸炭焼入れ処理を施したものをインパク
トレンチに組込み締付完了の状態にあるボルトを更に締
付する苛酷試験を行った結果図である。2は、ユニバー
サルジョイントクミ、5はオスドライブである。 特許出願人の名称 日立工機株式会社 牙I図
Claims (3)
- 1.インパクトレンチ用ユバーサルジヨイントのオスド
ライブにおいて、材質を構造用合金鋼JIS;SNC6
31とし浸炭焼入れ処理を施したことを特徴とする前記
オスドライブ部品の製造法。 - 2.1項において浸炭硬化層深さを肉厚の10〜20%
とすることを特徴とする前記オスドライブ部品の製造法
。 - 3.1項において処理部の表面炭素濃度を0.5〜0.
7%とし、また表面硬さをHV600〜800とするこ
とを特徴とする前記オスドライブ部品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22302890A JPH04103752A (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | インパクトレンチ用ユニバーサルジョイントのオスドライブ部品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22302890A JPH04103752A (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | インパクトレンチ用ユニバーサルジョイントのオスドライブ部品の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103752A true JPH04103752A (ja) | 1992-04-06 |
Family
ID=16791712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22302890A Pending JPH04103752A (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | インパクトレンチ用ユニバーサルジョイントのオスドライブ部品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04103752A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008105209A1 (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-04 | Ntn Corporation | 等速自在継手用部品及びその製造方法 |
KR102224191B1 (ko) * | 2020-06-30 | 2021-03-08 | 황봉순 | 스패너의 제조방법 |
-
1990
- 1990-08-24 JP JP22302890A patent/JPH04103752A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008105209A1 (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-04 | Ntn Corporation | 等速自在継手用部品及びその製造方法 |
JP2008208940A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Ntn Corp | 等速自在継手用部品及びその製造方法 |
US8273188B2 (en) | 2007-02-27 | 2012-09-25 | Ntn Corporation | Constant velocity universal joint component and manufacturing method thereof |
KR102224191B1 (ko) * | 2020-06-30 | 2021-03-08 | 황봉순 | 스패너의 제조방법 |
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