JPS62194017A - 高強度クランクシヤフトの製造法 - Google Patents
高強度クランクシヤフトの製造法Info
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- JPS62194017A JPS62194017A JP3485686A JP3485686A JPS62194017A JP S62194017 A JPS62194017 A JP S62194017A JP 3485686 A JP3485686 A JP 3485686A JP 3485686 A JP3485686 A JP 3485686A JP S62194017 A JPS62194017 A JP S62194017A
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Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車等用エンジンの重要な構成部品であるク
ランクシャフトの製造法に関し、特には曲げ強度及びね
じり強度に優れたクランクシャフトの製造法に関する。
ランクシャフトの製造法に関し、特には曲げ強度及びね
じり強度に優れたクランクシャフトの製造法に関する。
(従来の技術)
クランクシャフトは高い燃焼ガス圧を軸回転力に転換す
る一方、高重量の車両からも反力を受けておシ、爆発圧
力や慣性方による曲げ応力、駆動トルクによるねじシ応
力のほか、曲げ振動、ねじり振動、縦振動による付加応
力に耐える強度と剛性が要求される。したがって一般的
には構造用炭素鋼を用いて鍛造されたものを焼入れ、焼
戻し、焼ならし等の調質処理を施して供されてき九。そ
して最近ではエンジンの高出力化に伴い、より高強度な
りランクシャフトが要求さ1てきている。
る一方、高重量の車両からも反力を受けておシ、爆発圧
力や慣性方による曲げ応力、駆動トルクによるねじシ応
力のほか、曲げ振動、ねじり振動、縦振動による付加応
力に耐える強度と剛性が要求される。したがって一般的
には構造用炭素鋼を用いて鍛造されたものを焼入れ、焼
戻し、焼ならし等の調質処理を施して供されてき九。そ
して最近ではエンジンの高出力化に伴い、より高強度な
りランクシャフトが要求さ1てきている。
クランクシャフトにかかる応力としては曲げ応力が、次
いでねじり応力が池に比べ大きい為それらが重要視され
、その応力府中部位は第3図及び第4図の付号2で示し
たピンフィレット部である。なお第3図(断面図)及び
第4図(←)は正面図、Φ)ViそのIV−IV線断面
図)Vi各異なる一般的なりランクシャフト1のピン部
を示し友もので、3はピン、4はジャーナル、5はコン
ロッドベアリングに潤滑油を供給するための油孔、6は
ジャーナルフィレット部である。
いでねじり応力が池に比べ大きい為それらが重要視され
、その応力府中部位は第3図及び第4図の付号2で示し
たピンフィレット部である。なお第3図(断面図)及び
第4図(←)は正面図、Φ)ViそのIV−IV線断面
図)Vi各異なる一般的なりランクシャフト1のピン部
を示し友もので、3はピン、4はジャーナル、5はコン
ロッドベアリングに潤滑油を供給するための油孔、6は
ジャーナルフィレット部である。
従来、クランクシャフトの曲げ強度やねじり強度を向上
させるために、一般的にロール加工、高周波焼入れ、軟
窒化処理等の表面加工処理が施さnてきた。他方では構
造用炭素鋼の代わりに、母材自体の疲労強度が高いクロ
ムモリブデン鋼、二ツゲルモリブデン鋼、窒化用鋼等の
l持場下のような問題がある。
させるために、一般的にロール加工、高周波焼入れ、軟
窒化処理等の表面加工処理が施さnてきた。他方では構
造用炭素鋼の代わりに、母材自体の疲労強度が高いクロ
ムモリブデン鋼、二ツゲルモリブデン鋼、窒化用鋼等の
l持場下のような問題がある。
まずロール加工は第5図に示すようにクランクシャフト
1のL6カ集中部であるフィレット部2をローラ7によ
り塑性加工を施して、即ちこの部位に圧縮残留応力を与
え強化するものであるが、一般にはフィレット部2にI
Q mの溝が形成さルるため、その切欠による逆効果も
生じ、実質的に大幅な強度高上は望めないという問題が
ある。
1のL6カ集中部であるフィレット部2をローラ7によ
り塑性加工を施して、即ちこの部位に圧縮残留応力を与
え強化するものであるが、一般にはフィレット部2にI
Q mの溝が形成さルるため、その切欠による逆効果も
生じ、実質的に大幅な強度高上は望めないという問題が
ある。
また高周波焼入れによってフィレット部2の曲げ強度や
ねじり強度を向上させようとする場合にはコンロッドベ
アリングとの耐摩耗性も考1喋し第6図に示すようにビ
ン3の全周にも焼入几が施されるがその際、油孔5 加
工部の焼入硬化層8と母材の境界には引張残留応力が発
生する。また特に油孔5がビン3軸に直交方向に貫通す
る形状でねじり応力が作用した場合には油孔表面付近が
フィレット部2と並んで応力集中部となシ、七の結果焼
入境″!f一部の引張応力発生が悪影響し、ねじり疲労
破壊時の最弱部位となる。即ち高周波焼入几を施しても
、ねじり強度の向上が計nないtめ、総体的Vこ”yR
度水準が非高周波処理品に比べ高くならないという問題
が残さnている。
ねじり強度を向上させようとする場合にはコンロッドベ
アリングとの耐摩耗性も考1喋し第6図に示すようにビ
ン3の全周にも焼入几が施されるがその際、油孔5 加
工部の焼入硬化層8と母材の境界には引張残留応力が発
生する。また特に油孔5がビン3軸に直交方向に貫通す
る形状でねじり応力が作用した場合には油孔表面付近が
フィレット部2と並んで応力集中部となシ、七の結果焼
入境″!f一部の引張応力発生が悪影響し、ねじり疲労
破壊時の最弱部位となる。即ち高周波焼入几を施しても
、ねじり強度の向上が計nないtめ、総体的Vこ”yR
度水準が非高周波処理品に比べ高くならないという問題
が残さnている。
ま之、上記のような焼入境界部における問題を生じない
点でねじり強度の向上が期待できる軟窒化処理では、高
周波焼入れに比べ曲げ強度を殆ど向上することができな
い。軟窒化処理の強度向上効果は母材強度(硬さ)に左
右され、一般的に引張強さ60〜80Kyf/m (
硬さHV180〜280)程度のクランクシャフト材料
に軟窒化処理を施しても引張り強さ100に9f /r
an2以上(硬さHv 300以上)のものは望めず、
仁のためには高価なりロムモリブデン鋼、二ッゲルクa
ムモリブデン鋼、窒化用鋼等め合金鋼の調質し九ものを
用いる必要がある。
点でねじり強度の向上が期待できる軟窒化処理では、高
周波焼入れに比べ曲げ強度を殆ど向上することができな
い。軟窒化処理の強度向上効果は母材強度(硬さ)に左
右され、一般的に引張強さ60〜80Kyf/m (
硬さHV180〜280)程度のクランクシャフト材料
に軟窒化処理を施しても引張り強さ100に9f /r
an2以上(硬さHv 300以上)のものは望めず、
仁のためには高価なりロムモリブデン鋼、二ッゲルクa
ムモリブデン鋼、窒化用鋼等め合金鋼の調質し九ものを
用いる必要がある。
一方、そのような合金鋼は高価という問題の他に被削性
が著しく劣るため、該合金鋼を母材として採用する場合
は生産性も問題となる。
が著しく劣るため、該合金鋼を母材として採用する場合
は生産性も問題となる。
本発明に上記問題点を解決するためになさ1友ものであ
り、その目的とするところは曲げ強度とねじり強度を同
時に向上させ且つ経済性にも優れた高強度クランクシャ
フトの製造法を提供することである。
り、その目的とするところは曲げ強度とねじり強度を同
時に向上させ且つ経済性にも優れた高強度クランクシャ
フトの製造法を提供することである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するための本発明の高強度クランクシャ
フトの製造法は、炭素量0.45〜0.6重量%の構造
用炭素鋼を熱間鍛造して粗形材を得、続く機械加工工程
内でビン軸及びフィレット部に高周波焼入nを施し、研
削加工後に軟窒化処理を行なうことを特徴とする。
フトの製造法は、炭素量0.45〜0.6重量%の構造
用炭素鋼を熱間鍛造して粗形材を得、続く機械加工工程
内でビン軸及びフィレット部に高周波焼入nを施し、研
削加工後に軟窒化処理を行なうことを特徴とする。
使用することのできる上記鋼の例をJIS規格品で挙げ
るなら545C−8sscであり、炭素量が0.45
%以下のものは所望の強度が得ら几ず、0.61以上の
ものは切削性が、慝<かつ脆い。
るなら545C−8sscであり、炭素量が0.45
%以下のものは所望の強度が得ら几ず、0.61以上の
ものは切削性が、慝<かつ脆い。
上記鋼は熱間鍛造された後、調質することなく機械加工
に付されるが該鍛造粗材は引張り強さ60〜80陶Δ♂
あるいは硬さf−17180〜2800強度水準にある
のが好ましい。機械加工工程内においてビンフインット
部を含めてビン軸の半周以上から全周にわたり高周波焼
入れを行ない、必要に応じて歪修正や研削加工を行い、
その後に軟窒化処理を施すことになる。
に付されるが該鍛造粗材は引張り強さ60〜80陶Δ♂
あるいは硬さf−17180〜2800強度水準にある
のが好ましい。機械加工工程内においてビンフインット
部を含めてビン軸の半周以上から全周にわたり高周波焼
入れを行ない、必要に応じて歪修正や研削加工を行い、
その後に軟窒化処理を施すことになる。
上記の熱間鍛造、高周波焼入れ及び軟窒化処理の各工程
は従来と同様の条件、方法に従い行なってよい。
は従来と同様の条件、方法に従い行なってよい。
(作 用)
クランクシャフトの製造に上記構成からなる製造法を採
用することにより、強い曲げ及びねじシ作用(外力)に
対して従来以上に耐えることのできる性質をクランク7
ヤフトに付与することができる。
用することにより、強い曲げ及びねじシ作用(外力)に
対して従来以上に耐えることのできる性質をクランク7
ヤフトに付与することができる。
(実施例)
以下に本発明のクランクシャフトの製造法について、実
施例を喝げ更に詳しく説明する。なお、本発明はこfL
により何ら限定されるものではない。
施例を喝げ更に詳しく説明する。なお、本発明はこfL
により何ら限定されるものではない。
J I S +!*;n用炭素鋼S 55Cを素材とす
るクランクシャフトを1200℃で熱間鍛造後、室温ま
で空冷し、硬さHV215の粗形材を得、ついでピン軸
直交方向への油孔穿設加工も含め機械加工によりピン径
φ45、ジャーナル径φ55、貫通油孔径ψ6、フィレ
ット几z5の4気筒クランクシヤフトを製作した。その
後ビンフィレット及び軸部全周に高周波焼入を行い麩深
さ1.7鴨の半製品を得、後に580℃×1hr電気炉
中で焼戻しを行い硬化層の硬さをI(Y31Qとした。
るクランクシャフトを1200℃で熱間鍛造後、室温ま
で空冷し、硬さHV215の粗形材を得、ついでピン軸
直交方向への油孔穿設加工も含め機械加工によりピン径
φ45、ジャーナル径φ55、貫通油孔径ψ6、フィレ
ット几z5の4気筒クランクシヤフトを製作した。その
後ビンフィレット及び軸部全周に高周波焼入を行い麩深
さ1.7鴨の半製品を得、後に580℃×1hr電気炉
中で焼戻しを行い硬化層の硬さをI(Y31Qとした。
その後研削加工をおこない所要の精度を確保した後58
0CX90分塩浴中で軟窒化処理を行い、こうして得た
最終製品を後記試験に供した。
0CX90分塩浴中で軟窒化処理を行い、こうして得た
最終製品を後記試験に供した。
比較例1〜4
本発明方法の効果を確認するため、4種の比較用クラン
クシャフト材を製造した。すなわち、上記実施例の製造
法を準用しつつ、表面処理として、高周波焼入れのみを
施し友もの(比較材1)、軟窒化処理のみを施し亀もの
(比較材2)、全く表面処理を施さなかつtもの(比較
材3)及び母材としてJIS構造用炭素鋼555Cの代
わりに合金鋼SNCM440 を用い焼入1、焼戻しを
行い硬さHv325としたのち580℃×90分塩浴中
で軟窒化処理を施したもの(比較材4)を製造した。
クシャフト材を製造した。すなわち、上記実施例の製造
法を準用しつつ、表面処理として、高周波焼入れのみを
施し友もの(比較材1)、軟窒化処理のみを施し亀もの
(比較材2)、全く表面処理を施さなかつtもの(比較
材3)及び母材としてJIS構造用炭素鋼555Cの代
わりに合金鋼SNCM440 を用い焼入1、焼戻しを
行い硬さHv325としたのち580℃×90分塩浴中
で軟窒化処理を施したもの(比較材4)を製造した。
曲げ強度試験
前記の実施例で得らルたもの(以下「本発明品」という
)及び上記の比較材1〜4について共逗式疲労試験機を
用いてビンフィレット部に繰り返し曲げ荷重を加え、両
振り曲げ疲1限度を調べた。即ち各荷重ごとの試験品破
断に至るまでの負荷繰り返し数を求め、第1図に示すよ
うな結果を得た。第1図から、本発明品は合金鋼製のも
の(比較材4)と比べ同等ないしやや優る強度を、そし
て比較材1〜3に比べ明らかに優る強度を有しているこ
とが判る。そして本発明方法によnば疲れ限度3.81
の非調質品を疲れ限度9.5tの製品へと変えることが
でき大幅な曲げ強度の向上を計ることができることを示
している。
)及び上記の比較材1〜4について共逗式疲労試験機を
用いてビンフィレット部に繰り返し曲げ荷重を加え、両
振り曲げ疲1限度を調べた。即ち各荷重ごとの試験品破
断に至るまでの負荷繰り返し数を求め、第1図に示すよ
うな結果を得た。第1図から、本発明品は合金鋼製のも
の(比較材4)と比べ同等ないしやや優る強度を、そし
て比較材1〜3に比べ明らかに優る強度を有しているこ
とが判る。そして本発明方法によnば疲れ限度3.81
の非調質品を疲れ限度9.5tの製品へと変えることが
でき大幅な曲げ強度の向上を計ることができることを示
している。
ねじり強度試験
本発明品、比較材1及び4について油圧式ねじり疲労試
験機を用い、1×10 回の繰り返しねじり荷重負荷で
変形を来tさない最大トルクj&1鴫を求めた。その結
果を下表に示す。該表から本発明品は、表面処理として
高周波焼入のみを施しtものに比べ約30チ高の、そし
て合金鋼製のものとほぼ同等のねじり強度を示すことが
判る。
験機を用い、1×10 回の繰り返しねじり荷重負荷で
変形を来tさない最大トルクj&1鴫を求めた。その結
果を下表に示す。該表から本発明品は、表面処理として
高周波焼入のみを施しtものに比べ約30チ高の、そし
て合金鋼製のものとほぼ同等のねじり強度を示すことが
判る。
表、ねじり強度試験成績
硬さ試験
本発明品、比較材2及び4について、ビッカース硬さ試
験機を用い、油孔近傍表面部の表面からの深さごとの硬
さを調べた。その結果を第2図に示す。この図から本発
明品は高周波焼入れ深さく 1.7 mm )に相当す
る深さまで合金鋼なみのHV320の硬さを維持してい
ることが判る。
験機を用い、油孔近傍表面部の表面からの深さごとの硬
さを調べた。その結果を第2図に示す。この図から本発
明品は高周波焼入れ深さく 1.7 mm )に相当す
る深さまで合金鋼なみのHV320の硬さを維持してい
ることが判る。
(発明の効果)
本発明方法によれば、高強度の調質合金鋼を用いること
なく、曲げ強度及びねじυ強度ともに該合金鋼に匹敵す
る程の強度を持ったクランクシャフトを提供することが
できる。
なく、曲げ強度及びねじυ強度ともに該合金鋼に匹敵す
る程の強度を持ったクランクシャフトを提供することが
できる。
また本発明方法は、合金鋼に比べ安価で且つ加工性の良
い構造用鋼を用い、しかも非調質のまま機械加工を施す
工程を含むため、生産性や経済性の面でも優れている。
い構造用鋼を用い、しかも非調質のまま機械加工を施す
工程を含むため、生産性や経済性の面でも優れている。
従って別の見地に立てば、本発明方法により製造コスト
や強度を犠牲にすることなくクランクシャフトの幅縮小
、細径化ができ、エンジンの小型II!II量化に寄与
することができる。
や強度を犠牲にすることなくクランクシャフトの幅縮小
、細径化ができ、エンジンの小型II!II量化に寄与
することができる。
第1図はクランクシャフトの曲げ強度試験における荷重
と破断に至るまでの負荷回数の関係を示す図、 第2図はクランクシャフト表面部の深さと硬さの関係を
示す図、 第3図はクランクシャフトのビン部の一例を示す断面図
、 第4図は他の例を示すもので気)は正面図、(b)はそ
のIV−IV線断面図、 第5図はフィレット部の加工法を示す部分弘太図、 第6図は高周波焼入状態を示すもので(転)は断面図、
(b)はその■−■線断面図である。 図中、 1・・・クランクシャフト 2・・・ビンフィレット部 3・・・クランクビン 5 ・・・油 子し 8・・・高周波焼入れ層 第1123 105TO’ 107(回) 1湾回数 &面から/)距離(mm) 牙3図 1 クランクシイ− 2・と°ンフィレット 3、クランクビン 5・油孔 8・高IVl波焼入層 牙 5図 牙4図 ′ト 部 牙6図 Q)
と破断に至るまでの負荷回数の関係を示す図、 第2図はクランクシャフト表面部の深さと硬さの関係を
示す図、 第3図はクランクシャフトのビン部の一例を示す断面図
、 第4図は他の例を示すもので気)は正面図、(b)はそ
のIV−IV線断面図、 第5図はフィレット部の加工法を示す部分弘太図、 第6図は高周波焼入状態を示すもので(転)は断面図、
(b)はその■−■線断面図である。 図中、 1・・・クランクシャフト 2・・・ビンフィレット部 3・・・クランクビン 5 ・・・油 子し 8・・・高周波焼入れ層 第1123 105TO’ 107(回) 1湾回数 &面から/)距離(mm) 牙3図 1 クランクシイ− 2・と°ンフィレット 3、クランクビン 5・油孔 8・高IVl波焼入層 牙 5図 牙4図 ′ト 部 牙6図 Q)
Claims (1)
- 炭素量0.45〜0.6重量%の構造用炭素鋼を熱間鍛
造して粗形材を得、続く機械加工工程内でピン軸及びフ
ィレット部に高周波焼入れを施し、研削加工後に軟窒化
処理を行なうことを特徴とする高強度クランクシャフト
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3485686A JPS62194017A (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 | 高強度クランクシヤフトの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3485686A JPS62194017A (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 | 高強度クランクシヤフトの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62194017A true JPS62194017A (ja) | 1987-08-26 |
JPH0512564B2 JPH0512564B2 (ja) | 1993-02-18 |
Family
ID=12425818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3485686A Granted JPS62194017A (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 | 高強度クランクシヤフトの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62194017A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999020412A1 (fr) * | 1997-10-17 | 1999-04-29 | Aoyama Seisakusho Co., Ltd. | Fabrication d'un arbre a surface rafinee |
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1986
- 1986-02-19 JP JP3485686A patent/JPS62194017A/ja active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0512564B2 (ja) | 1993-02-18 |
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