JPH04103320U - 光軸傾き検出器 - Google Patents

光軸傾き検出器

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JPH04103320U
JPH04103320U JP382891U JP382891U JPH04103320U JP H04103320 U JPH04103320 U JP H04103320U JP 382891 U JP382891 U JP 382891U JP 382891 U JP382891 U JP 382891U JP H04103320 U JPH04103320 U JP H04103320U
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optical axis
light
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optical
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JP382891U
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Inventor
正敏 小林
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オリンパス光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 機器に実装された状態の光源の光軸の傾きを
精度良く検出する。 [構成] 光源2および光源2からの出射光Lの光軸方
向に延びるガイド部材6が機器に実装されている。出射
光Lを受光するセンサ21を移動部材20に取り付け、
移動部材20をガイト部材6に沿って移動させる。移動
に伴ってセンサ21が出射光Lを検出し、その検出位置
を表示手段23によりXY座標上に可視表示する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ディスク装置などにおける光学系の光軸の傾きを検出する光軸傾 き検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置では、回転している光ディスクに対して光学ヘッドからレーザ 光を照射することにより、映像,音声,データ等の情報の記録,再生を行ってい る。この光ディスク装置における光学ヘッドは、光ディスクの所定のトラックに レーザ光を照射するため、光ディスクの径方向にレーザ光を走査する構造となっ ている。
【0003】 図7および図8は、特開昭62−107441号公報に記載された従来の光学 ヘッドを示す。光学ヘッドは光ディスク1に対向して配設されるものであり、レ ーザ光Lを出射する光源としての固定光学系2と、レーザ光Lを光ディスク1方 向に導く反射プリズム4および対物レンズ5とを備えている。固定光学系2は光 ディスク装置の所定位置に固定的に設置されており、内部には半導体レーザ,フ ォーカス・トラック誤差検出器および信号検出器等の機構部材が設けられている 。反射プリズム4および対物レンズ5はレーザ光Lの光軸方向に移動するキャリ ッジ3に搭載されており、反射プリズム4が固定光学系2からのレーザ光Lを直 角方向に進路変更し、対物レンズ5がこのレーザ光Lを光ディスク1上に1μm 程度の大きさに集光する。そして、光ディスク1に集光したレーザ光Lは光ディ スク1の信号形成面で反射し、その反射光が対物レンズ5および反射プリズム4 を通って固定光学系2に導かれ、同光学系2内の信号検出回路により情報の読取 りが行われる。
【0004】 キャリッジ3はこれらの反射プリズム4および対物レンズ5を光ディスク1の 径方向に移動させてレーザ光を光ディスク1の所定のトラックに導くものである 。このキャリッジ3は、レーザ光Lの光軸方向に平行に延びる一対のガイド部材 6に案内されて移動する。この移動を行うためレーザ光Lの光軸方向にはリニア モータの固定体を構成する磁石7およびヨーク8が配置されると共に、キャリッ ジ3にはリニアモータの可動体を構成するコイル9が搭載されている。
【0005】 以上のような光学ヘッドは、キャリッジ3が光ディスク1の径方向に移動する ことにより、レーザ光Lの走査を行う。この移動において、キャリッジ3は固定 光学系2から出射するレーザ光の光軸を本来の光軸と一致させながら、移動する 必要がある。図9はこの平行度が狂うことにより、出射レーザ光Lの光軸が本来 の光軸に対して角度θだけ傾いた場合を示している。図示のように反射プリズム 4および対物レンズ5を含む可動光学系10が光ディスク1の外周側に位置して いる場合(破線状態)、本来の集光箇所に対して距離Δdずれて集光し、内周側 に位置している場合(実線状態)、Δd’ずれて集光する。このように、レーザ 光の光軸が傾きを有すると、光ディスクの外周側、内周側で光学系の特性が大き く変化するため問題となる。
【0006】 図10および図11はこのような出射光軸の傾きを分類したものであり、図1 0は可動光学系10の移動を案内するガイド部材6に対し、出射光軸が上下方向 に傾くトラッキング方向の傾きを示し、図11はガイト部材6に対し、出射光軸 が水平方向に傾くタンジェルシャル方向の傾きを示す。これらのトラッキング方 向およびタンジェルシャル方向の傾きは、光学系の特性変化を生じるため好まし くない。
【0007】 このような出射光軸の傾きを調整するため、従来は特開昭62−107441 号公報に記載された方法が知られている。図12はこの方法を示し、ストレート 定盤12上に固定光学系2とカメラホルダ14とを対向載置し、固定光学系2か ら出射したレーザ光Lをカメラホルダ14に取り付けられたテレビカメラ13で 受光する。テレビカメラ13にはコードを介してテレビモニタ15が接続されて おり、同モニタ15でレーザ光の位置を可視表示するようになっている。そして レーザ光がテレビモニタ15の略中央部分に写し出されるようにレーザ光Lの光 軸の調整を行う。この調整後、固定光学系2を光ディスク装置の所定位置に実装 する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、固定光学系2から出射するレーザ光の光路は、図7および図8に示 すように、反射プリズム4および対物レンズ5を搭載したキャリッジ3がガイド 部材6に沿って移動することにより、光ディスク1の所定のトラックに達するよ うになっている。従って、出射レーザ光の傾きはガイド部材6を基準として左右 されるものである。しかしながら、図12に示す方法は、ストレート定盤12を 基準として光軸の傾き測定を行い、この測定による調整の後に、固定光学系2を 光ディスク装置に移し替えるため、ガイド部材6を基準とした光軸測定を行うも のではない。このため、光ディスク装置へ実装した後に、ガイド部材6の平行度 等の影響を受け、十分な精度とすることができない問題があった。
【0009】 本考案はこのような問題点を考慮してなされ、ガイド部材を基準として光軸の 傾きを測定することにより、十分な精度での測定を行うことができる光軸傾き検 出器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
図1および図2は上記目的は達成するための本考案の基本構成であり、図1に 示すように、レーザ光Lを出射する光源としての固定光学系2と、固定光学系2 から出射したレーザ光Lの光軸方向に延びるガイド部材6と、ガイド部材6上を 移動する移動部材20と、移動部材20に取り付けられ移動部材20と一体とな ってガイド部材6上を移動し、固定光学系2から出射したレーザ光Lを受光する センサ21とを備えている。固定光学系2およびガイド部材6は光ディスク装置 等の本体に実装されており、ガイド部材6に沿って移動部材20が移動すると、 同部材20およびセンサ21は光ディスク装置等の本体に装填されている光ディ スクの内周側および外周側に移動する。図1において、25は光ディスクを回転 させるため本体に装着されたスピンドルモータである。センサ21には演算手段 としてのセンサアンプ22が接続され、このセンサアンプ22に表示手段23が 接続されている。センサアンプ22はレーザ光Lを受光したセンサ21の受光信 号が入力され、この受光信号をレーザ光Lの光軸と直交するXY座標の座標位置 に変換する。表示手段23は、図2に示すようにXY座標に対応したディスプレ イ24を備え、座標位置に変換されたレーザ光をスポット的に可視表示する。
【0011】 なお、本考案はレーザ光以外の可視光、紫外線その他の光を出射する機器に適 用することができるものである。
【0012】
【作用】
上記構成において、固定光学系2から出射したレーザ光Lはセンサ21に受光 され、この受光信号がセンサアンプ22によりXY座標の座標位置に変換され、 表示手段24に可視表示される。図2において、A点は移動部材20が光ディス クの内周側に位置しているときの受光位置、B点は移動部材20が光ディスクの 外周側に位置しているときの受光位置であり、これらの受光位置は出射レーザ光 の光軸に対応する。このように移動部材20の移動位置により、受光位置がずれ ることは固定光学系2から出射したレーザ光の光軸がガイド部材6に対して傾い ていることであり、ガイド部材6を基準として光軸の傾きを検出することができ る。そして、この検出状態において、移動部材6の位置が変わっても受光位置が ずれないように固定光学系2の出射光軸を調整することにより、ガイド部材6を 基準とした光軸の調整を行うことができ、精度の良い調整が可能となる。
【0013】
【実施例1】 図3ないし図5は本考案の実施例1を示す。図3において、破線29は傾き検 出治具であり、ベース板26にセンサ21が取り付けられている。センサ21は PSD(ポジション)センサが使用され、その受光面が下側になるようにベース 板26に取り付けられている。ベース板26下面にはレーザ光LをPSDセンサ 21の受光面に導く反射プリズム27が取り付けられると共に、ガイドレール6 上を転動するベアリング28が取り付けられている。PSDセンサ21はセンサ アンプ22に接続され、受光したレーザ光の受光位置がXY座標の座標位置に電 力変換され、この変換された座標位置がオシロスコープなどの表示手段23によ り可視表示される。一方、破線30は光ディスク装置であり、内部には固定光学 部2,ガイド部材6,スピンドルモータ25等が実装されている。この光ディス ク装置30に対し、傾き検出治具29は着脱自在となっており、光軸の傾き測定 時に、ベース板26が光ディスク装置30のガイド部材6上に載置される。
【0014】 図4および図5はこの装着状態を示し、ベース板26のベアリング28がガイ ド部材6上に転接している。この状態でベース板26を手動または電動でガイド 部材6に沿って往復移動させる。この移動に際しては、表示手段23に可視表示 された受光位置がずれないように固定光学系2の出射光軸の傾きを調整する。
【0015】 この実施例1では、PSDセンサ21の出力がセンサアンプ22により電圧変 換されるため、出射光軸の傾きをデジタル的に表示することができ、精度の良い 検出が可能となる。また、PSDセンサ21の出力差をガイド部材6上の位置で 相対的に観察するため、PSDセンサ21の温度変化や機械的なずれがあっても 、その影響を受けることなく、光軸の傾きを測定することができる。
【0016】
【実施例2】 図6は本考案の実施例2を示し、図7および図8と同様に反射プリズム4およ び対物レンズ5がキャリッジ3に搭載されている。キャリッジ3はリニアモータ の可動体を構成するコイルを有し、コイル9への通電によってガイド部材6上を 走行する。この反射プリズム4,対物レンズ5およびキャリッジ3を含む可動光 学系10は固定光学系2と共に、光学ヘッドを構成するものであり、光ディスク 装置の本体に実装されている。この場合、対物レンズ5はレンズ枠31を介して キャリッジ3に固定されている。一方、PSDセンサ21はその受光面が対物レ ンズ5に臨むように固定治具32に取り付けられている。固定治具32はレーザ 光LがPSDセンサ21に入射するように上下方向に貫通した形状となっている と共に、この貫通部分に対物レンズ5のレンズ枠31が挿入されるようになって いる。また、PSDセンサ21に接続されたセンサアンプ22はPSDセンサ2 1の受光位置をXY位置信号に変換して表示手段23に出力する。表示手段23 はパーソナルコンピュータが使用され、センサアンプ22から信号が入力すると 、PSDセンサ21の受光位置をXY位置として表示する。
【0017】 上記構成において、レーザ光の光軸の傾き検出は、固定治具32をキャリッジ 3の上面から差し込み、その貫通部分に対物レンズ5のレンズ枠31を挿入する ことにより行う。この取り付け状態で、キャリッジ3をガイド部材6に沿って走 行させ、各走行位置におけるレーザ光Lの光軸位置を表示手段23によって表示 する。そして、この表示に基づいて、固定光学系2の出射光軸の傾きを調整する 。
【0018】 このような本実施例は、ガイド部材6,固定光学系2,可動光学系10が実装 された光ディスク装置に対して適用されるものであるため、実用的であり、より 高精度の光軸調整を行うことができる。また、光軸の傾きの検出に際しては、対 物レンズ5を固定治具32により固定するため、振動等によってPSDセンサ2 1への集光位置が変化することもない。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ガイド部材に沿ってセンサを移動させて光軸の 傾きを検出するため、ガイド部材を基準とした傾き検出が可能となり、十分な精 度での測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本構成を示す側面図。
【図2】表示手段による表示を示す正面図。
【図3】本考案の実施例1の構成を示す側面図。
【図4】実施例1の光軸傾き検出状態を示す側面図。
【図5】実施例1の光軸傾き検出状態を示す側面図。
【図6】実施例2の側面図。
【図7】光学ヘッドの一例を示す斜視図。
【図8】図7の部分断面図。
【図9】光軸の傾きを示す側面図。
【図10】光軸のトラッキング方向の傾きを示す側面
図。
【図11】光軸のタンジェルシャル方向の傾きを示す側
面図。
【図12】光軸の傾きを測定する従来技術の側面図。
【符号の説明】
2 固定光学系 6 ガイド部材 20 移動部材 21 センサ 22 センサアンプ 23 表示手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの出射光の光軸方向に延びるガ
    イド部材と、ガイド部材上を移動する移動部材と、移動
    部材と一体となってガイド部材上を移動するように設け
    られ光源から出射した光を受光するセンサと、センサの
    受光信号を光軸と直交するXY座標の座標位置に変換す
    る演算手段と、演算手段により変換された座標位置を可
    視表示する表示手段とを備えていることを特徴とする光
    軸傾き検出器。
JP382891U 1991-01-11 1991-01-11 光軸傾き検出器 Withdrawn JPH04103320U (ja)

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