JP2563421Y2 - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JP2563421Y2
JP2563421Y2 JP2556692U JP2556692U JP2563421Y2 JP 2563421 Y2 JP2563421 Y2 JP 2563421Y2 JP 2556692 U JP2556692 U JP 2556692U JP 2556692 U JP2556692 U JP 2556692U JP 2563421 Y2 JP2563421 Y2 JP 2563421Y2
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俊 滝島
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、光磁気ディスクから
情報を再生し、光磁気ディスクに情報を記録、消去する
光磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報のオーバライトを可能にする磁界変
調方式の光磁気ディスク装置には、光ヘッドと磁気ヘッ
ドとがアームにより光磁気ディスクを挟むように取り付
けられると共に、アームが光磁気ディスクのラジアル方
向に移動されるものがある。しかし、この光磁気ディス
ク装置では、光ヘッドと磁気ヘッドとを一体的に移動さ
せるためのアームの重量が重くなり、高速で光ヘッドと
磁気ヘッドとを移動して、高速なアクセスをすることが
困難である。さらに、このような装置では、情報の高密
度記録と共に高速なアクセスが要求されている。
【0003】このような欠点を解決するために、アーム
を取り除き、光ヘッドと磁気ヘッドと別にして、高速な
アクセスをする光磁気ディスク装置が提案されている。
この装置では、磁気ヘッドは、光ヘッドと対向して移動
するように制御され、光ヘッドと同期をとって移動され
る。このために、この装置では、光ヘッドと磁気ヘッド
との相対位置を検出することが必要になる。
【0004】光ヘッドと磁気ヘッドとを別に移動する光
磁気ディスク装置は、例えば、特開平2ー21444号
公報に開示されている。この装置は、レーザ光を射出す
るレーザ発振器を一方のヘッドのキャリッジに設け、レ
ーザ発振器からのレーザ光を磁気ヘッドに向けて反射す
る反射ミラーを備え、反射ミラーからの反射光を受光し
てレーザ光のスポットの移動量を検出する位置検出器を
他方のヘッドのキャリッジに設けている。これにより、
この装置は、光ヘッドと磁気ヘッドとの相対位置を検出
している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、光ヘッドと
磁気ヘッドとを別に移動する光磁気ディスク装置、例え
ば、特開平2ー21444号公報に開示されている光磁
気ディスク装置では、レーザ発振器と位置検出器とがそ
れぞれのヘッドのキャリッジに設けられ、反射ミラーが
キャリッジと別の部材に固定されている。
【0006】したがって、この装置では、キャリッジが
ラジアル方向に移動すると、位置検出用のレーザ光の光
路長が変化して、レーザ光の光量が変化する。このた
め、位置検出器として2分割受光素子などを用いると、
キャリッジの移動に伴ってレーザ光の光量が変化するの
で、検出感度が変化し、正確な位置検出ができない。
【0007】このために、この装置には、位置検出器と
して、高価な位置検出素子(Position Sensor Device)
しか使用できない。
【0008】この考案の目的は、このような欠点を除
き、2分割受光素子を用いて正確な相対位置検出ができ
る光磁気ディスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、その目的を
達成するため、光磁気ディスクにレーザ光を照射する光
ヘッド部と、光ヘッド部と同期して移動すると共に、光
磁気ディスクのレーザ光の照射位置に磁界を加える磁気
ヘッド部と、両ヘッドの外側に設けられた光源部と、一
方のヘッド部に取り付けられると共に、光源部からの光
束を屈折して射出する第1の屈折手段と、第1の屈折手
段からの光束を偏向して他方のヘッド部に向けて射出す
る偏向部と、他方のヘッド部に取り付けられると共に、
偏向部からの光束を屈折して射出する第2の屈折手段
と、第2の屈折手段からの光束を受光すると共に、受光
した光束の移動を検出して光ヘッド部と磁気ヘッド部と
が同期移動するための相対位置誤差信号を生成する受光
部とを有する。
【0010】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1は、この考案に係る光磁気ディスク装
置の一実施例を示す斜視図である。この光磁気ディスク
装置には、光磁気ディスク1を回転させるスピンドルモ
ータ10が設けられている。
【0012】光磁気ディスク1の一方の盤面側に、リニ
アモータ20,20と光ヘッド部30とが設けられてお
り、光磁気ディスク1の他方の盤面側に、磁気ヘッド部
40が設けられている。
【0013】リニアモータ20,20は、光磁気ディス
ク1のラジアル方向A1,A2に沿って配置された棒状
のマグネット21,21と、内側にマグネット21,2
1が取り付けられたコ字状のバックヨーク22,22
と、バックヨーク22,22の両端に取り付けられたセ
ンタヨーク23,23と、光ヘッド部30の光ヘッドキ
ャリッジ31に取り付けられると共に、非接触の状態で
マグネット21,21に巻装された光ヘッド側移送コイ
ル24,24とから構成される。
【0014】光ヘッド部30の光ヘッド32は、光ヘッ
ドキャリッジ31の載置面31Aに取り付けられてお
り、リニアモータ20,20により光磁気ディスク1の
ラジアル方向A1,A2に移動され、制御手段(図示を
省略)により光磁気ディスク1の所望のトラックにアク
セスされる。光ヘッド32は、光磁気ディスク1に情報
を記録、再生するとき、レーザ光を光磁気ディスク1に
向けて射出する。
【0015】磁気ヘッド部40の磁気ヘッド側キャリッ
ジ41は、リニアモータのコイル(図示を省略)の間
に、光ヘッドキャリッジ31と同じように取り付けられ
ている。磁気ヘッド側キャリッジ41は、このリニアモ
ータ(図示を省略)により光磁気ディスク1のラジアル
方向A1,A2に移動される。
【0016】磁気ヘッド側キャリッジ41に、光磁気デ
ィスク1と対向するように、磁気ヘッド42が取り付け
られている。磁気ヘッド42は、光ヘッド32からのレ
ーザ光が照射された位置に磁界を加えて、情報を記録、
消去する。
【0017】この磁気ヘッド42を、光ヘッド32と同
期をとって移動させるための構成について、次に説明す
る。
【0018】光源51は、光ヘッド32と磁気ヘッド4
2の外側に設けられている。そして、光源51は、光ヘ
ッド32と磁気ヘッド42との相対位置検出用の、ラジ
アル方向A2に平行な光束を、光ヘッドキャリッジ31
に向けて射出する。
【0019】光ヘッドキャリッジ31の載置面31A
に、光源51からの光束が入射するくさび形プリズム3
3が取り付けられている。第1の屈折手段であるくさび
形プリズム33の入射端面33Aがラジアル方向A2と
垂直になるように配置されており、くさび形プリズム3
3が光源51からの光束をθの角度だけ屈折して射出す
る。
【0020】くさび形プリズム33からの光束は、偏向
部としての直角プリズム61,62によりそれぞれ直角
に反射して、ラジアル方向A1に対してθの角度で磁気
ヘッド側キャリッジ41に入射する。
【0021】磁気ヘッド側キャリッジ41の載置面に
は、直角プリズム62からの光束が入射するくさび形プ
リズム43が取り付けられている。第2の屈折手段であ
るくさび形プリズム43の射出端面43Aがラジアル方
向A1と垂直になるように、かつ、光ヘッド32と磁気
ヘッド42とが光磁気ディスク1を介して対向すると
き、くさび形プリズム43がくさび形プリズム33と対
向するように配置されている。このくさび形プリズム4
3は、直角プリズム62からの光束を屈折させて、ラジ
アル方向A2と平行な光束を受光部70に向けて射出す
る。
【0022】くさび形プリズム33,43により、受光
部70に入射する光束は、光ヘッド32と磁気ヘッド4
2との相対位置の変化に伴って、次のように変化する。
【0023】磁気ヘッド42が、光ヘッド32と相対す
るとき、図2(a)に示すように、くさび形プリズム4
3から直角プリズム62までの距離が、くさび形プリズ
ム33から直角プリズム61までの距離と同じになる。
このとき、くさび形プリズム33で屈折した、光源51
からの光束は、直角プリズム61,62で反射した後、
再びくさび形プリズム43で屈折して、図2(b)に示
すように、受光部70の中央に入射する。
【0024】また、磁気ヘッド42が光ヘッド32よ
り、光磁気ディスク1の内周側に在るとき、図3(a)
に示すように、くさび形プリズム43から直角プリズム
62までの距離が、くさび形プリズム33から直角プリ
ズム61までの距離より長くなり、くさび形プリズム4
3へ入射する光束位置が移動するので、くさび形プリズ
ム43からの光束は、図3(b)に示すように、くさび
形プリズム43の射出端面43Aと平行な方向B1に移
動して受光部70に入射する。
【0025】磁気ヘッド側キャリッジ41の移動によ
り、磁気ヘッド42が光ヘッド32より光磁気ディスク
1の外周側に在るとき、くさび形プリズム43は、図4
(a)に示すように、くさび形プリズム33より直角プ
リズム62の方に位置している。このとき、くさび形プ
リズム43からの光束は、図4(b)に示すように、方
向B1と逆の方向B2に移動して受光部70に入射す
る。
【0026】受光部70は、図5に示すように、フォト
ダイオード72,73を具備する2分割受光素子71
と、演算回路74とを備えている。演算回路74は、フ
ォトダイオード72が受光面72Aで受けた光に応じて
生成する出力と、フォトダイオード73が受光面73A
で受けた光に応じて生成する出力との差をとり、相対位
置誤差信号aを発生する。なお、光磁気ディスク1の内
周または外周にかかわらず磁気ヘッド42が光ヘッド3
2と相対するときに、くさび形プリズム33と43とが
図2に示す状態になり、入射する光束のスポットの位置
が図5の一点鎖線で示すように、フォトダイオード71
の受光面71Aとフォトダイオード72の受光面72A
の両方に等しくまたがり、相対位置誤差信号aがゼロに
なる。
【0027】受光部70からの相対位置誤差信号aによ
り、制御回路(図示を省略)は、磁気ヘッド側キャリッ
ジ41を移動させるリニアモータ(図示を省略)を駆動
して、磁気ヘッド42が光ヘッド32と相対するように
制御し、磁気ヘッド42を光ヘッド32と同期移動させ
る。
【0028】このように、この実施例により、光ヘッド
キャリッジ31や磁気ヘッド側キャリッジ41が移動し
ても、光源51から受光部70までの光束の光路長がほ
とんど変化しないので、受光部70にフォトダイオード
72,73を用いた2分割受光素子が使用できる。この
結果、この実施例は、従来のように高価な位置検出素子
を用いなくても、光ヘッド32と磁気ヘッド42との相
対位置を検出できる。
【0029】なお、この実施例では、光源51と受光部
70との位置を入れ換えて用いてもよい。
【0030】また、この実施例では、くさび形プリズム
33からの光束を反射させるために、直角プリズム6
1,62を用いたが、光束を反射させるのは、これに限
定されることなく、例えばミラーなどでもよい。
【0031】また、第1,2の屈折手段としてくさび形
プリズム33,43を用いたが、この他にも、くさび形
プリズム33,43のように、光束を所定角度、屈折さ
せるようなものであれば、これに限らない。例えば、屈
折率分布を有する光学部材を用いてもよい。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、光ヘッド部と磁気ヘッド部とが移動しても、光源部
から受光部までの光路長の変化を小さくできる。これに
より、光ヘッド部と磁気ヘッド部との相対位置を検出す
るために、従来技術で用いた高価な位置検出素子の代わ
りに、例えば安価な2分割受光素子を用いることができ
る。このために、この考案は、従来に比べて装置の製造
コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】光源からの光束が受光部に入射するまでの様子
を示す図である。
【図3】光源からの光束が受光部に入射するまでの様子
を示す図である。
【図4】光源からの光束が受光部に入射するまでの様子
を示す図である。
【図5】受光部に入射する光束の位置を示す図である。
【符号の説明】 1 光磁気ディスク 30 光ヘッド部 33 くさび形プリズム 40 磁気ヘッド部 43 くさび形プリズム 51 光源 61 直角プリズム 62 直角プリズム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクにレーザ光を照射する光
    ヘッド部と、 前記光ヘッド部と同期して移動すると共に、前記光磁気
    ディスクのレーザ光の照射位置に磁界を加える磁気ヘッ
    ド部と、 前記両ヘッドの外側に設けられた光源部と、 一方の前記ヘッド部に取り付けられると共に、前記光源
    部からの光束を屈折して射出する第1の屈折手段と、 前記第1の屈折手段からの光束を偏向して他方の前記ヘ
    ッド部に向けて射出する偏向部と、 他方の前記ヘッド部に取り付けられると共に、前記偏向
    部からの光束を屈折して射出する第2の屈折手段と、 前記第2の屈折手段からの光束を受光すると共に、受光
    した光束の移動を検出して前記光ヘッド部と前記磁気ヘ
    ッド部とが同期移動するための相対位置誤差信号を生成
    する受光部とを有する光磁気ディスク装置。
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